SteelSeries Rival 3 レビュー。圧倒的低価格のコスパ抜群エントリークラス
かなり安価なゲーミングマウスである「SteelSeries Rival 3」。
非常に手頃で手の出しやすい価格帯ですが、77gという軽さと、SteelSeriesがPixArtと共同開発した新センサー「TrueMove Core」を搭載した大真面目なマウス。
安いのにそのクオリティは中々のもの。その辺のよく分からないブランドの低価格マウス買うなら絶対こっち買ったほうが良いです。
概要とスペック
左右対称シェイプの「SteelSeries Rival 3」は「Rival110」と同じデザインです。「Rival 3」ではマウスボタンが本体と一体型ではなく分離されています。マット仕上げで非常に滑らかな質感。安っぽさは全くありません。
案外小さくて、サイズ的には「Model O-」や「MM710」などと似ています。
- 左右対称シェイプ
- ぐるっとマウスを囲む美しいRGB
- 77gとほどほど軽量
- 超低価格
何よりも低価格のがウリです。性能が良ければ「安いのにすごい」、性能が微妙な部分は「でも安いし・・」で済まされそうな破壊力を持っています。
ただ安いだけではなく、新センサー搭載や軽量化もしっかり行っているので、エントリークラスのゲーミングマウスとしては最高です。オンボードメモリも備わっているのでちょっとしたお出かけマウスにもOK。安いので過酷な環境でも気兼ねなく使えます。
カラー | 黒 |
接続 | 有線 |
センサー | TrueMove Core |
DPI | 8,500 |
寸法 | 120.3 x 60.5 x 37.1 mm |
重さ | 77g |
ボタン数 | 6 |
ケーブル長 | 1.8m |
LEDカラー | あり |
ソフトウェア | あり |
同梱物
外箱はかなり小さめでコンパクトです。他に付属品も入っているわけでもないですし、これくらいのサイズが丁度良い。
ちょっと不思議な梱包ですが、中のダンボールを引き出すとマウス本体と説明書が出てきます。
これが「SteelSeries Rival 3」。説明書は無視してOK。
外観と性能
「SteelSeries Rival 3」は左右対称型ゲーミングマウス。サイドボタンは左側なので、右手向けとなります。
思ったより小さい印象です。寸法は実測で 120.3 x 60.5 x 37.1 mm。
公式では77gということでしたが、実測で 83g ありました。測り間違えたかと思ってもう一度測ってみたところ 81.5g でした。いずれにせよまぁまぁな誤差。
ハニカムなしですが、どちらかというと軽量の部類ですね。50〜60台のマウスに慣れてるとちょっと重め。それでも 値段を考えると大勝利 。
正面。マウスボタンは低めに設計されています。感覚で言うと「Endgame Gear XM1」に似てるかも。
左サイド。後にも触れますがサイドボタンがかなり細いです。
右サイド。サイドボタンがないだけで、左とは対称な作りになっています。
後ろから。1番後ろ部分は少し嵩上げされています。SteelSeriesのロゴは光る。
底面のセンサー位置とマウスフィート。センサーはやや後ろ寄りです。SteelSeriesがPixArtと共同開発した新センサー「TrueMove Core」が搭載されています。
マウスフィートはテフロンで悪くない滑り。形はかなり独特ですね。なぜか窪みがついており、外しやすいよう考慮されています。
マウスボタン
「Rival 3」のメインボタンは中央部分に段差があるデザイン。あまりクリスピーなクリック感ではなく普通。
マウスホイールは独特なラバーデザインです。ホイールの回転はかなり静かで軽い。また、ホイール自体もロープロファイル気味です。
DPIスイッチ。マウスホイールからはやや離れているので誤クリックの心配はあまりないかと。サイドボタンと同じく細いスイッチです。
サイドボタンはかなり細めです。実はちょっと押しにくいというか、細いし出っ張りが少ないので感覚を掴みにくいです。
ケーブル
ゴムケーブル。このケーブルの何が嫌かって、最初に梱包されてくるときの巻き癖がもはやとれないところですよね。
ただし!実は抵抗は割と少なくて、ケーブルを持って伸び縮みさせてもマウスはあまり動きません。優秀な面もちゃんとあります。それでもマウスバンジーを使って上手くケーブルを空中に吊るした方が良いでしょう。
ブッシュが地面と平行になっているのはポイント高いです。できればパラコード系が良かったなぁ・・とはさすがに望みすぎかもしれません。何せ$29.99なのです。
コネクタ部分は至って普通です。
ライティング
マウス後方のロゴと、サイドから後ろにかけたエッジ部分がRGBで光るようになっています。エッジ部分のライティングは、マウスをぐるっと囲むようにシームレスなので綺麗ですね。
色の移り変わりも自然だし、発色は綺麗だしかなり優秀です。
ソフトウェアで多少のコントロールが可能です。ゾーンが3つに分けられており、それぞれ別のカラーと光り方を設定できます。色の継ぎ目が馴染んでてすごい綺麗なんですよね。
ソフトウェアについて
必須ではありませんが、ソフトウェアをインストールすれば細かい設定が可能です。「SteelSeries Engine」をダウンロードして使います。
Razer Synapse なんかと比べるとシンプルなのであまり抵抗はないでしょう。直感的で分かりやすく、よく出来ています。
こちらはイルミネーション設定。ゾーンが3つに分かれていて、それぞれに異なる設定ができます。
持ち方とそれぞれの使用感
シェイプ・サイズから言ってつまみ持ちが最も適しています。しかし、つかみ持ちも疲れますがそこまで悪くないです。
残念ながらかぶせ持ちは向いていません。公式サイトの製品ページでも 推奨グリップはクローまたはフィンガーティップ となっています。
かぶせ持ち | つかみ持ち | つまみ持ち |
---|---|---|
△ | ◯ | ◎ |
かぶせ持ち
かぶせ持ちはリラックスした持ち方なら可能です。ぴっとりと包み込むように持つのは難しそうで、つかみとのハイブリッドスタイルになるでしょう。
つかみ持ち
マウスボタンがロープロファイルなのでつかみ持ちがかなりしっくりきます。マウスのトップ部分と手の腹がいい感じにフィットします。
つまみ持ち
つまみ持ちはなかなか良いです。サイドのくぼみ部分がちょうど親指と小指にフィットしてしっかりとホールドできます。
レビューまとめ
- 良いところ
-
- とにかくガチ安い
- 80g前後と比較的軽め
- つかみ持ちに最適
- RGBライティングがシームレスで綺麗
- コスパを考えると全て平均点以上
- イマイチなところ
-
- ゴムケーブルの巻き癖がとれない
- サイドボタンが細め
- LODがちょっと長い
ゲーミングマウスが欲しい、でもお金はないからとにかく安いのが良い!って思ってる方、Amazonに転がってる無名ブランド選ぶくらいならこれ使っておいた方が絶対良いですよ。