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ReaSnow S1 ゲーミングコンバーター レビュー。

ReaSnow S1 ゲーミングコンバーターのレビュー

PS4/Xbox One/Switchといった家庭用コンソール機で、キーボード・マウス・他のコントローラーを使えるようにするゲーミングコンバーターの「ReaSnow S1」。

マウサーになるためのコンバーターといえば「XIM APEX」が有名ですが、このReaSnow S1も素晴らしい出来栄えです。

果たしてその性能はいかほどのもの?

日本代理店様より製品を提供していただいたので、実機レビューをしながら解説していきます。

タップできるもくじ

ReaSnow S1とは

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ゲーム周辺機器を販売しているReaSnowが開発したゲーミングコンバーター「ReaSnow S1」。

本来、PS4はPS4のコントローラー、スイッチはスイッチのコントローラーしか使うことができません。

ReaSnow S1

しかし、このゲーミングコンバーターである「ReaSnow S1」を接続することによって、どんな機器の組み合わせでも使用可能になります。

応答速度は1ms で通信遅延なしとしており、自分の使い慣れたマウスやキーボードを使って安定したエイムを実現できます。

正直言って、精度はかなり良いと思いました

しばらくフォートナイトをプレイしてみましたが、かなりスムーズにプレイできます。私はあまりフォトナをプレイするわけではないので、ミクロな部分で考えると異なるかもしれませんが・・。

Apexをプレイしたときはちょっとコントローラーのようなカクッとした動きになることもありました。

ReaSnow Manager

設定はスマホアプリで行います。各ゲームに対応したおすすめ設定を確認しながら設定できるのでわかりやすい。

人気のゲームもアップデートでプロファイルが追加されるのが強みです。

最初のセッティングは少し難しめなのですが、それを乗り越える価値は確実にあります

対応しているコンソール機
  • PS4
  • PS3
  • Xbox One
  • Xbox 360
  • Switch
対応している機器
  • コントローラー
  • マウス
  • キーボード
  • フライトスティック
  • アケコン

ゲーム貿易株式会社が日本代理店を務めており、1年間の保証があります。説明書は日本語完全対応しています。

スペック

サイズ76 x 76 x 20 mm
重量約65g
ブラック
ポート数USB x 3
マイクロUSB x 1
ボタンファームウェアアップグレード
Bluetooth

USBポートはそれぞれコントローラー、キーボード、そしてマウス用となっています。

ReaSnow S1の特徴・強み

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ReaSnow S1」の強みとは何か?

  • マウス・キーボードを快適に使える
  • ワイヤレスマウスも問題ない
  • 好きなコントローラーを使える
  • ドングルタイプじゃない
  • マクロ

マウス・キーボードを快適に使える

ReaSnow S1 と Model O-

ゲーミングコンバーターを使う1番の強みは マウスとキーボードをコンソール機で使えるようになる こと。

FPSやTPSでエイム力を一気に向上させるなら、感覚で動かせて細かい調整の効くマウスにアドバンテージがあります。

パソコンと全く同じレベルでの操作性は無理かもしれませんが、設定を追い込めばかなり快適に使えることは間違いありません。

ReaSnow S1」を使えば わずか1msというほぼ遅延なしの反応速度 を維持しながらマウスを使うことができます。

ワイヤレスマウスも問題ない

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ワイヤレスマウスである「Razer Viper Ultimate」を接続してみました。

全く問題なく使えています。

無線にすればコンバーターからのケーブルが1本減るので配線的にも楽ですし、見た目もゴチャゴチャしません。

好きなコントローラーを使える

今市場に出ているゲーム機は、PS4・Xbox・スイッチと大きく3つに分かれます。

それぞれ専用のコントローラーを使いますが、最も手に馴染んだコントローラーの形は人それぞれ 

DUAL SHOCK 4

私は元々PS勢なので、DUAL SHOCKの形が1番しっくりきます。このコントローラーをXboxでもスイッチでも使いたい。

そんなときにコンソール間の壁をなくしてくれるのがのゲーミングコンバーターです。好きな組み合わせを作れるため、マウスやキーボードを使うつもりがない方にとっても便利なアイテムです。

ドングルタイプじゃない

本体をそのままUSBに差し込めば使えるのがドングルタイプ。有名な「XIM APEX」はこのタイプですね。

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このドングルタイプはケーブルレスでとても便利ですし、かっこよく見えます。しかし、ドングルタイプはUSBから突き出るため幅をとりますし、万が一足で蹴ってしまうと根本からポッキリ折れる可能性も。

ReaSnow S1」は独立したコンバーターなのでケーブルはありますが、置き場所を工夫できるのが良いです。

マクロ

まぁこれですよね。アンチリコイルマクロが巷では話題です。

さすがにちょっとヤバめな機能なので、マクロの使用は推奨しないという風にしか言えません・・。

ですので、この記事ではマクロの設定についても触れません。

ReaSnow S1の実機レビュー

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ここからは「ReaSnow S1」の実機をレビューしていきます。

同梱物

ReaSnow S1 - 外箱

外箱は簡素的です。Snowというだけあって真っ白な箱。

ReaSnow S1 - あけてみる

開けると本体が入っており、その下に付属ケーブルが1本入っています。本体は白ではなく黒・・!

ReaSnow S1 - 同梱物

これで同梱物は全部。シンプルな構成。

デザインと性能

ReaSnow S1 - 上面

ReaSnow S1」はプラスチックで出来ているので 簡素的な作り に感じられます。

iPhone XR と ReaSnow S1 のサイズ比較

サイズは想像より かなりコンパクト。iPhone XRと比較してみました。

ReaSnow S1 - 軽さ

その分重量はかなり軽く、持ち運びにはかなり便利 でしょう。実測でたったの 62.5g でした。

ReaSnow S1 - 正面から

手前側にはUSBポートが2つ。これらにキーボードやマウスを接続します。

ReaSnow S1 - 左サイド

左サイドにもUSBポート。ここにはコンソール機のコントローラーを接続します。

周辺機器の使用制限を回避するためにもコントローラーを有線で接続することは必須となっています。

ReaSnow S1 - 後ろ面

背面はコンソール機と接続するマイクロUSBポート。

右にあるボタンはファームウェアアップデートボタンです。

ReaSnow S1 - 右サイド

右サイドには何もなし。

ReaSnow S1 - 底面

底面にはロゴなどが表記されているくらい。滑り止めがくっついていたらなお良しでした。滑りやすい机などに置くなら、滑り止めシート のようなものを下に敷くと良いかも。

ReaSnow S1 - ななめから

斜めから見るとUSBポートの位置関係が分かりやすい。

ReaSnow S1を買う前に知っておきたいこと

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ReaSnow S1」を買う前に知っておきたいことについてまとめました。

  • PCがないとファームウェアを更新できない
  • マウスのDPI設定を変更できない
  • 旧PS4のコントローラーオーディオが動かない

主には、パソコンがあった方が良い、dpi設定のできるゲーミングマウスがないときつい、といったところ。

PCがないとファームウェアを更新できない

ファームウェアをアップデートするためには、パソコンで専用のソフトウェアをインストールする必要があります

ファームウェアアップデートの内容
  • ゲームにあたるパッチ
  • コンソールのアップデート
  • 新しい周辺機器への対応

など、諸々に対応するファイル更新で、頻繁に行われます。なのでなるべくこまめに行わないといけません。

パソコンがないとできない ことは覚えておきましょう。

マウスの細かいDPI設定ができない

マウスの細かいDPI設定はパソコンがないとできません

マウスによってはDPI変更ボタンがついているのですが、それらのDPI設定を細かく変更するにはパソコンが必要です。

初期値は大体 400 / 800 / 1600 / 3200 のようになっていることが多いです。

Razer Synapseの設定

上記の画像はRazerのソフトウェア。「Razer Viper Ultimate」のdpiステージ4と5を高いものに設定変更してあります。

ReaSnow S1では 5000dpi程度ないとかなりのローセンシ(マウスを大きく動かさなければならない)になってしまう ので、パソコンのソフト経由でdpiを変更できないとちょっと厳しい。

もしそもそもdpiを変更できるゲーミングマウスを持っていないなら、新しく買っておきましょう。

おすすめは「Razer Viper Ultimate」か「Logicool G Pro ワイヤレス」。

旧PS4のコントローラーオーディオが動かない

PS4 Slim / PS4 Pro は問題ないようですが、古いPS4のコントローラーのオーディオジャックが使えなくなるようです。

解決方法としてUSBサウンドアダプターなどを利用する方法があるようです。

ReaSnow S1をPS4でセットアップ

ReaSnow S1」には完全日本語マニュアルがありますので、これに従えばセットアップできます。

ここでは実際にマニュアルに従って、写真付きで分かりやすくセットアップの仕方を解説していきます。

最終的にフォートナイトをプレイするのが今回の目的です。

ファームウェアをアップデートする

ファームウェアはかなり頻繁に更新されるため、購入したばかりでもアップデートするよう推奨 されています。手始めにパソコンに接続し、ファームウェアをアップデートしましょう。

フラッシュツールをダウンロードする

まずはパソコンでダウンロードしておかなければならないソフトウェアが1つあります。

Flash Tool のダウンロード

ReaSnow S1のセットアップ方法(公式フォーラム)へアクセスし、「2 – Flash Tool V○○」というテキストをクリックして フラッシュツール をダウンロードしてください。

zipファイルを展開すると「ReaSnow Flash Tool.exe」というファイルが入っていますので、デスクトップにドラッグ&ドロップしておきます。

ファイルを起動した時に「WindowsによってPCが保護されました」と出たら、「詳細情報」をクリックすると「実行」できるようになります。

アップデートを適用する

まずはパソコン側に付属USBケーブルを接続しましょう。

ファームウェアボタン

ReaSnow S1側のマイクロUSBへ繋げる時に、ファームウェアボタンを押しっぱにしながら接続 します。

緑色のLEDランプ

LEDランプが緑に点灯したらボタンを放してOK。すぐ光るはずです。

次に、パソコン側で フラッシュツール(Flash Tool) を起動します。

ReaSnow S1 - Flash tool

Upgrade Firmware」をクリックして更新を行います。

初期のバージョンは1.5.4.0。これからなんと一気に5.3.25までアップグレードしているので、ファームウェア更新は重要・・。

マウス側の設定を行う

次に、マウスメーカーのソフトを使ってDPIとポーリングレートを設定します。

これは 使っているマウスのメーカーに依存します ので、自分のマウスのソフトウェアを利用しましょう。

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例えば私が使用しているGlorious PCの「Model O-」。マウスホイールすぐ下のDPI切り替えボタンを押すと、DPIが(400・800・1600・3200・5000)に変更されます。

ReaSnow S1では 4000 – 16000DPIが推奨 されています。ただしDPIを最大値にすると信号が不安定になるようなので、5000DPIからのスタートが良い ようです。

もしパソコンを持っていない場合、マウスによってはDPIの変更ができない可能性があるので注意。

PS4側の設定を行う

PS4で設定しておくことが1点あります。

コントローラーの通信をワイヤレスでなく「USBケーブルを使う」にします。

設定 → 周辺機器 → コントローラー → 通信方法 → USBケーブルを使う

PS4の設定

PS4のダッシュボードで「設定」を選択します。

周辺機器

少し下にスクロールして「周辺機器」を選択します。

コントローラー

コントローラー」を選択します。

通信方法

通信方法」を選択します。

USBケーブルを使う

USBケーブルを使う」を選択します。

以上でPS4の設定は終わりです。

ReaSnow S1をPS4に接続する

ここまで設定できたらやっと配線ができます。

まずは 接続する予定の機器を全てReaSnow S1に繋げます

コントローラーはUSBポート1へ

コントローラーは左側にあるUSBポート1に接続しましょう。

キーボードとマウスはUSBポート2・3へ

マウスとキーボードはUSBポート2と3に接続。

PS4を接続する

最後にReaSnow S1とPS4を接続します。

接続後、赤ランプが点滅するが放置

初回接続したときは赤いランプが点滅しているかと思いますが、とりあえず放置。

設定用スマホアプリのダウンロード

ReaSnow S1 Manager

設定用のスマホアプリ「ReaSnow Manager(iOS / Android)」の最新版をダウンロードします。

Android版はGoogle Playからではなく直接ダウンロード&インストールする必要があります

インストールしたらアプリを起動します。

bluetooth 同期確認

最初にデータ同期が行われ、それが済むとBluetoothへのアクセス許可を求めてきます。

Bluetooth経由で「ReaSnow S1」にアクセスするため、許可しましょう。

デバイスを勝手に見つけてくれる

アプリが勝手にデバイスを見つけてくれるので、画面一番下の「はい」を押します。

もしデバイスがつながらない場合、PS4に繋がってランプが点灯しているか確認しましょう。

ゲーム追加画面

ゲームのプロファイル一覧が出てきます。ここで自分がプレイしたいゲームのプロファイルを追加します。

今回はフォートナイトをプレイするので、検索で「Fortnite」と入力します。英語でね。

フォートナイトのプロファイル

これをタップすればプロファイルが追加されます。

ReaSnow S1の緑ランプ

と同時に、「ReaSnow S1」の赤ランプが緑色になるはず。

ゲーム設定要項

ゲーム内の推奨設定が表示されます。これを後ほどゲーム内設定に反映させます。

編集画面でキーバインドの確認と変更ができます。

キーバインドを変更するには、「None」と書いてある部分をタップし、キーボードでキーを叩けば反映されます。

ゲーム内設定を変更する

コントローラーオプションの設定

ゲーム内での感度設定を変更します。

フォートナイトだと「設定」→「コントローラーオプション」で感度変更ができます。

ゲーム内設定の内容を忘れたら

もし設定の数値を忘れたら、ReaSnow Managerアプリのプロファイルの「i」マークをタップすることで再表示できます。

どのゲームにも共通することですが、ルック感度・エイム感度といった、感度の設定項目は全て最大にする ことがおすすめ。加速も最大

その他はデフォルトでOKのようです。

実際にゲームをプレイしながら微調整

フォートナイトPS4プレイ

ゲームをプレイしてみて、マウスの振り向きが速すぎたり遅すぎたりしたらdpiを変更してみましょう。

ポーリングレートやゲームない設定も変更できますので、それらを微調整しながら設定を追い込みます。

  • ゲーム内設定を感度マックス
  • 5000dpiくらい

フォートナイトはこれでプレイしたら結構快適でした。

視点の移動もとてもスムーズなので、マウスを使っている甲斐があると思います。

キーバインドも最初は分かりづらいので、慣れながら自分の好きなキーバインドに変更していくと良いでしょう。

まとめ

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PS4・Xbox・スイッチでキーボードやマウスを使えるようにする超強力なゲーミングコンバーター「ReaSnow S1」のレビューでした。

面白いほどスムーズなので、マウスでなめらかなエイムをしたいのならこのゲーミングコンバーターは最高かもしれません。

とはいえ、コンバーターは自己責任でご購入下さいね!!

ReaSnow S1 ゲーミングコンバーターのレビュー

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