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SOUNDPEATS GoFree2 で耳を塞がない快適ライフ

SOUNDPEATS GoFree2をレビュー

激安だけど品質の高いイヤホンを提供するSOUNDPEATSから新たにイヤホンが発売。

オープンイヤー型の耳を塞がないモデル「GoFree2」をレビューしていきます。

本製品はレビューサンプルをご提供いただきました

タップできるもくじ

概要とスペック

SOUNDPEATS GoFree2はオープンイヤータイプといわれる耳掛け型のイヤホンです。VGP2024で金賞を受賞しました。

圧迫感のあるカナル型が嫌…どころか、やや装着感のゆるいインナーイヤーでも嫌だなと思う人にとって使いやすい耳を塞がない設計

イヤホンで音楽や動画音を聞きたいけど周りの音もしっかり聞こえなきゃ困る!という方にもおすすめできる遮音性があまりない仕様です。

オープンイヤーなのにハイレゾ対応、さらには片耳利用可能、ソフトウェアでのイコライザー設定など機能は充実しており、コスパ抜群の性能を持っています。

一方、着脱センサーやケースのワイヤレス充電非対応なのがややネック。

カラー
接続Bluetooth 5.3
対応コーデックAAC / SBC / LDAC
タイプオープンイヤー
ドライバー16.2mmダイナミック
重さ片耳約9~10g
マイク
バッテリー本体9h + 3回充電分
ワイヤレスチャージ
タップ操作
着脱センサー
スマホアプリ
防水規格IPX5

同梱物

  • イヤホン
  • チャージャー
  • USB-Cケーブル
  • クイックガイド

購入先

公式サイトやAmazonなどのECサイトで購入可能です。

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デザイン

ややプラスチック感がある表面処理のハウジング。

キラリとシルバーに光るSOUNDPEATSのロゴプレートが埋め込まれていて、やや派手さがあるデザイン。

耳掛け部分はシリコンとなっていますが、先端はプレートと同じ素材で反射しています。

重さ

イヤホン片耳あたり約10g弱。通常のカナル型イヤホンに比べると耳掛け部分があるためやや重量はありますが、構造上重いと感じるようなことはありません。

2つ合わせて17.7gほどでした。片耳10gなら20gになりそうなものですが、計算が合わない謎。

全部合わせると73.2gほど。チャージャーは55gくらいですね。

チャージャー

今まで同社のワイヤレスイヤホンはいくつかレビューしてきましたが、それらのチャージャーと比較すると結構大きいサイズ。耳掛け部分があるからですね。

これはSOUNDPEATSの中でも比較的小型なチャージャーをもつMini Pro HSですが、それよりも二回り以上大きいことが分かります。厚みはそんなにないためポケットサイズとも言えますが、まぁちょっとデカいかな…。

素材は軽いプラスチックという感じ。カチカチに硬いよりは落としても多少の衝撃を吸収してくれそうなので個人的にはこれで良いなと思います。高級感はありませんけど。

中央にある小さいLED インジケーターでチャージャーの充電状況を確認できます。蓋を開けた時に光るようになっています。

LEDの色と充電残量
  • 緑: 50%~100%
  • 黄: 10%~49%
  • 赤: 10%以下

端子はUSB-Cです。シンプルなケース。

中はこんな感じでポゴピンあり、イヤホンの形になっています。

ケーブル

相変わらずとっても短いUSB-C to USB-A充電ケーブルが付属。いつも思うけどワイヤレスイヤホン付属のケーブルってなーんでこんなに短いんだろう。

長い汎用ケーブルの方が圧倒的に便利なので、あまり使わないです。

性能

本製品の性能についてチェックしていきます。

音質

オープンイヤーだと耳の中にドライバー部分が入りこまないため、スピーカーを耳のすぐ近くで聴いている感覚と言えます。

初代iPhone付属イヤホンくらいな音質かと思ってたらとんでもない。全然良いです。中域が厚くてボーカルがよく聞こえるので全体的に聴きやすい。密閉しない分、声が聞き取りやすいというのは重要な気がします。

ラムダ型音響空間2.0という技術が採用されていますが、音に奥行きを感じます。

ベースはさすがにスカスカかもなと想像していましたが、思っていたよりも響いていて悪くありません。ただドンシャリ系のキレキレな音楽がめちゃくちゃ楽しめるかと言ったらやはり「ながら聴き」の範疇に入ると思います。

ガンガンに低音ブーストしたいならイコライザーを使うのが良さそうですが、いじっても変化を感じなかったんですよね。バグかもしれませんが。

耳に入れない分、耳のサイズ感によってはスピーカーの位置がうまくハマったりハマらなかったりで、音質の感じ方に変化が現れそう。初めて使う場合、装着してからスピーカーの位置を動かして調節してみるのがおすすめです。

ハイレゾ対応しており、LDACで音楽を聴くことができます。私はiPhoneユーザーなので恩恵を受けられませんが…。頼むぜホント。

着け心地

耳の中に入れないため外れそうになることやかゆくなるこがなく、装着感は良いです。耳掛け部分がそのうち痛くならないかなと不安でしたが、2時間ほどかけても一向に痛くならないくらい軽くて優しい着け心地です。

逆に耳掛け部分の接触感が嫌だ…という人は、普通のイヤホンもダメなら後はヘッドホンくらいしか選択肢としてなさそうな気がする。

ちなみにメガネしながらかけても問題なく、痛くもありません。フレームにもよるかもしれませんので、あまりにも極太テンプルだと話は別かも。

イヤーピースなるものが存在しないため、そのサイズや材質に影響されませんし、落としてなくす心配もないのはメリットの1つでしょう。

遮音性

オープンイヤーと名のつく通り、遮音性はありません。むしろそれが強みとして考えられている部分の1つです。外の音を遮断することなく音を聞けるのがGoFree2の良さってこと。

例えばANC搭載のカナル型イヤホンでは外音取り込みというモードがありますが、それだとマイクで外の音を拾っているだけなので電子感の残る不自然さな聞こえ方をします。

GoFree2の場合は外の音が自然に聞こえますし、自分の発声もハッキリ分かるので会話がとてもしやすいです。コンビニとかでわざわざ片耳外す必要ないです。聞き漏らしたりすると嫌なので、片耳外すんですよね。外音取り込みモードに変更するよりもそっちのほうが速いし。でも地味に面倒。

出力音を大きめに設定しておくと外の音は比例して聞こえにくくなります。その分音漏れもしていくので注意が必要です。

iPhone 14 Proの音量半分くらいで音楽を聴いていて、電車の隣席くらいの距離感で聞いてみるとシャカシャカ音がしているのは聞こえました。個人差はあるかもしれませんが、外で使う場合は音漏れが気にならないレベルを探ってみる必要があるかと思います。

マルチポイント対応

2つのデバイスに同時接続し、音出力している端末に自動で切り替えるマルチポイント機能に対応しています。非常に便利でiPhoneやパソコンとの切り替えがシームレスでスムーズになりストレスフリーです。切り替え速度は大体2~3秒程度。

同時に聞けるわけではなくあくまで1つのソースのみ。先に再生されている方を優先して再生し続けます。

GoFree2の場合、初期設定ではマルチポイントがオフになっているのでソフトウェアでオンにしてあげる必要があります。

マルチポイント接続を使うとLDACは利用できない点に注意が必要です。

ゲームモード

通信距離を犠牲にして遅延を少なくするゲームモードを搭載しており、左耳2回タップで切り替えられます。

Bluetoothは遅延がきついため、ゲームなどでは音ズレが気になります。YouTubeなどの動画プラットフォームは自動的に遅延を埋めてくれるため体感しませんが、ゲームアプリなどではそうはいきません。

通常時とゲームモード時の遅延は結構顕著にあって、大体通常時が0.3msほどの遅延とするとゲームモードでは短縮され、遅延が少なくなります。ただし音ゲーは難しいだろうなってくらいの小さな遅延ではあるため、その場合はやはり有線イヤホンがおすすめです。

装着自動検出がない

イヤホンにセンサーがないため着脱を検出できず、音楽の自動停止・再生に対応しません。ケースから取り出すと電源がオンになってペアリングします。

両耳を外しても音楽は止まらず流れっぱになるため、使わない時は音楽を止めるなどの操作が必要になります。ただし両耳をケースに戻してしまえば接続は切れますので、使わないならケースにしまうようにすれば問題ありません。

反面、片耳仕様に対応しているため、片方を外してもイヤホンは使い続けられるのは強みです。

操作性

イヤホンはタップによる操作に対応しています。操作の内容は入れ替えられないためカスタマイズという点では残念ポイントですが、基本的には以下のようになっています。

左耳操作右耳
音量ダウン音量アップ
再生・停止、通話応答●●再生・停止、通話応答
ゲームモードオフ・オン●●●音声アシスタント
曲戻し、着信拒否●1.5s曲送り、着信拒否
通話切り替え通話中に●1.5s通話切り替え
ペアリング両耳●6sペアリング
●はタップ回数を表します

感度はかなり良いですしタップ範囲も広いためミスることもなく、普段使っている時に反応しなくてイライラすることはありません。

これらのタップを一切オフにするという選択肢もあります。

難点は操作内容をカスタマイズで入れ替えられないところでしょうか。

マイク

ENCノイズキャンセリング機能を搭載したマイクが片耳2つ、左右で計4つ搭載されていて通話が可能です。

音質はあまり良くないですね。こういったイヤホンタイプで良かった試しがないので、及第点かどうかの方が重要かも。

稀に背景でノイズ処理をしているグジュグジュって音が小さく聞こえ、声は高域が叩かれてる印象ですが、環境音などはほぼ聞こえませんし、通話では問題なく使えるでしょう。

真っ黒の周波数部分は全部ぶったぎられている部分。

バッテリー

バッテリーはイヤホン自体の最大連続使用時間が9hで、チャージャー込みで35時間となります。つまり3回分充電できるイメージですね。

このイヤホンは着脱センサーがないので外したつもりでもオンになってバッテリーを消費しつづける可能性が高いです。チャージャーに戻すとオフになるのでそのあたりは気をつけましょう。

アプリ

SOUNDPEATSの公式アプリに対応しています。

  • ファームウェアの更新
  • アダプティブイコライザー
  • イコライザー設定
  • ゲームモード切り替え
  • タッチ操作無効化
  • マルチポイントのオフオン

などが可能となっています。

物足りなさを感じることがあればイコライザーで自分なりに微調整することができる…はずなのですが、私が試したところ音質が変わる様子が一切なく、どういじっても音が変化しませんでした。バグ?

結構むちゃくちゃな変化してみたり、プリセットを切り替えてみたりしたんですけど変わらず。もし仮にバグだとしたらファームウェアアップデートで直ると思います。

レビューまとめ

SOUNDPEATS GoFree2
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 耳を塞がないオープンイヤー
  • 圧迫感がなく快適な着け心地
  • 外の音がしっかり聞こえ会話もしやすい
  • ボーカルが明瞭に聞こえる
  • ベースもなくはない
  • 低遅延ゲームモード搭載
  • アプリ・EQあり
  • マルチポイント対応
  • イヤーピースが必要ない
  • 価格が安い
デメリット
  • ワイヤレス充電なし
  • タッチ操作入れ替え不可
  • マイクはいまいち
  • チャージャーのサイズがでかい

以上SOUNDPEATS GoFree2のレビューでした。

耳に異物を入れるイヤホンが嫌いという人に一度試して欲しいコスパ抜群のオープンイヤータイプのイヤホンです。

私は外の音が全く聞こえなくなると困る時があるので使い分けています。例えば宅配便待ってるとか、娘の声は聴こえておきたいとか。

耳掛け部分が痛くなるかなっていう不安があったのですが、メガネと組み合わせても痛くないし長時間つけてても全く問題ないです。むしろずっとつけっぱだとバッテリーとの戦いになるかもしれません。

着脱センサーってこのタイプのイヤホンだと難しいのかもしれませんが、なんか上手く設計できるとさらに進化しそうですね。

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SOUNDPEATS GoFree2をレビュー

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