
VAXEE NP-01S V3 レビュー

VAXEEからNP-01Sの新モデル、NP-01S V3が登場しました。
NP-01Sはもともと独特なハーフエルゴ形状で人気のあるマウスですが、V3ではセンサー位置、ソール、サイドボタン、ドングルなどが大きく変わりました。
タップできるもくじ
動画で見てみる
チャンネル登録 よろしくお願いします。
デザイン・コーティング

新色のパープルカラーです。
VAXEEらしい落ち着いたトーンで、紫と言っても派手な感じではありません。
コーティングはさらさら系で、完全に手が乾いている状態だと少し滑りやすいですが、ちょっとでもしっとりしてくると一気にグリップ力が出ます。
指が抜けにくく、手に吸い付くように持てます。
VAXEEのコーティングが好きな人なら、今回も安心して使えます。
NP-01Sはどんな形か

NP-01Sは、VAXEE独特のハーフエルゴ形状を採用しています。
一般的なエルゴマウスというと、Razer DeathAdderのように右手に合わせてトップが大きく傾いていたり、左右で形状差がはっきりしていたりするものが多いです。
ただ、NP-01Sは少し違い、左のくぼみや右のせり出しはありつつも、トップがフラットめになっている。この左右対称っぽさとエルゴっぽさが混ざっているので、ハーフエルゴと呼ばれます。
サイズは119.8×63×37mmと、一般的なエルゴマウスに比べるとややコンパクトです。
一番扱いやすいのはつかみ持ちだと思います。
万人向けのシェイプではないかなーと思いますが、左右対称マウスだと手に馴染まない…でも大きいエルゴだと手との密着感が強すぎる…!みたいに、その中間を探している人には面白い選択肢です。
重さ
実測重量は57.6gでした。
V2から大きく変わっているわけではなく、今の基準だと軽量マウスとは言いにくいですが、持った時に中身がしっかり詰まっているようなVAXEEらしい密度感はあります。
重すぎるとは思いませんし、形やクリック感、剛性を考えるとバランスは悪くありません。
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは高いです。
クリックのガタつきや振った時のラトル音はありません。
サイドをかなり強く押し込むと、ほんの少したわみを感じるかもしれませんが、普通に使っていて気になるレベルではないです。
毎回こういうチェックをする時に思うんですが、そこまで強くサイドを押し込んで使う場面はほぼないんですよね。
一応チェックとして強めに押してみましたが、実使用では問題ないと思います。
V2とV3の違い
V2では設定用のボタンを含めて底面に2つボタンがありましたが、V3では基本的に電源ボタンのみになりました。
DPIやポーリングレート、プロファイルなどの設定変更は、新しいドングル側へ移動しています。
ソールも変わりました。V3ではソール面積が広くなり、ボトムのかなり外側までソールが来るようになっています。接地面が広くなったことで、滑りの安定感は少し増したように感じます。
サイドボタンも変更されています。V3のサイドボタンは中央が少し盛り上がっていて、表面もつやありではなく、少しマット寄りです。V2より立体的になったことで、親指で触った時にボタンの位置を捉えやすくなりました。サイドボタンを多用する人には地味にありがたい変更です。
センサー位置の変更
V3でかなり大きいのが、センサー位置の変更。
V2ではセンサーがやや外側にありましたが、V3では少し内側へ移動しています。
私としては、V3の方がカーソルの動きが自然に感じました。手で支えている位置とセンサーの位置が近くなったことで、マウスを動かした時のズレ感が少なくなったように思います。
とはいえ、最初に違和感があったとしても、たぶんすぐ慣れる範囲だと思います。
マウスソール

ストックソールはそのままでも十分使いやすいです。変な引っかかりはなく、角も丸め処理されています。
今回の個体にはUnusual Way Sportsの専用ソールが付属していました。製品版に必ず付属するのかは確認中ですが、UWSのソールはクオリティが安定しているので、付いてくるなら普通に嬉しいです。
私はしばらくストックソールのまま使うと思います。摩耗してきたらUWSに交換するくらいで良さそうです。
メインボタン
メインスイッチのクリック感は良いです。
プリトラベルは少なく、フロント側でもセンター側でもクリック感が大きく崩れません。指の置き位置に対して許容範囲が広く、どこを押してもちゃんと押した感触が返ってきます。
V2よりわずかに硬くなったとも言えますが、単に重くなったというより、クリックの輪郭がはっきりした感じ。
サイドボタン

サイドボタンは、V3で形状が変わったことで押しやすくなりました。ボタン中央に立体感があり、親指で触った時に位置が分かりやすいです。
V2と比べるとストロークは少し深くなっていますが、押しにくいわけではありません。
クリック音はメインボタンよりも小さめで、音もマイルドです。サイドボタンを多用するゲームでも、押し込みにくさは感じませんでした。
ホイール
ホイールは適度なノッチ感があり、コリコリとしたフィーリング。
普段使いでもゲーム中でも問題なく使えますが、ホイールクリックは時々少し硬く感じることがあります。
連打するような使い方だと、少しスパムしにくいかもしれません。
一方で、硬めに感じるわりには、強めにホイールを弾いた時に誤爆する可能性もあります。
ここはベストとは言い切れないです。
Core1センサーとCoreLink
センサーはCore1。ワイヤレス技術にはCoreLinkが採用されています。
VAXEEとしては、より手の動きに忠実なトラッキングを目指したとのことです。
もともとVAXEEのトラッキング性能に不満はありませんでした。V2の時点でも十分高性能です。
そのため、V3にした瞬間に別世界になるかと言われると、少なくとも私にはそこまで大きな違いは分かりませんでした。
従来のVAXEEの操作感を残したまま、細かい部分を詰めてきたアップデートですね。
バッテリー持ち
バッテリー残量はWeb Driver上で確認できます。
| 競技モード | ポーリングレート | バッテリー持続時間の目安 |
|---|---|---|
| オン | 8K | 19〜23.9時間 |
| オン | 1K | 26.1〜32.6時間 |
| オフ | 4K | 37.2〜46.5時間 |
| オフ | 1K | 78.6〜98.3時間 |
競技モードオフでは8Kは使えません。
なので、使い方としてはゲーム用プロファイルを競技モードオン、8Kにしておき、普段使い用プロファイルを標準モード、1Kにしておくのが良さそうです。
ゲームをする時だけ8Kに切り替えて、普段は1Kでバッテリーを節約する。
と言いつつ、私は切り替えるのをよく忘れるので、だいたい8Kのまま使っています。
充電は0%から100%まで2時間弱。常時8Kで使うと充電頻度は上がりますが、気づいた時に充電すれば十分使い続けられます。
新ドングル

今回かなり目立つのが新しいドングル。でかいです。
上にあるボタンが押しやすく、DPI、ポーリングレート、プロファイルなどの操作は基本的にこのドングル側で行います。
どのボタンが何なのかドングル本体に書いてあるのもありがたいです。
プロファイル切り替えとWeb Driver
新ドングルで一番良いと思ったのは、プロファイル切り替え。
あらかじめ自分の好きな設定を保存しておき、最大3つまでボタンで切り替えられます。
VAXEEは昔からハードウェア側で完結する設計が強かったですが、V3では設定まわりが現代的になってきました。
価格
価格は26,000円。ここは少し悩ましいです。
従来のVAXEE Wirelessシリーズは23,450円だったので、約2,550円の値上げです。
以前のVAXEEは、性能やビルドクオリティはかなり高いのに、他社のフラッグシップより少し安いという魅力がありました。ただ、26,000円になるとLogicoolやRazerの最新フラッグシップとかなり近い価格帯になります。
そうなると、価格面での買いやすさは少し薄れるかなと。
たぶん新ドングルのコストもあると思いますし、今後のVAXEE Wirelessシリーズはこの価格が標準になっていくのかもしれません。
まとめ

NP-01Sの形が好きなら、V3は完成度の高いアップデートです。
シェイプそのものはNP-01Sの良さを残しながら、センサー位置、無線技術、ソール、サイドボタン、ドングル、Web Driverまわりが最新のVAXEE仕様に更新されています。
特にセンサー位置の変更とプロファイル切り替えは良かったです。
NP-01Sの形が好きな人、VAXEEのクリック感やコーティングが好きな人なら、V3はかなり満足度が高いはず。
逆に、NP-01Sの形にハマるか分からない人は、まずこの独特なハーフエルゴ形状が自分に合うかを考えた方がいいです。
そして…今回のパープルカラーは普通におすすめです。












