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Pulsar Xlite Wireless レビュー。このクオリティにしては破格なエルゴワイヤレス

Pulsar Xlite Wireless

Pulsar Gaming Gearから発売されているワイヤレスゲーミングマウス「Xlite Wireless」をレビューしていきます。

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概要とスペック

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Pulsar Xlite Wireless」は有線版「Pulsar Xlite」が無線になったもの。

細かいアップデートはあるものの、ECクローンなので安定した持ちやすいシェイプなのは変わりません。

軽量のエルゴワイヤレスとしては破格の値段です。

カラー黒 / 白
接続無線
シェイプエルゴ
センサーPixArt PAW 3370
DPI20,000
ポーリングレート~1,000Hz
寸法122.66 x 66.17 x 42 mm
重さ58g
ボタン数5
メインスイッチKailh GM 8.0
ライティングなし
ケーブルUSB-C
オンボードメモリプロファイル x 1
ソフトウェアあり

さらに詳しい技術仕様は公式サイトをご覧ください。

同梱物

頑丈な硬めの外箱。サイドにスペックが表記されています。

同梱物
  • マウス本体
  • USBレシーバー
  • USB延長アダプター
  • USB-Cケーブル
  • クイックガイドとステッカー

USBレシーバーは小型タイプ。ブランド名やマウス名がトップ部分に印字されてないのでパッと見て分かりにくい。

USBレシーバーを延長するために使う延長アダプター。モックアップかと思うくらい軽い。

2.4GHz無線は電波が弱いので、このアダプターを使ってUSBレシーバーをマウスの近くに持ってきてあげると調子良いです。

柔らかめな布巻きのUSB-Cケーブル。裏表関係ないので接続しやすい。

普通に有線版よりも柔らかいのは面白い。

デザインと性能

Pulsar Xlite Wireless」は右手用の左右非対称型マウス。

エルゴノミクス形状とも言われ、右手の力を抜いて自然な形のまま握れるシェイプをしています。

ハニカムではなく線状に肉抜きしているのが特徴的。マットタイプで、グリップ力はあまりなく滑ります。

サイズと重さ

サイズは実測で 123 x 60 x 42 mm でした。分類的にはMサイズ相当。

重さは実測で 59.5g でした。このサイズ、そして無線でバッテリーまで積んでるのにこの軽さは驚異です

重量比で考えると 0.81:1 でした。サイズに対する重量は極めて軽いです。

各サイドから見たシェイプ

シェイプは一言でいうとZOWIE EC2のクローン。ECないしIE3.0は長年愛されている形状のマウスで、盛り上がった左から右に傾斜していくのが特徴です。

右手の力を抜いて宙に浮かせてみると、人差し指より小指側が下がっているはずです。その状態で握りやすく作ったのがこのエルゴノミクス形状。

トップシェルはもちろん、両サイドも限界まで軽量化されてきます。サイドの穴は手が触れると気になる可能性が高く、人によってはグリップテープが必要になるかも。

持ち方と使用感

一般的な持ち方とされる「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」の3つで持った使用感について見ていきます。

これらは個人的な感想で、持ち方や感じ方は人それぞれ違いますので参考程度にお願いします。

かぶせ持ちつかみ持ちつまみ持ち

かぶせ持ち

かぶせ持ちに最適なECクローン。大きさはミディアムサイズなので、多くの人がフィット感を感じられると思います。リラックスした状態で持つことができます。

つかみ持ち

つかみ持ちも悪くありません。左サイドのくぼみに親指、右サイドの膨らみに薬指と小指がはまり、しっかりと力強くホールドすることができます。

つまみ持ち

つまみ持ちはイマイチ。左サイドの形状的に力を入れるのが難しく、安定しません。手が大きくて深くつまめるならアリかも。

ビルドクオリティ

底面の大胆な軽量化から一見脆そうですが、実はUSミリタリーのMIL-STD-810Gという規格のテストを通過しており、かなり頑丈です。

さすがにボトムのリア側の柱を押すと歪みますし、たぶん強く押したら折れると思います。ですが、想像よりも頑丈であることは確か

サイドやトップシェルを強く押しても歪んだり軋むようなことはありません。

強く振ってもほぼ音はしません。

センサー

センサーは「PixArt PAW 3370」を搭載しています。最大DPIは20,000。

センサー位置はややフロント寄りです。

センサーテスト

ポーリングレート1,000HzでDPIが400、800、1,600の時のセンサーテストを行いました。

本マウスは初期ロットの場合、ファームウェアアップデートを行うとセンサートラッキングが改善されます。

まだちょっとxCounts荒ぶってますけど大分マシになりますね。公式ページで下の方にスクロールしていくとダウンロードできます。

400DPI

800DPI

1600DPI

ファームウェアアップデート後でもxCountsではポジティブアクセル発生していますが、アップデート前に比べるとかなり改善されています。xSumは綺麗な波を描いています。

使用していた感じでは問題ありません。

ポーリングレート500Hz

ポーリングレートを500Hzにしてセンサーテストを行うとxCountsも綺麗におさまります。

LOD

LODは 0.7mm でした。極めて短いです。

LODはソフトウェアで1mmと2mmを選べます。

デフォルトでは1mmになっていますが、2mmにして再計測したところ、LODは 1.8mm でした。

マウスフィート

マウスフィートはフロント側に中型サイズが1枚、後方にU字型が1枚、センサー周りに四角いタイプが1枚。トータルで3枚です。

Xliteの有線版では四隅に小さいものが貼られていたのに対し、大型にアップデートされています。

100%PTFEで、滑りは良いです。エッジの丸め処理はほどほど良いので引っかかりは感じにくいと思います。

マウスボタン

それぞれのマウスボタンについて見ていきます。

メインボタン

メインボタンはシェルと一体型タイプで、人気のKailh GM 8.0を採用。カチッと歯切れのよいクリック感です。

有線版と比べるとかなり良くなっている印象を受けます。

必要な押下圧で考えると、クリックは平均よりもやや硬めです。私はどちらかというと軽い方が好きなのでちょっと連打しにくいかな。

本マウスのデバウンスタイムはソフトで変更可能です。

0msにしてクリック応答速度を測ったところ、数あるマウスの中では平均よりもやや速めの応答速度です。

サイドボタン

高めに位置しているため、あまり指に干渉しません。平べったくて幅はほどほど太め。

メインボタンに比べるとふわっとした押し心地で、クリスピーな感じは薄いです。

その代わり、軽くクリックできるので押しやすいし、連打も容易。

有線版では謎の矢印的な三角が描かれていましたが、今回からなくなったみたいです。

スクロールホイール

スクロールホイールは軽めの回し心地で、ノッチ感はやや少なめ。非常に音が静かです。

クリックはちょっと硬くて、ギリギリ及第点かなってところです。ホイールクリックが硬いと、たまに押したつもりで押せないことがあるから嫌なんですよね。

電源スイッチ

電源スイッチはスライド式。センサーのすぐ上に位置しています。

DPIの変更について

DPIボタンは存在しないのですが、DPI自体はマウスボタンの組み合わせで変更することができます。

  • 左マウスボタン+ホイールクリック+サイドボタン5の3つを同時押し3秒ほど

DPIは400、800、1600、3200の4つが用意されています。これら以外のDPIに変更したい場合はソフトウェアのインストールが必須に。

バッテリー

バッテリーは最大で70時間持つとされています。ワイヤレスマウスの中では平均的な長さですので十分。

本マウスのライティングはLEDインジケーターのみなので、ライトによるバッテリー時間の変動は少ないと思われます。

ケーブル

ケーブルは布巻きタイプ。面白いことに、有線版の「Xlite」よりもケーブルが柔らかいです。

マウス側の差込口は裏表関係なくさせるようになっています。

差し込んだ端子、横方向は少しだけ動きますが、縦方向はガッチリ固定されていて動きません。有線でも使えます。

ソフトウェア

公式サイトから「Xlite Wireless」の専用ソフトウェアをダウンロードします。これは有線版「Xlite」と共有ソフトではないので別個でインストールする必要があります。

ボタンアサイン、DPI、LEDインジケーターのライティング、ポーリングレート、LODの変更、マクロ作成などが可能です。

バッテリー残量を数字で見られるのもありがたい仕様。

他のマウスと比較

その他のマウスと簡単に写真で比較してみます。

ZOWIE EC2 DIVINAと比較

ZOWIE EC2」のDIVINAエディションと比較。

サイズ感はほとんど変わらず。マウスボタン周りの細かい形やサイドボタンなどは異なりますが、概ね同じシェイプです。

Razer DeathAdder V2 Proと比較

大型エルゴワイヤレスの「Razer DeathAdder V2 Pro」と比較。

デスアダーの方が圧倒的にデカイです。デスアダーはマウスをコントロールしているというより手が乗っかってるって感じの方が強い。手が大きいなら良き。

Xlite Wirelessのまとめ

良いところ
  • 極めて軽い59gのワイヤレス
  • 安定のECクローンシェイプ
  • 低遅延無線
  • 定評のあるKailh GM 8.0スイッチ
  • 最新のPAW3370センサー
  • ビルドクオリティ高め
  • 激安
注意点
  • DPIボタンがない
  • サイドは全部穴抜きされている
  • グリップテープの付属なし

底面を見て「うぉっ!」ってなると思うんですが、この大胆な軽量化のおかげでミディアムサイズでワイヤレスなのに59.5gという軽さです。

Finalmouse Starlight-12はもっと軽いみたいですけど、まぁそもそも買えないマウスの話なんてしても時間の無駄なので。存在しないものくらいに思ってます。

で、これが1.5万円とかだったらフゥン…って感じなんですが、定価で8,490円なのでかなり安いです。

こんな方におすすめ

以上「Pulsar Gaming Gear Xlite Wireless」のレビューでした。

ECクローンが好き方や、かぶせ持ちやつかみ持ちがメインな方で、コスパの良いフラッグシップ級ワイヤレスマウスを手に入れたいならコレです。

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Pulsar Xlite Wireless

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