Corsair MM200 Pro レビュー。6mm厚のどっしりコントロールマウスパッド
Corsairから発売されているマウスパッド「Corsair MM200 Pro」をレビューしていきます。
概要
6mmとかなり厚みがあるのが特徴のマウスパッドで、表面は布のコントロールタイプに属します。
私が持っているマウスパッドの中でもトップクラスに滑りません。ValorantやCS:GOなど、ストッピングが重要視されるタクティカルシューターゲームにおすすめです。
コルセアには「MM200」というproの文字がつかないマウスパッドもありますが、これは本モデルよりも古くて薄手な別物です。
同梱物
黒と黄色のコルセアカラーな外箱です。
マウスパッドのぶ厚さのせいか、かなり余裕を持ったサイズ感です。緩やかに巻かれてきます。
ただし、それでも巻きグセはけっこうついてきます。かなりしつこいクセで、なおるまでは数日以上の時間がかかりました。
その他、保証ガイドの紙が入っているくらいです。
デザイン
全体的に真っ黒でシンプルな見た目をしています。ザ・マウスパッドって印象です。
サイズ | 寸法 |
---|---|
XL | 450 × 400 × 6 |
大きさはXL相当となるワンサイズのみ。FPSプレイヤーでも使いやすいサイズ感です。
私みたいなデスクマット派にはちょっと物足りないかもしれませんが、厚み6mmでその大きさのマウスパッドはめちゃくちゃ単価が上がりそうですね。誰が買うんだってレベルで。
右下には小さくコルセアのロゴ。
本マウスパッドの大きな特徴の1つはこの厚み。布っていうよりはゴムの塊を持っているみたいです。
マウスをのせてみるとこんな感じ。6mmだと「SteelSeries QCK Heavy」が確か同じ厚みでしたね。持っていないので推測でしかありませんが、同じようなフィーリングなのかなと。
中間層はほどほどの弾力で、グッと押し込めば沈み込みます。
エッジはスティッチ処理されていません。よって、縫い目による凹凸を感じることはないです。
しかし、使っているとやや毛羽立ってきたので、耐久性としてはイマイチそうな印象。
裏面はノンスリップラバーで、細かい模様が刻まれています。
滑り止めとしての性能は優秀です。木材の机で試していますが、強く揺すっても全く動く気がしません。
これはマウスパッドの自重がかなりあることも影響しているかもしれません。
使用感
布タイプで、表面は少しザラついた感触です。触っただけで「あっ、これ止めタイプだ」って分かります。
滑らないコントロールタイプで、初動はかなり重い。
マクロレンズで見てみると縫い目はこのように横方向につぶれ気味に広がっています。
私が持っているマウスパッドの中ではほぼダントツトップクラスで滑らないタイプでした。当サイトの計測では「ZOWIE G-SR」や「Xtrfy GP2」よりも滑らず、かなり滑らない「Pulsar PARABREAK」よりも遅い印象です。
相手のヘッドにエイムを一瞬で合わさなければならないような、フリックが好ましいValorantやCS:GOみたいなゲームに向いています。
厚みによる段差が気になるかな?と最初は思っていたのですが、使ってみるとそんなには気にならなかったです。
静摩擦と動摩擦を見てみる
「静摩擦」は静止した状態からマウスが動き出すのに必要な力を計測します。最初の滑り出しもそうですが、この値は低い方が微細なコントロールはしやすいです。
「動摩擦」はマウスの滑走を維持するために必要な力となります。この値は低い方がマウスが素早く滑ります。
静摩擦
結果は 81.7g でした。
コントロール系の中でもトップクラスに大きい値です。
初動やマイクロコントロールにはそれなりに力が必要ということになります。
動摩擦
結果 6.38秒 となりました。
多くのマウスパッドと比べて滑りはかなり遅く、フィーリング的にはG-SRというよりはGP2に似ています。
これは、止めたいところで正確に止めやすいとも言えますが、止めやすさに振り切っているとも見える数値です。
レビューまとめ
- 良いところ
-
- シンプルな見た目
- それなりに大きいXLサイズ
- 6mmという厚み
- ストッピングの効くコントロール系
- 値段は安め
- イマイチなところ
-
- 端は毛羽立ちやすい
- 極端にコントロールな印象
以上「Corsair MM200 Pro」のレビューでした。
ぶ厚い超コントロールタイプが好みなら一考に値する特殊なマウスパッドですね。個人的には滑らなすぎてパスって感じですが、フリックをビシッと止めたいなら使えるかもしれません。
無印のMM200と混同してしまいそうですが、異なるので注意してください。