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Soundpeats Air 4 Pro レビュー。ANC搭載なのに着け心地軽め

Soundpeats Air 4 Pro

最近のワイヤレスイヤホンは性能だけでなく価格も高くなる傾向にありますが、その値段でこんなに機能盛り盛りなの?!という新イヤホンが登場します。

Soundpeatsから発売されている完全ワイヤレスイヤホンAir 4 Proをレビューしていきます。

最後のまとめでクーポンコードも記載していますので、購入時にはぜひご利用ください。

本製品はレビューサンプルをご提供いただきました

タップできるもくじ

概要とスペック

Soundpeats Air 4 Proはカナルタイプのイヤホンに分類され、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能を搭載している遮音性の高いモデルです。

しかし一般的なカナル型に比べて圧迫感はやや少ないと思っていて、耳にキュッと入れ込んで栓をするようなタイプよりも軽めの着け心地。カナルは嫌だ!と毛嫌いすることなかれ。こいつは一味違いますぞ。

Snapdragon Sound対応端末とリンクすることにより、aptX LossLessコーデックに対応。高音質な音楽を楽しめます。

他にも装着センサー、マルチポイント、外音取り込み、イコライザーなども搭載しつつ余裕で1万円を下回る値段設定。はっきり言ってコスパはめちゃくちゃ良いです。

カラー
接続Bluetooth 5.3
オーディオステレオ
対応コーデックaptX Voice/aptX Classic/aptX Lossless/AAC/SBC
タイプカナル
重さ41g
スピーカーサイズ13mm ダイナミック
マイクENC通話ノイズキャンセリング
バッテリー本体6.5h + 3回充電分
ワイヤレスチャージ
タップ操作
スマホアプリ
防水規格IPX4

同梱物

  • イヤホン
  • チャージャー
  • USB-Cケーブル
  • 交換用イヤーピース
  • クイックガイド

購入先

公式サイトやAmazonなどのECサイトで購入可能です。

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デザイン

黒色のマット仕上げで、ピンクゴールドのロゴ部分とイヤーピースがアクセントになっています。

うどんスタイル。

品のあるメタリックな質感のロゴパネル。

重さ

イヤホン片耳あたり約5g弱。2つ合わせて9.8gほどです。

チャージャーは31.9gです。

全部合わせると41gほど。

チャージャー

チャージャーは光沢感のあるデザインで、スベスベと滑らかな肌触り。

中央にある小さいLED インジケーターでイヤホンの状態を確認できます。

背面の蝶番部分はSoundpeatsのロゴが入っています。

端子はUSB-Cです。丸みを帯びているので縦に立たせることはできませんので、横に置いて充電します。

端子すぐ右のボタンはペアリングボタンとなっていて、フタをあけて長押しすることでペアリングモードに入れます。分かりやすくて操作性は優れています。

中は艶ありのグレーカラー。円筒部分(俗に言ううどん部分)を入れる穴があり、暗いとここにジャストで入れるのに手こずることがあります。

チャージャー比較

左からSennheiser MTW3、SONY WF-1000XM5、Soundpeats Air 4 Pro、Soundpeats Mini Pro HSです。

縦方向にはやや大きいものの、厚みはこの4つの中でも最薄です。かなり小型化されたWF-1000XM5よりも薄く、ポケットに入れても違和感が少なくて持ち運びやすいのが強み。

ケーブル

相変わらずとっても短い充電ケーブルが付属。長い汎用ケーブルの方が圧倒的に便利なので、あまり使わないです。

先端はUSB-C to USB-A。

性能

本製品の性能についてチェックしていきます。

音質

バイオセルロース複合振動板を採用した13mmのダイナミックドライバーを搭載。

ベースがそれなりに響いてほどよい空気感を作り出し、高音は刺さることがありません。中音も輪郭は丸めですがボーカルは聞き取りやすいと感じます。極端ではない、バランスがとれた聞き疲れの少ないサウンドです。

QualcommのSnapdragon Sound技術を搭載しており、対応端末で使えば低遅延・ロスレスおよびハイレゾ伝送・安定した接続といった性能向上が強み。aptX AdaptiveやaptX Losslessにも対応しています。

私はiPhoneユーザーなので恩恵を受けられていないのが非常に口惜しい部分でありますが、それ抜きにしてもコストパフォーマンスはとても高いです。

NURAオーディオトランスミッターを使うとiPhoneでもSnapdragon Soundを体験できるようですが、現在どこにも売っておらず購入不可となっています。

着け心地

着け心地はかなり良いと感じてます。カナル型ではあるのでインナーイヤータイプよりも当然圧迫感は多少ありますが、そこまできつくないです。

密閉感も強くなく、中間地点で疲れにくい仕様になっています。耳への圧迫感はANCのオフオンでも大分変わりますので、なるべく緩く着けていたい人はANCオフの方が楽でしょう。

イヤーピースのノズル側が少し大きめな作りになっています。最初はサードパーティ製はまらないんじゃないかと思いましたが、やや無理やりつければはまりました。

遮音性とANC

インナーイヤーのようにとても軽いつけ心地とフィット感ですが、その分イヤホン自体に遮音性はほとんどありません。

しかし本製品にはANC(アクティブノイズキャンセリング)が搭載されており、最大45dB減衰してくれるためかなり外の音をシャットアウトして音を聞こえやすくします。

そもそもパッシブの遮音性がそんなにないため、静寂が訪れるというほどの効果はありませんが、外出先でANCをオンにすると圧倒的な違いを体感できます。

電車とか載ってると低い風切音や車輪の音が大きく軽減されることが分かります。

1つ面倒なのはANCをオンにした状態でチャージャーにしまっても、もう一度出した時にANCオンの状態で保存してくれないことです。結構バラバラで、外音取り込みになってる時もあればノーマルモードの時もある。謎。

毎回操作してANCをオンにしなきゃいけないのはちょっと手間。左耳長押しで音声ガイダンスが現在のANC状況を伝えてくれるため変更しやすくはなっています。

マルチポイント対応

2つのデバイスに同時接続し、音源出力している端末に自動で切り替えるマルチポイント機能に対応しています。

非常に便利でiPhoneやパソコンとの切り替えがシームレスでスムーズになりストレスフリーです。切り替え速度も速いです。

ゲームモード

通信距離を犠牲にして遅延を少なくするゲームモードを搭載しており、左耳2回タップで切り替えられます。

Bluetoothは遅延がきついため、ゲームなどでは音ズレが気になります。YouTubeなどの動画プラットフォームは自動的に遅延を埋めてくれるため体感しませんが、ゲームではそうはいきません。

通常時とゲームモード時の遅延は結構顕著にあって、大体通常時が0.3msほどの遅延とするとゲームモードでは0.1msほどとなり、遅延が0.2ms少なくなります。ただし音ゲーは難しいだろうなってくらいの小さな遅延ではあるため、その場合はやはり有線イヤホンがおすすめです。

装着自動検出

イヤホンにセンサーがあり、装着を検出して音楽の自動停止・再生に対応します。

パッと外した時に音楽が止まってくれるため便利です。しかし、捉え方によっては勝手に音楽がオフになってしまうとも言えるため、煩わしく感じる人もいるでしょう。

私はまさにその例で、片耳外した時にまた再生ボタンを押すとかイヤホンをタップするのが面倒なので、自動装着機能はソフトウェアからオフにしています。

操作性

イヤホンはタップによる操作に対応しています。操作の内容は入れ替えられないためカスタマイズという点では残念ポイントですが、基本的には以下のようになっています。

左耳操作右耳
音量ダウン音量アップ
再生・停止、通話応答●●再生・停止、通話応答
ゲームモードオフ・オン●●●音声アシスタント
ANC切り替え●1.5s曲送り、着信拒否
通話切り替え●2s通話切り替え
●はタップ回数を表します

感度は良くて普段使っている時に反応しなくてイライラすることはありません。

むしろ感度が良すぎて軽くなでるように触れただけで音量アップ・ダウンが反応します。これらのタップを一切オフにするという選択肢もあります。

前の曲へのスキップはサポートされていません。

マイク

ノイズキャンセリング機能を搭載したマイクが片耳3つ、左右で計6つ搭載されていて通話が可能です。

上記を聞いてもらえば分かりますが、決して音質が良いわけではありません。ちょっとロボット声っぽいのとかなり高域が叩かれてる印象ですが、環境音などはほぼ聞こえませんし、通話では十分使えるレベルかと思います。

真っ黒の周波数部分は全部ぶったぎられている部分。

バッテリー

バッテリーはイヤホン自体の最大連続使用時間が6.5hで、チャージャー込みで26時間となります。つまり3回分充電できるイメージですね。

そんなに長くはありませんが、個人的にはそこまで連続して使用することがないため今のところ一度もバッテリーが切れたことがありません。

こまめに充電しましょう。

アプリ

Soundpeatsの公式アプリに対応しています。

  • ファームウェアの更新
  • ボリューム調整
  • イコライザー設定
  • ANC切り替え
  • ゲームモード切り替え
  • タッチ操作無効化
  • 装着自動検出のオフオン

などが可能となっています。

物足りなさを感じることがあればイコライザーで自分なりに微調整することができます。

たまにソフトでイヤホンがちゃんと認識されずに操作を受け付けないことがあって、少しストレスでした。確かBluetooth接続しなおしとなで直った気がする。

レビューまとめ

Soundpeats Air 4 Pro
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • Snapdragon Sound対応
  • 低音を感じる音質
  • 圧迫感が少ない
  • ANC・外音取り込み機能
  • チャージャーが小さい
  • 低遅延ゲームモード搭載
  • アプリ・EQあり
  • マルチポイント対応
  • 価格が安い
デメリット
  • ワイヤレス充電なし
  • タッチ操作入れ替え不可
  • バッテリーやや短め
  • マイクはいまいち

以上Soundpeats Air 4 Proのレビューでした。

インナーイヤーっぽいのにカナル型で装着感がきつくなく、ANC搭載で周囲の音を減衰できるのでライトな使い方をする人にとってはかなり良いところを突いた機能群のイヤホンです。

音質で言うともっと良いのはあるし、ANCももっと強いのがありますが、値段がヤバいんで。加えて低遅延モードやマルチポイント対応なども搭載しており、コストパフォーマンスは極めて高いと言っても良いでしょう。

速いスピードで新製品を投入し続けるSoundpeatsですが、今回のAir 4 Proはかなり気に入りました。カナル型が苦手な人も試してみる価値はあると思います。

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タップできるもくじ