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低価格帯のゲーミングイヤホンを4種類比較。どれがおすすめか点数付けで評価してみた

低価格帯のゲーミングイヤホンを4種類比較。どれがおすすめか点数付けで評価してみた

ゲームといえばゲーミングヘッドセットが思い浮かぶかもしれませんが、イヤホンにもゲーミングがあるんです。

ゲームで使うならShure SE215Sennheiser IE40 proなどが推されることが多いですが、今回紹介するイヤホンはそれらよりもかなり安いです。

多くは5,000円付近で買えるエントリークラスといえます。

とはいっても種類はそんなに多くはありません。今回は、4種類のゲーミングイヤホンを集めてみました。

それぞれどんな特徴があって強みや弱みは何なのかチェックしていきます。

タップできるもくじ

紹介する4つのイヤホン

まず4つを比較したリストがあるのでご覧ください。

商品
G333 K/DA

Hammerhead Duo Console

Cloud Earbuds

VR3000
ブランドLogicoolRazerHyperXfinal
カラー緑 / 黒赤 / 黄
ハウジングアルミニウムアルミニウムプラスチック プラスチック
タイプカナルカナルインナーイヤーカナル
遮音性
重さ19g17g19g20g
イヤーチップシリコンシリコンシリコンシリコン
イヤーチップ付け替え
フィット感3位2位4位1位
ドライバーデュアルデュアルダイナミック14mm ダイナミック6mm
周波数特性20Hz – 20kHz20Hz – 20kHz20Hz – 20kHz
インピーダンス24Ω±20%32Ω±15%65Ω18Ω
感度101.6±3dB112dB±3dB116dB101dB
音質低音寄り高音寄りバランス型バランス型
定位
マイク周波数100Hz – 10kHz100Hz – 10kHz100Hz – 6.3kHz
マイク感度-42dB-40±3dB-42dB
指向性無指向性無指向性無指向性無指向性
マイク音質1位2位3位4位
コントローラーメディアマイクミュートメディアメディア
ケーブル長1.2m1.2m1.2m1.2m
ケーブルタイプフラットラウンドフラットラウンド
接続端子3.5mm / USB-C3.5mm3.5mm3.5mm
端子タイプストレートL字L字L字
価格 ※5,900円5,000円5,000円7,980円
レビュー詳細詳細詳細詳細

※価格は記事執筆時点の参考用

それぞれの違いについてチェック

ただ比較しただけでもは分かりにくいかもしれないので、私の独断で各項目ごとに点数をつけていきます。

最終的に得点がもっとも高いものがおすすめ…ということです。

ざっくり評価の基準
イマイチ
ー1
0
+1
良い

0はどちらでもない、というよりは普通に良いって感じの評価にしてます。

ハウジング

G333HammerCloudVR3000
+1+100

G333とHammerheadは剛性の高いアルミニウムになっていて、頑丈かつ高級感があるので+1。

一方のCloud EarbudsとVR3000はプラスチックです。高級感はありませんが、金属ではないので冬に使ってもひんやりしないというメリットも。

イヤホンタイプと遮音性

G333HammerCloudVR3000
00-1+1

G333・Hammerhead・VR3000は遮音性が高めなカナル型で、Cloud Earbudsは耳にひっかけるインナーイヤー型。

G333とHammerheadはある程度遮音してくれるので0。

同じカナルでもVR3000はフィット感が良くて密閉感が高いので+1。

Cloud Earbudsのインナーイヤーは外の音が聞こえてきやすいため、ゲームだとちょっとマイナスなポイントだなということで-1。

イヤーチップ

G333HammerCloudVR3000
00-1+1

4つともシリコンイヤーチップを採用しています。

G333・VR3000は市販品のイヤーチップに簡単に付け替え可能。

VR3000はサイズがトータルで5種類用意されているので+1。他の3つは3サイズのみです。

Hammerheadはノズルが太いのですが付け替えはなんとか可能。ただし付属のイヤーチップを外した後に戻すのが手間。

Cloud Earbudsはノズルに突起がある特殊な形状をしているため、イヤーチップは替えが効きませんので-1。

フィット感

G333HammerCloudVR3000
0+1+1+1

最もつけ心地の良かったVR3000とHammerheadを+1としました。ノズルが前方向を向いていて、エルゴノミックシェイプになっているためフィット感は抜群です。

VR3000はシュアがけで耳に押し込むようにイヤーチップが入っていくので密閉感も併せてとても良いです。

Razerはそれに比べてフィット感は劣りますが、耳に沿うように入るので収まりが良いです。

G333はイヤーチップによってフィット感が大きく左右されます。なので自分に合ったイヤーチップを見つけるのが最重要。付属のシリコンタイプがフィットすればそれはそれでOK。

Cloud Earbudsは、人によっては耳からイヤホンがスルスル抜けてしまう場合もあるようです。これは人によると思うので、なんとも言いにくいところ。

私としては全く落ちないですし、耳を圧迫しないので長時間つけていても良いフィット感なので+1としました。

ドライバーと音質

G333HammerCloudVR3000
-1-10+1

ゲーミングイヤホンは良くも悪くも音の作り方が特殊なものが多いです。

G333は全体的にやや籠りがちなので少しボヤけます。低音は紹介しているイヤホンの中ではもっとも出ています。

Hammerheadは低音弱めで高音寄りなので、好き嫌いの別れるタイプだと思います。足音などを浮かせるためにめちゃくちゃ作り込んでる感じ。

少し特殊なものを-1とし、それらに比べてナチュラルに鳴るCloud Earbudsを0としました。

そして、VR3000が自然かつクリアな音で鳴るので+1。低音よりも中音~高音寄り。

いずれも値段で考えると相応な音だと思いますが、VR3000が最も聞き心地が良いです。全てアンプ使った方が良きですね。

定位

G333HammerCloudVR3000
0-10+1

定位はいずれのイヤホンでもそれなりにわかりやすかったので、まずG333とCloud Earbudsは0。

Hammerheadは若干定位が平面っぽく感じる時がありました。方向は分かりますが、不思議だったので-1。

VR3000だけ音場がしっかりとしていて周りに空間があるように認識できたので+1としました。

マイクと録音品質

G333HammerCloudVR3000
+1+1-1-1

G333とHammerheadはこの値段のイヤホンマイクにしては音質が良いので両方+1。G333がベスト。

無指向性なのと口元から離れるので環境音を拾ったり、うるさいところだと使えないのは仕方ない部分。

VR3000とCloud Earbudsはその2つに比べると籠りがちで、静かな場所でもちょっとイマイチな印象なので-1。

特にVR3000はホワイトノイズが多めな印象で、さらにシュアがけの影響でマイクに衣擦れ音が乗りやすい。気持ち的には-2くらいの勢い。

インラインコントローラー

G333HammerCloudVR3000
0+1-1-1

Hammerheadはマイクミュートが可能となっていて、使い勝手が良いので+1。

G333・Cloud Earbuds・VR3000はマイクミュートはできませんが、メディアコントロールに対応しています。

しかし、いずれも操作が効いたのはMacとiPhoneだけ。PC・PS5・Switchでは使えません。

そのため-1としています。USB-Cケーブルを経由すれば使えるようになります。

G333はUSB-Cケーブルが付属してくるため、0という評価。

ケーブル

G333HammerCloudVR3000
+10+1+1

G333とCloud Earbudsは絡まりにくいフラットケーブルを採用。ちょっと野暮ったさはあるけど、巻グセみたいなのも気になりにくいし、持ち運びにも良いので+1。

また、VR3000はラウンドケーブルですが非常にしなやかでしっとりしているので+1。

Hammerheadは細いラバーのラウンドケーブルで、悪くはないのですが絡まりやすい。さらに若干硬いので、とりあえず0。

端子タイプ

G333HammerCloudVR3000
0+1+1+1

直角に折れ曲がったL字タイプの3.5mm端子を+1としました。

L字だとPSコントローラーやSwitchにさした時に端子が飛び出さないので安全。

G333のものはストレートタイプなため、差し込むと端子が飛び出す可能性があります。でも別に普通といえば普通なので0。

付属品

G333HammerCloudVR3000
+1-1+1+1

G333はUSB-C変換ケーブルが付属してきます。汎用性が高まるので+1。

HammerheadとCloud Earbudsは、ケースと別サイズのシリコンイヤーチップ2組がついてきます。

Cloud Earbudsの方がハードケースで、フタ側のメッシュ仕切りにイヤーチップを入れて整理整頓できるのが強み。

Hammerheadは巾着袋みたいなものがついてくるだけで、イヤーチップをしまう場所に困ります。一番しょぼかったので-1。

VR3000のケースも巾着袋ですが、イヤーチップがトータルで5サイズ付属、そしてイヤーフックもあるので+1。中はぐちゃぐちゃになります。

価格

G333HammerCloudVR3000
0+1+1-1

Logicoolは5,900円付近と、RazerやHyperXのイヤホンよりも900円高いです。

finalは7,980円とこの中では飛び抜けて高いのでマイナスポイント。

価格はいずれも記事執筆時点での調べですので、変動する可能性があります。

現在の各値段は以下からご確認下さい。

Logicool G(ロジクール G)
¥7,480 (2024/11/20 17:55時点 | Amazon調べ)
Razer(レイザー)
¥6,680 (2024/11/17 11:46時点 | Amazon調べ)
ハイパーエックス(HyperX)
¥9,980 (2024/11/20 17:55時点 | Amazon調べ)
ファイナル(final)
¥8,980 (2024/11/18 07:37時点 | Amazon調べ)

もう一度各機能の比較をおさらい

ここまでの得点を合計すると以下のような結果になります。

商品名
G333 K/DA

Hammerhead Duo Console

Cloud Earbuds

VR3000
ハウジング+1+100
遮音性00-1+1
イヤーチップ00-1+1
フィット感0+1+1+1
音質-1-10+1
定位0-10+1
マイク+1+1-1-1
コントローラ0+1-1-1
ケーブル+10+1+1
端子0+1+1+1
付属品+1-1+1+1
価格0+1+1-1
合計3 pt3 pt1 pt5 pt

このような結果になりました。

最終的な順位と結論

※ 2位と3位は同率

値段的に2~3,000円ほど高くなるので、「final VR3000 for Gaming」が様々な点で他のゲーミングイヤホンを上回るのは当然かもしれません。

1万円以下という近しい価格帯ではあるので、音質や定位感が良く、密閉感もあるVR3000を買うのが最もおすすめです。

VR3000のメリット

クリアな音質

空間を感じる定位

遮音性は高め

ただし…VR3000はマイクがあまり良くありません。

クリアなマイクが最重要であれば「Logicool G333」を選ぶのも良いでしょう。

Razer Hammerhead Duo Console」はフィット感が結構良いのですが、低音スカスカで高音寄りというかなり特殊な音作りなのでだいぶ人を選びます。ハズレだと思う人の方が多いかもしれません。

HyperX Cloud Earbuds」はインナーイヤー型で遮音性が低いという特徴があります。外の音に気を配りながらゲームできるのはコレだけなので、需要はちゃんとあると思います。同値段帯だと音質も良いですしね。

GameGeek

VR3000にG333のマイクくっつけたら神イヤホンになるのでは?

低価格帯のゲーミングイヤホンを4種類比較。どれがおすすめか点数付けで評価してみた

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