AKRacingゲーミングチェアはどれがおすすめ?売れ筋人気モデルの特徴と選び方を徹底解説
ゲーミングチェアを販売している人気の超有名メーカーAKRacing。
そのシリーズの種類はかなり豊富で、パッとシリーズ名を聞いただけでは何を買えばいいのかよく分からないと思います。
そこで、シリーズごとの特徴をまとめてみました。
自分にぴったりのAKRacingゲーミングチェアを見つけよう!
どのシリーズがどんな人におすすめなのか?ランキングのような形式ではありませんが、あなたが最適なAKRacingと出会えるよう詳しく解説していきます。
AKRacing ゲーミングチェアについて
AKRacingは2000年に中国で発足したレーシングシートの開発会社。プロチームや大会へのカスタムゲーミングチェア提供なども積極的に行っています。
そんなAKRacingが発売しているゲーミングチェアのシリーズはさまざま。各シリーズで違いはあるものの、大元の設計は同じです。
まずはそれら 共通する特徴 について知っておきましょう。
レーシングシート
人間工学に基づいた設計 で、レーシングカーのシートのような見た目をしています。
- 高い背もたれ
- ホールド感のあるシート設計
- 体の負担を和らげるウレタンフォーム材
このような工夫が凝らされており、長時間のゲームプレイでも体に負担がかかりにくい設計 になっています。
体にダメージが蓄積しない椅子を選ぶのは、長期的な健康の面から見ても非常に重要 です。
リクライニング機能・ロッキング機能
AKRacingゲーミングチェアのリクライニング角度は なんと180° と、ほぼ水平まで倒れるようになっています。この角度まで倒せるとかなりスヤスヤできる姿勢になります。
180°まで倒さなくても、休みたい時に自分の好きな姿勢にまで倒せる のは自由度があって強みですね。
体を椅子に預けるとそれに合わせて12°まで傾いてくれるのがロッキング機能。レバーでOff/Onが可能です。
ランバーサポート
ランバーサポートは 腰部をサポートする枕 です。適度な圧力で腰を固定し、正しい姿勢へと矯正してくれる重要なパーツです。
枕の位置は上下に調整できるので、自分の腰にあたる気持ち良いところに移動させて使用しましょう。グッと寄りかかってみるとそこそこの弾力で腰まわりを支えてくれます。
ヘッドレスト
ヘッドレストは 首部を支える枕 です。理想とされる姿勢を保つためにはこれも重要なパーツとなっています。
首の位置にはまるように位置調整すれば姿勢が楽になります。いらないなと思ったら外すことも可能です。
アームレスト
アームレストはひじかけ のこと。AKRacingのアームレストには2種類のタイプがあります。
- 1D:上下の高さ調整のみ可能
- 4D:高さ・前後スライド・首振り・左右のスライドが可能
1Dよりも4Dの方が多機能となっています。自由に調整できる4Dは便利ですが、ちょっと力を加えると首振りしてしまうなどデメリット的な部分もあります。
キャスター
ポリウレタン製のキャスターで、床面へのダメージを軽減すると共に静音性にも優れています。フローリングを転がってもとても静かです。
土台部分もしっかりした印象。先端の方は足を乗っけられる滑り止めのようなものがついているのですが、座面が結構大きいため足を乗っけることはそうそうない気がします。
身長と座面高の関係性
椅子を選ぶ上で重要なのが座面高です。足の裏が床にぴったりつく、かかとが浮かないで済むような高さが良いと言われています。
身長によって最適な座面高というのは異なりますが、身長で計算するのはザックリとしていて、座高や脚の長さなんかも影響するので人によってどう感じるかは変わります。
例えば身長160cmの最適な座面高は39cm。170cmの場合は42cmとなります。これはBauhutteの計算ツールを利用してみた数値で、気になる方は自分の身長を入力してみると良いでしょう。
- 178cmの時
-
座面高が50cmあってもかかとがつきました。机が70cm高だとちょうど良いですね。
座面高が44cmになるとかなり余裕をもって膝が折れ曲がり、リラックスできます。
- 158cmの時
-
座面高が50cmだと足が届かず、かなりかかと浮いてしまいました。
座面高が44cmだとギリギリかかとがしっかりつくって感じでした。
実際に自分で座って確かめるのが一番ですが、そういうわけにもいかない方は上記を参考にモデルを選んで下さい。
どんなに見た目や機能が良くても、座面高が自分のレンジでなければおすすめできません。
シリーズの違いを簡単に説明
AKRacingにはシリーズが数多く存在します。
- 体型
- 背の高さ
- 好みの座り心地
- 好きな色
これらは人によってそれぞれ異なります。
シリーズが多いぶん、自分にとって最適なゲーミングチェアを見つける ことができるわけですが、シリーズ名を聞いただけではサッパリ違いが分からないはず。
なにがどう違うの?という疑問をまずはざっくり解消すべく、シリーズごとの特徴 について簡単に書いておきます。
シリーズ名 | 概要 | 値段(定価) |
---|---|---|
WOLF | スタンダードモデル | 40,537円 |
NITRO V2 | スタンダード+レザー | 43,593円 |
OVERTURE | 背もたれやや高め | 45,650円 |
ONE PIECE | コラボモデル | 49,800円 |
PRO-X V2 | ゆったり感のある設計 | 53,778円 |
PREMIUM | 最上位モデル | 69,800円 |
極座 V2 | 座椅子モデル | 43,593円 |
WOLF 日本人向けエントリーモデル
数あるAKRacingシリーズの中でも、最も値段が安く手の出しやすいエントリーモデル がこの「WOLF」です。
はじめてゲーミングチェアを買う方にはおすすめのモデル。
日本人の標準体型を意識し、やや座面高が低くなっています。
シリーズ中で唯一ファブリック素材を使ったモデルでもあります。
ファブリックは通気性が良いため、夏場は蒸れにくく冬場は暖かみがあるのが強みです。しかし、汚れやすく手入れがしにくいというデメリットも併せ持っています。
- 最安値のエントリーモデルが欲しい
- 座面高は低めが良い
- 通気性の良いファブリックが好み
- 背もたれは低めが好き
- 初めてゲーミングチェアを買う
NITRO V2 レザー仕様のスタンダード
AKRacingで 最もスタンダードなモデル とされるPUレザー仕様の「NITRO V2」です。
エントリーモデルの「WOLF」に比べ、座面の奥行きが深く、背もたれが少し高くなっています。座面高は変わりありません。
素材はファブリックではなく、全てPUレザー で覆われています。PUレザーは高級感があり、多少汚れても手入れがしやすくなっています。V2では耐久性が向上しています。
色はカラフルな5種類(赤・緑・青・橙・白)から選ぶことができます。
- スタンダードモデルが良い
- レザータイプが良い
- 背もたれは少し高い方が好き
- 椅子に深く座るのが好み
- 豊富な色から選びたい
OVERTURE 背もたれ高め
こちらも スタンダードモデル という位置づけの「OVERTURE」です。
「NITRO」と何が違うのかというと、より高くなった背もたれとゆったり座れる座面。
背もたれは3cm高くなり、座面高は1cm高くなっています。また、座面の幅は2cm広くなっています。
色は6色(赤・青・紫・ピンク・白・黒)から選べます。
- レザータイプが良い
- 背もたれは高いのが良い
- 椅子に深く座るのが好み
- NITROよりもゆったり座りたい
- 色は紫やピンクがどうしても良い
値段がそこそこ高くなってしまうため、「WOLF」や「NITRO」で満足な方は間違いなくそちらをおすすめします。
ONE PIECE ファンにはたまらないコラボ
大人気海賊漫画とコラボした「ONE PIECE」モデル。
背もたれの真ん中に刺繍されたワンポイントロゴがとても可愛い。
ゲーミングチェアとしての 基本的な性能は「OVERTURE」モデルと同じ です。
OVERTUREはハイバック(背もたれが高い)モデルですが、それよりも 背もたれは2cmほど低く設計 されています。座面高は少し高め。
モデルは5種類あり、(ルフィ・ゾロ・サンジ・ナミ・チョッパー)で、それぞれロゴの刺繍と色が異なります。
あれ・・ウソップ・・?どこだい・・?
- ワンピースが好き
- 他のチェアにはないデザインが良い
- レザータイプが良い
- 椅子に深く座るのが好み
- NITROよりもゆったり座りたい
PRO-X V2 厚い座面とゆったり感
厚い座面と4Dに動かせるアームレストが特徴のハイエンドモデル「PRO-X」です。
最も大きな特徴は シリーズ中いちばん厚い13cmの座面 。フカフカの座り心地です。座面高がシリーズ中最も低く見えますが、座面の厚みがあるため実はトップクラスに高いです。
また、アームレストは上下調整だけでなく左右や首振り、前後スライドなど 4方向に調整できる ようになり便利になりました。
PUレザーはV2になって耐久性が向上しています。色は4種類(赤・青・灰・白)から。
- レザータイプが良い
- 背もたれは高めが良い
- フカフカの座面が欲しい
- 4方向に調整できるアームレストが良い
- 椅子に深く座るのが好き
旧モデルは私が使用中のゲーミングチェアです。
PREMIUM こだわりの最上位モデル
各パーツにこだわってAKRacingの最上位モデルが「PREMIUM」です。
これ実は オフィスシーンでの使用を想定したハイエンドモデル です。
「PRO-X」と比べてもクッションが柔らかい、キャスターにロックがついているといった違いがあります。
色は3色(カーボンブラック・シルバー・レイブン)から選べます。色はゲーミングからガラッと変わってシックな色合いのセレクションですね。
- 1番良いやつが欲しい
- 最高級な質感と使い心地が良い
- オフィスで使いたい
- キャスターにロックが欲しい
- 4方向に調整できるアームレストが良い
このモデルに限り、値段は高くなりますが「組立済み」モデルも販売しています。組み立てるのが面倒だったり自信がなかったらこれを頼んでしまうのもアリかもしれません。
ただ、予算に余裕があまりあるのでなければ これよりも下位のモデルで十分 だと思います。ちょっと高い・・。
極坐 V2 珍しい座椅子タイプ
ローデスクスタイルの方にはコレ!座椅子型ゲーミングチェアの「極坐 V2」です。ぎょくざ と読みます。
このゲーミング座椅子は日本用に設計された限定エディション。素材はPUレザー。
背もたれや座面は通常のゲーミングチェアのものですが、シリンダーから下がすっぽりなくなっています。土台は360°回転する ように作られており、簡単に方向転換できるのが強みです。
色は3種類(赤・青・灰)から選べます。
- 座椅子のゲーミングチェアが欲しい
- 360°回転する土台が欲しい
オットマンなどのアクセサリー類
フルフラットにリクライニングした時に足をおける オットマン などがあると幸せになれるかもしれません。
色は3色(赤・青・灰)から選ぶことができます。
その他、交換可能な部品も売られています。
部分的に壊れた場合、保証の期間外になってしまったとしても安い値段でパーツだけ買って組み直せますね。
これは意外と嬉しいかも!
一緒に買っておきたいもの
ついでに紹介しておきます。
これくらいの ズレない吸着式マット などを敷いておくと床へのダメージはさらに減ります。
特に冬場はフローリングよりも暖かく感じるのでおすすめです!
吸着マットは畳やカーペット上では使えませんので、畳族はこちら。
まとめ:どのモデルがおすすめ?
全モデルの詳細スペックを比較します。
クラス | 素材 | アームレスト | 高さ | 座面幅 | 座面奥行き | 座面の厚み | 座面高 | 背もたれ高さ | 総重量 | カラー | 定価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
WOLF | ファブリック | 上下 | 124 - 131 | 39 | 54 | 10 | 33 - 40 | 91 | 28 | 全3色 | 39,800 |
NITRO V2 | PUレザー | 上下 | 125 - 132 | 37 | 56 | 10 | 33 - 40 | 92 | 28 | 全5色 | 42,800 |
OVERTURE | PUレザー | 上下 | 129 - 136.5 | 39 | 56 | 10 | 34 - 41.5 | 95 | 28 | 全6色 | 49,800 |
ONE PIECE | PUレザー | 上下 | 128 - 135 | 39 | 56 | 10 | 35 - 42 | 93 | 28 | 全5色 | 49,800 |
PRO-X V2 | PUレザー | 4D | 127 - 134 | 39 | 55 | 13 | 32 - 39 | 95 | 28 | 全4色 | 52,800 |
PREMIUM | PUレザー | 4D | 129.5 - 136 | 38 | 55 | 10 | 36.5 - 43 | 93 | 28 | 全3色 | 69,800 |
極坐 V2 | PUレザー | 4D | 99.5 | 53 | 54 | 10 | - | 92 | 27 | 全3色 | 42,800 |
初めて買う人向け
ゲーミングチェアを初めて買う人におすすめなのは、最も安いエントリーモデルの「WOLF」です。
ただしファブリックよりもPUレザーが好き、背もたれや座面の奥行きは深い方が好きな場合は「NITRO」にステップアップしておきましょう。
1番高級なモデルはどれ?
シリーズの中で最も高級なモデルは、名前の通り「PREMIUM」です。
オフィスシーンでの利用を想定されているため色は暗めですが、クッションが柔らかくなるなど各パーツの高級感が増しています。
1番安いモデルはどれ?
AKRacingで最も安いのはエントリーモデルの「WOLF」です。
定価は39,800円。
背が高い人向けはどれ?
背が高い人は、ハイバックなスタンダードモデルである「OVERTURE」や「PRO-X V2」が良いでしょう。
よりフカフカな座面が良いなら「PRO-X V2」です。
小柄な人向けはどれ?
AKRacingのシリーズで最もコンパクトなゲーミングチェアは、エントリーモデルの「WOLF」です。
大柄な人向けはどれ?
座面幅や奥行きなどはあまり違わないので、この中でおすすめするとしたら「PRO-X V2」。座面の厚みがシリーズで最も厚いので座り心地が良いのが特徴です。
これより大きいサイズとなると、DXRacerのキングシリーズ「DXK-06」
ファブリックとPUレザーどっち?
これは好みによると思います。両方のメリットを上げてみます。
このようなメリットが存在しますが、AKRacingで取り扱っているゲーミングチェアは「WOLF」をのぞいて 全てPUレザータイプ なので選択肢としてはあまりありません。
AKRacingのおすすめまとめ
以上、AKRacingから発売されているシリーズ全ての特徴を解説しました。
自分には一体どんなモデルが最適なのか?求めているゲーミングチェアはあるのか?
もしAKRacingで見つからなかった場合、さらに豊富な種類のシリーズとモデルを備えている「DXRacer
AKRacingとDXRacer、どっちを選べばいいの?という質問がよくありますが、どちらも同じくらい良いです。価格帯も同じです。
ただしDXRacerはシリーズごとのコンセプトがしっかり固まっているので、AKRacingのものより選びやすいかもしれません。また、モデルの数もかなり豊富です。
どちらも検討してみて、自分にしっくりくる見た目・サイズ・値段のゲーミングチェアを選びましょう。