
Pulsar ZywOo The Chosen Mouse Gen2 レビュー

Pulsarから発売されたZywOo The Chosen Mouse Gen.2をレビューします。
本マウスは2サイズ展開ですので、MediumサイズとMiniサイズの両方を見ていきます。
タップできるもくじ
動画でみてみる
Gen1とGen2の違い
私はGen1を触っていないため、クリック感や実際の使用感の違いまでは断定できません。ただ、Gen2ではスペック上変更があります。
| 項目 | Gen1 | Gen2 |
|---|---|---|
| シェイプ | エルゴ | エルゴ |
| サイズ | Medium / Mini | Medium / Mini |
| 重量 | 59g / 55g | 62g / 59g |
| メインスイッチ | Huano Blue Shell Pink Dot | Pulsar Optical Switch |
| ドングル | 旧世代レシーバー | Link 8K Receiver |
| ポーリングレート | 最大8,000Hz | 最大8,000Hz |
| センサー | Pulsar XS-1 | Pulsar XS-1 |
Gen2で大きく変わったのは、重量、メインスイッチ、ドングルまわりです。
シェイプとサイズは基本的にそのままですが、重量は3〜4gほど増えており、最近の軽量化トレンドを考えると意外な変更。
メインスイッチもHuano Blue Shell Pink DotからPulsar Optical Switchへ変更されました。Gen1のメカニカルスイッチらしい感触が好きだった人からすると、ここは好みが分かれそうです。
一方でLink 8K Receiverになったことで、ドングル側からDPIやプロファイルなどを切り替えやすくなっています。
Gen2から触った私としては普通に良いマウスだと感じていますが、Gen1の軽さやHuanoスイッチを気に入っていた人からすると、少し複雑なアップデートかもしれません。
カラーとデザイン

S・Mサイズともに2色展開ですが、公式ストアではブラックが19,800円、ピンクが21,340円と、ピンクの方が少し高くなっています。限定版だからかな。
最初はピンクの方が好きだなと思っていたのですが、黒もコーティングの質感が良くて、どちらを選んでも失敗しにくいデザインです。
コーティングはかなりグリップ力があります。汗をかいてもホールド力をしっかり維持してくれるので、手に吸い付く感じは強め。ただし、ブラックは皮脂汚れが結構目立ちました。
マウスボタンの隙間に黄色いアクセントが見えるのも良いです。
さらに、ボタンの隙間にある白いパーツはLEDになっていて、DPIカラーで光らせることができます。
シェイプ

ぱっと見てすぐ分かる、可愛いずんぐりエルゴです。
左右非対称の右手用シェイプで、基本的にはかぶせ持ち向け。
形状はVAXEE Outset AXシリーズに近く、短めの全長に対して高さと横幅があります。
ただOutset AXの長さがMediumとMiniの中間という印象で、Outset AXを起点にやや大きい、やや小さいという形になります。
Medium
標準サイズ
全長
119.4mm
幅
67.5mm
高さ
43.5mm
Mini比
全長 +4.9mm
幅 +2.7mm
高さ +1.7mm
Mini
小型サイズ
全長
114.5mm
幅
64.8mm
高さ
41.8mm
Medium比
全長 -4.9mm
幅 -2.7mm
高さ -1.7mm
Mediumは全長だけ見るとそこまで長くありませんが、横幅と高さがしっかりあるため、持ったときには大きめに感じます。
右側への傾斜はしっかりある、エルゴらしい形状。
個人的にかなり良いと思ったのが、フロント側の右サイド。ここは逆ハの字になっていないエルゴも多いのですが、ちゃんと薬指あたりが引っかかる形になっています。
このおかげで、持ち上げるときに薬指が滑りにくいです。
前に詰まったような持ち方をするZywOo持ちが相性いいんだよね当然。
お尻側は短めにデザインされていて、センター付近から右外側に大きく膨らみ始め、手のひらの中で横方向の厚みをしっかり感じます。
Xlite系は後方が自然にすっぽり収まる感覚ですが、ZywOo Gen.2はもう少し角張った支え方をします。横に広く、手の中でしっかり存在感があるタイプ。
私の手は18.5 x 10.5cmですが、Miniをかぶせ持ちで使うには少し小さく感じました。どちらかというと、つかみ持ち寄りで扱った方がしっくりきます。
一方でMediumは、かぶせたときの密着感がかなり強くて良いです。
センサー位置は、本体中央から見ると少しリア寄りで、親指側に寄っている印象です。また、Outset AXよりも少し後ろ寄りに感じます。
剛性と個体差
剛性
★★★★☆
それなりに良い
クリックのかたつき
★★★★☆
許せる範囲
ホイールスクロール
★★★☆☆
上方向がうるさい
剛性は完璧ではありませんが、普通に使っていて不安になる感じはありません。
強く握れば多少のサイドのたわみはあります。ただ、使用中に気になるほどではなく実用上は問題ない範囲です。
気になったのは個体差っぽい部分。ピンクのMediumはしばらく使っていると右クリックのカタつきが本当に少しだけ気になるようになりました。ごくわずかね。
さらに、ホイールを上方向に回したときだけ、たまに異音が出ることがあります。これもMedium側で起きていますが、Miniではまったく問題ありませんでした。
困ったらサポートに相談するのが良いと思います。
重量とウェイトモジュール

Medium
62g
実測重量
119.4 × 67.5 × 43.5mm / 比率 0.177
標準的
Mini
58g
実測重量
114.5 × 64.8 × 41.8mm / 比率 0.187
標準的
最近は40〜50g台前半の軽量マウスもかなり増えているので、数値だけ見ると少し重そう。ただ、実際に持ってみると62gの数字から想像するほど重く感じません。
これはシェイプのフィット感と重量バランスがかなり効いていると思います。特に右フロントサイドの引っかかりが良く、持ち上げるときにマウスが手の中で安定します。
かぶせ持ち用のエルゴとして見るなら、この重さはそこまで懸念しなくていいかなと感じました。
さらにZywOo Gen.2には、ウェイトモジュールというユニークな機能があります。マウスを分解する必要はありますが、内部に5.8gのミニ文鎮のようなパーツを入れることで、重量と重心バランスを変えられます。
公式では微調整できるとされていますが、実際には入れるか入れないかの2択。微調整ではあるのですが、細かくチューニングするというより、軽めで使うかあえて後ろ寄りに重くするかを選ぶ機能ですね。
ウェイトを入れると、かぶせ気味に手を預けて安定させる方向に変わります。
本当に好みによるかなと。私は入れないで使っています。
このマウスは素の状態でも十分安定感があるので、わざわざ重くするより、62g前後のまま使った方がバランスは良いと思いました。
簡単に着脱できるものでもないので、一度試して好みに合う方で固定する機能だと思っておくとよさそうです。
メインボタン
メインボタンはPulsar Optical Switchです。
押し心地はちょい硬めで、スナッピー。いつものPulsar光学スイッチに近い感覚です。ストロークはやや浅めで、クリック感ははっきりしています。
Gen1のHuano Blue Shell Pink Dotが好きだった人からすると好みが分かれると思います。マイクロスイッチの感触とは違って、最近の光学スイッチらしいパキッとした方向です。
ただ、光学として見ればクリック感は悪くありません。ふにゃっとした頼りなさはないというか、はっきりとしたクリックを感じ取れます。
サイドボタン
サイドボタンは、出っ張りが強すぎず、丸みのある優しい形状です。
クリック音もマイルドで、押し心地は良いです。プリトラベルとポストトラベルはありますが、深く沈み込むような感じではないため、ふわふわしません。
普通に良いサイドボタンです。
ホイール
ホイールはスルスル回るタイプで、ノッチ感は少なめ。
軽くガンガン回したい人向けですね。カリカリとした明確なノッチ感が好きな人には少し物足りないかもしれません。
ホイールクリックは、ギリギリ硬すぎないくらいの重さです。ホイールを高速回転させてもクリック誤爆はしにくいので、このあたりのバランスは良さげ。
個人的にはもう少しノッチ感があってもよかったですが、軽いホイールが好きなら全然ありです。
ソールと滑り
ソールの滑り出しは軽めです。
引っかかりも少なく、特別クセが強いわけではないので、好みのマウスパッドと合わせれば良いかなと。
このマウス自体は安定感のあるエルゴなので、パッド側でスピードに振るかコントロールに寄せるかは好みで決めていいと思います。
底面ボタンとLink 8K Receiver
底面の電源ボタンはかなり大きめです。
スライド式のオンオフスイッチで、分かりやすくて好き。最近では珍しくDPIボタンも底面にあります。
ただ、DPIはドングル側でもワンボタンで切り替えられます。
ドングルはPulsar FS1でも見た、あのペダル型ドングルです。
正式にはLink 8K Receiverと呼ぶらしく、ちょっと大きめの8Kドングルになっています。
右側のボタンはDPI切り替えで固定されていますが、左側のファンクションボタンはソフトウェアから自由に割り当てできます。
プロファイル切り替え、ポーリングレート、ターボモード、LOD、デバウンスタイムなどを割り当て可能です。
プロファイルかターボの切り替えがおすすめかな。もしくはポーリングレート。
このドングル、結構好きなんですよね。大きめの押しボタンなので誤操作しにくく、クリック感も気持ちいいです。
ソフトウェアを開かなくても設定を切り替えられるので、Gen2の分かりやすい進化点はこのLink 8K Receiverかもしれません。
センサー
センサーはPulsar XS-1です。
最大DPIは32,000、ポーリングレートは最大8,000Hz、Turbo Modeでは20,000FPSに対応します。
スペック的には最新型に近いですが、8Kを使う場合はPC側の負荷やUSBポートの相性もありますし、常時8Kで使う必要はないと思います。
私は普段使いなら1K、検証やゲームの時に4K・8Kを使っています。
バッテリー持ち
バッテリー持ちは、8Kやターボモードを使うかどうかで大きく変わります。
ポーリングレート 8,000Hz
モーションシンク ON
ターボモード ON
46%
126分
40%
107分
35%
この形で計算すると、ざっくり100%から0%になるまでは35時間ほど。
8K+ターボの全部盛りなので、もうちょっと減るんじゃないかと思っていて。検証時に8Kが出続けてない可能性あるかも。これは私の問題な気がする。
ただ、やはり高ポーリングレートなどは必要な場面だけ使う方が安牌だと思います。Link 8K Receiverの左ボタンにプロファイル切り替えを割り当てれば一瞬で切り替え可能です。
ソフトウェア

ソフトウェアはBibimbapというWeb Driverです。
専用ソフトをインストールしなくてもブラウザ上で設定できるタイプですが、完成度はかなり高め。
ZywOoマウスで接続すると、専用っぽい背景に切り替わります。こういう細かい演出、好きです。
細かい内容は動画で解説してますのでそちらをみていただいた方が早いかと。
全体的にWeb Driverとしてかなり使いやすいです。専用ソフトを入れずにここまで細かく設定できるのはやっぱり便利ですね。
まとめ

Outset AXのような、ずんぐりふっくらしたエルゴ形状を最新スペックで使いたいなら、ZywOo The Chosen Mouse Gen.2はかなり面白い選択肢です。
特に右フロントサイドの逆ハの字が良いです。薬指がしっかり引っかかるので、62g前後という数値のわりに重さを感じにくく、持ち上げも安定します。
Mediumは、かぶせ持ちでしっかり手のひらを預けたい人向け。Miniは、小さめのエルゴをつかみ持ち気味に扱いたい人向けです。
Gen2として見ると、スイッチ変更と重量増には賛否がありそうです。Gen1の軽さやHuanoスイッチが好きだった人からすると、単純な上位互換とは言い切れないかもしれません。
ただ、Link 8K Receiverの使いやすさ、ウェブドライバーの完成度、コーティング、細かいデザインのこだわりまで含めると、Pulsarらしい完成度の高いマウスだと思います。
提供: Pulsar Gaming Gears
比較しやすいマウス候補
他にもあなたが気に入りそうなマウスはこちら。












