
VARO V1レビュー

VAROといえばキーボードのイメージが強いブランドで、打鍵感が特に際立って良いですし、製品としてかなり丁寧に作ってくるメーカー。
そんなVAROが、ついにマウスを出してきました。
VARO V1です。
少し前に、工場が同じだのなんだので話題に上がっていたマウスでもありますが、今回はその辺りはいったん置いておきます。
この記事では、純粋にマウスとしてどうなのかを見ていきます。
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スペック
デザイン

カラーはホワイトのみ、アンバー系ではなくやや青っぽい真っ白タイプ。白ではなく黒系が好きな人には選択肢がありません。
コーティングはグリップ感があり、皮脂汚れなどもほとんど気になりません。

左フロントサイドには、VAROの小さなロゴがひっそりと入っています。主張はかなり控えめで、見た目としてはシンプル寄りですね。
全体的に派手なデザインではありませんが、白の清潔感とロゴの小ささもあって、デスク上ではわりと上品な感じで佇みます。
サイズとシェイプ

サイズは122×64.5×39.7mmです。
形状はLamzu Mayaシリーズに近く、トップピークが中央付近にくる扇形シェイプです。

サイズ感としてはMayaとMaya Xの中間くらいで、Mayaだと少し小さい、Maya Xだと少し大きいと感じていた人にはちょうどハマりそう。
サイド前方は逆ハの字がやや強めで、持ち上げたときに指を引っかけやすい形状になっています。

サイドのくびれもちゃんとあり、軽くつかんだときの収まりも良いです。
メインボタンのくぼみは浅めなので、指の置き場所を強く固定される感じはありません。

かぶせ、つかみ、つまみのどれでも使いやすい万能型ですが、特に扱いやすいのはつかみ〜つまみ寄りかなと思います。
ざっくり言えば、少し持ち上げやすくなった中間サイズのMaya。
手の大きさや持ち方で合う合わないはありますが、このサイズ感に焦がれていた人には最高に嬉しいマウスかも。
ビルドクオリティ
剛性
★★★★☆
左サイドややたわむ
クリックのかたつき
★★★★★
なし
ラトル音
★★★★★
なし
若干サイド部分の剛性が弱くて、強めに押すとたわみます。普通に持つ分には全く問題ありませんが、握力強くてつかみ持ちする人は気になる可能性がゼロじゃない感じ。
他の部分でいうと気になるところは特にありませんでした。
マウスボタンについて
各ボタン・スイッチの評価をしています。
メインボタン

メインボタンにはOmronのオプティカルスイッチが使われています。
クリック感はやや硬めで、跳ね返りも強め。フニャっと沈むタイプではなく、歯切れよく返ってくる押し心地です。
音は少し甲高めで、私はこのクリック音がそこまで好きじゃありませんが、押したときの感触自体は悪くありません。

ストロークは普通で、プリトラベルとポストトラベルも適度にあります。
Mayaと比べると、VARO V1の方がスナッピーで少し硬めで、クリックにしっかりした反発感が欲しい人には合うと思います。
かなり速い
400μs以下
速い
600μs以下
標準
1000μs以下
遅め
2000μs以下
かなり遅め
2000μs超
XLATでクリック応答速度を計測した結果は303μsとなっており、これは最近のゲーミングマウスとしてはかなり上位に入るスピードです。
サイドボタン

サイドボタンはやや前側に配置されています。
奥側のサイドボタン5は、少し指を伸ばして押す感覚ですが、手前側のサイドボタン4は親指を大きく折りたたまなくても届くっていうのかな。
私は結構この配置好きです…といっても手のサイズや握り方に左右されるので、Mayaを触ったことがある人なら、Mayaより少し前側にあると考えるとイメージしやすいはず。
ホイール

ホイールにはRAESHA製のオプティカルエンコーダーが採用されています。
一般的な機械式エンコーダーと違って、光学式は物理接点の摩耗が起きにくいので、長期的な耐久性やチャタリング耐性の面では有利です。ホイールの逆入力や誤検知が気になる人にとっては、ここはけっこう安心材料ですね。
スクロールはスルスルとした軽めの回転で、ノッチ感もちゃんと残っていて悪くありません。
気になったのはホイールクリックかな。連打しようとすると、どこかで硬直するようなタイミングがあります。
ホイール全体がダメというより、ホイールクリックだけ少し気になるという感じ。
重量とバランス
VARO V1の重量は、元マウスソールの実測で44.9gでした。公称45gなので、ほぼ表記通りです。

ソールをドット系に変てみましたが、0.7gほど落とせて、44.2gくらいになりました。毎回思ってますが、ドットソールでいい人はドットソールの方がおすすめ。
重量バランスも悪くなく、サイズとシェイプのわりに軽くて、持ち上げたときも扱いやすい印象。若干吸い付いてくるような感覚があります。
サイド前方に指を引っかけやすい形状なので、軽さと持ち上げやすさの相性も良いですね。
Bluetooth搭載

無線として2.4Ghzhの他、Bluetooth 6.1が搭載されています。
ボトムの電源スイッチを下に入れると、Bluetoothモードで起動。ペアリングはマウスボタン2つとホイールクリックを長押しです。
試してみようと思ったのですが、私のマザーボードGIGABYTE X870E AORUS Elite Wifi 7ではBTは5.4までしか対応していませんでした。
さらに、接続後にウェブドライバーに繋げようとしてもソフトがマウスを認識しないのでポーリングレートなどの設定も確認できません。
Bluetooth 6.1は比較的新しい規格ですが、内容としてはプライバシー強化や省電力性の改善が中心で、ゲーミングマウスの操作が劇的に速くなるようなものではないはずなので、たぶん変わらず125Hzだろうなと思います。
ゲーミングマウスとして考えると基本は2.4GHzか有線で使う人がほとんどだと思いますし、別の端末でも少し使いたい場面では便利ですが、必要かと言われると私はいらないかな。
センサーとスペック

センサーはPAW3950で、最大DPIは30,000。
MCUはNordic nRF54L15、ポーリングレートは最大8Kに対応。

地味に良いのが、Dual8Kを謳っていて、無線だけでなく有線でも8Kで使えるところ。つまり、バッテリーが切れて有線接続に切り替えた場合でも8Kのまま使えるんです。
私みたいによく充電忘れる人は、試合中に電源落ちて焦ってケーブル刺すタイプなので、そのときでもパフォーマンスが変わらないというのは嬉しいかも。
バッテリー持ち

バッテリー容量は300mAhで、軽量マウスとしてはよくある容量かな。大体は250か300が多かった気がする。
MCUがアップグレードされて省エネ化していて、私が8Kで使ってても1.5時間以上VALORANTプレイして2%しか減らなかった。マジ?さすがになんかバグってるかも。
そもそもウェブドライバーのバッテリー残量はあてにならないといえばあてにならなそうなんだけど。
ソフトウェア

ソフトウェアはウェブドライバーです。余計なソフトを常駐させなくていいですし、設定だけ済ませて終われるのでやっぱり好きですね。
1ページに設定項目がまとまっているデザイン。DPI、ポーリングレート、ボタン設定など、基本的な項目は一通り触れます。
初期状態だと画面全体のサイズ感が小さめで、Ctrl+スクロールホイールで拡大しちゃえば問題ないのですが、ブラウザを大きくしたらそれに合わせて表示も勝手に広がってほしいところ。
あと、マクロタブが左端にあるのも少し気になりました。マクロを使わない人もいるので、どこかに折りたたんでもよかった気はします。
一見整理されていそうに見えて、少しごちゃっとしている印象なので今後に期待でしょうか。
価格
価格は170ドルですが、日本円では19,800円です。
いや、レートどうなってんだという感じ。
170ドルと聞くと高く感じますが、19,800円と聞くと最近のハイエンドゲーミングマウスの中ではそこまで高すぎる値段じゃないかなと思いました。
VAROのマウス初号機としてはちょっと強めな価格設定できたかなと思いますが、全体的な完成度を見ると妥当とも思えます。
総評

VAROはキーボードの印象が強いブランドですが、V1マウスもちゃんと仕上がっています。
色々あるようですが、少なくともマウス単体の品質は良い。サイドの剛性はやや弱いけど私は使ってて気になりませんでした。
特に合いそうなのは、Maya系のシェイプが好きだけど、Mayaは小さくてMaya Xが少し大きいと感じていた人。その中間を探しているなら、VARO V1は有力な選択肢になります。
惜しいのはホイールクリックと、Bluetoothいるのか問題くらい。揚げ足とればって感じでたいした問題でもないかな。
VAROらしいクオリティを、ちゃんとマウスにも持ってきた製品です。
提供: VAROWORKS












