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ゲーミングデバイスレビューをする「GameGeek」の管理人。トータルで180個くらいはレビューしてきました。レビューなどの依頼はお問い合わせかツイッターまで

WAIZOWL 梟 レビュー

WAIZOWL 梟

WAIZOWLから発売されるマウスパッド梟をレビューしていきます。

本製品はレビュー用サンプルをご提供いただきました

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概要

WAIZOWLのブランドイメージでもある梟を大きく描いたマウスパッド。スムーズなSilky Feather偏布生地を採用しており肌触りは滑らか。

滑りは公式でスピードバランスと謳っていますが、当サイトで計測した結果ではバランス〜コントロールバランスとなります。

パッケージ

大きめのフラットパッケージで巻きぐせはありません。

箱から出したらすぐに使えます。取り出した当初忘れてしまったのですが、ゴム臭さはあまりなかったような…。そこらへん記憶が曖昧です。

購入先

日本での販売はDevice Armouryが担当します。

Waizowl
¥5,580 (2024/05/05 07:00時点 | Amazon調べ)

デザイン

ネイビーをベースに梟が大きく描かれています。夜を感じさせる暗めの色調で、夜行性の梟にぴったりなデザイン。よくよく見ると額当てだか兜みたいなの被ってますね。

ブランドロゴ部分を拡大

ブランドロゴは右下にありますが、これはプリントの一部なので他の表面と素材が同じです。マウスが上を通過しても違和感がありません。たまに全然違う素材でマウス滑らせるとガビガビすることありますけど、本製品では心配なしです。

サイズ

ワンサイズ展開。縦横に十分に大きいXL相当のサイズです。

サイズ寸法
XL490 x 420 x 3.5 mm

実際にスペック通りのサイズが計測してみたところほぼぴったり同じでした。厚みに関してはざっくり測った結果だと3.8mmくらいでした。

ステッチ

しっかり織られた高品質なステッチです。糸は細いため触っても痛い感触はありません。

高さもほとんどマウスパッド表面と平行くらいなのでエッジにマウスがかかっても引っかかることはありませんでした。

縦に走っている糸がちょっとだけ飛び出しがちというか、ちょっとだけザラつきを感じます。ここが側面ステッチと同じ高さだったらもっと良かったかも。

中間層

厚みは3.5mmですが、実測だと約3.8mmでした。ここ最近では人気の厚さです。

中間層の硬度を安物デュロメーターで測ってみましたところ、硬度は26でした。

Artisanで例えるとXSOFT:13、SOFT:24、MID:44(雷電/零で計測)となります。SOFTとほぼ同等の柔らかさという位置づけです。

マウスパッドの中央と四隅の5点付近で硬度が変わるか試してみたところ、真ん中付近は26~28程度で推移し、隅に近づくにつれて31~32程度と少し硬くなっていきます。

底面素材

高密度ポリウレタン素材ベースを採用しています。本製品の防滑性は並で、他のポロンベースのマウスパッドに比べて吸着力は弱く感じます。

ゲーム中に動くかと言うと、ゲームを数時間プレイした後に角度がちょっとだけ回転してしまっていることがあるという程度です。つまり問題ないかなと。

拡大した写真。他製品のポロンに比べて、六角形だけど小さな気泡みたいなものが見受けられません。

表面素材

表面には独自開発されたというSilky Feather(シルキーフェザー)生地が採用されています。パッと拡大写真を見た感じでは横方向に織られており、1つの編み目がやや横に長めに作られています。

手で触ると滑らかで引っかかりなどは感じません。手触りに関して他のマウスパッドで例えるとどうかな…X-Raypad ThorやROCCAT Sense Iconなんかよりも少しザラつきがあります。D-GLOW 烬が近いかも。

使用感

宣伝ではスピード寄りのバランスタイプと称されていますが、マウスを滑らせてみた感じもっとコントロール寄りな気がしました。当サイトで評価するなら初動の軽さは普通くらいで滑りが普通くらいなバランス〜コントロールバランスあたり。

引きずるような感覚はないのですが、マウスの動きがちょっと重ために感じます。その分止めやすいというメリットもあります。

中間層はほどよい柔らかさなので一定のスピードを保つにも良いし押し込みでも沈みます。強く押し込むと角度が少しズレる可能性がある点にだけ留意です。もちろん机の材質にもよるとは思いますが、私のはKanademonoのラバーウッドナチュラル天板です。

点ソールはやや速いですが、他のどのソールを使っても滑りは大きく変わらないような印象を受けました。

静摩擦と動摩擦

静摩擦係数と動摩擦係数を計測し、5つのマウスパッドで比較してみましたのでテーブルに表します。

マウスパッド動摩擦(s)静摩擦(gf)
WAIZOWL 梟1.1368.6
VAXEE PA1.0365.2
ZOWIE G-SR-SE Rouge1.2965.1
ZOWIE G-SR II1.3466.1
Ninjutso NPC Pro XL2.0478.9
数値が低い方が速い(軽い)

テストに使用したマウスパッドはいずれも同条件の湿度・温度下で計測しました。マウスパッドによっては劣化しているものもあるのであくまで当サイトでの計測結果ということに留めます。詳しい計測方法などについては以下の記事をご覧ください。

滑りでいうとVAXEE PAとG-SR-SE Rougeの間くらい。個人的には手で滑らせた感じだと両方よりも遅かったのですが、数値的には上記のようになりました。初動の軽さはG-SR-SEやG-SR IIなどと比べると若干ですが重めです。

ただしいずれもNinjutso NPC Pro XLほどコントロールタイプではありませんので、バランスタイプといって差し支えないかと思います。

センサーとの相性

現行センサーのいくつかでカーソル飛びなど不具合がないかMouseTesterで確認しました。

センサー結果マウス
PMW 3360ZOWIE ZA13-C
PMW 3389Xtrfy MZ1
PAW 3335HyperX Pulsefire Haste
PAW 3370ZOWIE EC3-CW
PAW 3395VAXEE Zygen NP-01S Wireless
Hero 25KLogicool G Pro X Superlight
Razer Focus Pro 30KRazer DeathAdder V3 Pro

いずれも問題なく動作します。

耐水性と湿気の影響

マウスパッドの上に水を垂らして耐水性について確かめていきます。

水滴をたらした直後から3分が経過するまで一切水が染み込んだ形跡はなく、撥水性は極めて高いです。

アームカバー

VANCERとCW-Xアームカバーで試したところ、特に引っかかりはなく使用可能でした。

素肌だと汗をかいたら少し引っかかるため、アームカバーありの方がスムーズにマウス操作ができます。

価格について

Waizowl
¥5,580 (2024/05/05 07:00時点 | Amazon調べ)

価格は税込み5,580円で、Amazonで買えばフラットパッケージなのに送料もかかりません。最近のマウスパッドで言うと僅差ですが安い部類に入るかと思います。

ただしArtisanよりはちょっとお高い。

レビューまとめ

WAIZOWL 梟
総合評価
( 4 )
メリット
  • ちょいコントロール寄りのバランススピード
  • ほどよい硬さの中間層
  • 梟のイラストデザイン
  • 引っかからないスムーズな手触り
  • ステッチも上々な作り
  • 撥水性高め
  • 価格は最近の中では安めか
デメリット
  • 防滑性はそこまで高くない

以上WAIZOWL梟のレビューでした。

どちらかというとバランス〜コントロールっぽい滑りなのにスピードバランスと謳っているいう点がやや腑に落ちませんが、値段が高くないためコスパ的に良好です。

やや防滑性が弱く、手に汗握る試合を繰り返しているといつの間にかパッドの位置や角度がズレてしまう可能性があります。他は特に気にならず、全体的に品質の高いマウスパッド。

デザイン性のある表面・滑らかな手触り・バランス・中間層ほどほどの硬さという条件を探している人にはぴったりのマウスパッド。

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WAIZOWL 梟

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