スイッチで2.4GHzワイヤレスヘッドセットを使う方法
2.4GHzワイヤレスヘッドセットは低遅延で音がほとんど遅れないのが特徴ですが、USBレシーバードングルをスイッチ側にさす必要があります。
スイッチの端子はUSB-Cなので、USB-Cタイプのドングルはそのまま接続できますが、USB-Aタイプのドングルはドックを使わないとささりません。
どのようにすれば2.4GHzワイヤレスヘッドセットを使えるのか、いろんな状況の解決策を見ていきます。
2.4GHzワイヤレスについて
Bluetoothよりも遅延が少ない2.4GHzワイヤレス接続。帯域が広くてノイズが乗りにくく、低遅延かつ高音質という強みがあります。
しかし、そこまで小型化されていないため、ヘッドセットとペアになるUSBレシーバードングルをスイッチ本体側にさして送信機とする必要があります。
よくゲーミングブランドが「ナントカワイヤレス」みたいな独自ネーミングをつけてますけど、あれは基本2.4GHz帯を利用したワイヤレス接続だと思って大丈夫です。
中にはSwitchに2.4GHz接続できないヘッドセットも存在するみたいなので注意です。私の経験では「Logicool G435」は2.4GHzがなぜか接続できませんでした。
スイッチ単体で使う
まず手持ちで使う時について。
スイッチのUSB端子は底にあるUSB-C端子のみとなっています。ここにレシーバーをさすとヘッドセットが使えます。
ここにそのままさせるのは「Razer Barracuda X」や「SteelSeries Arctis 7P+」のようなUSBレシーバードングルがType-Cになっているものだけ。
このType-Cドングルっていうのはまだそこそこ特殊な形態です。パソコンによってはUSB-C端子がないものや、背面に1つしかないものが多いからですね。PS4とかもついてないし。
ただ最近だとPS5、スイッチ、Macなんかは当然のように搭載しているので、しっかり普及してきています。
これからヘッドセットを買おうと思っているのであれば、スイッチ用途ならUSB-Cドングルのものがおすすめです。横幅が広いデザインなので、取り付けてもあまり邪魔になりません。
USB-Aのドングルを使う
USB-Aドングルのワイヤレスヘッドセットは使えないの?というとそんなことはありません。
USB-CからUSB-Aに変換してしまう端子を買えばいいんです。
私が持っているのはこのAnkerの変換ケーブル。ちゃんとC→Aに変換して、データ通信も問題なく行えます。
このケーブル、見た目はちょっと不恰好だし邪魔といえば邪魔なんですけどね。
私はテストのために買っただけなので、もしスイッチに特化したいならL字になっているケーブルなしの変換アダプタを買うと良いでしょう。
実際にこの製品を買って試してみました。
かなりコンパクトにおさまって使い勝手は抜群。
結構大きめなUSBレシーバーでも上手にはまりますし、持った時に手に干渉することもありません。
そんなに高くないし手持ちスイッチ多用するなら持っておいて損はないです。
スイッチ+ドックで使う
スイッチをドックに取り付けた状態で使う場合はどうすれば良いか。これはめちゃくちゃ単純で、ドックのUSB端子にさすだけです。
背面のUSB端子にさしてもOKだし、左横の端子にさしてもOK。
ただしUSB-C端子は充電用に使っているので、USB-Cドングルの場合はちょっと工夫が必要。
これも実際やることは単純で、USB-A→Cの変換アダプターを使います。背面はHDMI端子が邪魔してささらないので、横にさします。
自分はこれじゃなくて、他の機材買った時についてきたアダプター使ってます。
音は聞けるけどマイクは使えるのか
Apex LegendsとFortniteはインゲームチャットに対応していますので、ヘッドセットが接続できればマイクを使えるはずです。
というわけで「ROCCAT Elo 7.1 Air」や「HyperX Cloud Wireless II」で試したところ、2.4GHzで接続できればApexで問題なく通話できました。
マイクによってはボリュームがちょっと小さいので、ボソボソ喋ると途切れがちになりました。
スイッチにおすすめのワイヤレスヘッドセット
Razer Barracuda X
USBレシーバーがType-Cとなっており、スイッチはもちろんPS5でも使える「Razer Barracuda X」。
USB-Cだと若干PCで使いにくいのがたまにキズだけど、見た目はシンプルだしとても軽くて使いやすい。サイズの調整幅も広め。
音質はそこそこ良くて値段はリーズナブルです。
ROCCAT Elo 7.1 Air
価格が安めでコスパの良い「ROCCAT Elo 7.1 Air」。PCじゃないとソフトが使えないので7.1chサラウンドはダメなはず。
音質は価格よりも優秀で、自動でアジャストしてくれるサイズ幅も広め。やや重いけどフィット感は悪くないです。
USB-Aレシーバーなので、手持ちスイッチで使う場合はアダプターが必要になります。ドックでの使用メインなら良さそう。
まとめ
簡単にまとめます。
- 手持ちスイッチならUSB-Cドングルがおすすめ
- USB-Aドングルなら変換アダプタを買う
- ドックを使うならさすだけでOK
- 逆にUSB-Cドングルだと変換必要
- マイクも問題なく使える
スイッチはBluetooth接続に対応しているのでそっち系のワイヤレスヘッドセットやイヤホンを選択する方もいると思いますが、遅延の問題やマイクのことを考えると2.4GHzの方がおすすめです。
Apexとかフォトナやる人からすると、Bluetoothはマイクを使えないのが痛手。コンパクトさや手軽さではBluetoothの勝ちなんですけどね。
そもそもBluetoothの低遅延コーデックであるaptX-LLなんて、対応してるイヤホンとかヘッドセット少なくて選択肢に入ってこないんですよね。スイッチ自体コーデックに対応してませんし。
ドックでの使用がメインになるならUSB-Aドングルのがいいし、手持ちスイッチがメインになるならUSB-Cドングルのヘッドセットがおすすめです。
USB-Aドングルも変換アダプターかませば手持ちスイッチで全然使えますので、お試しあれ。