VALORANT:グラフィック品質の設定の違いを画像で比較解説
VALORANTのグラフィック品質設定にはそれぞれどのような意味があって、変更すると映像的にどのような影響を及ぼすのか調べてみました。
画像で見た目の違いを比較するのと同時に、fpsにインパクトがあるのかについても確認していきます。
グラフィック品質の設定
全てオフ&低設定の状態をデフォルトとします。
この状態で、プラクティス画面のこのアングルを見てみます。
FPSは220-230あたりをマークしました。
全ての設定を高またはオンにした時のFPSは190弱あたりでした。
使用しているPCはざっくり Core i7-9700K + RTX 2080 SUPERで、解像度は2560×1440のWQHDで確認しています。
マテリアル
建物や武器といった表面に影やシャープネスが足されて立体感が生まれます。VIPERの腕はちょっと大げさで、他のキャラだとここまで変わりません。
さらに寄ったところの比較画像です。
fpsへの影響はそれなりにあって、Low→Highで10fpsくらいは落ちました。
Low→Medへの影響は軽微ですので、中推奨 です。Lowにするとおもちゃっぽいスキンになります。
テクスチャ
テクスチャの設定変更ですが、全く違いが分かりません。もっと寄った画像でも確認してみましたが、変化は見受けられませんでした。
fpsへの影響はほぼなく、Low→Highでfpsの変動なしです。
現状では 低にしておいて問題ありません。
ディテール
マップ上のオブジェクトに関するディテールで、壁の傷が増えたり、落ちている小石の数が増えたりします。
fpsへの影響はそれなりにあって、Low→Highで15fpsは落ちます。Low→Medの影響は軽微です。
はっきり言って不必要なので 低推奨 です。
UI
ユーザーインターフェースのクオリティ設定。体力バーの背景が透過処理されています。また、ESCで設定画面を開いたときに背景を透過処理するかどうかにも影響します。
fpsへの影響は軽微で、ほほ変動なしな印象です。
ただし試合になるとマップや味方の状況などUIが増えるため、影響が出る可能性があります。低~中推奨 です。
ビネット
上下の画面のエッジを暗くする効果。映画っぽい演出を加えます。
fpsへの影響は軽微 ですが、視認性が落ちるのでオフ推奨 です。
VSync
VSyncをオンにしても特に映像的な変化もfps変化もありません。
インプットラグ(入力遅延)が発生するので オフ推奨。
もしティアリングがひどく発生しているなら使用しましょう。
アンチエイリアス
屋根のエッジ部分に注目してください。NONEだとジャミジャミしていますが、MSAA 4xだと滑らかになっています。
fpsへの影響は軽微 で、ほぼ誤差程度。
エッジがギザギザになると敵を視認しにくくなるので MSAA 4x推奨。
異方性フィルタリング
アンチエイリアスと似ていますが、ナイフすぐ上の床に注目してください。ディテールが違うことが分かります。また、樹木も16Xの方が細かく表現されています。
fpsへの影響は軽微 で、ほぼ誤差程度。16Xで良い と思います。
明瞭度を上げる
暗い部分がより暗くなってコントラストが少し締まった印象です。
fps的な影響はほぼありませんでした。注意書きにはかなりインパクトがあると書いてあったので、状況による可能性があります。
OFFでフラットな見た目にしておいた方が良さげ です。
ブルーム
主に武器の描写に影響するグロー効果。武器だけでなく画面全体が少し明るくなった印象を受けました。
fpsへの影響は軽微で、2-3fpsくらい変動しました。
単純に見た目で満足するだけの設定なので オフ推奨 です。
ディストーション
プラクティスのアングルでは映像的な変化はありませんでした。
注意書きを見た感じだと、スキルなどの影響でオブジェクトが歪んで見えるようなエフェクトだと思いますが、Sageでスキルを使ってもよく分かりませんでした。
fps的な影響はほぼありませんでしたが、いずれにせよ歪みのような視認性が悪くなるものは オフ推奨 です。
一人称視点の陰影
自分から出る影の有無です。武器などの物体に投射される程度みたいです。
fpsへの影響は中くらいで、5fps程度変動しました。
必要ないので オフ推奨。
まとめ
私個人がおすすめする設定は以下の通りです。
設定名 | クオリティ | fpsへの影響 |
---|---|---|
Material Quality | 中 | 大 |
Texture Quality | 低 | 小 |
Detail Quality | 低 | 大 |
UI Quality | 低~中 | 小 |
Vignette | オフ | 小 |
VSync | オフ | なし |
Anti-Aliasing | MSAA 4x | 小 |
Anisotropic Filtering | 16X | 小 |
Improve Clarity | オフ | 小 |
Bloom | オフ | 小 |
Distortion | オフ | 小 |
First Person Shadows | オフ | 中 |
本ゲームは低スペックでも遊べることを謳っているだけに、全てを最高設定・WQHDでプレイしてもそれなりに高fpsを稼げるようになっています。
しかし、設定次第では30fpsほど上下することが分かりました。
競技ゲームとしては不必要な設定もあるので、バッサリ断捨離してしまいましょう。