
Waizowl Triaina レビュー

WaizowlはOGM Cloud XSでクオリティの高さを感じていたので、今回のTriainaも高まる期待。
実物を見た第一印象としては、最近のWaizowlらしいソリッドな完成度というより、穴あき軽量マウス時代に少し戻った雰囲気ありますよね。雰囲気っていうかまぁ普通に穴あいてるんですけど。
とはいえ、中に入っているスペックはしっかり現代版です。PAW3950系のHawkeye、Nordic nRF54L15、8K対応、4C急速充電と、今のハイエンド軽量マウスとして必要なところはきっちり押さえています。
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スペック
スペック
外装デザインと素材

Triainaにはカーボン配合ファイバーグラスという素材が使われています。名前だけ見ると、カーボンにガラス繊維を混ぜたような素材なのかなと思いますが、触ってもガラスっぽさはよく分かりません。
カラーは2色で、白がRiptide、黒がAbyssという名前。

今回触っているRiptideはアンバー系の白ベースにメタリックブルーのアクセントが入っていて、見た目のインパクトは強め。派手ではありますが、白と青の組み合わせなので変にギラつきすぎません。
ちなみにTriainaはギリシャ語でトライデントの意味らしく、Riptide(潮流)やAbyss(深淵)というカラー名も含めて、全体的に海っぽい世界観でまとめているようです。そう考えるとマウスのアクセントもちょっと納得。

Triainaは穴あき構造で、バックハンプにはダイヤモンド状の穴が空いています。

サイドには穴こそ空いていませんが、モチーフが彫られていて触ると凹凸のあるテクスチャになっています。ここは賛否が分かれそうで、私は好きじゃないです。フラットな方がいい。
マウスボタンにも同じようなモチーフが入っていて、うっすら模様を感じますが、サイドほど主張は強くありません。ここは許容範囲です。
コーティングはFeatherlight Gen3コーティングという名前で、ほどほどにグリップ力があります。ただ、サイドの凹凸モチーフのせいで場所によってはグリップが少し弱く感じることもあり、コーティング自体というより外装デザインとの相性で少し損している感じがあります。
重量とビルドクオリティ

重量は、UWSのドットソールを7個貼った状態で実測49.8gでした。付属ソールを貼るともう少し重くなると思いますが、50g切るならマウスとしては割と軽い部類です。

底面も穴あき構造で、最初からソールが貼られているわけではありません。付属ソールを貼るもよし、ドットソールを貼るもよし、分解するもよしという感じで、ここは使う人に任せるスタイルなのは好き。

ちなみにソールが貼ってない状態だと49gでした。ソール貼らないで使う人いないけど、参考までにね。
ただ、重量は50g以下と軽いものの、持ち上げたときは数値ほど軽快に感じませんでした。シェイプの重心が低いせいか、指で引き上げるときに少し重く感じます。
軽いのは軽いんですけど、持ち上げやすさでさらに軽く感じるタイプではありません。
ビルドクオリティ
剛性
★★★★☆
良い
クリックのかたつき
★★★★★
なし
ラトル音
★★★★★
なし
穴あき構造なのでビルドに少し不安はありましたが、実際の作りは良いです。どこを押しても軋みはありませんし、振っても変な音はしません。クリックのガタつきも、私がチェックした範囲では見当たりませんでした。
見た目は軽量化優先っぽいんですけど、本体そのものはちゃんと剛性高めで設計されています。
サイズとシェイプ

サイズは122×64×36mmで、Mサイズの左右対称型です。

背丈は低めで、一番ピンときたのはZOWIE FK2でした。トップが似たような潰れ方をしていて、低い位置から緩やかなトップピークを描くタイプです。
Finalmouse ULXやPulsar eS FS1あたりにも近い雰囲気があります。
背中で手を支えるというより、低く構えて指でコントロールするマウスです。FK2-DWより少し短いですが、横幅と高さはかなり近いので、FK系の低いアンビシェイプが好きな人は受け入れやすいんじゃないかな。
サイド前方の逆ハの字は弱めで、センターもフラット気味。がっつり握り込む場所を作るというより、持つ位置をそこまで固定しない形状になっています。
基本的には、つまみか浅めのつかみで持つのがおすすめです。自然とつまみ寄りの持ち方になりやすいと思います。
マウスボタンには少しくぼみがありますが、指の置き場所を強制されるほどではなく、ほど良い形です。
センサー・MCU・バッテリー

センサーはPAW3950ベースのHawkeye V1で、最大DPIは30,000です。たしかPixArtとWaizowlの共同開発のカスタムセンサーですね。

MCUはNordic nRF54L15。この新しいMCUを載せているマウスは、最近のハイエンドっぽさがあります。省エネ化が進んでいて、電力効率もかなり改善されています。
バッテリー持ちは、4Kで40時間、8Kで27時間とされています。8Kで27時間ならめちゃくちゃ長いわけではありませんが、競技寄りの軽量マウスとしては普通に使えるラインです。

さらにTriainaは4Cバッテリーを採用していて、22分でフル充電できる急速充電型です。4Cというのはバッテリーの充放電レートを示す表記で、Triainaでは短時間で充電できることが売りとなっています。
その代わり、規格外の充電器や定格出力を超える電源などを使用すると、基板やバッテリーに異常が起きる可能性があるので注意が必要です。

8Kを使うとバッテリー消費はどうしても増えますが、充電が速いなら8Kで使ってもいいか、という気分になるのはけっこう大きい。
クリック・サイドボタン・ホイール

メインスイッチはTTC Opticalです。
Omronオプティカルのような詰まった高い音ではなく、もう少し低めな音と感触。昔みたいな鈍い音とは程遠く、オプティカルでこの音ならけっこうレベル高いかも。

プリトラベルとポストトラベルは少し多めで、跳ね返りは普通くらい。歯切れよくスナッピーに返ってくるタイプというより、少し優しい押し心地です。クリックは特に硬くなく、重すぎる感じもありません。

サイドボタンはKailh Blue Shell Green Dotです。
私の評価としてはややおもちゃっぽくて、軽い力で押せるのはいいんですがフィードバックが弱めかな。さらに音もちょっと鈍めで爽快感がない。
メインボタンの感触はそんなに悪くないので、サイドボタンももうちょい頑張ってほしかった気がします。

ホイールはTTC Dust-Proof Goldエンコーダーで、ホイールスイッチはHuano Black Shell White Dotです。

見た感じレッドドットなんだけどな…。ルブが垂れてホイールスイッチにだいぶのっかってました。
スクロールは軽い力で回せて、回転も速め。ノッチ感は弱めなので、カリカリ感が強いホイールを求める人には少し物足りないかもしれません。
一方でホイールクリックは良いです。誤爆しない程度に軽く、スパムもできます。これは普通に使いやすい。
ソフトウェア

ソフトウェアはウェブドライバーなんですが、これが実はちょい微妙。
まず日本語翻訳が微妙でところどころおかしなことになっています。…がこれはまあ、まだ許せます。
問題は動作の方です。最初にアクセスしたとき、ファームウェアが古くてバグっていたのか、ソフト内の性能設定という項目を押すと延々とくるくる回転して進めなくなりました。
公式サイトからファームウェアをダウンロードしてインストールしたら直ったので、同じ状況になった人はファームウェア更新を試してみてください。
ただ、そのファームウェア更新も少し面倒で、たしか別のマウスのドングルを接続しているとうまくいかなかったと思います。
マウス本体の完成度は高いのに、ソフトウェア側で余計なストレスが出るのはもったいない。
デザインも見やすそうに見えて分かりにくいというか…UIの改善余地はまだまだありますね。
価格
日本での販売はKIBUで、価格は16,800円となっています。
公式価格99ドルを考えて、今160円レートであることを考えると、ほぼ儲けあるんですか?ってレベルの価格だと思いますよ。
KIBUさん、いつもサンキュー。
まとめ

Waizowl TriainaはPAW3950系のHawkeye、Nordic nRF54L15、8K対応、4C急速充電など、ハイエンドとして必要なものをしっかり揃えていたゲーミングマウス。
シェイプはZOWIE FKシリーズのような低めの中型左右対称が好きな人には面白いと思いますが、背中の支えが欲しい人には向きません。サイドの凹凸テクスチャも好みが分かれますし、サイドボタンの感触やWebドライバーのバグっぽい挙動も若干気になります。
本体の出来は良いですが、低めアンビのシェイプとデザインが刺さるかで評価が変わるマウスです。個人的にはあまり刺さりませんでしたが…!












