
GALLERIA RT5 レビュー。1660S搭載・コスパ最強10万円のゲーミングPC

ドスパラから発売されているデスクトップゲーミングPC「GALLERIA RT5」。
- Ryzen 5 3500
- GTX 1660 SUPER
- メモリ16GB
- SSD256GB
という構成で、同価格帯の他のBTOに負けない最強コスパモデル。
GALLERIAシリーズの中でも最も安いモデルの1つ、税込みでも10万円を切るという驚きの値段。

安くてもゲームは快適に遊べます!
デザインや機能性をチェックしながら、ベンチマークテストで性能についても確認していきます。
本製品は販売を終了し、後継機は「GALLERIA RM5R-G60S
タップできるもくじ
GALLERIA RT5 – スペック


1660 SUPER を搭載している格安デスクトップゲーミングPC「GALLERIA RT5
注目の特徴
- 税込みでも10万円以下の鬼コスパ
- Ryzen 5 3500 搭載
- GTX 1660 SUPER 搭載
- SSDは高速なNVMe M.2 256GB
- メモリがちょっと多めな16GB
- コンパクトなミニタワー
このゲーミングPCの魅力は なんといってもその安さ。税込みでも10万円をきるため、エントリークラスとしては最も狙い目です。
10万円以下のゲーミングPCは様々なBTOショップで販売されていますが、ドスパラの「GALLERIA RT5
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安いけどゲームも快適に動きます!
スペック的にはもっと上のPCは沢山ありますが、本ゲーミングPCが搭載している GTX 1660 SUPER でもそれなりに最新ゲームでも遊ぶことができます。
SSDも高速なNVMe M.2 256GBを搭載。容量的にはちょっと不安が残りますが、HDD1TBがついているので多少の余裕はあります。理想はSSDを1TBくらいにすることですが、+1万円以上はかかっちゃいますね。
まずはデフォルトのままでも十分だと思いますので、このPCとモニターやキーボードなどの周辺機器を揃えちゃいましょう。
チップセット | B450 |
CPU | Ryzen 5 3500 |
グラボ | GTX 1660 SUPER |
メモリ | 16GB (DDR4-2666) |
SSD | 256TB NVMe SSD |
HDD | 1TB |
光学ドライブ | なし |
電源 | 500W ブロンズ |
ケース | KTMミニタワー(MicroATX) |
サイズ | 185 x 395 x 370 mm |
重量 | 約8.2kg |
無線LAN | なし(カスタマイズ可能) |
LAN | ギガビットLANポート |
カードリーダー | SD / Micro SD カードリーダー |
値段 | 89,980円 |
同梱物


- PC本体
- 電源ケーブル
- グラボの説明書
- マザボのドライバーCD
- マザボの説明書
- マウス(オプション)
- キーボード(オプション)
同梱されているアクセサリーなどは以上。貸与品なので新品ではありませんが、たぶんこれに保証書とか付いてくると思われます。
マウスとキーボードは無料ではついてきません。オプション品となります。


GALLERIAのフルサイズキーボード。1,980円の追加オプションです。


メカニカルキーボードではなくメンブラン式。基本的には、ないよりマシという感じです。ゲームに打ち込むなら、自分好みのメカニカルキーボードをちゃんと探した方が良いです。


こちらも1,980円の追加オプション GALLERIAマウス。


サイドボタンあり。表面はラバーっぽいテクスチャで覆われています。


センサーは不明。マウスに関しては、同値段で購入できる安っぽいものよりは幾分マシでしょう。
ゲーミングマウスもしっかり別で選ぶことをおすすめします。
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外観とデザイン


「GALLERIA RT5


MicroATXのKTMミニタワーケースで コンパクト。黒くて無骨な見た目。サイズは 185 x 395 x 370 mm で、重さは 約8.2kg です。
ミドルタワーに比べて小さめなので省スペースで軽め。その分、拡張性と冷却性能はフルタワーやミドルタワーに比べると劣ります。


- USB3.0-A x 2
- SD / MicroSDカードリーダー
- オーディオ入出力
- リセット
- 電源
フロントパネルの端子。
USB端子やヘッドホン・マイク端子はフロントにあると結構便利ですね。SDカードリーダーがあるのも良いです。


正面から見て左サイドのパネル。グラフィックボードが顔をのぞかせています。


向かって右側サイドのパネル。こちら側には通気口はありません。


リアパネル。


最上部には電源ケーブル差込口と電源スイッチ。通常電源は最下部に設置されますが、エアフローを意識してこのような形になったものです。
ゲーミングPCにはここの電源スイッチもあるので、接続してフロントパネルの電源入れたけど 動かない!壊れてる?! と思ったら、ここのスイッチがオンになっているか確認しましょう。
太いコードがここからダランと垂れ下がるので、上手くまとめたほうが良いです。


電源の下、左側はマザーボードのインターフェース。右側は120mmのリアファンです。


- PS/2
- USB3.1-A x 4
- USB2.0-A x 2
- DVI-D
- D-Sub
- HDMI
- LAN
- オーディオ
USB端子が結構豊富で嬉しい。USB-Cがないのがちょっと残念ですが、数的には結構多いので十分かと思います。
グレーの文字の端子は基本的には使いません。ここのHDMIといった映像端子からモニターへ接続すると、せっかく積んでいるグラボが意味無しです。
PS/2端子とか今さらいる?って思うかもしれませんが、USBを使用禁止にしている場合(ウイルス対策)はどうしても使わざるをえないのです。


- DVI-DUAL
- HDMI
- DisplayPort
すぐ下にはグラフィックボードからの出力端子。モニターなどへはここから繋ぎます。お間違えなきよう。
DVI-DUALは割と古いモニターで使うことになると思います。最新ならDisplayPortで接続。
ポート数は少なめ。例えばですが、デュアルディスプレイ環境でVRをプレイしたいとなった時に差し替えが発生する可能性があります。


底面の四隅にはインシュレーター。底にエアインテークはありません。


不要な振動を吸収してくれます。ゲーミングPCって実は小刻みに揺れるので大事。


トップパネル。ミドルタワーとは異なり、トップファンは付属しません。
内部構造をチェック


サイドパネルを止めているネジ。これは片側2つで止めてあります。基本、ドライバーを使わなくても 指で緩めることができる のでとても利便性が良いです。
思いっきり締めてあると指では無理なので、一応ドライバーも用意しておきましょう。


ネジを緩めたら後ろ側にスライドさせてパネルを外します。


ケース内部。


中のパーツはこのようになっています。


CPUファンは AMDの純正クーラー Wraith Stealth が搭載されています。音はちょっと大きめですが、ノートPCのようにうるさすぎるようなことはありません。


CPUファンのすぐ右には2つのメモリスロット。DDR4-2666の8GBが2枚挿してあり、16GBとなっています。8GBだと最近のゲームでは心細いのでありがたい。
32GBにしたいなら、16GBを2枚買って全部入れ替える必要があります。カスタマイズだと相場より2割増しくらいになりますので、自分で買った入れ替えた方が良い です。が、数千円の差ですので、面倒ならカスタマイズしちゃってもOK。


CPUファンすぐ下にはNVMe M.2 SSD。モデルは「Phison PS5012-E12」です。
爆速ですが256GBなので容量的にはちょっと不安。


フロントパネル側にHDDが搭載されており、容量は1TB。ここにはさらに2つの3.5インチベイの空きがあります。


SATAは1つ空きがありますので、自分で後々SSDを買って増設するのがおすすめ。


マザーボードはロゴの位置から推測するに ASRock B450M-HDV R4.0 っぽいですね。


グラフィックボードは Palit GTX 1660 SUPER StormX です。コンパクトなシングルファンモデル。
Palitは安価で有名ですが、全然問題ない良いグラボです。


電源は 500W のブロンズです。モデルは「AcBel PCA013」。


フロントパネルすぐ後ろ、上のケーブルがはみ出している部分にはDVDドライブなどが入ります。
そのすぐ下の3.5インチベイ、1つはHDDで埋まっています。SSDを自分で増設しても良いですし、面倒ならカスタマイズアップグレードしておきましょう。


フロントパネル最下部に設置されている120mmのフロントファン。


リアファンも120mm。


正面向かって右側のサイドパネルを外したところ。
カスタマイズについて
「GALLERIA RT5
とはいえ、本モデルはノーカスタマイズで10万円きるのが大きな魅力 だと思いますので、そのままでも全く問題ありません。
- HDDを4TBへ
せいぜいこれくらいでいいかなと思います。本当はSSDを増設したいところですけどね、やはりコストが嵩みますのでとりあえずHDDで容量確保です。
メモリなんかは元々ついている8GBx2が無駄になっても自分で Amazon とかで購入して付け替えた方が安いです。タワー内部は狭いので、面倒だと思うならカスタマイズしてもOK。
モニター


「GALLERIA RT5
カスタマイズアップグレードでモニターを購入することもできますが、Amazonとかで買う方が選択肢も多いですし有名ブランドが並んでいるのでおすすめです。
このPCなら240Hzモニターはいりません、宝の持ち腐れです。144Hzにしておきましょう。
IPSかつ144Hzで応答速度1msの23.8インチ鬼コスパモニター。FreeSyncにも対応しています。
BenQのど安定144Hzモニター。画面に集中できるデザインと暗部を見やすくする Black eQualizer が強み。
その他の周辺機器など


ソフト系や周辺機器はお好みですが、カスタマイズ画面で選べるキーボードやマウスを眺めてみたところ、ちゃんと自分で別途選んだ方が良いと思います。
大きな家電品店に行けばゲームセクションがありますし、Amazonなどでも沢山のゲーミングデバイスが売っています。
当サイトでもレビューを行っていますので、自分の気に入るデバイスを探してみましょう。
性能とゲームベンチマーク


ゲーミングPCとして最も気になるゲームのベンチマークスコアについて見ていきます。
スコアが高ければ高いほどfpsも高くなり、ヌルヌルと動いて快適なゲームプレイが楽しめます。
「GALLERIA RT5
スクロールできます
ベンチ | スコア / 平均fps | 備考 |
---|---|---|
CINEBENCH R20 | 2451 | – |
Time Spy | 5019 | 上位65% |
Steam VR | 9.1 | VRレディ |
CS:GO | 205 fps | 最高品質 |
PUBG | 93 fps | ウルトラ |
Apex Legends | 105 fps | エピック |
LoL | 171 fps | – |
Overwatch | 89 fps | エピック |
FF XIV | 11842 | 最高品質 / 非常に快適 |
FF XV | 6005 | 高品質 / 非常に快適 |
ここでリストにしている数値はいずれも当サイトの実測値です。ベンチマークは環境や計測方法によっても変化があるので参考程度にしてください
SSD


NVMeなので読み込み・書き込みともにかなり高速です。
まとめ
- 良いところ
-
- 安い(税込み10万円以下)
- Ryzen 5 3500 + GTX 1660 SUPER
- メモリがで16GB
- 爆速なNVMe M.2 SSD 256GB
- 場所をとらないミニタワー
- カスタマイズの幅は広い
- ドスパラは納期最速
- イマイチなところ
-
- あくまでエントリークラス
- ファンは少しうるさめ
- ミニタワーなので拡張性はやや少ない
- カスタマイズはコスパが良くない


ドスパラのエントリークラスゲーミングPC「GALLERIA RT5
この性能で税込み10万円切るのは他を見ても中々ありません。
最新ゲームでもグラフィック品質を落とせばそれなりに遊ぶことができるので、エントリークラスとしては十分です。
ファンが少しうるさめと言っていますが、静かな場所でファン回ってるな・・と感じる程度で、ヘッドホンしなきゃ厳しいといったことは全くないので安心してください。
ゲーミングPCはゲームのみならず様々なパソコン作業が高速化・効率化されますので、テレワークにも向いています。
こんなあなたにおすすめ
- エントリークラスを試してみたい
- とにかく安いものが良い
- 安くても最新ゲームはプレイしたい
- テレワークに使いたい