
TCL 32X3A レビュー

TCL 32X3Aは、32インチOLEDパネルを搭載した4Kゲーミングモニターです。
4K解像度では240Hz、フルHDに切り替えると480Hzで表示できます。
USB-Cは最大90W給電に対応し、KVM機能やBang & Olufsen監修スピーカーも搭載しています。
めちゃくちゃ盛りだくさんな欲張りモニターなんですよ、こいつぁ。
この記事では、実測の応答速度や色域カバー率も見つつ、実際に使ってみた感想とその良さを紹介していきます。
ショート動画でも紹介してるのでぜひ見てみてください。
提供: TCL
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外観はかなり薄く、ベゼルも細い

TCL 32X3Aで最初に目に入るのは、パネルの薄さ。
横から見るととーっても薄くて、衝撃によってはパキッと折れちゃいそうな儚さ。

正面から見るとベゼルも非常に細いです。

背面は光るので後ろを覗くとピカピカしていますが、部屋の電気を消して暗くしても壁の反射は弱めですね。意外と主張しすぎなくていい塩梅ですよ。
アルミ筐体なので質感も良くて、実はMacBookと並べても違和感が結構少ない。
ゲーミングモニターっぽい派手さが控えめでオールラウンドにも使えるデザインです。

ケーブルは背面に突き刺すタイプ。下向きに作られているよりも圧倒的に抜き差ししやすくて神。
32インチの迫力

最近は27インチも流行ってるような気がしてるんですけど、私はやっぱり32インチを推したい。
やっぱでかさは正義なんですよ。
迫力がちげえので。ゲームも動画も最高です。
黒の沈みとコントラストはOLEDらしい強さ
OLEDなので黒はしっかり沈みますし、明暗差もはっきり出るので非常に美しい映像が楽しめます。

視野角もめちゃくちゃに広く、真横から見てもくっきり鮮やかに見えます。
ふと横から見た時にびびるんですよねOLED。いやめっちゃキレイか?!
4K 240Hzで使える

4K/240Hzに対応しています。
4Kでこのフレームレート出すの、ゲームによっては結構スペックが必要なので場合によっては恩恵を感じにくいですが、まずカーソルが滑らかなのが嬉しいのです。
私は絶対デュアルディスプレイの片方は32インチと決めていたので、実はこれの前までBenQ EX3280U使っていましたが、4K/60Hzなので色々と厳しいものがありました…。
ずーっと何にしようか悩んでたんだけど、いよいよアップグレードできてめっちゃ幸せ。
LoLプレイしてもヌルヌルしてるし、シングルプレイヤー系ももってこいなんだな。
FPSではFHD 480Hzに切り替えられる
このモニターはフルHDに切り替えると480Hzで使うことができるデュアルモード搭載です。

ただ若干画質は荒く感じちゃいますね。
さらに、32インチでFPSをやると画面が大きすぎて視点移動がきつく感じるかもしれません。
TCL 32X3Aには表示範囲を狭めるモードがあります。

アスペクト比に27インチモードと24.5インチモードがあるので、それらを使えば強制的にモニターサイズを小さく見せることができます。まぁ割と色んなディスプレイに搭載されている機能ではありますが。

私はデュアルディスプレイで使っているのであまり32X3AをフルHDモードにすることはありませんが、1台で済ませたい方には嬉しいかも。
ディスプレイ性能の確認
計測ツールを使ってそれぞれの性能を測ってみました。
これは測定条件・測定環境によって結果は異なることがありますので、ご留意お願いします。
OSRTTで応答速度を測定
応答速度はOSRTTという機器で測定しました。

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ゲーミングモニターの応答速度と計測方法について解説
ついに当サイトでもゲーミングモニターの応答速度を計測する目処が立ったんですよ! やっぱモニターレビューする上で、「GtG1msです。メーカーはそう言ってます。終わり…
以下は他のモニターのデータも入ったリストです。
TCL 32X3A
4K / 240Hz
0.81ms
スコア 95.8
TCL 32X3A
FHD / 480Hz
0.97ms
スコア 97.1
BenQ ZOWIE XL2586X
FHD / 540Hz
2.66ms
スコア 96.4
BenQ ZOWIE XL2566K
FHD / 360Hz
4.34ms
スコア 87.5
INNOCN 27G1S
WQHD / 240Hz
4.37ms
スコア 87
BenQ ZOWIE XL2546X
FHD / 240Hz
5ms
スコア 89.7
GRAPHT GR2532DML-BK-SL
2560×1440 / 320Hz
5.05ms
スコア 91
BenQ MOBIUZ EX271U
6.30ms
スコア 92.3
Amzfast AMZG34C5Q Pro
3440×1440 / 240Hz
7.60ms
スコア 84.8
測定条件・測定環境によって結果は異なることがあります。
結果は4K/240Hzで0.81msでした。FHD/480Hzでは0.97msとなりました。

ここまで緑一色なこと初めてかも。
OLEDらしくかなり速い数値で、視点を大きく振った時も輪郭がにじみにくく残像感は少なめ。
4K 240Hzでも十分速く感じますが、FHD 480Hzに切り替えるとマウスを動かした時の滑らかさが違います。
FPSだけなら24インチ系の競技モニターを選ぶ人もいると思いますが、32インチ4K OLEDでこの応答速度が出るならゲーム用としても十分使えますね。
表示遅延について
OSLTTという計測ツールで測りました。

ディスプレイの表示遅延(On Display Lag)は、低遅延モードで2.56msとなっています。ノーマルモードでは6.79msでした。
On Display Lagは、映像信号がモニターに入ってから画面に表示されるまでの遅延です。USB入力やPC側の描画時間を含めたTotal Input Lagは平均4.82msでしたが、ここはおま環になるので、モニターの遅延を見るにはOn Display Lagが適しています。
4K 240HzのOLEDとしては、低遅延モードの2.55msは十分速い結果です。ノーマルモードでは遅延が増えるので、FPSなど反応速度を重視するゲームでは低遅延モード推奨。
色域はDCI-P3カバー率96.4%
色域はCalibrite Display Pro HLで測定しました。
sRGB
100%
AdobeRGB
88.3%
DCI-P3
96.4%
測定条件・測定環境によって結果は異なることがあります。
DCI-P3カバー率は96.4%でした。公称値は98.5%なので、今回の実測では少し下回っていますがおおむね良好。
実際の表示はかなり鮮やか。ゲームや映画視聴のみならず、画像調整や動画編集でも使いやすいかと。
USB-C 1本でMacBookをつなげられる
USB-C DP Alt接続にも対応。
MacBookなどをUSB-Cケーブル1本でつなぐと、映像出力と給電をまとめられるのでお得感あり。給電は最大90W。
MacBook用の作業モニターとして使う時に、ケーブルが増えないのは最高ですね。デスクトップPCはDisplayPort、MacBookはUSB-Cという構成にするのが個人的にはおすすめ。
KVM対応でデバイスを瞬時切り替え
KVM機能も搭載しており、キーボードとマウスをモニター側に接続しておけば、PCとMacを切り替えた時にデバイスもまとめて追従させられます。
2台以上のPCを使う場合、モニターの入力を変えるたびにキーボードやマウスを差し替える必要がなく楽ちん。
私はあんまり使わないですけどね、モニターからケーブルが伸びてくるのがちょっと嫌というかなんというか。些細なことな気もするんですが。
Bang & Olufsen監修スピーカーは普通に良い

スタンド部分にはBang & Olufsen監修のスピーカーが搭載されています。
モニター内蔵スピーカーとしては、音は全く悪くないです。ヘッドホンを外して少しゲームをするくらいなら問題ありませんし、私は外付けスピーカーなくてもいいなと思っちゃいました。
この前までCreative Pebble Proとか使ってたんですけど、存外でかいので。でかいスピーカーをデスクに置くのがどうしても嫌なのだ…。スピーカースタンド使うのもなんだかなぁだし。
スタンドスピーカーとモニターアームの相性は注意

スピーカーとスタンドは一体型になっているため、モニターから外すことができません。
本来モニターアームを使うと下がスカッと空いて物を置けたりするんですが、中央付近はかなりブロックされてしまいます。
一方で、付属スタンドは調整幅が広いタイプではなく、チルト角度の調整が中心なので、高さや位置を細かく合わせたいならモニターアームを使いたくなります。

OLEDはパネルが薄いため、モニターアームを動かすのにも少し注意を払います。
メニュー操作は右側面のスティック

メニュー操作は右側面のスティックで行います。入力切り替えや設定変更も、こいつをポチポチ押し込んだりすれば進められます。

OSDはよくあるタイプというか普通に見やすいです。ただ、機能が多いモニターなので、リモコンがあったら最強でした。
リモコンって結構コストかかりそうだから皆採用しないっぽいんだけど、私にはすごい重要なんだよなぁ。
TCL 32X3Aの良かった点

32インチ4K OLEDの美しさを堪能しつつ、4K/240Hzで普段使いもゲームも滑らか。実測の応答速度も4K/240Hzで0.81msと速く、残像感も少なめでした。
Bang & Olufsen監修の内蔵スピーカーも普通に使える音で、外付けスピーカーを置きたくない人ならこれだけで済ませてもよさそう。
USB-C 90W給電、KVMなどなど、複数台のPCを利用する人にかなり便利で、1台でできることの幅がかなり広いのが強みです。
TCL 32X3Aの微妙な点
FHD 480Hzモードは32インチでフルHD表示になるので粗さは感じます。
あとはメリットでも上げたスピーカー、音は良いんですが、スピーカーとスタンドが一体型なのでモニターアームを使っても中央下が完全には空きません。
見た目的に不格好なのと、ギリギリまで下にさげようとしてもスピーカーが邪魔で下がりきりません。普段低くして使っている人には微妙かも。
あと、これはしばらく使ってから感じたことなんですが、OLEDをサブディスプレイにしていると焼き付き防止のためによくスリープ状態に入っちゃうのだけストレスかな…。
そして、値段がかなり高い。
まとめ
TCL 32X3Aは、4K OLED+の映像、240Hzの滑らかさ、FHD 480Hzのデュアルモード、USB-C 90W給電、KVM、内蔵スピーカーまで詰め込んだ欲張りモニターです。
1台でAAAゲーム、eSportsゲーム、動画視聴、作業まですべて対応できるのは強い。
映像の美しさ、ゲーム性能、デスク周りの便利さまでまとめて欲しい人におすすめしたい1台。
後はお財布と相談か…。












