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Logicool G502 ワイヤレスレビュー。根強い人気の多ボタンワイヤレスマウス

Logicool G502 ワイヤレスレビュー。根強い人気の多ボタンワイヤレスマウス

Logicoolから発売されているワイヤレスゲーミングマウス「G502 LIGHTSPEED ワイヤレス」をレビューしていきます。

本製品はレビューサンプルをご提供いただきました

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概要とスペック

Logicool G(ロジクール G)
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Logicool G502 LIGHTSPEED ワイヤレス」は低遅延のライトスピードワイヤレスに対応していて、ラグがほぼありません。

通常のマウスは5~6ボタンくらいが普通ですが、本マウスはなんとさらに5ボタン増えて、計11ボタンも使えます。

サイドボタン2つだけじゃ足らない人にはもってこいで、好きなキーを割り当てることで、右手だけで様々な機能を引き出せるようになります。

さらに、スクロールホイールは可変式となっており、ノッチ感のあるタクタイルモードと回転し続けるフリースピンモードに切り替えることができます。

ゲームのみならず、ブラウジングや編集作業なども効率アップ間違いなしなマルチユースマウスです。

カラー
接続無線 2.4GHz
シェイプエルゴ
センサーHERO
DPI25,600
ポーリングレート~1,000Hz
寸法 mm
重さg
ボタン数11
ライティングあり
バッテリー最大60時間
ケーブル1.8m
オンボードメモリプロファイル x 5
ソフトウェアあり

同梱物

硬めの外箱。

同梱物
  • マウス本体
  • USBケーブル
  • USBレシーバー
  • USB延長アダプター
  • 重り(4gx2/2gx4)
  • アクセサリーケース
  • クイックガイドなど

外観と性能

Logicool G502 Wireless」は低遅延ライトスピードワイヤレス技術を搭載した、ボタンの多さが特徴のロングセラーマウス。

確か2018年だったかな、最も売れたゲーミングマウスだったようです。

表面素材は3種類あって、左からラバー系のテクスチャ、溝は光沢プラスチック、そして右側のシェル全体はマット仕上げとなっています。

サイドのグリップ部分には模様が刻印されていて、ラバーテクスチャとなっています。

右サイドも同じです。トップシェルは「Pro X Superlight」などと同じマット仕上げ。脂汚れがちょっと目立ちますが、手触りはスルスルしています。

サイズと重さ

サイズは実測で 131(長さ)x 58.5(グリップ幅)x 40(高さ)mm で、大きめなLサイズマウスです。

特に横幅はサムレストまで含めると73mmほどになります。

重量は実測で 114.5g でした。公称値は114gなので誤差範囲内。

近年は軽量化されたマウスばかりが目立ちますが、このマウスは超ヘビー級。軽いのよりも重いマウスが好きな人には良いですね。

しかもこのマウス、重りが付属してきて重量を増やすことができます。

2gの重りが4枚、4gの重りが2枚。トータルで16gです。

底部分のカバーはマグネットで簡易的にくっついているので、少し力を加えれば簡単に取り外せます。

センサー周りに2gが4枚。レシーバーソケットのフタの裏に4gが2枚入ります。

レシーバーソケットのフタ裏はかなりリア側になるため、重心が後ろに偏ります。重さを足すならセンサー周りからが良いでしょう。

全て重りを加えた状態では 130.3g になりました。相当重いです。

筋肉が足りなさすぎて私には荷が重く、ウェイトを使うことはありません。個人的にはむしろちょっと軽くして、80gくらいで新G502みたいなのを出してほしい。

重量比を計算したところ、1.49:1でした。このサイズのマウスとしては極めて重いという評価です。

各サイドからのシェイプ

「ゲーミング」っぽさのある尖ったデザインですね。マウスボタンの先端とか凶器。

トータルで11ものボタンがところせましと並んでいるため分かりにくいですが、右手に馴染むエルゴノミクスシェイプです。

左サイドには親指を寝かせておけるサムレストがあり、右手用のエルゴノミクスシェイプです。

両サイドの素材はラバーになっていて、普通のシェルよりもグリップ力に長けています。

トップシェルの右への傾斜はエルゴにしては軽微。両サイドともくぼみはフラットめで、ストンとカーブが落ちる印象ですね。

持ち方と使用感

一般的な持ち方とされる「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」の3つで持った使用感について見ていきます。

これらは個人的な感想で、持ち方や感じ方は人それぞれ違いますので参考程度にお願いします。

私の手のサイズは縦幅が18.5cm、横幅が10.5cmくらいで、割と平均的な大きさです。

かぶせ持ちつかみ持ちつまみ持ち

かぶせ持ち

かぶせ持ちは最もフィット感がよいです。

マウスの形状自体が力を抜いてリラックスして持つかぶせ持ちに向いているのに加え、親指をサムレストで寝かせられるのが良いです。

つかみ持ち

つかみ持ちの相性は悪くありません。

左サイドボタンは3つとも押しやすく、メインボタンの左に位置するボタン7・8も押しやすいです。

しかし、お尻の溝部分が手にあたって若干違和感を感じることがありました。ちょっとだけ尖ってるんですよね。

つまみ持ち

エルゴだけど、グリップ幅がフラット気味なためつまみ持ちにも適正があります。

また、マウスボタンが長くてどこを押してもクリック感は変わらないため、浅く持つことも可能です。

ただし、サムレストのせいで親指が若干窮屈に感じるのと、非常に重いため持ち上げた時にずっしりと重みを感じます。

ビルドクオリティ

重量級なだけあって、トップシェルあたりは強く押してもビクともしません。

サイドは強めに押すと誤クリックが発生しますが、あえて強く押さないとそうはならないため心配はいりません。握った時に軋むような感じもないです。

ただしスクロールホイールだけ振った時にカタカタいいます。チルトスイッチがあるからか、可変式だからか、どちらかはよく分かりませんが、カタツキがあるため素早くフリックした時に気になる可能性はあります。

バッテリー

バッテリーはデフォルト輝度のライティングで48時間、ライティングオフだと最大で60時間の連続使用が可能です。

最近のワイヤレスの多くは70時間程度なので、少し寿命は短い印象。

ライティングは、バッテリーインジケーター以外だとロゴくらいなものですが、結構影響しますね。輝度は20%など低めに設定しておくと長持ちします。

バッテリー残量はソフトウェア上で確認できます。

センサー

センサーはHERO 25Kを採用しています。最大DPIは25,600、最大速度は400IPS、最大加速は40G。

少し前のロットではHERO 16Kがのっていたようなので、センサーはアップグレードされました。

センサー位置はほぼセンターあたりで、グリップした時も良い位置です。

センサーテスト

ポーリングレート1,000HzでDPIが400、800、1,600の時のセンサーテストを行いました。

USBレシーバーはマウスから40cmのところに置いておきました。

センサーテストに使用したマウスパッドは「ZOWIE G-SR」。

400DPI

800DPI

1600DPI

xCountsはところどころ折り返し地点でポイントが飛んでいますが、xSumでは綺麗な波を描いているためセンサーの読み取りに問題はありません。

マウスパッドを飛燕やFnatic Dashに変えてテストしてみましたが、結果は同じでした。

このような飛び方は大体ポーリングレートが原因のことが多いのですが、本マウスも同様でした。ポーリングレートを500Hzに変更するとxCountsも綺麗な波になります。

ポーリングレートは高い方が有利なので、1,000Hzのままでの使用が良いと思います。

LOD

LODは 0.7mm でした。非常に短くて優秀です。

ソフトウェアを使ってもLODは変更することができません。

マウスフィート

マウスフィートはフロント側に2枚、リア側に1枚、サムレストの下に1枚、そしてセンサー周りに1枚。トータルで5枚貼られています。

滑りはあまり良くないです。100%PTFEのソールに比べて、マウスを滑らせると少しザリザリした感じがしますね。

Corepadなどのサードパーティ製マウスフィートを別途購入して貼り替えるのがおすすめです。

マウスボタン

それぞれのマウスボタンについて見ていきます。

メインボタン

メインボタンは細長い形状をしており、どこをクリックしても一定のフィーリング。クリック音はカチッとしていますがそこそこ静かめ。

クリックに必要な押下圧を計測したところ、かためのクリック感という結果になりましたが、実際にクリックした感覚としては軽すぎず硬すぎず、連打がしやすいです

クリックの応答速度平均的な水準。どちらかというとメカニカルの中では速い方ですが、Logicoolにしてはやや遅い方ですね。

左マウスボタンすぐ左に位置するG7・ボタン8。いずれも少しフワッと軽い押し心地ですがカチッとした音が鳴ります。

このボタンを使いこなすには訓練が必要そうですが、邪魔ということはなくて、押そうと思わないと押せないので誤クリックなどの心配はありません。

サイドボタン

サイドボタンは3つ。通常のG4とG5の他、レティクルのようなマークのボタンがあります。たぶんこれは順番的に言うとG6だと思います。

G5は大きいけどG4は小さめサイズ。押し心地は少しだけフワッとしていて、ストロークは深めです。スイッチが入る瞬間はカチッとした手応えがあります。

G6ボタンは最初可変DPIが設定されています。押している間だけDPIが変わるという機能。

このボタンは押し続けやすいようにできているため、しゃがみとかでも有用そうですね。

スクロールホイール

中が空洞になっている、ちょっと高級感を感じるスクロールホイール。

実はノッチ感のあるタクタイルモードと、回り続けるフリースピンモードで可変できます。

ホイールすぐ後ろの更新マークのようなボタンを押し込むと、カチッと大きめな音をたててモードが切り替わります。

このボタンは別のキーを割り当てられないため、トータルのボタン数に数えていません。

フリースピンにすると非常に高速に回り続けます。

縦に長いサイトをブラウズするときとか、ゲームだとジャンプなどを割り当てれば延々とジャンプし続けますね。操作性は若干難しいです。

逆にタクタイルモードだとノッチ感がかなり強く、ガリガリ回ります。

さらにこれはチルトホイールといって、左右に倒してもボタンとして機能します。

ホイールクリックはやや硬め。可変式の影響なのか、チルトホイールのせいなのか、ホイールはガタツキがけっこう気になります。

トップボタン

先ほど紹介したホイールのモードを切り替えるボタンと、そのすぐ手前はG9ボタンです。

指をかなり曲げないと届かないため、普段あまり使わない機能を割り当てるのがおすすめ。

ケーブル

ラバータイプの1.8mケーブル。特筆することはありませんが、硬いわけではなくそこそこしなやかです。それでもラバー止まりの柔らかさですね。

先端はmicroUSBです。

結構深くささるため、マウスパッドとの干渉は心配いりません。

ですがケーブルがダメになったりなくしたりしたら、替えを探すのが大変そう。入り口がちょっと特殊な形状してますからね。

逆台形になっているので、このような形状か、それよりも細いケーブルしか入らないでしょう。

ライティング

トップシェルのロジクールGロゴが光ります。RGBでエフェクトを設定することも可能。

さらにそのすぐ左上にはバッテリーインジケーターを表すLEDランプ。

これはDPIインジケーターも兼ねていて、ライトの本数で現在DPIを判断します。2本だと、DPIステージの2つめを選択しているということ。

私はちょっとこれ分かりにくいと思っていて、単純に色で分けた方が分かりやすいです。

ソフトウェア

公式サイトからダウンロードできる「G HUB」ソフトウェアを起動することで様々な設定変更が可能です。

デフォルトのDPIは「400 / 800 / 1,600 / 3,200 / 6,400」の5つ。登録できるステージ数は最大で5つです。

レポートレートも選択できますが、使うとしたら1,000Hzか500Hzです。

ボタン割り当て。トータルで11のボタンに様々なキーを割り当てることができます。

ゲームを選択すると、コマンド欄にゲーム特有のキーが表示されるので設定するのにとても便利です。

ライティングの項目。エフェクトの種類や、サイクルの速度、輝度を設定可能です。

オンボードメモリに5つまでプロファイルを保存できます。キーボタンにプロファイル切り替えを割り当てておけば、出先でもプロファイルを切り替えられます。

他のマウスと比較

その他のマウスと簡単に写真で比較してみます。

Razer Basilisk V3と比較

マウス長さグリップ幅高さ
G502WL13158.540
Basilisk V31306041.7

シェイプも機能面もどちらもかなり似ているRazer Basilisk V3との比較。

サイズ感はほとんど変わりませんが、高さがBasiliskの方が少しだけ高い。それとお尻辺りはG502の方が太めで安定感があります。

Basiliskはメインボタンが横幅いっぱいになっているので指の配置に自由が効きます。一方G502はボタンが2つ多く、機能面で優れていると言えます。

いずれもホイールはタクタイルとフリースピンにモードが切り替わりますが、Basiliskの方が後発のためかホイールのカタツキがだいぶ抑えられていて気になりません。

Logicool G502 WLの良さと注意点

良いところ
  • 低遅延ライトスピードワイヤレス
  • かぶせ持ちしやすいエルゴシェイプ
  • サイドにはグリップ力のあるラバー
  • 11ものボタン機能
  • 使いやすいチルトホイール
  • フリースピンにもなるホイール
  • ウェイトで重さの調整が可能
注意点
  • かなり重い
  • 持ち方によってはお尻の溝が気になる
  • ホイールのカタツキが気になる
  • マウスフィートは滑りにくい

以上「Logicool G502 Wireless」のレビューでした。

Logicool G502 WLの魅力

G502は11ものボタンを有しているため、フォートナイトやLoL、FF14など多くのボタンを使用するゲームにおいて非常に効果的です。

右手だけでたくさんの機能を使いたい方にはおすすめです。

また、調整可能なウェイトは面白いのですが、ウェイトなしで114.5gと相当重いため、ウェイトのせる人は筋トレも一緒にしたい方かなと思いますね…。

かぶせ持ちでハイセンシならよりこのマウスが気に入るかと思います。

こんなあなたにおすすめ
  • 多ボタンマウスで機能をたくさん割り当てたい人
Logicool G(ロジクール G)
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Logicool G502 ワイヤレスレビュー。根強い人気の多ボタンワイヤレスマウス

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