DXRacerのおすすめはどのシリーズ?それぞれの違いや特徴をまとめて解説!

ゲーミングチェアで有名な「DXRacer」。
そのシリーズの種類はとても多く、どれを買えばベストなのか迷うかもしれません。
そこで、シリーズそれぞれの特徴とおすすめポイントをまとめました。

これを見れば自分に最適なDXRacerのゲーミングチェアが見つかるはず!
多くのシリーズはAmazonで購入可能なのですが、中には公式サイトでしか売られていないものもあります。ぜひ公式サイトもチェックしてみましょう。
DXRacer ゲーミングチェアについて
各シリーズで違いはあるものの、根幹となる設計は共通しています。
まずはDXRacerゲーミングチェアの特徴について簡単に説明しておきます。
レーシングシート

人間工学に基づいて設計されたレーシングシートのようなフレームが特徴です。
首・肩・腰などをしっかりホールドし、長時間のゲームやデスクワークでも疲れにくくなります。
また、高密度・高反発のウレタンフォームで 体の負担が軽減 されます。
リクライニング機能・ロッキング機能

DXRacerの リクライニングは135°まで可能 です。結構深くまで倒れるので、ちょっと休みたいときなどに丁度良いです。
体重を椅子に預けると、それに合わせて 最大15°まで倒れてくれるのがロッキング機能。
リクライニング機能と合わせると トータルで150° まで倒せることになります。
ランバーサポート・ヘッドレスト
ランバーサポートは腰部をサポートするピロー。適度な圧力で腰を固定し、正しい姿勢へと矯正してくれる重要なパーツです。
上下に位置調節できるので、自分の腰にしっかり当たる部分に移動させて理想の姿勢を維持しましょう。
ヘッドレストは首部を支えるピロー。これをランバーサポートと合わせて使うことで正しい姿勢を維持できます。
使い心地によっては位置を調節、または外してもOK。
アームレスト

アームレストとはひじ掛けのこと。このアームレストには3つのタイプが存在します。
- 1D:高さのみ調整可能
- 3D:高さ・前後スライド・首振りが可能
- 4D:3Dに加えて左右のスライドが可能
身長と座面高の関係性

椅子を選ぶ上で重要なのが座面高です。足の裏が床にぴったりつく、かかとが浮かないで済むような高さが良いと言われています。
身長によって最適な座面高というのは異なりますが、身長で計算するのはザックリとしていて、座高や脚の長さなんかも影響するので人によってどう感じるかは変わります。
例えば身長160cmの最適な座面高は39cm。170cmの場合は42cmとなります。これはBauhutteの計算ツールを利用してみた数値で、気になる方は自分の身長を入力してみると良いでしょう。
- 178cmの時
-
座面高が50cmあってもかかとがつきました。机が70cm高だとちょうど良いですね。
座面高が44cmになるとかなり余裕をもって膝が折れ曲がり、リラックスできます。
- 158cmの時
-
座面高が50cmだと足が届かず、かなりかかと浮いてしまいました。
座面高が44cmだとギリギリかかとがしっかりつくって感じでした。
実際に自分で座って確かめるのが一番ですが、そういうわけにもいかない方は上記を参考にモデルを選んで下さい。
どんなに見た目や機能が良くても、座面高が自分のレンジでなければおすすめできません。
シリーズの違いをざっくり説明
「DXRacer」には異なるシリーズが多く存在しており、パッと名前を聞いただけでは何がどう違うのかよくわかりません。
この後それぞれ詳しく説明しますが、まずはざっくりと どのシリーズはどういった特徴があるのか ここに書いておきます。
シリーズ名 | 概要 | 値段(定価) |
---|---|---|
フォーミュラ | スタンダードモデル | 29,800円 – 39,800円 |
ドリフティング | 背もたれ低めでワイド座面 | 45,800円 – 49,800円 |
エア | メッシュモデル | 49,800円 – 59,800円 |
スペシャルエディション | コラボ商品 | 49,800円 |
「フォーミュラ」スタンダードな定番シリーズ

最もスタンダードなゲーミングチェアという位置づけで、細身〜普通の体型の人向けとされています。また、推奨身長は 155〜175cm となっています。
DXRacerシリーズの中でも 最も人気のある定番モデル です。
最安値の代表モデル「DXR」
最安値かつ最もスタンダードなDXRacerのゲーミングチェアが「DXR」です。
しっかりとした作りのゲーミングチェアなのに、手が出しやすい低価格でとても人気の商品。私も数年間愛用していました。
初めてゲーミングチェアを買ってみようという方にはとてもおすすめのモデル です。
ファブリック素材なので通気性は良いですが、使っていると布に使用感が出てきます。カラーバリエーションには赤と黒があります。
- 安価でしっかりしたスタンダードが良い
- 通気性の良いファブリックが好み
- 初めてゲーミングチェアを買う

PUレザー素材を使用した「DXZ」
DXRがファブリック素材なのに対し、「DXZ」は 高級感のあるPUレザーを採用 しています。
DXRと比べて背もたれの高さが2cmほど低い82cmとなっていて、やや低めの背もたれ となっています。また、座面高は1cm高くなっています。
カラーバリエーションが4種類にグッと増えています。
- スタンダードモデルが良い
- レザータイプが良い
- 背もたれは少し低い方が好き
- 豊富な色から選びたい
ファブリック+PUレザーの「DX-11」
高撥水のハイグレードファブリックとPUレザーが組み合わさったモデル。
同シリーズの他のモデルと比べて、3Dアームレスト機能が追加されています。肘掛けの高さ調整・前後スライド・横の角度調整をすることができます。
この3Dアームレストがあること、そしてフットベースがアルミ製になっていることを考えると、同値段のDXZやDX-57SVと比べて少し高機能と言えるでしょう。
カラーバリエーションは非常に豊かなので、ファブリック系で好きな色を選びたいならこのモデルがおすすめです。
- ファブリックとPUレザーの組み合わせが良い
- アームレストを動かしたい
- 同シリーズの他のモデルよりちょっと高機能が良い
- 豊富なカラーから選びたい
フォーミュラシリーズのまとめ
フォーミュラシリーズの各モデルの詳細スペックを比較します。
モデル | DXR | DXZ | DX-11 |
---|---|---|---|
写真 | ![]() | ![]() | ![]() |
素材 | スタンダードファブリック | PUレザー | ハイグレードファブリック+ PUレザー |
アームレスト | 1D | 1D | 3D |
フットベース | 強化ナイロン樹脂 | 強化ナイロン樹脂 | アルミ |
背もたれの高さ | 84cm | 82cm | 84cm |
座面高 | 41-51cm | 42-52cm | 42-52cm |
座面幅 | 38cm | 38cm | 38cm |
座面奥行き | 44cm | 44cm | 44cm |
座面の厚み | 10cm | 10cm | 10cm |
カラー | 赤・黒 | 全7色 | 全10色 |
1番のおすすめは安価でスタンダードな人気モデル「DXR」です。特に初めてゲーミングチェアを買う人にはおすすめです。
もうちょっと高機能でレザーが良いなら「DX-11」がおすすめ。3Dアームレストがついてきて、フットベースもアルミになっています。
「ドリフティング」背もたれが低めなシリーズ

スタンダードなフォーミュラに比べて、背もたれが低くなったシリーズ。
座面の幅と奥行きも広くなったワイドモデルで、ホールド感が比較的少なくゆったり座ることができます。
ダイアモンドカットの「DH-73」
素材はPUレザーで、背もたれと座面に 高級感のあるダイアモンドカットデザイン が採用されています。格子状の縫い目により生地が縮小して やや硬い座り心地 。
ゆったりホールドなのでオフィスデスクワークなどにも適しています。
座面の奥行きは同シリーズの他モデルよりも2cm深い52cm。座面の厚みはフォーミュラシリーズよりも1cm薄い9cmですが、座面高は最低43cmと少し高めになっています。
ベースはアルミで出来ており、耐久度は高めです。
- 座面は広くゆったりしてる方が良い
- 硬めの座り心地が良い
- ダイアモンドカットデザインが気に入った
やや柔らかい座り心地の「DX-03」
PUレザーで、通常デザインとなったドリフティングシリーズモデル。ダイアモンドカットじゃない分、DH-73に比べると座り心地はやや柔らかい 。
座面奥行きはDH-73よりも浅くなっています。座面高は最低41cmとやや低め に設定されていますので安心です。座面が高すぎると足が届かないなんて可能性もありますからね。
オフィスでの使用も視野に入れられていて、カラーバリエーションも赤と黒の2種類と少ないです。黒はかなりオフィスチェアっぽい。フットベースはアルミ。
- 座面は広くゆったりしているのが好き
- 普通のデザインが良い
- やや柔らかい座り心地が好み
- 背もたれ・座面高は低めが良い
低めの座面と高いコスパ「DX-61」
他のドリフティングシリーズに比べて 低めの座面とやや安くなった値段が特徴 です。
ほとんど「DX-03」とサイズ感は一緒で、単純に ベースがアルミではなく強化ナイロン樹脂製 になっています。耐久度は少し落ちますが、安く済ませることができます。
色はカラフルな4種類から。
- 座面は広くゆったりしてるのが好き
- 背もたれ・座面ともに低めが良い
- なるべく安くすませたい
ドリフティングシリーズのまとめ
ドリフティングシリーズの各モデルの詳細スペックを比較します。
モデル名 | DH-73 | DX-03 | DX-61 |
---|---|---|---|
写真 | ![]() | ![]() | ![]() |
素材 | PUレザー | PUレザー | PUレザー |
アームレスト | 1D | 1D | 1D |
フットベース | アルミ | アルミ | 強化ナイロン樹脂 |
背もたれの高さ | 82cm | 81cm | 81cm |
座面高 | 43-52cm | 41-50cm | 41-50cm |
座面幅 | 38cm | 38cm | 38cm |
座面奥行き | 52cm | 50cm | 50cm |
座面の厚み | 9cm | 9cm | 9cm |
カラー | 全4色 | 赤・黒 | 全4色 |
この中で1番のおすすめはコスパの良い「DX-61」。座面・背もたれともに低めにできていて、かつカラフルな4色からカラーを選ぶことが出来ます。
「エア」通気性抜群のエアメッシュシリーズ

通気性の高いフルエアメッシュ製となったゲーミングチェアのAIRシリーズ。長時間座っていて背中や座面が蒸れてしっとりとしてしまう・・そんなのが嫌な方におすすめ。
ハイスペックなプロモデル「AH-7200」
DXRacerの今までのゲーミングチェアとは違い、座面や背面が全てメッシュになった通気性抜群の快適なモデル。
基本の素材はポリエステルエアメッシュで、伸縮や冷却性に優れます。多くのゲーミングチェアはPUレザーやファブリックを採用しているため、蒸れやすいのが難点でしたがこのモデルではその部分を改善しています。
プロモデルではブラック・シアン・レッドと3色のカラー展開。アームの可動方向が多い4Dアームレストや、座面チルトロック機能などを搭載しています。フットベースがアルミ合金になるなど、カジュアルモデルに比べて随所でアップグレード。
ただしプロモデルは170~190cmが推奨身長とちょっと大きめサイズです。カジュアルモデルは150cm~180cmなので、そっちの方がフィットしそうな方は今後発売するカジュアルモデルを待った方が良いです。
- 背は高め
- メッシュの通気性が欲しい
- 最新型が欲しい
エアシリーズのまとめ
エアシリーズの各モデルの詳細スペックを比較します。カジュアルモデルは10月発売となっています。
モデル名 | AH-7200 |
---|---|
写真 | ![]() |
素材 | ポリエステルエアメッシュ |
アームレスト | 4D |
フットベース | アルミ |
背もたれの高さ | 88cm |
座面高 | 47-54cm |
座面幅 | 50cm |
座面奥行き | 47cm |
座面の厚み | – |
ロッキング | 15度ロッキング+チルトロック |
キャスター | 6cmウレタン樹脂 |
耐荷重 | 約110kg |
推奨身長 | 170 – 190cm |
カラー | 全3色 |
現状はこのエアプロ一択です。
スペシャルエディション
ゲームやチームなどとコラボしている限定バージョンです。ほとんどのモデルは ハイバックのレーシングシリーズをベース に作られているため、背丈がある程度ある人じゃないと満足の行く座り心地を得られないかもしれません。
これらはほとんどAmazonなどでは売っていないため、DXRacer公式サイト から購入するのが良い でしょう。
スペックはほとんど同じ
素材 | PUレザー |
アームレスト | 3D |
フットベース | アルミ |
背もたれの高さ | 86cm |
座面高 | 46-55cm |
座面幅 | 36cm |
座面奥行き | 45cm |
座面の厚み | 非公開 |
記事投稿時点で出ているモデルをさらっと紹介しておきます。
DetonatioN Gaming Limited V2
プロチーム DetonatioN とコラボしたモデル。ハイバックのレーシングシリーズモデルがベースとなっています。
忍ism Gaming Limited
忍ismとコラボしたハイバックモデル。
その他のアクセサリー
DXRacerではフットレストも販売しています。5色から選ぶことができ、サイズは高さが41-50cmで可変します。幅63cmで奥行き63cm。
キャスター付きで、フットレストだけでなくちょっとした腰掛けにも使えるようになてちます。
公式サイトで購入すると良い理由
これら「DXRacer」のゲーミングチェアはAmazonでも売っています。
しかし、色やモデルが限られていることがあるため、もしAmazonで見当たらないなと思ったら 公式サイト から購入することをおすすめします。粗悪品を掴まされるようなこともないので安心です。
まとめ:どのモデルが最適かチェック
ここで全モデルの詳細スペックを比較してみます。
シリーズ | モデル | 素材 | アームレスト | フットベース | 背もたれの高さ | 座面高 | 座面幅 | 座面奥行き | 座面の厚み | カラー | 推奨身長 | 耐荷重 | 定価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フォーミュラ | DXR | ファブリック | 1D | 強化ナイロン樹脂 | 84cm | 41-51cm | 38cm | 44cm | 10cm | 赤・黒 | 155-175cm | 90kg | 29,800 |
フォーミュラ | DXZ | PUレザー | 1D | 強化ナイロン樹脂 | 82cm | 42-52cm | 38cm | 44cm | 10cm | 全7色 | - | - | 39,800 |
フォーミュラ | DX-11 | ファブリック+ PUレザー | 3D | アルミ | 84cm | 42-52cm | 38cm | 44cm | 10cm | 全10色 | - | - | 39,800 |
ドリフティング | DH-73 | PUレザー | 1D | アルミ | 82cm | 43-52cm | 38cm | 52cm | 9cm | 全4色 | - | - | 47,800 |
ドリフティング | DX-03 | PUレザー | 1D | アルミ | 81cm | 41-50cm | 38cm | 50cm | 9cm | 赤・黒 | - | - | 49,800 |
ドリフティング | DX-61 | PUレザー | 1D | 強化ナイロン樹脂 | 81cm | 41-50cm | 38cm | 50cm | 9cm | 全4色 | - | - | 45,800 |
エア | AH-7200 | ポリエステルエアメッシュ | 4D | アルミ | 88cm | 47-54cm | 50cm | 47cm | - | 全3色 | 170-190cm | 110kg | 59,800 |
1番人気なモデルが欲しい
最も人気なのは安価でスタンダードなモデル「DXR」です。初めてのゲーミングチェアを考えている方はこちらをおすすめします。
1番高級なモデルはどれ?
DXRacerで現状最も高いモデルはエアメッシュタイプの「AH-7200」です。
1番安いモデルが欲しい
最も安いモデルはクイーンシリーズの「DXJ」ですが、かなりコンパクトサイズになっているのとアームレストやピロー系が付属しません。ですので、ゲーミングチェアとして考えると「DXR」が最も安いことになります。
背が高い
背が170cm~190cmの方に向けたハイバックタイプであるエアプロ「AH-7200」がおすすめ。
小柄な人向け
ゲーミングチェアとして一番コンパクトなものを求めるなら定番の「DXR」です。
大柄な人向け
シリーズ内で最も大きいキングシリーズの「DXK-06」がおすすめ。
ちょっと大きすぎると感じたらそれよりも少し小さくなったヴァルキリーシリーズの「VB-03」。こちらは刺繍もインパクトがあってオシャレです。
ファブリックとPUレザーどっち?
これは好みによると思います。両方のメリットを上げてみます。
私が以前使用していた「DXR-BKN」はファブリックタイプでした。現在はPUレザータイプのものを利用していますが、どちらも長所がありますし短所もあります。
レザーが好きならPUレザー、こだわりがないならファブリックでも全く問題ないでしょう。ただし、ファブリックは汚れると綺麗になりにくい というデメリットがあります。
汚れに敏感な方は PUレザーの方が手入れがしやすい ので良いかもしれません。
最新型のエアメッシュモデルは蒸れにくさで言えばトップになりますので、そこを重視するならエアメッシュにしましょう。
さいごに
以上、DXRacerから出ているシリーズとモデル全ての特徴を解説しました。
どのシリーズがどんな特徴があって、自分にはどのモデルが最適なのか?

椅子は自分の体に合ったものを選ぶのが重要!
体に合わない椅子を使い続けるとかえってダメージが蓄積してしまうかもしれません。
これだけ種類が多いと選ぶのも大変ですが、この記事がある程度の指針になればと思います。