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Pulsar PARASPEED レビュー。コーデュラ素材採用のスピード型マウスパッド

Pulsar PARASPEED レビュー。コーデュラ素材採用のスピード型マウスパッド

Pulsar Gaming Gearから発売されるゲーミングマウスパッド「Pulsar PARASPEED」をレビューしていきます。

本製品はレビューサンプルをご提供いただきました

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概要

Pulsar Gaming Gears
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Pulsarは「PARACONTROL」と「PARABREAK」という2つのゲーミングマウスパッドを発売しています。

今回そのシリーズに新たに加わるのがコーデュラ素材を採用した「PARASPEED」。

従来のコーデュラ生地よりも柔らかいソフトな表面となっています。

滑走速度はかなり速く、抵抗感の少ないスピードタイプを低予算で探しているならおすすめです。

同梱物

Pulsarの初期のマウスパッドはフルフラットでArtisanのようなパッケージでしたが、送料が高くつくらしいのでこのPARASPEEDからはよくある長方形タイプに変更されています。

中身はこのように丸められて袋に入ってきます。ややRはきつい巻き方で、コーデュラの素材が硬めなこともあり巻グセはきつめです。

かなり頑固な巻グセですが、重しなどを置いて一晩寝かせれば、取り出した直後よりはフラットになりました。

左端のクセはなくなるまで数日以上かかりました。

デザイン

PARASPEEDのカラーバリエーションはブラックのみ。サイズもXLのワンサイズです。

サイズ寸法
XL410x

大きめなマウスパッドでローセンシの方でも使いやすいサイズです。

特にスピードタイプのマウスパッドとなると長い距離を滑らせるのが気持ち良いので、サイズが大きいことはいいことですね。

米インビスタ社が保有するCORDURA(コーデュラ)という強靭な合成繊維を使っています。

これはミリタリー製品にも使われる耐摩耗・撥水性を備えた丈夫な素材。

従来のコーデュラ素材よりも柔らかいものを採用しているらしく、さわり心地はザラザラとしていますがマイルドめ。

マウスパッド左上にはCORDURA Fabricのタグ。

場所が場所だけに、特にマウスと干渉することはなさそうですが、ちょっと邪魔くさい。切っちゃってもいいかなと思います。

コーデュラを使っているマウスパッドはこのタグをつけることを義務付けられてるのかな?と思ったのですが、「CoolerMaster MP511」にはついてないのでそんなこともなさそう。

厚みは4mmで、一般的な3mmよりも少し厚め。

押した感じは硬めなのですが、グッと押せば少し沈み込みを感じます。コントロールのためっていうよりはある程度クッション性をもたせようとしたのかも。

360度ほつれ止め加工が行われた縁。ほつれや毛羽立ちは少なくて綺麗です。

ただし気持ち段差を感じるのと、スティッチ部分がザリザリしています。

裏面はゴムの滑り止め。

木の机で試していますが、防滑性はかなり高いです。マウス操作でズレるようなことはありませんでした。

左端がまだ完全フラットになっていない状態でもこれくらい滑らないので優秀です。

使用感

非常に速い滑走スピードで、初動は軽め

ただしハードパッドのようにツルツル滑るかというと、それに比べたらある程度の抵抗感があります。

スピード系は力を入れなくてもスルッとマウスが動くのが魅力ですが、その分ストッピング性能に欠けるという側面もあります。

トラッキングエイムがメインのゲームでは活躍しそうです。とはいえマウスパッドの滑りは好き好きなので、スピードタイプで爆破ゲーをやる人もいるとは思いますけど、私はよくエイムがブレちゃいます…。

中間フォームは強く押し込めば少しだけ沈み込むのですが、力を込めてマウスを握ってもあまり変化は感じられず、一定のスピード感を保ちます

マクロレンズで人間の目では見えないレベルまで拡大してみました。隙間なく密度の高い織り込み。

コーデュラといえばハリガネのようにびっしりと硬い繊維が敷き詰められている印象ですが、本マウスパッドも同じです。

湿気にはかなり強く、撥水性もあります。

静摩擦と動摩擦をチェック

「静摩擦」は静止した状態からマウスが動き出すのに必要な力を計測します。最初の滑り出しもそうですが、この値は低い方が微細なコントロールはしやすいです。

「動摩擦」はマウスの滑走を維持するために必要な力となります。この値は低い方がマウスが素早く滑ります。

静摩擦

結果は 49g でした。

初動としてはハードパッドに近いレベルで軽いです。

布パッドでは最速の部類となる「MPC 450」や「紫電改」と肩を並べます。

動摩擦

結果、0.96秒となりました。

同じコーデュラ素材を採用している「MPC 450」や、ガラスコーティングをした「Artisan 紫電改」よりも滑りません。

しかしコーデュラタイプの「CoolerMaster MP511」よりは速い滑走速度です。

また、布系で速いマウスパッドである「Razer Strider」や「Fnatic Dash」よりも滑ります。

割とピーキーな部類に入るマウスパッド。

PARASPEEDのメリットと注意点

良いところ
  • 非常に頑丈なCORDURA Fabric
  • XLの大きめサイズ
  • 超スピードタイプ
  • トラッキングがしやすい
  • 初動がとても軽い
  • 中間層は硬め
  • 撥水性があって湿気に強い
  • 底面の防滑ゴムは優秀
  • 低価格で買いやすい
注意点
  • 巻グセがなおるまで時間がかかる
  • 表面の汚れは目立つ
  • エッジのスティッチがややザリザリ

以上「Pulsar Gaming Gear PARASPEED」のレビューでした。

PARASPEEDの魅力

コーデュラ素材のマウスパッドって「Endgame Gear MPC 450」とか「CoolerMaster MP511」とかいくつかあるんですが、本マウスパッドはそれらの中でもかなり低価格

意外とコーデュラといっても滑りが同じわけじゃなくて、MPC450に比べたら抵抗感があります。

安いわりには耐久値はありますし、スピードタイプが欲しいなら買って損はないと思います

このマウスパッドをおすすめする方
  • 湿気に影響されない素材が良い
  • 中間フォームは硬いのが好き
  • 低予算でスピード系マウスパッドが欲しい
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