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【レビュー】Razer DeathAdder V2 – 進化して帰ってきたド定番エルゴマウス

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Razerより発売され、長い間沢山のプレイヤー達に愛され続けているエルゴマウスの決定版、デスアダーシリーズの最新バージョンである「Razer DeathAdder V2」が発売されました。

基本的なデザインは元来のデスアダーとそっくりですが、センサーやボタンなど様々な性能が最新版にアップグレード されています。新しく買おうとする人にとっても、昔からデスアダーを愛している人にとっても買いです。

FPSプレイヤーにはぜひ一度手にとってもらいたいゲーミングマウスです!

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概要とスペック

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右手用にデザインされたエルゴシェイプの「Razer DeathAdder V2」。大きなデザイン面は従来品とあまり変わりませんが、様々な点でパワーアップしています。

  • FOCUS+ 20,000 DPI センサー
  • オプティカルマウススイッチ搭載
  • スピードフレックスケーブル

もともとは Razer Viper シリーズで登場した新しいセンサーやスイッチですが、これがエルゴタイプのデスアダーにそっくり搭載された形になります。

RAZER DEATHADDER V2

エルゴエルゴと言っていますが、エルゴとはエルゴノミクスのことで、人間工学を意味します。人間にとって持ちやすい形状を突き詰めたデザインが特徴です。

カラーブラック
センサーFOCUS+
寸法127 x 61.7 x 42.7 mm
重さ83g(実測)
ボタン数8
アクセラレーション50G
最大DPI20,000 dpi
ポーリングレート1000 Hz
コネクターUSB2.0
ケーブル長1.8m
LEDカラーRGB
ソフトウェアRazer Synapse

同梱物

Razer DeathAdder V2 - 外箱

外箱。今回は海外から直接買ったやつです。文字は全て英語表記。

Razer DeathAdder V2 - 外箱ななめから

横側が蛍光緑なのでRazer製品だと分かりやすい。

Razer DeathAdder V2 - 内容物

内容物はシンプル。

  • マウス本体
  • 取説
  • ステッカー

これだけです。特に予備のマウスフィートやケーブルといったものは付属してきません。

説明書は多言語で日本語にも対応しています。が、別に読まなくても特に問題ないでしょう。

デザインと性能

デスアダーV2 - 真上から

Razer DeathAdder V2」の見た目・シェイプは従来の「Elite」と大きく変わりません。後方右側が大きくふくらんでおり、薬指と小指の位置が自然でムリのない形になります。

デスアダーV2 - 重量は83g(実測)

重さは実測で 83g ちょうどでした。近年立て続けに発売されている軽量マウスと比べたらやはり重いですが、従来のデスアダーは約105gだったのでかなり軽くなっていますね。

なお「Razer DeathAdder Essential」という重量自体は軽いエディションもありますが、廉価版なので無視 します。

デスアダーV2 - 前面からの見た目

前面。右手用だけあって、右マウスボタンが左に比べて下がり気味です。また、ボタンが描くS字カーブも深めになっています。

このデザインだと、中指から小指までが無理のない形になって楽です。かぶせ持ちやつかみ持ちの方で、左右対称マウスだと段々手が疲れてくる人はこのエルゴシェイプがハマるかもしれません。

デスアダーV2 - 左サイド

左サイドからの見た目。大きめのサイドボタンでとても押しやすく作られています。

親指がくる部分、つまりサイドボタンの真下あたりのラバーテクスチャが一体型になったようです。「Elite」は別貼りだったんですよね。いつかはがれそうでヒヤヒヤだったのでこれはファインプレー。

ただし、このグリップ自体好きじゃない人も一定数いるみたいなので、はがしにくくて大変そうです。

デスアダーV2 - 右サイド

右サイドからの見た目。こちらのグリップ部分も一体型に。持ち心地は硬すぎずちょうど良いです。

デスアダーV2 - 後ろからのみため

真後ろからの見た目。左右非対称な感じがよく分かります。

Razerのロゴはいつもの場所に。当然光ります。

デスアダーV2 - 底面

底側。プロファイルスイッチとランプインジケーターが新たに追加されています。本来、プロファイル切り替えと光の色が連動しているはずなのですが、なぜか白色LEDのまま変わりませんでした。謎だ。

プロファイルの切り替えボタンが必要か?と言われるとほとんどの場合必要ない気がします。オススメは、底面のボタンに感度UPをキーバインドし、マウスホイール下の2つのボタンに別途キーバインドすること。

マウスフィート

マウスフィートはPTFEになっています。形はEliteの頃と変わらず前と後ろに大きめサイズが貼られています。滑りは格段に良くなっています。

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マウスボタン

デスアダーV2 - メインボタン

Razer DeathAdder V2」のマウスボタンには独自技術のオプティカルマウススイッチが採用されています。

最高速 0.2 ミリ秒という驚異の応答時間で、従来のメカニカルスイッチの3倍の速さを誇っています。「Elite」はメカニカルスイッチなので、かなりパワーアップしています。

ただし、押し心地はややもったりとした感じ。あまりクリッキーな感じではありませんが、使っていると慣れます。

デスアダーV2 - サイドボタン

サイドボタンは大きめで平たく設計されており、とても押しやすくできています。クリック感はカチカチとクリスピーなので押すと気持ち良い。

デスアダーV2 - スクロールホイール

スクロールホイールはかなり軽いタッチで回ります。個人的にはかなり好みの軽さで、長いことスクロールしても疲れることはありません。コリコリ感はしっかりあるので、どれだけ回したかを把握するのは簡単。

デスアダーV2 - ホイール下のボタン

スクロールホイールのすぐ後ろにはボタンが2つ。デフォルトではDPIの感度UP・DOWNです。ペコペコっというクリック感。結構指を曲げなきゃ届かないので、咄嗟に押したいボタンとしては微妙かもしれません。

デスアダーV2 - プロファイルスイッチ

底面のプロファイルスイッチ。あまり押すことはないでしょう。個人的にはここにDPI感度設定を割り振った方が良いと思います。

ケーブル

Speedflexケーブル

Razer の SpeedFlex ケーブルはかなり柔らかく出来ており、地面を擦った時の抵抗も少なくなっています。とはいえパラケーブルよりは硬い印象。

ケーブルコネクタ

PC側のコネクタ。緑色がRazerらしい。

ライティング

デスアダーV2 - 光るフロント

Razer Chroma 対応、1680万色で光ります。

光るのはマウスホイールの部分とリアのRazerロゴ。

デスアダーV2 - 光るリアロゴ

ソフトウェアである Razer Synapse を通して光り方の調整が可能です。気に入らない場合は完全にオフにすることも出来ます。

ソフトウェア

Razer Synapse に対応。

Razer Synapse 3

トータルで8つのボタン(+マウススクロール上・下)のキーバインドをアサインできます。

Razer Synapse 3 感度

感度設定の変更が可能。私は基本800しか使わないので、ステージの数を2つに減らして400と800だけにしています。感度触らないなら別に何もしなくてもOKです。

Razer Synapse 3 ライティング

ライティングの設定。CHROMA STUDIO で合わせてもいいし、独自のサイクルで光らせても良いです。

Razer Synapse 3 lod

スマートトラッキングに対応しています。

Razer DeathAdder Elite との比較

古い「DeathAdder Elite」と最新の「DeathAdder V2」を写真で比較していきます。

まずはスペックを表で比較。

モデルDeathAdder V2DeathAdder Elite
寸法127 x 61.7 x 42.7 mm127 x 70 x 44 mm
重量82g105g
センサーFOCUS+ 20K5G 16K
スイッチRazer オプティカルスイッチオムロンメカニカルスイッチ
ボタン数87
ケーブルSpeedflex ケーブル標準編組被膜ケーブル
マウスフィートPTFEフィート標準ストックフィート
オンボードメモリ5つまで保存可能なし
デスアダー V2 vs Elite

寸法だけ見ると幅がかなり変わったように書いてありますが、実際そこまで変わっていないように思います。やや V2 の方がスリムになってますね。

もっと分かりやすいところでいえば、マウスホイールのサイズがやや小さくなっています。マウスホイール下のデザインとボタンも刷新されていますね。ボタンの形状が大きく変わり、マウスホイールから離れました。

デスアダー V2 vs Elite 前方から

若干ですが、V2 の右マウスボタンが高めに作られているような気がします。ほんの少しですが。また、ケーブルのブッシュサイズが大きくなっていますね。

サイドは比較してみましたがほぼ変わらないので割愛します。

デスアダー V2 vs Elite - 底面

Eliteの方は年季が入ってるので汚い・・。マウスフィートが刷新されていること、そして一番の大きな違いはプロファイルボタンの有無。V2はオンボードメモリに5つまでプロファイルを保存できます。持ち運ぶ方には朗報!

さらにいうと、設定が終わったら Razer Synapse ソフトウェアを削除しても大丈夫なはず。

ケーブルの違い

左の太い方がV2。太くはなっていますが柔らかくしなやかです。

V2とElite

見た目はかなり似ていますが、センサーやスイッチなど内部がかなりパワーアップしています。

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持ち方とそれぞれの使用感

大きめサイズのエルゴマウスだけあって、かぶせ持ちが最適です。

かぶせ持ちつかみ持ちつまみ持ち

かぶせ持ち

デスアダーV2 - かぶせ持ち

かぶせ持ちすると中指から小指までがとても心地よい感じのポジショニングになります。非常に楽で、マウスを持ちやすいです。

つかみ持ち

デスアダーV2 - つかみ持ち

つかみ持ちもかなりフィット感はありますが、かぶせ持ちほどではありません。

つまみ持ち

Lサイズだけあってつまみ持ちするにはかなり大きい印象です。

レビューまとめ

良いところ
  • 長く愛されているデスアダーの正当進化
  • 右手にフィットするエルゴシェイプ
  • FOCUS+最新センサー
  • 応答時間の速いオプティカルマウススイッチ
  • スムーズなマウスホイール
  • スマートトラッキング対応
  • 83g(実測)のそこそこ軽量仕様
  • かぶせ持ちに最適
イマイチなところ
  • 右手専用
  • 軽いマウスに慣れすぎた人には重い

形はそのままに、中身がまるっと最新に置き換わった「Razer DeathAdder V2」。これまで「Elite」を使ってきた人も、まだ使ったことがないという人にもおすすめできる良マウスです。

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