Razer Mouse Bungee V2 レビュー。スタイリッシュで使いやすいマウスバンジー
Razer から発売されているマウスバンジー「Razer Mouse Bungee V2」のレビューをしていきます。
ゴツい見た目をしておらず細身でスタイリッシュな形をしている本マウスバンジーですが、ホールド感はどれほどあるのでしょうか。
使い心地をチェックしていきます!
概要とスペック
「Razer Mouse Bungee V2」はマウスケーブルを整理するためのマウスバンジー。マウスバンジーはケーブルの重さでマウスが引っ張られることを防いでくれるサポートアクセサリーのこと。
有線ゲーミングマウスを使うなら1つは必ず持っておきたいアイテムです
ゲーミングデバイスのブランドとしては超老舗であるRazerから発売されている本製品、以前発売されていた 初期バージョンから正当な進化を遂げたバージョン2 となります。
カラー | 黒 |
サイズ | 75.5 x 120 x 110 mm |
対応ケーブル幅 | 3.2mmまで |
重量 | 約219g |
同梱物
ちょっと縦長の外箱。
コンパクトに梱包されています。
- マウスバンジー
- ステッカー
- 保証書
中身は以上。
デザインと性能
「Razer Mouse Bungee V2」のサイズは実測値で 75.5(横)x 120(高)x 110(奥)mm です。手前側の横幅は 43mm でした。
重量は実測値で 約219g です。細身なだけあってちょっと軽めですが、自重で支えられるくらいはあります。
正面からの見た目。仕上がりはマットブラックで、手垢などはつきにくく全体的にサラサラしています。
前面にはRazerのロゴが刻印されています。角度によっては全然見えなくなるので、あまり主張しすぎず良いです。
サイドから見たシェイプ。バネ部分が土台よりも少し前に飛び出しています。バネは長め。
後ろから見るとちょっとダース・ベイダー感あるような。マウスバンジーを普通に使ってたらこちら側を見ることはあまりないのが残念。
どうしてもと言うなら Benjyfishyスタイル でいきましょう。
ベース部分の構造詳細。バネの間の溝あたりにケーブルがきます。
ココにケーブルを押し込んではめます。返しがついているので簡単には外れません。
ラバーケーブルをはめた状態。
バネの先のケーブルホルダーは黒いシリコンラバー。割と硬めですが、ケーブルが細すぎなければ基本フィットします。
「Razer Viper Mini」などは編組ケーブル。同じブランドですので当然フィットします。
底面は滑り止めのゴムで全体が覆われています。面積も広めで、固定具合は優秀。
V1からの変更点
初期の「Razer Mouse Bungee」との違いを比較してみました。
左が旧型のマウスバンジー。右が「Razer Mouse Bungee V2」です。
Razer Mouse Bungee | Razer Mouse Bungee V2 |
---|---|
80(横)x 125(高)x 115(奥)mm | 75.5(横)x 120(高)x 110(奥)mm |
ざっくり実測値でのサイズ比較。旧型よりも一回り小さくなっています。
横から見ると形がかなり変わっていることが分かります。旧型は土台部分などちょっと尖っているのがあまりよろしくないです。
旧型は 107g ですが、V2は実測値で 約219g です。軽さでいったら旧型の圧勝なのですが、重くなっているのには理由があります。
旧型の裏面は滑り止めだけではなく 粘着するタイプのゴム になっていました。
テーブルに押し付けてくっつけて使うタイプ。テーブルによっては粘着が弱かったり、すぐにゴミがついてしまったりと一長一短な部分でもありました。
右のV2は粘着タイプではなくただの滑り止めとなっていて、自重で支えるタイプ へと変更されています。
右の新型には根本にケーブルホルダーがあるのに対し、旧型はありません。この違いはかなり大きい。旧型だとケーブルが浮いてしまうので、非常に外れやすいです。
ケーブルホルダー部分も旧型は硬いプラスチックのような材質ですが、V2ではシリコンラバーになっています。旧型だと伸縮しないため、太いケーブルがはまりません。
昔のゲーミングマウスは細いケーブルが主流でしたので問題なかったのですが、今は太めだけど柔らかい編組やパラコードといったケーブルが流行っています。
V2の進化は正当で使いやすいものとなっています。
旧型には結構不満があったのですが、この新型はかなり良いです。
使用感
「ZOWIE S1」をはめて使用してみています。ケーブルはきっちりはまって外れることはありません。
バネ先端のシリコンラバー部分は締め付けがジャスト。ですので、ケーブル長の調整に手間取ることがネック です。
背面の溝にケーブルがフィットするようになっていますが、ここの部分は使用していると 必ず外れて浮いてきます。
これは編組ケーブルですがラバーケーブルでも一緒でした。ここが浮くのはもはや仕様と考えて良いでしょう。
しかし、根本に返しがついたホルダーが付いているので 快適さには影響ありません。
バネは長くてしなやかです。自重はやや軽いため思い切り引っ張ったら動いてしまいそうですが、本体を引っ張ってしまうなんていうことは滅多にないかと思います。
見た目がゴツくないのも良いですね。
マウスとの互換性
手元にあるマウスのいくつかでケーブルがちゃんとはまるかどうか試してみました。
マウス名 | ケーブルタイプ | フィット |
---|---|---|
Finalmouse UL2 | パラコード化済み | ○ |
Glorious Model D | Ascended | ○ |
Razer DeathAdder V2 | Speedflex | ○ |
Razer Viper Mini | Speedflex | ○ |
REALFORCE MOUSE | ラバー | ○ |
ROCCAT KAIN 100 | ラバー | ○ |
Xtrfy M4 | EZ code | ○ |
ZOWIE S1 / S2 | ラバー | ○ |
割とどんなケーブルでもOKそうです。
AscendedとかSpeedflexとか、メーカーごとに固有のケーブル名をつけていますが 基本的には編組ケーブル です。
ParaCableMods でパラコード化したUL2も使ってみましたが、問題ありませんでした。
もしかすると、昔のRazerマウスにあったような細すぎるケーブルはさすがに外れてしまうかもしれません。試せていませんが・・。
まとめ
- 良いところ
-
- スタイリッシュな見た目
- どんなケーブルでも基本はまる
- バネは長くてしなやか
- 旧型と比べるとかなり改善された
- イマイチなところ
-
- ケーブル長の調整が若干手間
- 値段は普通
- コンパクトにはならない
「Razer Mouse Bungee V2」は旧型から正当な進化を遂げた、非常に使いやすいマウスバンジーです。
マットブラックで細身な見た目はデスクの上で静かに映えます。さりげない Razer ロゴもいいです。
「REALFORCE MOUSE」なんか結構細めのラバーケーブルなのですが、ちゃんとハマりました。幅広いケーブルの種類をカバーしてくれる絶妙な設計です。
かなりおすすめです