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G-Wolves HT-S 3370 Wireless レビュー。アップデートされた小型ワイヤレス

G-Wolves HT-S 3370 Wireless レビュー

G-Wolvesから発売されているゲーミングマウス「HT-S 3370 Wireless」をレビューしていきます。

本製品はレビューサンプルをご提供いただきました

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概要とスペック

G-Wolves HT-S 3370 Wireless」は最新センサーPMW3370を搭載した小型のワイヤレスマウス。非常に軽量でつまみ持ちに最適。

廉価版センサーを積んだ同じマウスが2021年上旬ぐらいに発売されていますが、新モデルはセンサーやボディ材質のアップデートがされています。

アップデートの内容
  • センサーがPAW3335→PMW3370に
  • カラーリングが変更
  • レシーバーが小型化

今回レビューしている個体はプロダクションコピーという先行サンプルです。これは実際に発売される製品版よりも前の段階の製品となります。

カラー半透明/水色
接続無線
シェイプ左右対称
センサーPixArt PAW 3370
DPI19,000
ポーリングレート125 ~ 1,000Hz
寸法113 x 54 x 39.5 mm
重さ59.5 g
ボタン数6
ライティングあり
ケーブル布巻き
オンボードメモリプロファイル x 1
ソフトウェアあり

同梱物

各サイドから見た外箱。正面から見て左側面には本マウスのスペックが羅列されています。

G-Wolvesではお馴染み、外箱の中にさらに箱が入ってる梱包。

付属品は非常に豊富です。

同梱物
  • マウス本体
  • マイクロUSBケーブル
  • グリップテープ
  • USBレシーバードングル
  • 延長アダプター
  • 予備のマウスフィート
  • クイックガイド

USBレシーバーと延長アダプターはこのように接続されてきました。差込口が非常に硬く、レシーバーを取り外そうとしたらレシーバーの水色の頭部分があっさり壊れてしまいました

GameGeek

無残・・

唯一の救いは綺麗にペキペキっと壊れているので、接着剤を使えば救済可能なところ。

もう1つ送られてきたマウスも同様に半分ペキっといったので、ほとんどのプロトタイプには同じ問題が見られると思います。

この問題は製品版では改善されていると聞きましたが、不安であれば延長アダプターと心中する覚悟で外さないのが一番かも。

アンテナ
旧アンテナ

以前のモデルはアンテナがつくような巨大レシーバーだったので、サイズ的はかなりコンパクトになっていて、そこに関しては素直に嬉しいところです。

デザインと性能

「G-Wolves HT-S 3370 Wireless」は左右対称のワイヤレスゲーミングマウス。サイドボタンは左側のみとなる右手用。

G-Wolvesは軽量化のためにマウス全体をハニカム形状にしており、近年のトレンドともいえるハニカムレスではありません。この点、気になる人には気になるでしょう。

今までにはない水色の半透明シェル。おもちゃっぽい見た目なのかなと思っていましたが、意外と安っぽくなくて、全然悪くない透明感です。

マウスボタンなど表面をなぞるだけならスルスルしていますが少し力を加えるとほどよくグリップします。

汚れは全く目立たないのが嬉しいポイント。脂汚れとか目に見えて汚いとモチベーションが下がりますし掃除するのが面倒ですからね。

マウスボタンの内側、つまりホイール側に少し白い傷がついていました。折角綺麗な半透明シェルなのに目立ってしまうのが残念。

サイズは実測で 113(長さ)x 54(グリップ幅)x 39.5(高さ)mm です。小型なSサイズマウス。

重さは実測で 59.5g でした。ワイヤレスマウスの中ではかなり軽い部類です。その分マウスのサイズは小さいです。

重量比で考えると、0.97:1でした。このマウスのサイズにしては比較的軽いです。

各サイドからの見た目。旧型のHT-Sに比べて、形状的な変更はありません。

「G-Wolves HT-M」を縦方向に縮めたようなシェイプで、高さをある程度維持したまま長さやグリップ幅が小さくなっています。トップのピークが高めで、マウスボタンはロープロファイル気味。後方のカーブは傾斜が結構あります。

ビルドクオリティ

ビルドクオリティはかなり良いです。トップシェルもサイド部分も補強が十分にされているため強く押してもビクともしません。軋むような音は時々少し聴こえて、特に底が鳴りますね。まぁあんまり押すことはないですけど。

振るとDPIボタンが少しラトル音を出しましたが、ゲームをプレイしていて気になるようなものではありません。

センサー

センサー位置はほぼセンターです。

センサーは最新の「PixArt PMW 3370」です。1世代前の3389に比べてエラーレートが低くなっています。

以前のPAW3335に比べると一気に最新世代まで更新された形になります。

センサーテスト

ポーリングレート1,000Hzで、それぞれDPIが400、800、1,600の時のセンサーテストを行いました。

400DPI

800DPI

1600DPI

ポーリングレートが1,000Hzでだとポジティブアクセルがかなり起きます。しかしxSumでは綺麗な波を描いているのでセンサーとしては問題ありません。

500Hzでテストすると綺麗

500HzだとxCountsも全く問題なくなりますので、ポーリングレートが悪さをしていそうです。とはいえ、使用していて問題に感じることはありませんでした。

USBレシーバーとの距離は重要

USBレシーバーからたった1.5m離れて障害物を挟んでみました。xCountsはより乱れが顕著に、そしてxSumでは分かりにくいですがラインが折れ曲がっている場所があります。これはトラッキングに問題が起こっていることを意味します。

これはこのマウスだからではなく一般論で、他のどの2.4GHzワイヤレスでも同じ状況になります。2.4GHzは低遅延ですが接続が非常に脆く、USBレシーバーとの物理的な距離が開いたり、途中で障害物があると不具合を起こします。

なるべく延長アダプターなどを使ってレシーバーを近くにしてあげるのが最善。

ご自分の環境下でセンサーテストしてみると、最大のパフォーマンスを引き出せるようになるのでおすすめです。

マウスフィート

マウスフィートは前方は小さめのものが2枚、後方はやや大きめのものが1枚貼られています。また、センサー周りにかなり太めなO型タイプ。

PTFE100%で滑りは良いです。特に他のものに張り替える必要性は感じません。

マクロで見るとやや角ばっているように見えますが、エッジの処理は問題ないと思います。

LOD

LODは 1.0mm でした。短くて優秀です。

本マウスはソフトウェアで2段階のLOD調整が可能です。デフォルトでは1mmとなっており、これを2mmに変更して再度テストすると実測では1.8mmでした。

マウスボタン

それぞれのマウスボタンについて見ていきます。

メインボタン

セパレートタイプのマウスボタン。スイッチは定評のあるKailh GM 8.0を搭載しています。

カチッと歯切れの良いクリック感で、普通にめちゃ良いです。跳ね返りは強めでストロークは少し短め。

プリトラベルはほとんどありませんが、ポストトラベルは少しあります。

サイドボタン

丸みを帯びたサイドボタンは飛び出し具合もほどよくて押しやすいです。位置は若干高めなので親指は干渉しません。グリップ力がめちゃくちゃあります。

フロント側のボタン5はクリスピーな押し心地ですが、リア側のボタン4はプリトラベルがあってフワッとした感触です。

スクロールホイール

タッチの軽い回し心地で、ノッチ感は旧型よりもしっかり感じられるようになりました。クリックの硬さは丁度良いです。

DPIボタン

DPIを変更するボタン。ホイール近くですが誤爆する心配はありません。

電源スイッチ

センサー直下に位置するスライダー式電源スイッチ。少しくぼんでいるため、爪がないと押しにくい。

先行ロットでは上下の隙間が広すぎるのか、スイッチをスライドさせると30度くらい斜めになって不恰好に。

大きな問題があるわけではなく、指ですぐ直せます。こちらも製品版では改善されているみたいです。

バッテリー

バッテリー容量は公式で明記されていないためどれくらい持つか分かりません。

スイッチをオンに倒して2・3日使っても充電残量は多少減る程度なので、ワイヤレスマウスでは平均的な50~70時間くらいかと予想しています。

ライティングもほとんどないようなものなので、そこまでバッテリーを浪費する部分もありません。

ケーブル

ケーブルは柔らかめな布巻きタイプ。淡いグレー色でスイッチやホイールの色と合ってますね。

マウスバンジーの使用も問題ありません。

結構深くまで差し込むタイプ。ケーブルは純正を使わないとはまらない可能性があります。

ライティング

目立ったライティングはありませんが、シェル内部の基盤にあるG-WolvesのロゴがRGBで光ります。

私のロットではなぜか中央付近のみ控えめに光るくらいで、ロゴがちゃんと光りませんでした。まぁ別にいいけども!

グリップテープ

グリップテープが一式付属してきます。左右のマウスボタン、両サイド、後方用に2枚。トータルで6枚セットです。

グリップ力はかなりあって指が吸い付くようになりますが、なぜこの色をチョイスした?って感じですね。折角シースルーの水色がいいのに、それを全部潰す黒色ってのは微妙です。

ただし、もしハニカムが嫌ならこの付属グリップテープを貼ってしまうのがベストかも。

ソフトウェア

公式サイトで配布されているオリジナルソフトウェアをインストールして使用可能です。

ボタンアサイン、デバウンスタイム、DPIステージ、ライティングエフェクト、ポーリングレート、そしてLODが変更可能です。さらにマクロの作成もできます。

初期ではDPIステージが7つあるのに、4〜7までが3,200で固定されているので、それらを削除してしまうか別の値に変更するのがおすすめ。

持ち方と使用感

一般的な持ち方とされる「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」の3つで持った使用感について見ていきます。

これらは個人的な感想で、持ち方や感じ方は人それぞれ違いますので参考程度にお願いします。

かぶせ持ちつかみ持ちつまみ持ち

かぶせ持ち

かなり浅く持つようなスタイル、「Razer Orochi V2」みたいなつまみっぽいかぶせならむしろ使いやすいと感じます。

かなり長さが短く小型なため、普通に手全体を覆いかぶせるように持とうとすると、指がマウスボタンより突き抜けてしまいます。手が小さければフィット感を得られるかもしれません。

つかみ持ち

つまみ持ちっぽく、シェル後方を手のひらに当てるくらいの持ち方なら持ちやすいです。どちらかというと後方のコブ的にはつかみ向けシェイプなんですよね。

手のひらをシェルに乗せて使おうとすると、指の曲がり方がキツくなります。

つまみ持ち

つまみ持ちするのに最も適したサイズ感。全体的に長さが短いため、手とマウスの間に空間が生まれてコントロールしやすいです。

左右対称シェイプかつサイドのスペースが広めなのも良いです。マウスボタンも穴があいていますが、浅く持ってもギリギリ干渉しない範囲かなと思います。

他のマウスと比較

その他のマウスと簡単に写真で比較してみます。

比較してほしいマウスがあれば Twitter までコメントください。

Finalmouse Ultralight2と比較

長さはUL2よりも短め、グリップ幅は同じくらいですが、高さはHT-Sの方があります。UL2をやや寸胴にしたのがHT-Sって感じ。

UL2はつまみ持ちでしか使えない印象ですが、HT-Sの方がもうちょっと汎用性があるかも。

CoolerMaster MM711と比較

長さはMM711の方がやや長め、グリップ幅も太め。高さだけHT-Sの方が高いです。

シェイプ的には似ているといえば似てるのですが、MM711の方が全体的に大きくて、HT-Sの方がスリムでつまみやすいです。

レビューまとめ

良いところ
  • 一風変わった半透明水色シェル
  • 3370センサー搭載
  • Kailh 8.0 GMスイッチ搭載
  • 59.5gとかなり軽量
  • つまみ持ちしやすい小型サイズ
  • ビルドクオリティは頑丈
  • 小型化されたアンテナ
  • グリップテープなど豊富な付属品
イマイチなところ
  • 全体がハニカム構造
  • 1,000Hzでポジティブアクセル発生
  • その他QC問題

以上「G-Wolves HT-S 3370 Wireless」のレビューでした。

今回レビューしたのはプロダクションコピーという先行サンプルなのを大前提として理解していただきたいのですが、私のコピーではかなり脆い部分がいくつか見つかりました。

報告した内容
  1. USBレシーバーの頭部分が壊れた。強度が弱すぎるのと、アダプターとの噛み合わせがタイトすぎる
  2. 電源スイッチが変に回転する
  3. LEDが部分的にしか光っていない
  4. 1,000Hzだとポジティブアクセルが発生する

これらは全部G-Wolvesに報告したところ、製品版では修正したと言っていましたが、実際のところ分からないです。たぶん4番は直ってないです、古いHT-Sワイヤレスからの問題だと思うので。

1番は中でもヤバめな問題で、そこが修正されていれば後は100歩譲って目を瞑れます。怪しいと思ったら延長アダプターと共に生きる決意をするか、またはたとえ壊れても接着剤で治せるので良しとするかですね。

QC問題をのぞけばマウスの性能自体は極めて良いんですよね。3370センサーは動作良好ですし、Kailh 8.0 GMスイッチの安定感は半端ないです。

これらは海外でまず発売されるので、早く欲しいとなると正規販売店から購入することになります。必然的に海外になるので、購入のハードルはほんの少し高いです。

気になったらチェックしてみてください。

G-Wolves HT-S 3370 Wireless レビュー

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