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REALFORCE MOUSE レビュー。超独特なクリック感の日本製ゲーミングマウス

【レビュー】REALFORCE MOUSE - 静電容量無接点式スイッチ搭載の日本製ゲーミングマウス

今回は「REALFORCE MOUSE」のレビューを行なっていきます。

ゲーミングマウスには珍しいメイド・イン・ジャパン、そして世界初の静電容量無接点方式を採用したマウスボタンが特徴となっています。

リアフォ感のあるクリックで超独特です

キーボードには定評のある 東プレ REALFORCE ですが、果たして同社が初めて開発したゲーミングマウスの実力はいかほどか?

詳しくチェックしていきます。

タップできるもくじ

動画で見てみる

概要とスペック

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REALFORCE MOUSE」は左右非対称、右手用エルゴシェイプの有線ゲーミングマウスです。東プレから始めて発売されたマウスで、日本で生産されています。

静電容量無接点方式マウスボタンが採用されていて チャタリングとは無縁。そして フェザータッチ という非常に独特な押し心地が特徴です。クリック音は静か。カチッと気持ち良い音が鳴るのがゲーミングマウス全般なので、これは新しい切り口と言えます。

値段が高すぎるのがネック で、このマウスボタンの感覚に定価税込み1.8万払えるかが本マウスを購入する線引きになるでしょう。実際に触ってから買うか決めた方が絶対に良いです

カラー
接続有線
センサーPixArt PMW 3360
DPI12,000
寸法122 x 67 x 42 mm
重さ83g
マウスボタン静電容量無接点方式スイッチ
ボタン数6
ポーリングレート1,000Hz
ケーブル長1.8m PVC
LEDカラー7色LED
オンボードメモリあり / 1つ
ソフトウェアあり

同梱物

REALFORCE MOUSE - 外箱

外箱。ちょっと大きめです。

REALFORCE MOUSE
  • マウス本体
  • 保証書・取扱説明書

同梱物はこれだけです。取扱説明書は日本語と英語で書かれています。

外観と性能

真上から

REALFORCE MOUSE」は左右非対称の右手用有線ゲーミングマウスです。

形は「Microsoft Intellimouse Explorer 3.0」に似ていますが、サイズは小さくなっています。

実測サイズ

サイズは公称で 122 x 67 x 42 mm 、上記の数値は実測値です。中サイズに分類されます。

ななめうち

表面は 滑らかなマット仕上げで触り心地良し。指紋の跡はつきませんが、油汚れはちょっと残ります。汚れが目立ってきたら水か中性洗剤で拭けばOK。

重さ

重さは公称で 約83g、実測値で 約86g とやや重くなりました。軽量マウスと比べると少し重めですが、そこまで重量を感じることもなく問題ない軽さです。

正面から

前方から見ると分かりやすいのですが、全体的に丸みを帯びた形状をしています。左右非対称で右マウスボタン側が低くなっています。

左サイド。マウスのボタンやトップ部分とは違った「エラストマー」という弾力ゴムが使われています。グリップ力はかなりあります。

右サイドも同じ素材で出来ています。こちら側にボタンはありません。

後ろから。REALFORCEのロゴがプリントされており、7色のLEDで光るようになっています。お尻の高さはそんなありません。

底面

底面は 驚くほどシンプル で、ゴチャゴチャ文言が書いてないのは好感が持てます。

センサー

センサーは「PixArt PMW-3360」で、最大DPIは12,000。センサー位置は 中央よりもほんの少し後ろ寄り

マウスフィート

マウスフィートは四隅に貼られている小型タイプ。超高分子量ポリエチレンで、PTFEよりも価格は安いようです。形は「Microsoft Intellimouse Explorer 3.0」のものと似ています。

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LODの長さ

LODチェックセット

LODの長さをチェックします。使用するのは1mm厚と0.1mm厚の金属板で、0.1mm単位で計測します

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マウスパッドに使用したのは「Artisan NINJA FX ヒエン SOFT L」です。LODはマウスパッドによっても結果が変わることがあります。

LODチェック

デフォルト設定だとLODは短く 1mm でした。

リフト・オフ・ディスタンスの調整

ソフトウェアでLODを「Low」か「High」のどちらか選べます。「High」にして再度チェックしてみたところ、LODは 1.4mm になりました。

マウスボタン

マウスボタンにはリアフォ十八番の「静電容量無接点方式スイッチ」が採用されていて、静電容量の変化で入力検知を行います。一般的なゲーミングマウスで多く採用されているメカニカルスイッチとは違い、機械的な接点がありません。

そのためスイッチの摩耗による劣化もなく チャタリングとは無縁 で、耐久度も良いです。カチッと言うクリック音はなく、「トコトコ」っという音がします。

メインマウスボタン

メインマウスボタンを押すと、コッと一気に底まで押されて入力が行われる感触。ストロークは深めですが、跳ね返りが強いので連打はしやすい。ややクセになる押し心地です。

このクリック感が好きかどうか、これが本マウスにおける最大のポイントです。これが好きなら神マウス、どうも思わなかったら値段に見合わない残念マウスです。私は意外と気に入ったのでしばらく使ってみようと思います。

サイドボタン

サイドボタンは大きく平べったい作り。「Razer DeathAdder V2」のものに似ていますが、それよりもやや小さく、ボタンの間が離れています。

クリック音はペコっといった感じ。

マウスホイールはスルスルと非常に軽い回し心地。コリコリ感はソフト。私は個人的に好きです。

クリックのストロークは浅めでタッチも軽め。押しやすいといえば押しやすい。

スクロールホイール後ろにあるのはDPIボタン。結構離れているので誤クリックの心配はないです。上はLEDインジケーターで、ライトの色で現在のDPIを確認できます。

底面に配置されているポーリングレートスイッチ。

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ケーブル

PVCケーブル

REALFORCE MOUSE」で採用されているのはビニールのPVCケーブル。最近のゲーミングマウスでいえば、廉価版マウスにしか使われていない代物です。巻きグセもなかなかとれません。パラコードにしてほしい。

ブッシュ

ブッシュ部分。地面と平行になっており、直近でケーブルがマウスパッドに擦れることはないです。

私のマウスだけかもしれませんが、この ブッシュ部分の作りが甘くて遊びがありました。なのでマウスを振るとこの部分がカタカタと鳴ります。ゲームプレイに全く支障はありませんがちょっと残念な部分。

ライティング

ライティング

REALFORCE MOUSE」で光るのはDPIインジケーター部分と後方のロゴの2箇所。

色はソフトウェアで制御でき、7色のLEDから選べます。光り方は単色発光のみ。

REALFORCEロゴ

ウェーブモードとか求めないので、せめてRGBで自由に色を選べるようにしてほしい!

ソフトウェア

専用のソフトウェアを 公式サイト からダウンロードして使います。

REALFORCE SOFTWARE 1

バインドのアサイン設定。残念ながらマクロは自分で作成することができません。プリセットされているものから選ぶことになります。

REALFORCE SOFTWARE 2

ライティングの制御。単色発光のみ、LEDも7色しかありません。

REALFORCE SOFTWARE 3

DPIとLODの設定。DPIに関していうと、使わない設定を潰したいので無効化オプションがあると嬉しいですね。

変更点は最終的に「マウスへ保存」しないと反映されません。

持ち方とそれぞれの使用感

中サイズの右手用エルゴシェイプ、そして後方よりも前方の方が高さがあるため、かぶせ持ちが最もしっくりきます。

つかみ持ちも悪くないですがかぶせ持ちほどじゃないです。

つまみ持ちも問題ないですが、もっと軽いマウス狙ったほうが良いでしょう。

かぶせ持ちつかみ持ちつまみ持ち

かぶせ持ち

かぶせ持ち

マウスの形状的にかぶせ持ちが最もフィットします。サイドボタン上あたりが最も高さがあるので、人差し指と中指を置いた時にリラックスします。

つかみ持ち

つかみ持ち

後方部分があまり高くないため、かぶせ持ちよりはフィット感が薄れますがそれでも良い感じです。

つまみ持ち

つまみ持ちは万能なので問題なくフィットします。また、サイドのゴム素材のグリップ力がすごいのでマウスがすっ飛んでいきません。

ただしつまみ持ちがメインなら、もっと小型で軽いマウスの方が選択肢としては良いでしょう。

レビューまとめ

良いところ
  • シンプルだけど古臭くない
  • 世界初の静電容量無接点方式スイッチ
  • チャタリングと無縁
  • トコトコという静かなクリック音と独特な感触
  • かぶせ持ちはフィット感抜群
  • メイド・イン・ジャパン
イマイチなところ
  • 高くてコスパが悪い
  • ポーリングレートスイッチ
  • PVCケーブル
  • マウスフィートはあまり滑らない
  • ビルドクオリティが一定じゃないかも

REALFORCE MOUSE」はゲーミングマウスとしてはクリック音がとても静かなので、オフィスでもこっそり使えてしまう というかなり優秀な忍者マウス。また、ストリーミングなどでクリック音に悩まされているなら最有力候補になります。

しかし静電容量方式接点スイッチを採用しているとはいえ、本マウスが定価1.8万円なのはちょっと高すぎる と思います。カチカチ小気味よい音がするマウスではなく、静かでREALFORCE感のあるクリックが欲しいならおすすめですが、それ以外ならもっと良いマウスの候補が沢山あります。

チャタリング対策だったらオプティカルマウススイッチを採用している「Razer Viper」シリーズでも十分なわけですしね。「Razer Viper Ultimate」なんか無線なのに本マウスよりも安いです。

メイド・イン・ジャパンのゲーミングマウスなんてほぼ聞かないので、応援してます。ビルドクオリティやケーブルなど様々な点で改良を行っていってくれたら嬉しいな。

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【レビュー】REALFORCE MOUSE - 静電容量無接点式スイッチ搭載の日本製ゲーミングマウス

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