「ゴーストリコンワイルドランズ」のNATタイプをオープンにしよう
Windows10におけるゴーストリコンワイルドランズのポートを開放する手順を紹介します。ルーターはPA-WG1800HPを例に説明します。
何故ポートを開放する必要があるのか?
NATタイプにはオープン(PS4では2)、モデレート、ストリクト(PS4では3)の3種類があります。
- オープン:全てのプレイヤーとプレイでき、かつ自分がホストにもなれます。
- モデレート:オープンとモデレートのプレイヤーに接続できますが、ホストにはなれません。
- ストリクト:オープンのプレイヤーにのみ接続できます。ホストにはなれません。
ストリクトはマッチングに時間がかかりストレスになります。また、フレンドとプレイできないといった障害も出てくるため、NATタイプはオープンにするのが望ましいです。
PC版 ワイルドランズ ポート開放手順
パソコンのIPアドレスを固定
コントロールパネルから「ネットワークとインターネット」を開き、「ネットワークと共有センター」をクリックします。次に左側のメニューにある「アダプターの設定の変更」をクリック。
自分が使用しているイーサーネットを右クリックし、プロパティを選択(管理者権限)。
インターネットプロトコルバージョン4 (TCP/IPv4)を選択し、プロパティをクリック。
ここで「次のIPアドレスを使う」を選択し、自らのIPアドレスを固定させます。うちのルーターはWG1800HPなので、192.168.10.1がルーターのIPアドレスになります。最後の数字をそれ以外の任意のものに変更します。優先DNSはルーターのIPアドレスです。
ルーターのポートを開放
ここではNECのPA-WG1800HPを例に開放していきます。まずブラウザでルーターのIPアドレスにアクセスします。もしくはhttps://aterm.me/。IDは「admin」、パスは自身で設定したもの。
「詳細設定」→「ポートマッピング設定」にアクセスし、開放すべきポートを追加していきます。右側下の「追加」ボタンを押します。
- LAN側ホスト:先程固定したPCのIPアドレス
- プロトコル:TCPまたはUDP
- ポート番号:単発の場合は左側のみ、複数開放する場合は右側まで入力して範囲指定
- 優先度:1から順番に適当につけていく(重複させない)
開放するポート番号
- PC
-
- TCP: 14000, 14008, 14020-14024
- UDP: 3074-3083
- PS4
-
- TCP: 3478-3480
- UDP: 3658-3667
Ubiは80と443の開放も推奨していますが、これはセキュリティリスクがあるのでやめましょう。これ開放しなくてもNATはオープンにできます。ならないなら他の部分に問題があるかも。もしポートを上記の通り開放してもNATが変わらない場合、For Honor版の開放ポートを確認して同じように設定してみてください。私はFor Honorの設定のみでオープンになっていました。
上記ポートを開放しても変わらない場合、次はFirewallをチェックしましょう。
Firewallの確認
ワイルドランズがファイアウォール経由の通信を許可されているか確認してください。されていない場合はアプリケーションを追加して除外設定をします。
コントロールパネルから「システムとセキュリティ」を開き、Windowsファイアウォールによるアプリケーションの許可を選択。
管理者権限で設定の変更を押し、別のアプリの許可でWildlandsを追加するだけです。
まだポートが開放できない場合、DMZ設定を試しましょう。
DMZ
DMZとはDemilitarized Zoneの略で、非武装地帯と言います。外部からのアクセスを全て通すという設定です。御察しの通りセキュリティリスクは半端ないので、試した後は戻すことを推奨します。
これでポートが開いているか確認してください。オープンになっている場合、ISPがポートブロックしているとかではないので、ルーターの設定が正しく行われているか再度確認しましょう。DMZをオフにするのを忘れないように。
「wireshark」をダウンロードしてワイルドランズ用に開放したUDPのパケット確認を行うとポートがちゃんと開放されているか分かります。
この辺についてはまた時間のある時に追記したいと思います。
補足ですが、私のルーターはupnpオンです。
PS4版 ワイルドランズ ポート開放の手順
PS4のIPアドレスを固定
手始めに準備としてご自身の接続状況を確認しましょう。
ホーム画面から設定を選びます。
ネットワークを選択。
一番下の接続の状況をみるでご自身のIPアドレス・サブネットマスク・デフォルトゲートウェイ、プライマリーDNSをメモしてください。
またネットワークに戻り
インターネット接続を設定するを選びます。
有線の方は「LANケーブルを使う」、無線の方は「Wi-Fiを使う」を選択。
「カスタム」を選択し、次の画面で「手動」にします。Wi-Fiの場合はその間にご自身のWi-Fiを選択する画面があります。
IPアドレスの設定画面が出てきますので以下のように設定します。
IPアドレス | 192.168.10.5 |
サブネットマスク | 255.255.255.0 |
デフォルトゲートウェイ | 192.168.10.1 |
プライマリーDNS | 192.168.10.1 |
セカンダリーDNS | 0.0.0.0 |
これで決定します。IPアドレスの192.168.10.●の●部分は2から254までならどのような数字でもOKですが、何かのエラーを引き起こすのも嫌ですのでちょっと微妙に空けて5に設定しています。また、使用されているルーターによっては192.168.●●.0の●の部分が異なりますので、最初にメモしたものを利用します。
MTU設定は自動。
最後にインターネット接続の診断を行い、ちゃんとインターネットに接続されることを確認してください。
ルーターのポート開放設定を行う以降はPC版と一緒です。