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Razer Huntsman Mini レビュー。ニーズを満たす待望の60%キーボード
![【レビュー】Razer Huntsman Mini - ニーズをとことん満たす待望の60%キーボード](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-thumb.jpg)
近年のRazerの快進撃には目を見張るものがありますが、待望の小型キーボードが発売されました。
今回は「Razer Huntsman Mini」のレビューをしていきます。購入したのはマーキュリーのクリッキータイプ。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/01/gg-normal.jpg)
かゆいところにまで手が届く60%キーボード!
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概要とスペック
「Razer Huntsman Mini」は Huntsman シリーズに新たに仲間入りした小型の60%キーボード。ただ小さいだけではなく、細かい部分までしっかりと仕上げてきています。
カラーリングはブラックとマーキュリーの2色展開。選べるスイッチは独自のオプティカルスイッチであるクリッキーとリニアの2軸。
合計4パターンの中から自分の好みにあった組み合わせを選べます。
マット仕上げのアルミケースや着脱式のUSB-Cケーブルなどもポイントで、60%にしては値段がちょっと高いですが かなりレベルの高い製品 となっています。
カラー | 黒 / マーキュリー |
接続 | 有線 |
サイズ | 61キー / 60% |
寸法 | 293 x 104 x 40 mm(実測) |
重さ | 416g(実測) |
配列 | US |
スイッチ | Razer オプティカルスイッチ |
軸色 | クリッキー / リニア |
ポーリングレート | 1,000Hz |
ロールオーバー | Nキー |
ケーブル | 着脱USB-C |
ライティング | RGB |
プロファイル | 5 |
ソフトウェア | あり |
マクロ | あり |
同梱物
![外箱](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-002.jpg)
![外箱](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-002.jpg)
マーキュリーは白色の箱で、60%なのでサイズは小さめ。
![中身](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-003.jpg)
![中身](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-003.jpg)
フタを開けるとキーボード。フタ裏には説明書。
![USB-Cケーブル](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-007.jpg)
![USB-Cケーブル](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-007.jpg)
キーボードのすぐ後ろにはUSB-Cケーブルが入っています。
![説明書など](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-006.jpg)
![説明書など](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-006.jpg)
説明書の中にはステッカー。
同梱物は以上。
デザインと性能
![Razer Huntsman Mini](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-011.jpg)
![Razer Huntsman Mini](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-011.jpg)
購入したのは「Razer Huntsman Mini」のマーキュリー・クリッキーです。クリッキー軸の方が安くて、リニア軸は値段がちょっと高い。
60%フォームファクターのコンパクトサイズで、寸法は実測で 293 x 104 x 40 mm でした。非常に省スペースでマウスをブンブン振り回して全くかすりもしません。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-060.jpg)
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-060.jpg)
重さは実測で 約460g です。Duckyキーボードシリーズよりも軽いので、持ち運びで考えると大勝利。
![サイドフレーム](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-015.jpg)
![サイドフレーム](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-015.jpg)
キーはライティングが綺麗に見えるフロートタイプ。掃除もしやすい。
トッププレートはアルミで出来ており、強く叩いても金属の跳ね返り音はしません。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-012.jpg)
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-012.jpg)
前面から見たキーボード。こう見ると結構フラットで、奥への傾斜はゆるやかですね。
![ロゴ](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-014.jpg)
![ロゴ](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-014.jpg)
前面の真ん中にひっそりとロゴが刻印されています。目を凝らさないと分からないミニマルさ。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-018.jpg)
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-018.jpg)
トップのアルミに対し、ベースはプラスチック製。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-021.jpg)
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-021.jpg)
ベースには「FOR GAMERS BY GAMERS」がびっしり刻印されています。光の加減で見えたり見えなかったり。ベースなんてあんまり見ませんが、ちょっとしたオシャレポイント。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-022.jpg)
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-022.jpg)
四隅には四角形のラバーが滑り止めとしてしっかり効いています。
キーボードに角度をつける足。二段階まで調節でき、そこそこ角度がつくのでタイピングしやすくなります。
![背面](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-058.jpg)
![背面](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-058.jpg)
キーボードの背面にはUSB-Cケーブルの差込口があります。
![USB-C差込口](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-027.jpg)
![USB-C差込口](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-027.jpg)
USB-C着脱式なのは非常に嬉しい。
![ケーブル先](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-028.jpg)
![ケーブル先](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-028.jpg)
付属してくるUSB-Cケーブルは脇に溝があって、キーボードにぴったりハマるようにできています。
![USB-Cケーブル](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-031.jpg)
![USB-Cケーブル](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-031.jpg)
ケーブルは比較的硬めですが、キーボードのケーブルだし特に気にならないでしょう。
![コイルケーブルと Razer Huntsman Mini](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-062.jpg)
![コイルケーブルと Razer Huntsman Mini](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-062.jpg)
このようなカスタムコイルケーブルを繋げることもできます。
キースイッチ
![オプティカルキースイッチ](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-044.jpg)
![オプティカルキースイッチ](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-044.jpg)
「Razer Huntsman Mini」には2種類のキー軸が存在しますが、今回の軸は「クリッキー」。その名の通り、もうひとつのリニアよりもカチッとしたクリック音がします。
両方ともメカニカルスイッチではなく オプティカルスイッチ です。
![ステム](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-045.jpg)
![ステム](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-045.jpg)
従来のメカニカルスイッチは金属接点で動作していましたが、オプティカルスイッチでは光を通すことによって動作します。金属同士が接触しないため摩耗せず、耐久値が向上し、高速アクチュエーションが可能となりました。
スクロールできます
1軸色 | リニア | クリッキー |
---|---|---|
クリック感 | なし | あり |
アクチュエーションポイント | 1.0mm | 1.5mm |
押下圧 | 40g | 45g |
耐久値 | 1億回 | 1億回 |
まさかの 1億回クリック耐性。その前に指が壊れそう。
主なスペックは上記の通り。アクチュエーションポイントがめちゃくちゃ浅いです。
![ステムの金属スタビライザー](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-047.jpg)
![ステムの金属スタビライザー](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-047.jpg)
金属のスタビライザーが全てのキーに設置されています。実はこのスタビライザーのせいで、キーボードを振るとカシャカシャ音が鳴ります。全部のキーにはめる必要あるのかな?という疑問はありますね。
![スペースのスタビライザー](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-050.jpg)
![スペースのスタビライザー](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-050.jpg)
スペースのような大きいキーキャップには埋め込み式のスタビライザー。
![クリッキーパープル](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-046.jpg)
![クリッキーパープル](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-046.jpg)
カチッとした打鍵音はもちろんですが、押下圧である45gを越えた瞬間に打鍵されて跳ね返るので爽快な感じです。
ただし・・やっぱり夜中にこっそりタイピングするにはうるさいですね。
キーキャップ
![キーキャップ](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-037.jpg)
![キーキャップ](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-037.jpg)
キーキャップは摩耗耐性のあるPBTダブルショット。
![手前のインジケーター](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-033.jpg)
![手前のインジケーター](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-033.jpg)
キーの手前側に書いてあるのは Fnキーレイヤー のもの。
60%キーボードはキーが少ない分、Fnキーを押しながら別のキーを同時押しすることによって別の機能を呼び出すことができます。
![キータイト](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-038.jpg)
![キータイト](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-038.jpg)
文字部分は透過処理されています。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-042.jpg)
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-042.jpg)
触り心地は良いです。
キーボード上で指を置くと、若干キーのはまりに遊びがあって動くのが懸念点かな?Duckyとかだとそんなのあんまり感じないのですが、スタビライザーのせいもあるかも。
これらのキーは全て着脱可能ですので、Razer の別売りキーキャップと組み合わせれば自分らしくキー色のカスタマイズも可能です。白との組み合わせならグリーンもピンクも映えますね。
ライティング
![ライティング](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-069.jpg)
![ライティング](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-069.jpg)
「Razer Huntsman Mini」ではソフトウェアの Razer Synapse 経由でライティングの設定をできる他、キーの同時押しでもライティング設定変更が可能です。
ただし Razer Synapse が起動しているとそっちに設定が引っ張られるのでホットキーによるライティング変更はできません
以下は Fn + Ctrl + 数字 で変更できるライティング一覧です。
1 | 消灯 | ライトオフ |
2 | STATIC | 単色固定 |
3 | BREATHING | 単色でゆっくり光って消える |
4 | SPECTRUM CYCLING | 明滅ごとに色が変わる |
5 | WAVE | 一定方向にRGBでウェーブ |
6 | REACTIVE | 押したキーが光って消える |
7 | STARLIGHT | ランダムなキーが明滅する |
![Razer Synapse](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-085.jpg)
![Razer Synapse](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-085.jpg)
Razer Synapse で Chroma Studio を利用すると、複数のライティングをレイヤーのように重ね合わせて、オリジナル発光パターンを作れます。
例えばウェーブ+リップル。虹色に光らせつつ、押したキーから波紋が広がるような効果が作成できます。
![控えめな光](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-068.jpg)
![控えめな光](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-068.jpg)
最初は案外控えめな光り方かも?と思ったのですが、今ではちょうど良いと感じます。
![ステム発光](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-073.jpg)
![ステム発光](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-073.jpg)
ちゃんとキー単体で発光しています。
ソフトウェア
![Razer Synapse](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-086.jpg)
![Razer Synapse](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-086.jpg)
ソフトウェアは Razer Synapse に対応。
マクロ作成やキーバインド変更、ライティング設定などができます。
オンボードプロファイルが5つ用意されていますので、設定が終わったら Razer Synapse はアンインストールしちゃっても大丈夫 です。
レビューまとめ
- 良いところ
-
- 大手メーカー初の60%キーボード
- コンパクトで省スペース
- 軽くて持ち運びに最高
- 速い反応速度のオプティカルスイッチ
- 着脱式USB-Cケーブル
- ミニマルなロゴ
- イマイチなところ
-
- 値段はけっこう高め
- 他にも60%の候補が沢山ある
- キーのはまりに若干遊びがある
以上「Razer Huntsman Mini」のレビューでした。
最近はリニアや静音軸ばかりだったので久々にクリッキーを使いましたが、うるさいという点をのぞけば非常に気持ち良い音だしフィーリングも良いです。
![Razer Huntsman mini クリッキー](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-079.jpg)
![Razer Huntsman mini クリッキー](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2020/07/Razer-Huntsman-mini-079.jpg)
大手メーカーが60%キーボードを出してくれるのは非常に嬉しいことです。販売経路が多いので、入荷を待たなくてもサクッと購入できますからね。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/01/gg-normal.jpg)
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/01/gg-normal.jpg)
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/01/gg-normal.jpg)
ユーザーのニーズをしっかり満たす隙の少ない60%キーボー
作り的には長く人気のDuckyと似たような部分がありますが、値段がRazerの方が高いです。オプティカルスイッチにその価値を見いだせるかどうか が、どちらを選ぶかの決め手となりそうです。
見いだせないなら Ducky Mecha Mini とか、他の候補を見た方が良いでしょう。個人的には Ducky の方がおすすめです。