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Soundpeats Mini Pro HS レビュー

Soundpeats Mini Pro HS レビュー

Soundpeatsから発売されている高品質コーデックLDAC対応の完全ワイヤレスイヤホン「Mini Pro HS」をレビューしていきます。

レビュー用サンプルをご提供いただきました

タップできるもくじ

概要とスペック

Soundpeats Mini Pro HS」はアクティブノイズキャンセリングを搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。

前回、同じくSoundpeatsから発売されたインナーイヤー型の「Soundpeats Air3 Deluxe HS」を紹介しましたが、こちらのMini Pro HSはカナル型となります。

超低価格なのにANC+LDACに対応し、コスパが抜群なイヤホンです。

カラー
接続Bluetooth 5.2
オーディオステレオ
対応コーデックLDAC/AAC/SBC
タイプカナル
重さ38.3g
スピーカー周波数特性20Hz – 40kHz
スピーカーサイズ10mm ダイナミック
マイクENC通話ノイズキャンセリング
バッテリー本体8h + 3.5回充電分
ワイヤレスチャージ
タップ操作
スマホアプリ
マルチポイント

同梱物

外箱はホログラム加工がしてあります。

  • イヤホン
  • チャージャー
  • USB-Cケーブル
  • サイズ違いのイヤーピース
  • クイックガイド

デザイン

イヤホンには大きくSoundpeatsのロゴが黄土色で描かれていて主張は強め。見た目は個人の好き好きによるところですね。

中央部分っていうのかな、凹んでいるというかひょうたん型になっていて持ちやすい構造をしています。

完全ワイヤレスイヤホンって持ちにくくて落としやすいシェイプのものが多いんですけど、これは落としにくいですね。

他のイヤホンと比べても割と小型なところがあるので、なおさらこのシェイプいいなと思います。

GameGeek

SONYでかい…

重さ

両耳で10gなので片方5gで軽めです。

チャージャーは28.3gでした。

全部合わせても38.3gなので軽いです。

チャージャー

チャージャーは黒ベースの丸みを帯びた形をしていて、サラサラとしたマットな質感です。

なんて表現していいのかイマイチ分からないんだけど、ランダムな細かい金色系のドットが入ってます。

Air3 deluxe HSのチャージャーは艶あり光沢仕様であんまり好きではなかったんですが、Mini Pro HSのはマットな質感で安物感はないです。

高さが低くなった一方厚みがかなりでていますが、ポケットに入れても違和感少なめ。

Ledインジケーターはロゴのすぐ下に位置。

押し込むボタンはなく、ペアリングは自動で行われますが、もし手動でやるならイヤホンの側面をホールドします。

充電端子は背面側に設置されているUSB-Cです。

他のイヤホンとチャージャー比較

今メインで使ってる3つを並べてみました。

この3つの中だと「Soundpeats Mini Pro HS」が最も小型です。

ゼンハイザーのやつだけ飛び抜けてデカい感じありますね。

イヤーピース

別途付属してくるイヤーピースはシリコン製のSサイズとLサイズ。

最初から付属しているものはMサイズですね。

私はソニーの「EP-NI1000M Q」というものに付け替えて使っていますが、これでもチャージャーに入ります。

このタイプはシワシワっとなるのだけ見た目的にはイマイチですが、ポリウレタンフォームなので遮音性はシリコンより高めです。

ケーブル

ケーブルはイヤホンにありがちな短いタイプ。

なんでどのブランドもこんな短いのつけるんだろう。

性能チェック

Soundpeats Mini Pro HS」の性能について紹介していきます。

コスト以上の音質

10mmダイナミックドライバー搭載、LDAC対応で周波数は20Hzから40kHzまでをカバーします。

私はLDAC聞けないので評価できないんですが、前作のMini Proに比べると音質は向上しているという話です。

デフォルトのままだと低音と高音が強めなドンシャリ系だと感じて、高音は少し刺さりがちですが低音はズンズンと気持ちよいです。

これはイコライザー対応ですので自分好みに音を調整できます。

音の広がりとか厚みに関しては3万円クラスのイヤホンと比べると劣りますが、全体的に考えて8,000円を切る値段設定を考えると音質的にはとても良いです。

カナルだけど軽めのつけ心地

ギュッと耳に押し込むような動作は必要なく、スッと耳に入れられる軽めの装着感です。

耳に蓋をするような圧迫感が少なめなので長時間の使用でも疲れません。

その割にフィット感はしっかりあって、顔を強く振っても口を動かしても安定感があります。

かなり強いANC

2つのマイクで外の音を拾って逆位相で相殺するANC(アクティブノイズキャンセリング)機能を搭載していて、40dBのノイズ低減効果で前作の35dBからパワーアップしています。

電車の中でずっと使っていましたが、ANCの強さとしてはかなり強いです。

私が持っているゼンハイザーのMTW3に比べると効きは比較的弱めかなと思いましたが、同価格帯だと相当良いのではと予想しています。

周波数の低い車や電車の走行音、風の音などは切れるので効き目はけっこう強いのですが、ガッチリ密閉するような装着感ではないので静寂って感じではありません。

音楽は圧倒的にノーマル状態よりも聞こえやすくなって没入感は高まりますし、音量を抑えられるのも難聴対策としてはやっぱいいですよね。

ANCオンでも耳がグッと圧迫される感じは少なく、疲れにくいのが良いです。

外音取り込み

外音取り込みはマイクで拾った外の音を聞こえやすくするモードで、Mini Pro HSのものはそれなりに良いです。

音を小さくすればレジでの会話は問題なく行えますし、拾う音で強い違和感があることはなかったです。

電車内ではトンネル内を走行している時の空気の音っていうんですかね、あれは強調されて聞こえたので、不自然に感じる場面はたまにあります。

長押し1.5秒でモードサイクルなので、ANCオンにしてたら外音取り込みにいくまでけっこう時間がかかります。

いちいちそっちにいくなら外した方が早いって話はあります。

ANCは再起動後も記憶してくれるようになった

最初はイヤホンは起動するたびにノーマルモードになる仕様だったのですが、2022年11月28日のバージョン1.44アップデートによって、最後に選択していたモードが記憶されるようになりました。

ANCだったら再起動後もANCだし、外音取り込みだったらそのように起動してくれます。

タップ操作は入れ替え不可

イヤホンのロゴ部分をタップすることによってモードの切り替えや音量の上げ下げなどが可能です。

操作の内容は入れ替えられなくて、基本はこのようになります。

左耳操作右耳
音量ダウン ●音量アップ
再生・停止、通話応答●●再生・停止、通話応答
ゲームモードオフ・オン●●●音声アシスタント
ANCモード切替●1.5s曲送り、着信拒否
通話切替●2s通話切替
ペアリング●6sペアリング
●はタップ回数を表します

これ片耳ずつつけても音でますから左耳だけつけたいなんて場合でもOKです。

装着センサーには非対応なので、外した方はちゃんとチャージャーに入れないとすぐには電源オフになりません。

バッテリー寿命

充電はイヤホン本体で連続8時間再生、チャージャーで約2.5回分の充電が可能です。

これはスペック上の話ですし、ANCをオンにするとイヤホンの再生時間は6時間と少し短くなります。

残り充電はアプリで確認できますが、欲を言えばチャージャーの残量も教えて欲しかった。

ENC機能付きマイク

ENCノイズキャンセリング機能がついたマイクで、周辺のノイズをカットしながら通話が可能です。

独立型コンデンサーマイクとかと比べても仕方ないのですが、完全ワイヤレスイヤホンとしてはこんなものなのかなってところ。

Air3 Deluxe HS」よりも歯擦音がかなり抑制されていて聞こえやすくなってると思います。

ノイズキャンセリングついてるから環境音は切れてるんですけど、ややロボット声っぽさはありますね。

通話するくらいなら全く問題なく使えるレベルの音質です。

遅延とゲームモード

Windowsでゲームチェックしようと思っていたのですが、なぜかWindowsにだけ繋がらないという…。

iPhoneとMacbookは余裕で繋がったんですけどなんでかな、たぶんうちのPCの問題の可能性が濃厚ですが。

Soundpeats Air3 Deluxe HS」の時は通常モードだと遅延がそれなりに激しく0.3秒ほどのズレがあり、ゲームモードによって0.1秒程度にまで改善していました。

恐らくこれと同等の技術だと考えると、似たような結果になるんじゃないかなと思ってます。

FPSはギリプレイできるレベルなのでランク戦とかするなら推奨しませんし、音ゲーは厳しいですが、シングルプレイヤーゲームやカジュアルにFPSするなら問題ありません。

これはAir3の評価ですが、もし似たような結果になるならこういうことになります。

アプリ

前作ではアプリに対応していないかったらしいのですが、HSからはアプリが使えるようになっています。

ファームウェアの更新、ボリューム調整、イコライザー設定、ANCモード切替、ゲームモード切替などです。

可変EQは可聴域のテストを行なってAIが自動で最適な設定を見つけてくれる機能があって、ちょっと健康診断のテストみたいで面白いです。

Air3 Deluxe HSで使った時は全然ダメだったんですが、Mini Pro HSで使うとそれなりにバランスのとれた音にしてくれた印象があります。

レビューまとめ

Soundpeats Mini Pro HS
総合評価
( 4 )
メリット
  • コスト以上の音質
  • カナルだけど軽めのつけ心地
  • かなり強いANC
  • 長時間の使用でも疲れにくい
  • チャージャーは小型で持ち運びやすい
  • 低遅延ゲームモード搭載
  • アプリ・EQあり
デメリット
  • タップ操作入れ替え不可
  • ワイヤレス充電なし
  • マルチポイント接続なし

カナル型にしては遮音性はそこそこってレベルですが、ANCのおかげで環境音や低域はかなりカットできて外でもしっかり音楽を楽しむことができます。

つけ心地に圧迫感が少ないので、カナル型が好きじゃない人も試してみると良さそうだなって思います。

ワイヤレス充電やマルチポイントなど対応していない機能も多々ありますが、この値段にしてこのANCにLDAC対応の高音質っぷりはやっぱコスパ壊れてますね

低価格でそれなりに強めのANCがあるLDAC対応イヤホン「Soundpeats Mini Pro HS」のレビューでした。

Soundpeats Mini Pro HS レビュー

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タップできるもくじ