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HyperX Cloud Revolver+ 7.1 レビュー。手軽なプラグ・アンド・プレイヘッドセット

HyperX Cloud Revolver+ 7.1 レビュー。手軽なプラグ・アンド・プレイヘッドセット

HyperXから発売されているゲーミングヘッドセット「Cloud Revolver+ 7.1」をレビューしていきます。

本製品はレビュー用サンプルをご提供いただきました

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概要とスペック

created by Rinker
ハイパーエックス(HyperX)
¥14,800 (2024/10/08 07:35:13時点 Amazon調べ-詳細)

HyperX Cloud Revolver+ 7.1」は7.1chバーチャルサラウンドに対応した有線ゲーミングヘッドセット。プレミアムグレードとされるCloud Revolverシリーズの最新作となります。

前作である「Cloud Revolver S」からはマイナーアップグレードで、サラウンドサウンドがDolbyからHyperXの技術になり、USBオーディオコントロールボックスのデザインが大きく変わりました。

50ミリドライバーが耳に並行に配置され、メリハリのある音が楽しめます。イヤーパッドやヘッドバンドは柔らかい低反発フォームが採用されています。

USBオーディオコントロールボックスでは、ソフトウェアを介さずにワンタッチでボリュームや7.1chのオフ・オンが可能です。サラウンドサウンドの切り替えにソフトウェアが必要ないのは便利。

PCの他、PS4にも対応。PS5で使ってみましたがちゃんと動きました。プレステでもワンボタンでサラウンド切り替えができますので、アンプなどを買わずにヘッドセットだけで欲張りたい人にはおすすめです。

カラー
接続有線
オーディオステレオ / 7.1ch
タイプ密閉型
重さ376g
ドライバー50mm
スピーカー周波数特性10Hz – 23.2kHz
インピーダンス32Ω
音圧レベル100.5dBSPL/mW
T.H.D2%未満
マイク着脱式マイク
極性単一指向性 / ノイズキャンセリング
周波数応答50Hz – 7.7kHz
感度-40dBV
ライティングなし
接続端子シングル4極 / USB
オーディオコントロールあり
対応コンソールPC / PS4

同梱物

大きめな外箱。ガワを外すとHyperXのロゴだけ描かれた黒いボックス。しっかりした作りで高級感があります。

  • ヘッドセット
  • 着脱式マイク
  • USBオーディオコントロールボックス
  • クイックガイドなど

同梱物は以上です。

デザインと性能

HyperX Cloud Revolver+ 7.1」の色はほとんど黒で統一されています。スティッチや、サイドに描かれているロゴのシルバーがアクセント。

少しだけメカメカしい、クールでスタイリッシュなデザインです。私はどちらかと言われるとシンプルな方が好みなのですが、このデザインは悪くないと思います。ゲーミングっぽさはありますけどね。

光るかな?と思ったけど光りませんでした。表面コーティングはマットタイプで、脂汚れなどは目立ちやすいタイプです。

外側のヘッドバンドには頑丈なスチールフレームが採用されています。しなやかとは言い難いですが、非常に丈夫そう。

内側のヘッドバンド、頭頂部と接触する部分にはフォームが入っています。これはもう少し厚みがあっても良いかなと思いましたが、及第点ではあります。

実はこのヘッドセットには手動で長さを伸び縮みさせるアジャスターがありません。その代わり、自動で調節されるようになっています。

ヘッドセットを装着すると、勝手にプラスチックのレールがスライドして長さを調節してくれます。手動でカチカチ大きさを調節する手間が一切ありません。

手動で調節するタイプは、外している間に左右がズレたりサイズが変わったりすることがあります。また、誰かとヘッドセットをシェアする場合はなおのこと便利に感じるでしょう。

ですが、ややスライダーの滑りがスルスルしすぎているため微調整ができません。また、トップのフォームがやや薄手なこともあって、つけ心地と手軽さをトレードオフしている印象です。

ハウジングは水平方向にひねることはできません。360度方向ちょっとずつ動くようになっているため、耳へのフィット感はあります。

重さ

重量はマイクをなしで測ったら 362g でした。

マイク単体が 16.6g でしたので、合わせると 約379gとなります。これはヘッドセットとしては重い部類に入ります。

ちなみにUSBオーディオコントロールボックスの重さは 18.5g でした。

イヤーパッド

楕円形のイヤーパッドで、耳がすっぽり入る大きさです。

素材はPUレザータイプで、触り心地はとても滑らか。レザーなので通気性に関してはイマイチ。長時間使用するとしっとりと汗をかきます。

内寸は縦が68mm、横幅が45mm、厚みは23mmでした。大きめなデザインで厚みがあります。

パカッと簡単に外れるタイプで、元に戻すのも楽でした。

中身は低反発フォームで、とにかくめちゃくちゃ柔らかい。すごく良い押し心地で、長時間つけてても横からの圧はほとんど気になりません。

マイク

マイクは着脱式。ヘッドセットでは左ハウジングの下方に端子口があります。

差込口のシェイプは特殊なので、一定方向しか入りません。なので裏表間違えて装着しちゃうなんてことはないです。

着脱式の良いところは、もしマイクを別に使っているなら外してヘッドホンにできることです。外せないと視界に入って邪魔だし、重さもあるので損した気になりますね。

単一指向性のノイズキャンセリングマイク。ヘッドセットのマイク音質としては及第点だと思います。

とにかくノイズキャンセリング機能はかなり優秀で、自分の声だけしっかりピックアップしてくれます。近くで除湿機をガーガー鳴らしてましたが、全然拾いませんでした。

Discordで試してみましたが、音量も十分です。

グニグニとしなやかに動きます。形状をある程度記憶してくれるタイプなので、口元に近づけたり離したりできます。

やや適当な向きにしていても音をしっかり拾ってくれますが、距離はなるべく近づけて使いましょう。

USBオーディオコントロールボックス

ボタンが沢山ついているだけあって結構大きめ。68(縦幅)x 31(横幅)x 13.5(厚み)mm です。ヘッドセットから伸びている3.5mmミニプラグを接続して使用します。

ヘッドホンボリュームとマイクボリュームをそれぞれ調整可能です。ボタンはカチカチとクリッキーなタイプ。

中央のボタンは7.1chサラウンドサウンドのオフ・オンで、オンだと白く光ります。ソフトウェアに頼らずUSBコントロールボックスで7.1chを使えるのは素晴らしい。

左サイドにはマイクのミュートボタン。ミュートされていると赤く光ります。

背面にはクリップが付属しています。

このボックスに機能が全部集約されているため、ヘッドセット本体ではボリュームの調節やマイクのミュートなどができません。3.5mmで接続した場合も考えて、本体に最低限の調節機能があると嬉しかったところ。

装着感

手動の長さ調整アジャスターはなく、ヘッドセットをつけると自動でヘッドバンドが上下します。サイズ感は割と大きめな頭でも入るくらい余裕があります。

仕組み上ヘッドバンドで重さを分散させにくく、頭のサイズやフィット感によっては耳の上側に少し重みを感じるかも。

イヤーパッドはめちゃくちゃ柔らかくて、側圧もそんなにきつくありません。密閉度はかなりありますが、ノイズのシャットアウト具合はいまいち。もうちょっとカットできると良かったかも。

横から見るとハウジングのかっこいいデザインが目立ちますね。

音質について

ネオジム磁石、ダイナミック50mm経ドライバー。クリアな音質でかなり良いです。低音・中音・高音のバランスが良くて、それぞれ聞き取りやすい。ゲームはもちろんですが、音楽を聞いてもいいと思います。

スタジオグレードのサウンドステージと銘打つだけあって、ステレオでも定位は抜群です。しっかり足音の方向を聞き分けられます。

サラウンドサウンドをオンにするとさらに空間が広がる感覚になるので、より方向が分かりやすくなります。

ソフトウェアに対応していないので、音質をコントロールするイコライザー設定などが一切ありません。

迷わなくて良いという面もありますが、音をカスタマイズしている人にとっては物足りなさを感じるかも。

PS5でも使える

スペック上はPS5に関して触れられていませんが、ケーブルを差してみたらあっさり認識されました。

最初は何も聞こえないのですが、初めて接続するとヘッドセットのボリュームが0にされるっぽいです。USBオーディオコントロールボックスで音量を上げたら無事聞こえました。

7.1chサラウンドサウンドもボタン1つで楽しめるのが強みですね。PCとプレステで併用したい人には嬉しいポイント。

レビューまとめ

良いところ
  • 50ミリドライバーでクリアな音質
  • 定位は聞き取りやすい
  • ボタン1つで7.1chオフ・オン可能
  • 豊富な機能のUSBコントローラ
  • めちゃくちゃ柔らかいイヤーパッド
  • ヘッドバンドは自動調節
  • 大きめな頭でもフィット
  • マイクは着脱式
  • ノイズキャンセリングがとても優秀
  • 値段はリーズナブル
イマイチなところ
  • 密閉型だけどノイズカットはいまいち
  • 3.5mmのケーブルが短い
  • ヘッドバンドの微調整がしにくい
  • 重みがややハウジング側にかかる

以上「HyperX Cloud Revolver+ 7.1」のレビューでした。

音質は抜群に良くて、音楽を聞いても全然楽しめると思いました。それぞれの音を聞き分けやすく、定位も素晴らしいためゲームにはもってこいなヘッドセットです。

マイクは嬉しい着脱式。私はマイクを別に使っているので基本取り外しています。音質は、ヘッドセット付属のマイクとしてはアベレージ。ですが、ノイズキャンセリングがめちゃくちゃ良い仕事します。ノイズがないという意味では、とてもクリアな音で喋られます。

ソフトウェアいらずなプラグ・アンド・プレイなのは強み。PCにしろPS5にしろ、差すだけですぐにフル性能で使うことができます。EQがないので、よく触る人にとっては物足りなさがあるかもしれません。

ヘッドバンドが自動で調節されるのは珍しい設計で、手で微調整する必要がなくお手軽。ただしスライダー部分がもうちょっと硬いと良かったかも。重みが分散されにくいため、長時間つけていると疲れる可能性があります。

つけ心地に関する惜しさはあるものの、音質やマイク性能などを見るとヘッドセットとしての完成度は高めです。特にPCとPS5で併用したい人にはおすすめです。

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HyperX Cloud Revolver+ 7.1 レビュー。手軽なプラグ・アンド・プレイヘッドセット

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