Xtrfy B4 レビュー。安定感抜群な変わった見た目のコンパクトマウスバンジー
マウスバンジー「Xtrfy B4」のレビューをしていきます。
どっしりとした四角形のベースにストローのようなシリコンアームが飛び出した面白い形状のマウスバンジー。
本製品はレビューサンプルとしてブラックを提供して頂きました。
使い心地などについてチェックしていきます!
動画で見てみる
Xtrfy B4 概要
「Xtrfy B4」はマウスケーブルを整理するためのマウスバンジー。マウスバンジーはケーブルによるテンションをなるべく減らしてくれるサポートアクセサリーのこと。
有線ゲーミングマウスを使うなら1つは必ず持っておきたいアイテムです
Xtrfy製品はどれもオリジナリティ溢れるものが多いのですが、このマウスバンジーもご多分に漏れずユニークな見た目をしています。Xtrfyおなじみのカラフルな5色編成。
ストローのようなシリコンアームを採用することで、トップ側がスリムになっており、モニターなどの隙間に上手く入るようコンパクト化されています。
ちゃんと曲がる機構を持っているマウスバンジーが欲しいけど、机の上にあまりスペースがない・・って人におすすめかも。
ミニマルな見た目 なので、ゲーミング感が嫌な人にとってもインテリアとして扱えるのではないでしょうか。
過去に発売された「Xtrfy B1」と似た形状ですが、いくつか相違点があります。
- USBハブがない
- ベースのサイズが小さくなった
- その分重量も軽くなった
- LEDライティングなし
- 値段は半額くらいに
B4ではさらなるスリム・コンパクト化を目指し、そしてマウスバンジーという機能のみに一点集中したと言えます。
カラー | 黒 / 白 / ピンク / ブルー / レトロ |
サイズ | 80 x 80 x 19 mm |
重量 | 265g |
同梱物
今回紹介するのはブラック。薄くてコンパクトな外箱ですが、見た目に反してズッシリ重いです。
- ベース
- シリコンアーム
- ステッカー
同梱物は大体これくらい。
デザインと性能
まずはベース部分を見てみます。
表面には長方形の凹凸が斜めに入っており、ちょっと高級感があります。
背面にはケーブルをとめるホルダー。これがないとケーブルが浮いちゃうので重要なポイントです。
ベースに突き立てるストロー。じゃなくて シリコンアーム。
マウスバンジーといえばスプリング系のアームが主流ですが、珍しいフルシリコン製です。
ベースにささる長い方のシリコンアーム内には金属柱のようなものが仕込まれていて頑丈です。
ケーブルをホールドする部分を上から見たところ。溝があって中が空洞になっているので、そこにケーブルをはめます。
「Xtrfy B4」は簡単な組み立て式です。外に持ち運ぶ時に便利ですね。
ベースの穴にシリコンアームを差し込むだけ。真面目な話、1〜2秒で組み上がります。ケーブルをはめるとしたらもうちょっと時間かかります。
穴の内側面にラバーの突起物があるので、シリコンアームを差し込むとゴム同士で摩擦が起きてガッチリめに固定されます。一度差し込んじゃうと回転はさせにくいので、方向を間違えたら一回外して差し直すと良いでしょう。
このマウスバンジー良いところの1つは、方向が関係ないこと です。シリコンアームはどの角度でも入るような設計なので、真横にしても真後ろを向くようにしても使えます。
サイズは実測値で 80 x 80 x 119 mm でした。ベースの厚みは 約18.4 mm でした。
シリコンアームの先端はフニャフニャなので高さについては結構変動します。一応公称値だと高さは 130mm となっています。
重量は実測値で 約267g で、マウスバンジーとしてはやや重い部類。ずっしりと鎮座します。
参考までに、ベースは約257g、ストローは約10gでした。
重心は低ければ低いほど安定します。「Xtrfy B4」は数多あるバンジーの中でもぶっちぎりで重心が低いです。
正面からの見た目。土台から棒が一本ぴょんとのびてるみたいに見えます。
背面。なんだか間違い探しみたいになってますが、ベース部分にケーブルホルダーがあります。
正面から見て右サイド。Xtrfyのロゴがプリントされています。この角度で見ると、シリコンアームの曲がり具合がとてもストローっぽい。
底面にはドデカいノンスリップラバーが貼られています。
このラバーのグリップ力は相当です。木の机やメラミン化粧板の机で試してみましたが、普通に使用する分にはベースがズレるといったことはありませんでした。
シリコンアームに「Xtrfy M4」のEZコードを通してみます。はめるには若干コツが必要ですね。端からはめて押し込んでいくと良さげです。
色んなマウスバンジー使ってきましたが、唯一はめるのに手間取りました。
フィット感は良くて、軽く引っ張ったくらいではズレません。根元を持ってグッと引っ張るとケーブルがずれるので、長さ調整も割と簡単でストレスフリー。
さらにベース部分のホルダーにケーブルを通せば完璧。
使用感
「Xtrfy M4」との相性は抜群。色も合わせられますしね。採用されているのはEZコードといういわゆる編組ケーブルです。
他にも「Razer Viper Mini」や「Glorious Model D」といった編組ケーブルタイプもはめてみましたが、いずれもフィット感は上々です。
「Logicool G203 LIGHTSYNC」の細めラバーケーブルもはめてみましたが、すっぽ抜けることなく大丈夫でした。
細い編組タイプはダメみたいですね。古いゲーミングマウスなんかには多いですが、動いてしまうようです。
シリコンアームの曲がり具合について見てみます。
テンションをかけるとそれなりに曲がりますが、手前方向にスプリングほどの柔軟性はないです。スプリングよりも早く突っ張ってしまうイメージ ですね。
もし、ほんとにツンツンでアームが常時曲がるような短さ で使うとしたらおすすめできません。
左右方向へはグイングイン軽く曲がります ので、横のマージンが確保されています。スプリングタイプだと横方向の動きでテンションがキツくかかるのですが、このシリコンアームはその点全く心配ありません。
手前方向よりも左右方向のマージンが重要 なので、全体的に考えると良い方向性の設計です。
レビューまとめ
- 良いところ
-
- スリムでコンパクト
- ミニマルな見た目
- 重心が低く安定するベース
- 底面のグリップ力は抜群
- 左右の動きには強い
- 分解可能で持ち運び向き
- 値段はリーズナブル
- イマイチなところ
-
- スプリングよりも可動域がやや狭い
- シリコンはホコリがつきやすい
- 細い編組ケーブルはダメ
以上「Xtrfy B4」のレビューでした。
最初見たときはほんとストローが飛び出してるなと思ったのですが、重心がものすごく低くなるのでかなり安定しますし、コンパクトになるので理にかなったデザインです。
シリコンアームもシンプルで良いですが、曲がり幅でいったらスプリングの柔軟性にはやや届かずといった印象。
前後の動きにはやや弱いものの、左右にはかなり曲がりますので、横の動きには強いです。
トップ部分がスリムなのが最大の強みで、モニターの隙間とかに置きたい人や、持ち運びをしたい人にかなりおすすめなマウスバンジーです。