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Sennheiser Momentum True Wireless 2 レビュー。音質にこだわったワイヤレスイヤホン

Sennheiser Momentum True Wireless 2 レビュー。音質にこだわったワイヤレスイヤホン

Sennheiser(ゼンハイザー)から発売されているBluetooth完全ワイヤレスイヤホン「Momentum True Wireless 2」をレビューしていきます。

フィット感、音質ともに素晴らしく、音楽を聴くにはめちゃくちゃ良いです。

初代Airpodsから久々の買い替えでしたが、何ヶ月か使ってとても満足しています。

タップできるもくじ

概要とスペック

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ゼンハイザー(Sennheiser)
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Sennheiser Momentum True Wireless 2」はBluetooth5.1 Class1が採用されている完全ワイヤレスイヤホン。

黒か白、2色のカラーリングから選ぶことができます。私が購入したのは黒色。

その見た目、機能性、そして音質はいずれも素晴らしい仕上がり。価格的には高めですが、ゼンハイザーサウンドをワイヤレスでで持ち運びたかったら必見のイヤホンです。

カラー黒 / 白
形式ダイナミック・密閉型
接続Bluetooth5.1 Class1
コーデックaptX / AAC / SBC
ドライバー7mm
周波数特性5Hz – 21kHz
音圧レベル(SPL)107dB (1kHz/1mW)
ANCイヤホンごとに搭載
マイク周波数帯域100 – 10kHz
指向性2マイク ビームフォーミングアレイ
重さイヤホン:6g
バッテリー最大7時間
ケース充電最大28時間
防水・防滴IPX4

より詳しい技術仕様に関しては公式サイトをご覧ください。

同梱物

白と青が基調の硬めな外箱。

フタを開けて見える梱包はこの通り。

  • ワイヤレスイヤホン
  • 充電ケース
  • サイズ違いのイヤーピースx3組
  • 充電ケーブル
  • セーフティガイド
  • Welcomeガイド

同梱物は以上です。

デザインと性能

Sennheiser Momentum True Wireless 2」は左右が独立している完全ワイヤレスイヤホン。

Airpodsユーザーからすると、ややゴツめなサイズ感。

表面はマット仕上げで、外側はメタリックな見た目にゼンハイザーのロゴが描かれています。

重さは片耳で 6.3g でした。持ってもあまり重みを感じず、装着しても重くありません。

銀色の部分はタッチパネルになっていて、指でタップすると様々な操作が可能です。

マイクはアクティブノイズキャンセリング、外音取り込み、そして電話する時の通話用として活躍します。

マイクは横サイドにもついています。

赤外線センサーで耳にハマっているかを感知。

LEDインジケーターではBluetoothペアリングの状況や、バッテリーの残量を表します。

マグネットがついており、充電ケースにはパチンとくっついてくれるので楽です。

イヤーピースを外すと音が出るイヤホン部分が見えます。

ここはゴミが溜まりがちなのでたまに掃除してあげましょう。

手で持った時のサイズ感。

意外とスルッと滑る表面です。

充電ケースから取り出す時に落としがちで、一回エスカレーターで落としてかなり焦りました。

足場の悪い場所などではなるべく取り外しをしないことをおすすめします。

イヤーピース

付属してくるサイズ違いのイヤーピースは「L」「S」「XS」です。

つまり、最初からイヤホンについているのは「M」サイズです。

適切な遮音性を得るためには、自分の耳のサイズに合うようにイヤーピースを交換しましょう。

充電ケース

ファブリックな充電ケース。サイズは 76.5(横幅)x 44(縦幅)x 34.5(厚み)mmです。

ポケットに入るサイズですが、ややこんもりと存在感がある大きさですね。

ザラザラとしたデニムっぽい触り心地です。汚れはあまり目立ちません。

フタを開けるとイヤホンを収納する充電ポート。フタの裏側にはロゴが描かれています。

マグネットで吸い付くように収まります。パチンと音が鳴ればしっかり充電されます。

充電は汎用性のあるUSB-C端子。

右側の小さい丸ボタンを押すとLEDを確認できます。LEDでは充電残量を表示します。

かなりざっくり説明すると、緑は充電完了、黄は充電中、赤は充電残量なしとなります。

ケーブル

この充電ケーブル、理解不能なくらい短いんですよ。25cmしかありません。

充電ケースの端子はUSB-Cなので、他のケーブルを流用してしまうのがおすすめ。

バッテリー

バッテリーは連続最大使用が7時間とされています。

充電ケースで21時間(3回分)のチャージができます。

フル充電しておくと、合計で28時間使用可能です。

USB-Cの急速充電対応で、10分の充電で1.5時間分チャージできます。

GameGeek

残念ながらワイヤレス充電には未対応

接続とペアリング

接続はBluetooth5.1で行われます。

両方のイヤホンを耳にはめ、左右のタッチパネルを3秒間長押し。

ペアリングモードに入るので、スマホ側やパソコンでペアリング操作を行えばOK。

最大で8つのデバイスを覚えることができますが、一度に接続できるのは1つの端末のみです。

以降、充電ケースから取り出すと自動的にペアリングしているデバイスを探し出します。

装着時には「Power ON」や「Connected」といった音声ガイドが流れます。

これ英語から日本語にできないかなと思ったんですけど、英語以外選択肢がありませんでした。

リレー伝送方式

接続はリレー伝送方式。右側のイヤホンを親とし、そこから左側のイヤホンへと音を飛ばします。

なので左側のイヤホンのみで音楽を聴くことはできません。これに関してはデメリットかなと思います。

また、この伝送方式は右→左と2段階で音を送るため、途切れやすいという弱点があるみたいです。

Bluetooth5.1のおかげか、私が普段使用している上で途切れることは滅多にないです。

ほんとにたまに一瞬プツッて言ったりしますが、頻度的には全く気になりません。

人混みがすごいところに行くとさすがに厳しいですね。

iPhoneでテストをしてみたところ、ほとんど聴感上の遅延は感じませんでした。

装着感

耳にスライドさせるように入れて、少しひねるとロックされて密着感が出ます。

結構大きめサイズで耳の中をすっぽり覆うので、遮音性はけっこうあります。

イヤーピースのフィット感にもよりますが、落ちそうになることはありません。着け心地は良いです。

走っても落ちるようなことはなく、IPX4で防滴です。ランニングにも適していそうですね。

音質

ワイヤレスイヤホンに3万円以上払うんです。音質は当然、最高峰を求めますよね。

7mmダイナミックドライバーから聞こえる音質は抜群に良いです。

さまざまなディテールがわかる解像度の高さで、全域でクリアな音が聞こえます。

低音がけっこう効いているのですが、中音や高音ともバランスがとれています。

第1世代Airpodsと聞き比べたら、桁違いすぎてお話になりませんでした。Proとかならもうちょっと比較できそうかもですね。

コーデックとしてはaptXにも対応していますので、Androidユーザーには朗報です。

ノイズキャンセリング

取り付けた段階で外部音をある程度遮断してくれるような作り。パッシブノイズアイソレーションは優秀です。

アクティブノイズキャンセリングは雑音となる低周波数域を逆位相でカットしてくれる機能です。

車が横を通り抜ける時の低い音や、電車が線路を走る時の低い音などはけっこうカットされて静かになります。

周辺の空気音みたいなのはスパッと切れるので、音楽に集中しやすい環境になります。

中音以上の高い音はあまりカットされずに聞こえてきます。駅構内のアナウンスの声とかほとんど抑えられていない印象です。

あまりノイキャンを強くすると逆位相の音がしたり、音質に影響したりするので弱めに抑えているようです。

確かに「めちゃくちゃ静か」というわけではありません。ですが、ちゃんと効き目はあります。

外音取り込み

マイクを通して外の音を取り込む機能。イヤホンを付けたままでも会話ができるようになります。

便利なのは便利ですが、やはりマイクを通しているので音の聞こえ方は自然ではありません。

相手の声が小さかったりすると、周りの雑音ばかりが聞こえて会話にならないことも。

この機能はおまけ程度に考えておくのが良さそうです。

操作性

タッチパネル方式で、ゼンハイザーのロゴが描かれている面をタップして操作します。

右と左で設定されている内容が異なります。それぞれ1回タップ、2回タップ、3回タップ、長押しの4パターンがあります。

タップするとピッと言う音が鳴ります。2回タップ、3回タップしていくと音が高くなっていきます。

デフォルトのボタン配置
  • 1回:再生・停止
  • 2回:次のトラック
  • 3回:前のトラック
  • 長押し:ボリュームダウン
  • 1回:ボイスアシスタント
  • 2回:外音取り込み
  • 3回:ANC
  • 長押し:ボリュームアップ

このデフォルトの組み合わせ、かなり覚えにくいんですよね。

アプリを使うことで機能を入れ替えることができます。最初に変更するのがおすすめ。

もしイヤホンでよく再生やトラックスキップを行うなら以下のような組み合わせがおすすめです。

よく再生を操作する場合
  • 1回:再生・停止
  • 2回:前のトラック
  • 3回:外音取り込み
  • 長押し:ボリュームダウン
  • 1回:再生・停止
  • 2回:次のトラック
  • 3回:ANC
  • 長押し:ボリュームアップ

1回タップに同じ再生・停止を割り当てることで迷わないようになります。

もしトラック操作を頻繁に行わないなら、1回タップにANCや外音取り込みを設定すると便利ですね。

アプリ

アプリストアから「Sennheiser Smart Control (iPhone / Android)」をダウンロードすることで、イヤホンの設定変更ができます。

トランスペアレントヒアリングとは外音取り込みのこと。

最初はこの機能をオンにすると音楽がストップします。そのまま再生させたければ「音楽の再生を続ける」をオンにしましょう。

イコライザー。直感的に波を操作する面白いインターフェースです。

分かりにくければ従来のスライダータイプもあります。ベース、中音、トレブルと3つの値。

先にも紹介したタッチパネル操作の中身を入れ替えることができます。

その他、自動着信や側音の設定が可能です。

レビューまとめ

良いところ
  • Bluetooth5.1 Class1 接続
  • aptX / AAC / SBCコーデック
  • 装着感は良い
  • 素晴らしい音質
  • パッシブの遮音性は高め
  • ANCは低音をスパッとカット
  • 多機能なタッチパネル
  • 外音取り込み機能
  • おしゃれな充電ケース
  • IPX4で防滴
イマイチなところ
  • リレー伝送方式
  • ワイヤレス充電なし
  • ケースはちょっと大きめ
  • 値段は高め

以上、「Sennheiser Momentum True Wireless 2」のレビューでした。

見た目よし、装着感よし、音質よし、機能性よし。値段は高いですが、それに見合った完全ワイヤレスイヤホンです。

リレー伝送方式やワイヤレス充電がないなど、完璧とは言えません。しかし音質はめちゃくちゃいいと思ってます。

アクティブノイズキャンセリングは確かに弱めと言えば弱めですが、適切なイヤーピースをはめて遮音性を高めれば普通に静かになります。

もし外音が気になるならイヤーピース周りを研究してみることをおすすめします。

個人的にゼンハイザーは昔から好きなのですが、今回初代Airpodsから乗り換えて大正解でした。

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