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AKRacing PRO-X レビュー。最高のゲーム環境を手に入れる

AKRACING PRO-X レビュー

長時間ゲームをする人にとって、いかに快適にゲームできるか?というのはとても重要です。

プレイしている最中から肩コリや疲労感に悩まされたり、終わってみると背中や腰が痛かったり・・なんてことがあるのではないでしょうか。

快適な椅子を選ぶのはより良いゲームプレイのためにも、そして長期的な目で見た健康のためにも本当に大事。

今回、ゲーミングチェアとして有名な「AKRACING PRO-X」をご提供頂きましたので、特徴や使い心地についてレビューしていきます。

タップできるもくじ

AKRACING ゲーミングチェアについて

AKRACINGは2000年に中国で発足したレーシングシートの開発会社で、熟練の専門チームが数多く開発に関わっています。プロチームのスポンサーや大会へのカスタムゲーミングチェア提供なども精力的に行なっており、世界でも有数のトップブランドです。

そんなAKRACINGが開発しているゲーミングチェアは、人間工学に基づいた設計で体への負担が最小限に抑えられます

ゲームが終わった後に体がバキバキになっていることがありませんか?ゲームプレイ中は集中して気づかないものですが、安い椅子や体に合わない椅子に長時間座ると体には相当な負担がかかります。

腰痛

背中や腰の痛み・疲れ、肩コリ、そこから派生する頭痛、疲労感、苛立ちなど、安物の椅子だとかなりのダメージが蓄積していくことも

そんなダメージを軽減するため、長時間ゲームをプレイするために設計されたのがゲーミングチェア。ランバーサポートやヘッドレストの補助によって正しい姿勢へと矯正され、長い間座っていても疲労や痛みを感じにくくなっています

  • 高い背もたれ
  • ホールド感のあるシート設計
  • 高密度ウレタンフォームの座面
  • ランバーサポート
  • ヘッドレスト
  • ロッキング機能
  • リクライニング機能

上記のような性能を持つAKRACINGゲーミングチェアは、その名の通りゲーマーにとって最適な椅子です

それなりに値段はしますが、体への負担や長い目で見た健康面を考えた時に絶対後悔しないでしょう。

クラスごとの違い

AKRACINGシリーズは選べるクラスがいくつも用意されており、自分に合ったゲーミングチェアを探せるのが強みです。

現在、全部で7つのクラスがあります。なにがどう違うの?という疑問は最もだと思うので、リストにしたものを置いておきます。

クラス WOLF NITRO OVERTURE ONE PIECE PRO-X PREMIUM 極座V2
高さ 124 – 131 125 – 132 129 – 136.5 128 – 135 127 – 134 129.5 – 136 99.5
座面の幅 39 37 39 39 39 38 53
座面の奥行き 54 56 56 56 55 55 54
座面の厚み 10 10 10 10 13 10 10
座面高の幅 33 – 40 33 – 40 34 – 41.5 35 – 42 32 – 39 36.5 – 43
アームレスト 上下 上下 上下 上下 4D 4D 4D
背もたれ高さ 91 92 95 93 95 93 92
総重量 28 28 28 28 28 28 27
素材 ファブリック PUレザー PUレザー PUレザー PUレザー PUレザー PUレザー

今回紹介する「AKRACING PRO-X」は、座面の厚みと4D可動アームレストが大きな特徴です。

AKRACING PRO-X のスペック

椅子の高さ 127 – 134 cm
座面の幅 39 cm
座面の奥行き 55 cm
座面の厚さ 13 cm
座面高さの調整幅 32 – 39 cm
アームレスト 4D可動
アームレストの高さ 28 – 35 cm
背もたれの高さ 95 cm
耐荷重 150 kg
総重量 28 kg
素材 PUレザー
カラー グレイ / ホワイト / レッド / ブルー
保証期間 3年
  • 180°リクライニング機能
  • 12°ロッキング機能
  • 高い背もたれ
  • ホールド感のあるシート設計
  • 高さ調節可能なアームレスト
  • メタルフレーム
  • クラス4ガスシリンダー(耐荷重150kg)
  • 高密度のウレタンフォーム材
  • ランバーサポート
  • ヘッドレスト
  • ポリウレタン製キャスター
  • 3年間の保証

AKRACINGゲーミングチェアシリーズには上記のような性能を特徴があります。PRO-Xではさらに以下のような機能が加わります。

  • 4D可動アームレストで位置が自由自在
  • 厚みのある座面とゆったりした座り心地
  • 高品質なPUレザー素材

AKRACING PRO-Xを使用してみて

今回レビューしている「AKRACING PRO-X」は高機能なパーツが詰め込まれたハイエンドモデルです。

今感じているその魅力について紹介していきます。

PRO-Xの魅力

180°リクライニングのゆったり感

AKRacing PRO-X リクライニング

AKRACINGゲーミングチェアのリクライニング角度はなんと180°です。PRO-Xもしっかり180°倒れます。普通にスヤスヤ寝れてしまう角度。オットマンもあれば最強です。

180°まで倒さなくても、少し疲れて休みたい時に自分の好きな姿勢まで深く倒すことができるのが強み。

リクライニングした時の肘置き

ランバークッションの横の出っ張りが丁度よいヒジ置きになります。かなり心地よい体勢で寝られます。

PRO-X ロッキングの硬さ調整

ロッキング機能はON/OFFが可能で、硬さ調整は座面下のノブを回転させることで簡単にできます。

DXR-BKNのリクライニング
DXR-BKNのリクライニング

DXRACERのDXR-BKNは135°リクライニング+15°ロッキングですが、これが限界。30°の違いはかなり大きいです。180°倒せるのはAKRACINGならでは。

4D可動アームレストで位置が自由自在

AKRacing PRO-X アームレスト

PRO-Xのアームレスト可動域は上下だけではありません。

このように前後に動かせます。これによって、チェアをデスクに近づけてもアームレストがぶつかることがなくなります

意外とアームレストが邪魔になって、チェアとデスクの距離感に制限が出ることがあったので嬉しい機能。

角度が3段階で調節可能です。人によって体の開き方は異なりますので、角度を微調整できるのはポイント高め。

左右にも位置を微調整することができますが、ネジを緩めて動かす必要があります。

アームレストは柔らかい素材で出来ている

また、一見硬そうに見えるアームレストですが実は柔らかい素材で出来ています。体重をかけても程よい弾力があり、ヒジを傷めることはありません。

アームレストは体重を分散させるためにも重要なパーツですので、これは嬉しい。

厚みのある座面とゆったりした座り心地

座面の広さ

座面は広めに作られています。窮屈な感じは全くせず、ゆったりと座ることができます。

AKRacing PRO-X 座面の厚み

座面の厚みが他のAKRACINGシリーズに比べて3cmも厚い13cmになっているのが大きな特徴です。高密度なウレタンフォームのおかげもあって座り心地は抜群。上から強く押し込んでもかなり深く沈みます。

この厚さの違いは10cmのものに座り直してみるとすぐ感じ取れます。しばらくPRO-Xに座った後にDXR-BKNへ移動したら、座面がかなり薄く感じました

座面高

座面の厚みが増している分、地面からの座面高調整幅が低めになっています。しかし両方足すと45cmなので、WOLFOVERTUREよりも高くなる計算になります。

PRO-X 背もたれ

また、背もたれは他のクラスに比べてやや高めです。高い背もたれとヘッドレストによって、背もたれに寄りかかっても正しい姿勢を維持することができます。

PRO-Xは強化されたメタルフレームとクラス4ガスシリンダーで150kgの重量でも支えられるようになっています。

高品質なPUレザー素材

PUレザー
AKRACING PRO-XのPUレザー

シートのカバー素材は高品質なPUレザーです。ファブリック(布地)タイプよりも高級感があります。触り心地は滑らか。

以前は通気性の高いファブリックタイプを使っていたので、レザーはちょっと暑いのでは・・とか心配していました。しかし、そもそもそんな暑い部屋でゲームをすることもなくクーラーガンガンだったので杞憂でした

DXR-BKNのファブリック
DXR-BKNのファブリック素材

ファブリックは結構汚れやすく、長期間使用しているとボロボロ感が所々出てきます。PUレザーも時間が経てば劣化していきますが、これに関しては時間経過を見てみるしかないのでそのうち追記するかもしれません。

ランバーサポートとヘッドレスト

ランバーサポートは座面幅いっぱいになる大きさ。厚みも結構あります。上下は自由に動かせるので、自分の気持ち良いところで調整できます。

背中に当たるように配置し、グッと寄りかかってみるとそこそこの弾力でしっかり背中を支えてくれます。

ヘッドレストもしっかりとした出来。ちょっと硬めな印象ですが、しっかり首の位置にはまるようにすれば姿勢が楽になります。不必要であれば外すのも簡単です。本当はもうちょっと高さが調節できるとよかった。

安物椅子の低品質なランバーサポートとヘッドレストだとしっかり支えてくれないことも。この2つは正しい姿勢で座るためにも重要なパーツです。

高級感のあるベースと静かなキャスター

PRO-X のベース

ベース部分はシルバーで高級感があります。足をのせられるように、先端部分にはプラスチックカバーがついています。ただ座面が大きいのであまり足を置くことはなさそう。

ホイールはポリウレタン製のツインキャスターが5つ。フローリングを転がる時もとても静かで滑らかです。床面へのダメージも少ないですが、心配な方はマットを敷いておきましょう。

購入前に知っておきたいポイント

足がつかなきゃNG
  • 座面が厚いため、踵が地面につかない可能性も

身長によってはこのような状況になることも考えられます。足が地面につかないと正しい姿勢にならないため、ゲーミングチェアとして意味がありません

足の長さも関係するので一様には言えませんが、地面から座面の厚みを含めた高さは45cmになることを留意しておきましょう。

ダメそうな場合、座面高が比較的低いWOLFNITROがおすすめです。

組み立てにかかった時間や手間

椅子を組み立てるって結構大変そうですよね。

ですが、パーツも少なめですしそこまで難しくはありません。上記写真のパーツに加え、シリンダー、シリンダーベース、サイドのプラスチックカバーくらいです。また、ネジはトータルで8本締めるだけ。

マニュアルも丁寧なので、ゆっくり組み立てれば必ずできます。

最後、土台に乗せる時だけ力がいるので大変かもしれません。

1人でゆっくり組み立てて1時間程度かかりました。

注意事項

詳しい組み立てについては割愛しますが、組み立てる際に注意しておいた方が良い点について触れておきます。

  • 座面の下にダンボール等を敷いて作業する
  • リクライニングロックは触らない

座面の下はボルトがむき出しになっているので、そのままフローリングなどに置いて作業を始めると傷つきます。ですので、ダンボールなどを敷いて作業するようにしましょう

また、リクライニングロックを外すと、負荷がかかっていない状態では金具が勢いよく動きますので手を挟む危険性があります。なので、背もたれを取り付ける時は不用意にロックに触らないようにしましょう

これくらい注意すれば後はサクサク組み立てられます。

まとめ

AKRACING PRO-X」の機能や座り心地についてレビューしました。

長時間椅子に座ってゲームをすると、腰や背中を痛めたり、肩コリや頭痛、疲労感などに悩まされることがあります。

ゲーミングチェアは人間工学に基づいた設計で、そのようなダメージを軽減してくれます。ゲーミングチェアに座ったからといってゲームが上手くなるわけではありませんが、ゲームプレイ中の気分やパフォーマンスはきっと向上するでしょう。

AKRACING PRO-X」はその中でもハイエンドモデルとして君臨し、よりクッション性の高い座面や、自由に動くアームレストといった特徴が気に入った人におすすめできるゲーミングチェアです。

AKRACING PRO-X レビュー

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