PS5増設用SSDのおすすめ5選

PS5ではSSDを増設することができます。

直接そのディスクにゲームをインストール＆起動できるため、パフォーマンスの低下がありません。

しかし、それはSONYの要件を満たす必要があります。

その要件は、Gen4であったりヒートシンク付きのサイズ感であったり、結構細かく定められています。

ここではPS5に使えるとされるSSDについて、5つ紹介していきます。

PS5で定められている要件

PS5で定められている要件について公式サイトより抜粋します。

必要なSSDのスペック
インターフェース	PCI-Express Gen4x4対応M.2 NVMe SSD（Key M）
ストレージ	250GB～4TB
対応サイズ	2230 / 2242 / 2260 / 2280 / 22110
寸法	幅：最大25mm 長さ：30 / 40 / 60 / 80 / 110mm 高さ：最大11.25mm（基盤から上8.0mmまで / 基盤から下2.45mmまで）
シーケンシャル読み込み速度	5,500MB/秒以上を推奨
ソケット	Socket 3（Key M）

これらの条件を満たすSSDでないとなりません。

価格的にもまだまだGen3のシェアが多いと思いますが、最新であるGen4を買う必要があります。

250GB～4TBまで対応していますが、2TB以上はかなり高価になってくるため、1TBあたりが狙い目です。

SSDの取り付け方

SSDの取り付け方は別記事で解説しています。

また、要件に関する詳しい解説も図解付きでしていますのでご覧ください。

今回でも紹介している「ADATA XPG GAMMIX S70 BLADE」の1TBを取り付けています。

PS5増設用におすすめのSSD5選

1. ADATA XPG GAMMIX S70 BLADE

スペック ※ 1TBのもの
インターフェース	PCIe Gen4 x 4, NVMe 1.4
フォームファクタ	M.2 2280
容量	1TB / 2TB
シーケンシャル読み取り	7,400 MB/s
シーケンシャル書き込み	5,500 MB/s
ランダム読み取り	740,000
ランダム書き込み	740,000
TBW	740
MTBF	200万
保証	5年

シーケンシャル読み出し速度7,400MB/sと、紹介している中でもかなり高速なSSD。

ランダム読み取り・書き込みが他と比較して若干遅いが、とにかく安い。コスパを考えるとかなり良い候補だと思います。

売り切れたり転売価格になっていることがないのでおすすめ。

SSDの取り付け方では本SSDを使用しています。

2. Samsung 980 Pro

スペック ※ 1TBのもの
インターフェース	PCIe Gen4 x 4, NVMe 1.3c
フォームファクタ	M.2 2280
容量	1TB / 2TB
シーケンシャル読み取り	7,000 MB/s
シーケンシャル書き込み	5,100 MB/s
ランダム読み取り	1,000,000
ランダム書き込み	1,000,000
TBW	600
MTBF	150万
保証	5年

それなりに高速かつ耐久値もあるサムスンの980Pro。

ちょっと前まではヒートシンクキットのようなものしか売っていなかったのですが、本家によるデザインでちゃんとしたヒートシンクモデルが誕生しました。

シーケンシャルはやや他のSSDに比べると低いですが、ランダム性能が高いです。

そして、ちゃんと普通の値段で買えるのが素晴らしい。ブランドバリュー的にも間違いないよねっていう製品。

3. Patriot Memory Viper VP4300

スペック ※ 1TBのもの
インターフェース	PCIe Gen4 x 4
フォームファクタ	M.2 2280
容量	1TB / 2TB
シーケンシャル読み取り	7,400 MB/s
シーケンシャル書き込み	5,500 MB/s
ランダム読み取り	800,000
ランダム書き込み	800,000
TBW	1,000
MTBF	–
保証	5年

名前のかっこいいViperくんから発売されているGen4 SSDで、シーケンシャル読み取り7,400MB/sとかなり高速。

ランダム読み取り・書き込みはSamsung 980Proに及びませんが、TBWは上。耐久値は高めですね。

こちらも普通の値段で購入できるため、良い候補になります。

4. Seagate FireCuda 530

スペック ※ 1TBのもの
インターフェース	PCIe Gen4 x 4, NVMe 1.4
フォームファクタ	M.2 2280-D2
容量	500GB / 1TB / 2TB / 4TB
シーケンシャル読み取り	7,300 MB/s
シーケンシャル書き込み	6,000 MB/s
ランダム読み取り	800,000
ランダム書き込み	1,000,000
TBW	1,275
MTBF	180万
保証	5年

老舗Seagateから発売された、PS5の要件を全て満たすGen4 SSD。

シーケンシャル読み込み7,300MB/sと高速で、書き込みに至っては6,000MB/sと紹介している中では最高値。

耐久値が高いのも強みで、データ救済のプランが無料で用意されており、アフターケアも万全です。

本製品にはヒートシンクありとなしの2タイプがありますので、PS5に取り付ける場合はヒートシンクありを選びましょう。

ですが、数が少なくて値段が安定していないようなので、もし高かったら別途ヒートシンクを買うか、他のSSDを検討しましょう。

5. WD Black SN850

スペック ※ 500GBのもの
インターフェース	PCIe Gen4 x 4
フォームファクタ	M.2 2280
容量	500GB / 1TB / 2TB
シーケンシャル読み取り	7,000 MB/s
シーケンシャル書き込み	4,100 MB/s
ランダム読み取り	1,000,000
ランダム書き込み	1,000,000
TBW	300
MTBF	–
保証	5年

WDのSN850もPS5に対応しています。

シーケンシャル書き込みが若干遅いのですが、ランダム性能はSamsungに匹敵します。

ここで紹介しているのは500GBなんですが、ヒートシンク付きの1TBがかなり人気で全然入荷しません。

入荷したとしてもかなり高値だったりします。通常の値段で買えるなら良いと思いますが、無理そうなら素直に他のSSDを狙いましょう。

各SSDのスペックを比較してみた

リストにして価格を比較してみました。

製品	XPG GAMMIX S70	Samsung 980 Pro	Viper VP4300	FireCuda 530	WD Black SN850
インターフェース	PCIe Gen4 x 4, NVMe 1.4	PCIe Gen4 x 4, NVMe 1.3c	PCIe Gen4 x 4	PCIe Gen4 x 4, NVMe 1.4	PCIe Gen4 x 4
フォームファクタ	M.2 2280	M.2 2280	M.2 2280	M.2 2280	M.2 2280
容量	1TB / 2TB	1TB / 2TB	1TB / 2TB	500GB / 1TB / 2TB / 4TB	500GB / 1TB / 2TB
シーケンシャル読み取り	7,400 MB/s	7,000 MB/s	7,400 MB/s	7,300 MB/s	7,000 MB/s
シーケンシャル書き込み	5,500 MB/s	5,100 MB/s	5,500 MB/s	6,000 MB/s	4,100 MB/s
ランダム読み取り	740,000	1,000,000	800,000	800,000	1,000,000
ランダム書き込み	740,000	1,000,000	800,000	1,000,000	1,000,000
TBW	740	600	1,000	1,275	300
MTBF	200万	150万	–	180万	–
保証	5年	5年	5年	5年	5年

この中でも記事執筆時点で正規の値段で買えるのは左の3つだけ。

価格なら「ADATA XPG GAMMIX S70 BLADE」が安くてお買い得。

ブランドバリューと性能をとるなら「Samsung 980 Pro」のヒートシンクモデルが鉄板でしょう。