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Logicool G333 K/DA レビュー。LoLテーマのゲーミングイヤホン

Logicool G333 K/DA レビュー。LoLテーマの人気ゲーミングイヤホン

Logicoolから発売されている有線ゲーミングイヤホン「G333」のK/DAバージョンをレビューしていきます。

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概要とスペック

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Logicool G333 K/DA」は海外では2021年3月に発売されたゲーミングイヤホン「G333」のLoLコラボエディション。

元々のカラーリングは3色あり、そこに加えてK/DAエディションとなっていますが、日本で発売されているのは本コラボエディションのみです。

ゲーミングイヤホン的な立ち位置のデバイスは数が少ないのですが、このG333はリーズナブルな値段でマイク付きのカナル型イヤホンという需要を満たしています。

カラーシルバー
接続有線
オーディオステレオ
タイプカナル型
重さ19g
ドライバーデュアル
ドライバーサイズ5.8mm + 9.2mm
周波数特性20Hz ~ 20kHz
感度101.6±3dB @ 1kHz SPL
マイクインライン
マイクサイズ4mm ECM
マイク感度-42dB
指向性無指向性
ライティングなし
接続端子3.5mm シングル4極 / USB-C

同梱物

League of Legendsの人気キャラクター、アーリのK/DAスキンが描かれた外箱。

  • イヤホン
  • USB-C変換ケーブル
  • S・Lのシリコンイヤーチップ
  • メッシュケース
  • 保証書

説明書は付属しませんが、箱を開けると裏側にクイックガイドが描かれています。スマートな作り。

3.5mmからUSB-Cへと変換するショートケーブル。

袋に入ってくるのはSサイズとLサイズのシリコンイヤーチップ。Mサイズは最初からイヤホンに付いてきます。

サイズ表記はされていませんが、比べれば分かるくらいにはサイズが違います。

メッシュケース。絶妙なサイズ感で、イヤーチップやUSB-Cケーブルなど全部入れても綺麗におさまります。

100均で売ってそうなのはともかく、持ち運びにとても良い。

デザインと性能

モノクロを基調にシルバーやブルーのアクセントがついたカラーリング。インラインコントローラーが顔みたいに見えるのが可愛い。

ハウジングは剛性の高そうなアルミ素材。プラスチックよりも断然高級感があり、ビルドクオリティは良好。

左右対称なシェイプをしていて、外側にはロジクールGのロゴ。ケーブルの根本部分にはRとL表記。

定価は6,490円ですが、記事執筆時点ではもうちょっと安かったです。

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ケーブル

ケーブル素材はラバーのフラットタイプ。フラットケーブルは巻いても絡みにくく、絡んでもほどきやすいのが特徴。

ただし細いラウンドケーブルよりはやや野暮ったく、しなやかさに欠けます。

よく持ち運ぶならフラットの方がおすすめですね。

ケーブル長は1.2m。イヤホンの長さとしては丁度よいのですが、家のPCで使おうと思うとちょっと短い。

1.5mの長さにするか、3.5mmの延長ケーブルがあったら嬉しかったですね。

端子は3.5mmの4極。ストレート端子です。

音もマイクもこれ1本でOKですが、使用状況によっては音とマイクに信号を分離するスプリッターが必要になる可能性も。

ストレートケーブルだとスイッチなどにさした時、ケーブルが飛び出してしまうのがネック。

気になる方はこういう変換アダプタを一緒に買っておくといいかも。

イヤーチップ

イヤーチップは半透明なブルーのシリコンタイプ。

特徴的な形をしているわけでもなく、ごくごく一般的なイヤーチップの形状をしているので、市販品に付け替えることが可能です。

私がよく使うSONYのイヤーチップを装着。なんだか一気にロジクールっぽさが失われてしまったけど、フィット感が良くなりました。

マイク

右耳側のケーブル途中についているインラインマイク。KDAのロゴの隙間に黒い丸が見えますが、これがマイクです。

マイク音質は、この値段帯のイヤホンとしてはかなり良いです。むしろ、その辺のヘッドセットよりも良いくらいで、ナチュラルでクリアな声を録音できます。

音量もちゃんと出ます。

PCとMacではそのような評価ですが、プレステだとちょっと籠もって聞こえました。

耳からぶら下がっている全方向性マイクなので、ノイズの処理は苦手。

キーボードやマウスの音が結構入りますし、後ろで鳴るエアコンの音とかも入りがち。少なくとも静かな場所で使うのがおすすめ。

インラインコントローラー

マイクをひっくり返すと3つのボタンがあります。

一番左の黒いプラスボタンは音量アップ。右のマイナスボタンは音量ダウン。

中央の水色ボタンは多機能メディアコントロールボタンです。

メディアコントロールボタンの操作方法
  • 1回押す:プレイ・ストップ
  • 2回押す:次のトラックへスキップ
  • 3回押す:前のトラックに戻る

以前紹介した「HyperX Cloud Earbuds」と同じく、マイクミュートができません。

個人的には多機能ボタンいらないからミュートを実装してほしかった。

互換性

3.5mmが接続できる端末ならどれでも使えます。また、USB-Cに変換して接続することも可能です。

それぞれ音がちゃんと聞こえて、マイクが使えることを試しています。

全て問題なく使えましたが、Switchではマイクを試していません。

互換性チェック
媒体3.5mmUSB-C
PC
Mac
PS5
Switch
iPhone◯ ※

PS5はUSB-Cで接続すると最大音量がやや小さかったです。丁度いいくらいのボリュームなのですが、人によっては小さいと感じるかもしれないので、上方向に調整ができないのが痛手。

加えて、マイクにもノイズがのりました。ですので、コントローラーに直ざしが安定します。インラインコントローラーはどのみち使えないっぽい。

※ iPhoneは3.5mm→ライトニング変換端子を使用しました。

USB-Cアダプターの使い道

付属してくるUSB-C変換ケーブルって、最初は正直何に使うのかよく分からなかったんですよね。だって、どのデバイスも大体3.5mm端子あるじゃないですか。

でも3.5mmだとインラインコントローラーの操作が効きませんでした。この変換ケーブルを繋げて接続しないと使えません

理想としては3.5mmでもコントロール効いてほしいところですね・・。PS5だとコントローラー直ざしで使うと思うので。

iPhoneのみ、ライトニング変換端子で接続すると、プレイ・ストップだけ機能しました。音量調節は不可。

気のせいかも分からないのですが、このアダプターを使うと音のダイナミックレンジが広がって音が良くなったように聞こえました。

装着感と性能

カナル型なので耳に軽く栓をするような装着感。

外の音をある程度シャットアウトする密閉型に分類されるタイプです。

ケーブルは顎下で適度に広がるため、絡まって引っ張られるようなことはありません。

フィット感について

耳に引っかかるようなシェイプではないため、フィット感についてはイヤーチップがどれだけ耳に収まるかに大きく左右されます。

私の場合、Sだと小さくてすっぽぬけ、Mも引っ張るとちょっと外れるやすい・・という緩さだったので、Lサイズを使いました。

先にも言いましたが、イヤーチップは市販品に変更することができるので、万が一付属品が全滅でもなんとかなります。

カナル型はイヤーチップに隙間を感じたままだと、遮音性も音楽体験も微妙になります。

遮音性はそれなり

カナル型は耳を塞ぐようにフィットするため、遮音性が高いのが特徴。

私はよく隣でうるさいデシカント式乾燥機をゴーゴー鳴らしているのですが、音楽が流れているとそんなに気にならないくらいには遮音してくれます。

静かにしているとけっこう気になるので、まぁほどほどといったところ。

強めに耳に押し込まないとしっかりした遮音性を確保できないため、耳が疲れるというデメリットもあります。

音質について

デュアルダイナミックドライバー搭載で、5.8mmが中音/高音担当、9.2mmが低音を担当。

明瞭で轟く低音・・という説明書きがあります。轟くほどとは思わないけど、低音が結構響きます。

値段も加味すると、音楽を普通に聞いててもそこそこな音質だと思いますが、他のイヤホンやヘッドホンに比べると全体的に籠もり気味な印象を受けました。

やっぱりアンプ通した方が解像度とかダイナミックレンジが断然良いですね。THX Onyxを経由するとかなり音質が良くなりました。

これを使うとUSB-Cにも変換されるため、インラインコントロールも使えるようになって一石二鳥。コンパクトで洗練されているので、高いけど超おすすめです。

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定位について

VALORANTやApexで定位を確認してみましたが、方向は普通に分かりやすいです。

上下と距離感はちょっとだけ苦しいかもなっていう印象。

普通にFPSで使ってもいいと思いますが、カジュアルにってところ。

やっぱり音の広がりではヘッドホンに敵いませんね。ガチでランクするならヘッドホン・ヘッドセットがおすすめです。

Logicool G333の良さと注意点

良いところ
  • ビルドクオリティの高いアルミ筐体
  • 密閉感のあるカナル型
  • 遮音性はそれなり
  • 3つのサイズがあるイヤーチップ
  • イヤーチップは市販品に付け替え可能
  • 音質は値段にしては良好
  • 低音が若干強め
  • 定位はそれなり
  • マイクの音質が非常に良い
  • 絡みにくいフラットケーブル
注意点
  • PCで使うにはケーブルが短め
  • コントローラーを使うにはUSB-C経由
  • 音質はやや籠もり気味な印象
  • マイクミュートボタンなし
  • マイクはノイズを拾いがち
  • 理想はアンプ使用
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こんな方におすすめ

  • 低音寄りのゲーミングイヤホンを探している
  • 音質の良いマイクが欲しい
  • アンプを持っている

レビューまとめ

以上「Logicool G333 K/DA」のレビューでした。

見た目はアルミで良いし、カラーリングもセンス良い。マイクの音質は良好だし、イヤーチップは汎用性があるので付け替えられる。密閉感がほどほどあって遮音性はそれなりだし、定位は分かりやすい。

だけど、音質が全体的にちょっと籠りがちかなぁという印象。アンプを通せば良くなったと思うので、アンプとの併用推奨です。

ただ全然聞けないってことは全くなくて、使っていれば慣れて気にならなくなるし、この値段帯としてはそこそこ優秀じゃないかなと思います。

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