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ROCCAT Burst Core レビュー。光学スイッチ搭載の良コスパエントリークラス

ROCCAT Burst Core レビュー。光学スイッチ搭載の良コスパエントリークラス

ROCCATから発売されている安価なエントリークラスのゲーミングマウス「Burst Core」をレビューしていきます。

上位モデルである「Burst Pro」との違いについても一部触れています。

その外観と性能について見ていきましょう。

本製品はレビューサンプルをご提供いただきました

タップできるもくじ

概要とスペック

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ROCCAT
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ROCCAT Burst Core」は低価格なのに独自のTitanオプティカルスイッチを搭載しているゲーミングマウス。光反応によって高速かつチャタリングのないクリックを実現しています。

センサーは廉価版になっていますが、シェルの質感はかなり滑らかで、本当にこんなに安くて良いのか?と驚くクオリティです。

カラー黒 / 白
接続有線
シェイプ左右対称
スイッチTitan Switch Optical
センサーPixArt PMW 3331
DPI8,500
最大加速度35G
寸法120 x 58 x 38.7 mm
重さ68g
ボタン数6
ケーブル長1.8m
LEDあり
ソフトウェアあり

同梱物

外箱とマウス本体。

クイックガイド。

  • マウス
  • クイックガイド

同梱物はこれだけのシンプルな構成です。コストを削るために余計なものは1つも入っていない感じですね。言ったらクイックガイドもオンラインで見ればいいから、いらないといえばいらないかも。

ちなみにPro版では予備のマウスフィートが一式付属してきます。

デザインと性能

「ROCCAT Burst Core」は左右対称形の軽量ゲーミングマウス。外側にハニカム構造は全くありませんが、内部が穴抜きされています。

サイズは実測で 119.6(長さ)x 57.7(グリップ幅)x 38.7(高さ)mm でした。分類は中型サイズ。

重量は実測で 68.5g でした。公称値とほぼ同じで軽いです。

各サイドからの見た目。クセの少ないシェイプをしていて持ちやすいです。お尻も高すぎず、かぶせ持ちでもつかみ持ちでも持ちやすい絶妙なカーブ。

ビルドクオリティ

ビルドクオリティはかなり良いです。サイドの頑丈さは凄まじくて思いっきり押してもビクともしませんでした。トップもかなり頑丈です。

センサー

センサーはほぼセンターあたりに位置しています。

センサーは「PixArt PMW3331」で最大DPIは8,500です。Pro版の「PMW3389」に比べたら廉価版になっていますが、センサーとしては問題ありません。

初期DPIは「400/800/1,200/1,600/3,200」の5つから選択可能。DPIボタンを押すことでサイクルしていきます。

センサーテスト

ポーリングレート1,000Hzで、それぞれDPIが400、800、1,600の時のセンサーテストを行いました。

400DPI

800DPI

1600DPI

xCounts、xSum両方ともに波形は良好です。

LOD

LODを「Artisan ヒエン SOFT」の上で計測したところ、2.5mmでした。これはかなり長いです。廉価版のセンサーはLODが長いことが懸念点ですね。

ソフトウェアで変更することはできませんので、物理的にどうにかするかしかなさそうです。

マウスフィート

マウスフィートはPTFEですが100%ではないっぽいですね。ちなみにPro版は熱処理グライドされた半透明のマウスフィートが採用されていますが、見た目も滑りもそちらに劣ります。

マウスボタン

Titan Switch Opticalという独自の光学スイッチが搭載されています。アクチュエーションが高速でチャタリングが起きず、耐久値もかなり高いという代物。ただその代わりにメカニカルスイッチのようなカチッとした感覚は少ないです。

トコトコとした押し心地ですので、賛否両論ありそうな印象。左のストロークは普通ですが右が若干深め。それもあってか、左ボタンのプリ・ポストトラベルは少なくて押しやすいですが、右ボタンは少し多めです。押し心地は硬めで、連打するとやや疲れてくるかも。

サイドボタンはかなり良いと思います。大きめサイズで押し心地は柔らかめ。ストロークは深めですがカチッと鳴るのでクリックの手応えはしっかりあって気持ち良いです。

ホイールの回転はやや軽めで、押し心地は普通ですがストロークがかなり浅いです。タクタイル感は割とあってどれくらい回したかは分かりやすいです。下にスクロールした時は静かめですが、上にスクロールするとやや音が鳴ります。

DPIボタンはサイドボタンに感覚が似ていて押しやすいです。LEDインジケーターとかはないので、現在DPIを確認する術はありません。めちゃくちゃDPIって書いてある・・。

ケーブル

ラバーケーブル。太くて硬く、巻グセは中々とれません。マウスバンジーは間違いなく必須です。この辺はPro版のPhantom Flex ケーブルとははっきり違いが分かる点ですね。布巻きの偉大さが分かります。

ストレスリリーフは地面よりも上向きに作られているため、マウスパッドとの干渉は少なくなっています。

ライティング

ライティングはマウスホイールのLEDのみです。Pro版はトップシェルがスケルトン仕様になっており、他のゲーミングマウスとは一線を画す小洒落た光り方をしていましたが、Coreではなくなりました。

一応ホイールのライティングパターンはソフトウェアで変更することが可能です。

ソフトウェア

「ROCCAT Swarm」をインストールすることで細かい設定が変更可能になります。すでにインストールしている人でも本マウスを接続するとモジュールのダウンロードが促されますので、素直に従ってアップデートしましょう。

DPIの変更やボタンアサインの変更、ポーリングレートなどが可能です。マクロを作成して使うこともできます。

持ち方とそれぞれの使用感

いずれの持ち方もフィット感は上々です。カーブの曲がり具合的にはかぶせ持ちよりもつかみ持ちの方がやや持ちやすそうな印象を受けました。

かぶせ持ち

かぶせ持ちは問題ないフィット感があります。ただし左右対称形という点とトップシェルのカーブが緩やかではないので他の持ち方に比べるとやや劣るかもしれません。

つかみ持ち

手の腹を後方にしっかり当ててつかめるので、持ちやすくてフィット感は良いです。サイドのカーブが結構なだらかなので、どこで指を立ててもつかみやすいというのもあります。

つまみ持ち

サイドのカーブがなだらかなので、どこを持っても持ちやすく、持ち方が限定されません。マウスボタンにもサイドにも穴が空いていないので干渉することはなく、浅めにマウスを持っても違和感がありません。

Pro版との違いを並べて見る

Burst Core」は同シリーズである「Burst Pro」の下位モデルです。何が違うのか比較してみました。

モデルCorePro
シェルの素材不透明半透明
センサー33313389
ライティングホイールのみホイールとシェル
ケーブルラバーPhantom Flex
マウスフィートPTFE熱処理グライド
定価(税込)3,580円6,380円

まずトップシェルとマウスボタンの素材が異なります。Proでは半透明でライトが透過するタイプだったのに対し、Coreでは光らなくなっています。

センサーは3389から3331へとダウングレードされています。最大DPIは1,6000から8,500へ。

ケーブルはPhantomflexという柔らかめな布巻きタイプからラバータイプへと変更されました。マウスバンジーはあった方が良さそうです。

マウスフィート、Proでは熱処理グライドというより滑るタイプになっていたのに対し、Coreは通常のPTFE。

カラー、シェイプ、光学スイッチ、重さなどはどちらも一緒です。

どちらのマウスもコスパ抜群ですが、これらの差異が構わなければより安い「Burst Core」にするのも良いかと思います。これだけの価格設定にも関わらずどちらも光学式スイッチを搭載しているというのは、エントリークラスとしてスゴイです。

レビューまとめ

良いところ
  • 質感の良いシェル
  • 68gと軽量
  • 光学スイッチ搭載
  • 性能十分な廉価版センサー
  • どんな持ち方でも割とOK
  • かなり低価格
イマイチなところ
  • ラバーケーブルが硬い
  • マウスフィートはイマイチ

ROCCAT Burst Core」のレビューでした。

GameGeek

光学スイッチとこのマウスの質感・・こんなに安くていいんです?!

Proに比べて、シェルやセンサーなどダウングレードが随所に見られますが、低価格なのに光学スイッチを搭載しているのはスゴイですね。オプティカルタイプは高速反応、チャタリングとは無縁といったメリットがありますが、クリック感がメカニカルほどクリスピーではないというデメリットもあります。

ラバーケーブルは硬くて微妙だと思いますが、それはどうにかマウスバンジーで頑張りましょう。しっかり上位版のPro、廉価版のCoreと棲み分けができていて、ニーズに合わせて買う方を選べます。

なにはともあれ、実際に光学スイッチを試してみたいなと思ってる人にとっては買いやすいしおすすめできるマウスです。

ROCCAT Burst Core レビュー。光学スイッチ搭載の良コスパエントリークラス

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