HID-Labs Ghost Grip Sheet レビュー。透明・薄手・強力なグリップテープ
HID-Labsから発売されているグリップテープ「Ghost Grip Sheet」をレビューしていきます。
概要
ゲーム中にマウスがスルスルしてて滑る、そんな時はマウス用グリップテープが役に立つかも?
「Ghost Grip Sheet」は自分で切り貼りするグリップテープで、マウスのグリップ力を飛躍的に高めてくれます。
他のグリップテープのLizard SkinsやBT.L Gripsに比べると、透明で薄いことが大きな特徴。
サイドのハニカムが気に入らない方にもおすすめで、これを貼ることによって穴をふさいでグリップ力も高められるので一石二鳥です。
デザイン
パッケージ。背面にはシートの断面図やカッティングの仕方が書いてあります。
シートのサイズは150x100mmです。
片側はよくある白いシール台紙で、もう片側は透明なフィルムになっています。
パッケージ背面の注意書きをちゃんと読まないと間違えますが、シール台紙側が上です。このシール台紙をはがすと透明なグリップ面がでてきます。
間違えてカットすると本来必要な形とは反転してしまいます。私は最初やらかしました。
カットしてみる
解説によると、マスキングテープでカットラインを描くのが良いとのこと。
家にあった太めのマスキングテープを貼ってみます。
細いマスキングテープしかない場合、2枚重ねるように貼って面積を稼ぎます。
続いて、油性ペンで切りたい形にラインをひいていきます。
ハニカム構造になってるとガタガタしてラインがぐちゃりますが、ハサミでカットする時にまっすぐ切れば良いのでとりあえずOK。
マスキングテープをはがしてグリップシートのシール台紙側に貼ります。シール台紙側ですよ。透明な方に貼ると反転します。
あとはこれをハサミでカットするだけ。
底面の透明フィルムをはがすと粘着面が出てきますので、それをマウスに貼り付けます。で、シール台紙側をはがす。
これで出来上がり。あとは必要な分おなじことを繰り返します。
ちなみにこれはサイドの全面に貼ってますけど、指を置く一部だけに貼るなんてのも有効です。
Ghost Grip Sheetの特徴
本製品のメリットとデメリットを含めた特徴を紹介します。
透明でマウスの見た目がいかせる
ゴーストと名前がつく通り透明なので、マウス自体のデザインをいかせるのが強みの1つ。finalmouse Starlight-12とかは模様が特徴的なのでぴったり。
あとは、変にデザインが入ってたり、色がついてたりするよりもシンプルな方が好きという場合にもおすすめ。
ただし、透明とは言えども反射があるし、セロハンテープを貼ったような感じには見えます。
ハニカムの上に貼ると気泡は少し目立ちます。あと、指紋汚れとかホコリみたいなゴミ類は付着しやすいですね。
マクロレンズで撮影した写真を見ると目立ちますが、肉眼だとあんまり分からないので気になりません。
薄いので使用感があまり変わらない
厚みは0.15mm±0.05mmとなっています。
写真では0.2mmと出ていますが、私のデジタルノギスだと0.01mm単位では測れないためです…。
ちなみにですが、Lizard SkinsとBT.L gripは0.6mmくらいでした。
Ghost Gripを0.15mmだとすると、1/4くらいの薄さです。
非常に薄いため、貼ってもサイズ感があまり変わりません。
テープとマウス表面の高低差が少ないと、持った時の違和感がありません。
サイドやマウスボタン手前側のハニカムが好きじゃない場合は、このテープを貼ることで平らにできます。
好きな形に切り貼りできる
カッティングシートだと好きな形に切り抜けるため、自由度が高いです。しかし、手間はかかるのでちょっと面倒。
それとセンスがダイレクトに反映されるため、器用な方じゃないと綺麗に作れないかも。
透明なのが幸いして、ちょっとした失敗や枠ズレくらいなら全然目立たないのが救い。
指を置く位置だけに小さく貼って、持ち方を意識的に固定するような練習にも使えそうです。
ただしグリップテープの面積が小さいと、手汗が出てきた時にグリップ効果が薄く感じるので一長一短かな。
吸いつくような高いグリップ力
薄い割にはグリップ力はかなり高いです。
つまんで持ち上げると分かりやすいのですが、指からマウスが微動だにしません。
私はApexとかやってるとかなり手汗出てきて、滑るのに加えてベトベトしちゃうんですよね。
汗のせいなのか、BT.Lグリップは1週間も使ったらグリップ力が落ちてしまい、さらに表面が油脂で溶けたのかネトネトした感触になってしまいました。なんかもう生理的に無理な感じ。
Ghost Gripを1週間使ったところ、少し脂が気になってきましたがアルコールで拭いてあげたら良くなりました。BT.Lグリップに比べたらかなりマシですが、多少の脂残りはありますね。
手汗や脂には弱め
手汗や脂によってグリップ力は落ちます。手汗がけっこう出る人は、サイドのグリップがツルツルしてきます。
これはグリップを小さく切るほど滑る気がします。要するに点だとグリップ力が低下するとホールドできなくなって、面だとまだ比較的持ち堪えられるイメージ。
ちょっとの汗くらいならサイド全体を覆うか貼り方でカバーできるかもしれませんが、一番滑りやすいサイドをもはや貼らないという選択もアリ。
個人的には手汗がダバダバ出てくるまでは圧倒的にグリップシート貼ってる方が滑らないので、ちょっと悩ましいところだと思いますね。
脂がのってきたな~と思ったらアルコールで拭いてあげると良くなります。
無水エタノールが良いと思います。これはキーボードの掃除も含めて多用途なので持っておいて損はありません。
シートは硬いのでカーブに弱め
シートは硬めなので、気をつけないとカーブにちゃんと貼りついてくれません。
最初に曲がりグセをつけておくとよいらしいですが、私は単純にきつめなカーブは嫌うことにしました。
マウスボタンのサイド側にさしかかる部分が鬼門。マウスボタンのくぼみはあまり気になりませんでした。普通にそのまま貼っても大丈夫。
両サイド部分は一応貼る前に少し曲げてクセをつけてあげましょう。
どうしても反り返っちゃってる場合は、ドライヤーとかで暖めてあげれば曲がるかも。
Ghost Grip Sheet まとめ
透明・薄手・強力と3拍子揃った「Ghost Grip Sheet」を紹介しました。
カッティングシートタイプって手間がかかるんですけど、好きな形に切れるのは強みですね。透明なのである程度の失敗は見えなくしてくれるのも嬉しい部分。
透明とはいっても、セロハンテープ貼ったような見た目にはなると思います。
イラストが描かれたものや、色付けされたものでデコレートしたいなら、別のグリップテープも見てみましょう。
グリップ力は強いですが、手汗でツルツルするので汗かきの方はサイドに貼らないとか工夫が必要になるかも。
私はしばらくグリップ使ってるとマウス本来のサラサラしたさわり心地が恋しくなって他のマウスに浮気するかはがしちゃうんですよね。ストックしておかないと…。