撮影機材ツアー:ゲームギークチャンネルがデバイス・ガジェット撮影に使っている機材を公開!
YouTubeのゲームギークチャンネル ではデバイスのレビュー動画をアップロードしていますが、今回は撮影に使っている機材を紹介していきたいと思います。
どんなの使ってるんだろうと思った方がいたら参考にして頂ければ!
書いていてギョッとするくらい色々持ってたのですが、私も少しずつ地道に揃えていったものです。本記事は機材更新したら加筆修正していきます。
カメラ系機材
撮影機材の中でも最も高い出費であるカメラ機材。レンズ沼とかハマったらお金が蒸発していきますので、出来る限りあるものを有効活用するよう心を落ち着かせています。
カメラ
「SONY a7III」です。ズームレンズキットを買いました。ついてきたレンズはF3.5-5.6の28-70mm。絞りが足りませんが、普通に使うにはそこまで悪くないレンズ。
このカメラは静止画も動画もかなりハイクオリティに撮ることができるので、両立させたい人にはおすすめです。
なんで SONY a7III かというと、使ってる人が圧倒的に多いからです!ミーハー的な側面も否定しませんが、それだけ情報がたくさん見つかるので、何かにつまづいても大抵ネットに答えが載ってます。これは結構重要です。
動画でいうと、フルHDなら120fpsまで撮影可能です。もし30pで動画を作っていたら4倍速のスローモーションが手軽に撮れてしまいます。部分的にスピードアップさせたりスローダウンさせたりする スピードランプを活用するのに役立ちます。また、4Kでも30p撮影できます。
また、s-logやCINE4などでグレーディングするためのガンマカーブが豊富に用意されていますので、カラーグレーディングに挑戦したい といった願いも叶います。
ミラーレスなので小型というのも強み です。動画を撮る時は手持ちで撮影することも多いので、あんまり重いとキツイです。
レンズ
- SIGMA Contemporary 24mm F3.5
- SEL35F18F
- SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO
- SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN
主に使うレンズは今のところ4本です。
びっくりするくらい寄れる24mmワイドレンズ。本当に被写体とキスするレベルまで寄れます。ただそこまで寄ると影が出てきちゃうんですけどね。前玉も妙に小さい不思議でかっこいいレンズ。描写力も良いです。
ワイド系で使ってるのは35mmF1.8の純正単玉レンズ。値段の割には高級感もあるし、軽いし、描写力も良いです。
最短撮影距離が20cmくらいと比較的短いので、結構寄れるところがポイント。真俯瞰撮影するときなど、商品をレンズに近づけたい時とかピントを気にしないでいいのでストレスがありません。AFも爆速です。
通称カミソリマクロと呼ばれる描写力の高いマクロレンズ。写真撮影は主にコレ。動画でもマクロで思いっきり寄りたい時はこのレンズを使います。
AF精度が悪いため、スライダーなどで動かすとピントがカシャカシャとズレてしまいます。なので基本的にマニュアルフォーカスで使うしかありません。動画向きではないですね。
マクロレンズがあると被写体に思いっきり近づいて撮影できるので、肉眼では見られないような面白いカットも撮影できます。質感を伝えたい ときにも重宝します。
コスパがまぁまぁ良いF2.8通しズームレンズ。
明るいし使いやすいのですが、ワイドだとバレルディストーションが激しく、テレだとフリンジが発生します。Photoshopなどでの補正前提ですが、動画で使うと結構面倒。
AFはけっこう速めだけど精度はほどほどといったところ。G-MASTER買った方がいいですが、値段が安いのでこれはこれでニーズのあるレンズです。
三脚と特機系
スチールなら手持ちでも全く気になりませんが、動画となると三脚の重要性がグッと高まります。ちょっと値段は高くなりますが、適切なものを買いましょう。
三脚
三脚はマンフロットのフルード雲台三脚です。結構高いのですが、パン・チルトは滑らかで、作りが頑丈です。
これは私の印象ですが、マンフロットはアマチュアが使うには超ド安定のブランドです。非常に高品質なので、スムーズな映像を取りたいならこの三脚はおすすめです。
フルード雲台ってのはこの部分ですね。油圧とかグリスとかで滑らかな動きを可能にしています。
動画でパンやチルトといった動きをつけたいときは必須となります。3WAY雲台とかじゃ話になりません。滑らかに動かないと使い物にならないので、評判含めてある程度しっかりしたものをゲットしましょう。
スライディングアーム
SLIKのスライディングアーム2です。これは何かというと、三脚よりもっとテーブルで物に近づきたいとか、アングルを自由につけたい時に重宝する、三脚の上に取り付ける延長アームのようなものです。
これがあるのとないのとじゃ カメラ位置の自由度が断然変わってくる のでおすすめです。
机の上のゲーミングマウスを撮影したいとします。三脚だと、せいぜい机の端まで寄せるのが限界。これでもかなり離れていますね。被写体が小さいので望遠レンズが必要になってしまいます。
また、自分で手で持って説明というのもできません。
スライディングアームを使えばここまで近づけます。ここまで近づければ全然違いますね。高さも自由なのでとても便利です。
このアームを使って三脚を高くすれば 真俯瞰ショット も撮影できます。
ちなみにスライディングアームを取り付けるとバランスが崩れますので、そのままだとブレーキロックをかけても止まらない可能性があります。
このようなカウンターウェイトを買うか、ペットボトルに水を入れてぶらさげるとバランスがとれます。
ビデオフルード雲台
先に紹介した三脚に付属している雲台よりも大きく、耐荷重とカウンターウェイトが強いもの。
スライディングアームを三脚に取り付けるとバランスが崩れます。付属の雲台でもギリギリ耐えられるのですが、アタッチメントを付けるとなるとかなり厳しい。
バランスが悪くてもチルトロックができるもの…となると雲台は上位のものにすることになります。
自由雲台とクイックシュープレート
これはスライディングアームの先端に取り付ける自由雲台。これがないと傾き加減の微調整などがいちいち手間になるので買っておきましょう。
で、さらにその自由雲台の上にはクイックシュープレート。
アルカスイスプレート準拠にしているので、他のスライダーなんかにも同じものを取り付けて、ワンタッチで載せ替えられるようにしています。
いちいちカメラをクルクル回転させてネジ外しするのは大変ですし、そのうち面倒になってしまいます。この小さな積み重ねが大きな時間短縮となります。
電動ドリー
極めて優秀で小回りが効く電動ドリー。4Kでは振動がきついのであまり使いません。
小さい被写体を回り込みながらドリーするといった少し難しい動きがスムーズにできます。回転幅を調整するのが難しいですが、上手くいけば滑らかな映像が期待できます。手動で押す必要がないので、動きにムラがでません。
速度は3段階で調整可能、リモコンがついてくるので操作は簡単です。デバイス撮影するなら買っておきたい機材。
電動ドリーのど真ん中には1/4インチネジの穴があいていますので、このダブルヘッドスタッドをはめれば中心にカメラを据えることができます。
電動スライダー
「Edelkrone SliderONE v2」という電動スライダー。マクロ撮影向けでも力を発揮し、超スローなドリーで全くブレないパララックス撮影が可能です。
また、パワーがすごいため重くないカメラなら垂直方向でのドリーもできます。高いけどめちゃくちゃおすすめ。
手動スライダー
NEEWERの手動スライダー。大きめのものを撮影するときに横ドリーしたりします。そこそこスムーズですがコスパ最高ってわけでもないです。
例えば片側にテンションがかかるとスムーズに動かなくなったり、水平をとるのが結構大変だったりと、微妙な部分も多い。これ使おうとすると撮影の時間がすごく延びます。
部屋のサイズにもよりますが、買うならある程度の長さがないとあまりドリー効果が見込めません。中途半端なサイズを買うくらいなら長いやつゲットしておきましょう。
スライダー用の自由雲台
NEEWERのフルード雲台で、スライダーに乗せる用に使っています。スライダーは雲台をつけないとカメラのアングルが変えられないので折角の動きに制限が生まれてしまいます。
この雲台を取りつければ、横ドリーしながら回り込むようにモニターを中心に据え続けるといったカメラワークが可能になります。
これは安物なので、安かろう悪かろうくらい。仕事はしてくれますが、安っぽいのでそんなにおすすめしません。
電動スタビライザー
ミラーレス専用の電動スタビライザー「RONIN-SC」。通常の RONIN-S と比べてかなり軽量化されていて、最大積載量が少なくなっています。
調整や扱いにはコツがいるため、練習が必須となりますが、使いこなせれば複雑な動きを制限なくできるようになる強力な特機 です。
プロ版ではフォーカスプラーが付いてきます。オートフォーカスだけで大丈夫!という人はともかく、後で買い足すとかなり高くなってしまうので最初からプロ版を買うのがおすすめです。
くるくるとカメラを回転させるような機能もあります。Logicool G203 LIGHTSYNCのオープニング動画で回転機能を使っています。
撮影ボックス
今は全く使ってませんが、撮影ボックスは小型デバイスやガジェットを撮るのに優秀です。光が回り込むように考えられているので、セットアップするだけで綺麗な照明環境が出来上がります。
ただしモニターなど大きなものは無理なこと、そして角度にもある程度制限が発生します。机のスペースと相談しながら60cm四方か80cm四方を選びましょう。大きい方が絶対便利ですが、その分セットアップが若干面倒という面も。
当チャンネルの白背景や黒背景はこの撮影ボックスを使っていることが多いです。しかし、最近ではこのセットについてくるPVC背景シートのみを使って、撮影ボックスは使わないことが増えてきました。
撮影用小物
背景であったり、下に敷くものであったり、撮影で使う小物を紹介します。
暗幕
テーブルの上に暗幕を敷くだけで真っ黒な環境の出来上がりです。また、背景として使うこともできます。
背景として使う場合は、背景用のスタンドを使うのがベストです。ですが、壁に画鋲などで貼りつけて使うといったスタイルでも問題ないでしょう。ちょっと重いので思ってるより画鋲の数が必要になると思いますが。
また、自分が反射で映り込んでしまう時、暗幕を被ることで存在を消すことにも使えます。割と万能なので1枚は持っておきたいですね。
アクリル板
商品を上に乗せると反射して商品が綺麗に見えるアクリル板。透明アクリルも良いし、白や黒アクリルも良いです。
サイズは自分の机の大きさなど踏まえた上で、状況に応じて買いましょう。結構すぐ傷ついてしまうので、消耗品という認識が良いです。
電動ターンテーブル
電動で回るターンテーブルです。色んなカットで使えますのであると便利。くるくる回転させて面白い映像がとれるようになります。
製品によってサイズが違うので、載せようと思っているデバイスに合った経のものにしましょう。キーボードなど大きすぎるものは、この上にアクリルを敷いて乗っけるという手もアリです。
マルチレフ板
5つの効果を使える万能レフ板です。サブライトの光が強かったらディフューザーを使ったり、ライトを回り込ませたかったら白色として使ったりと、使い道は様々です。
スペースが許すのであれば、これもライトスタンドなどにはめて使うと便利です。
このようなレフ板クランプをライトスタンドにはめて吊るします。
照明機材
光がないと映像は撮れません。ライティング次第で見せ方が全然変わりますが、これがまた難しい。私も勉強中です!
メインライト
以前は低価格でコスパの優秀なGODOXのSL60Wを使っていましたが、今はAputure Amaran 100dをキーライトとして使っています。
ファンノイズはほぼ聞こえないし、100W出力で明るい。
専用のソフトボックスをつけています。ソフトボックスをつけないとライトが硬すぎてすごい影が出てしまうので絶対必要です。
折りたたみタイプじゃないので毎回片付ける人には面倒かも。私は部屋に放置。
サブライト
サブライトとして使っているのは3つあって、1つは「Aputure AL-MC」です。レビュー記事・レビュー動画もあるので良ければご覧ください。
小型RGBライトでとても優秀です。キーライトだけでは足りない側面をこれで明るくしたり、色つきの光でデバイスなどに雰囲気を加えたりと使い方は様々です。
こんな感じで、横からライトを当てるだけでも全然見え方が変わります。
もう1つは「FalconEyes F7」というLEDライト。輝度は結構高いのと、RGBで光を変えられたり、セットアップといって数十種類の光り方がプリセットとして入っているので状況に応じて色々と使い分けられます。
これをサイドやバックからサブとして当ててエッジをきかせると綺麗に物撮りできます。固定には JOBIのゴリラポッド を使ってます。
最後は「NANLITE PavoTube 15C」です。77cmと長めなライト。明るいので普通にサブライトとして活躍しますが、被写体の背景に置いて見切らせるなど汎用性が高め。
ライトスタンド+ブームアーム
ライトを取り付けるためのスタンド。高さを稼げた方が得なため、なるべく天井くらいまで伸びるやつが良いでしょう。
角度をつけるためのブームアームがセットになっています。これは三脚の機材で紹介したスライディングアームと用途が似ていて、くの字型にスタンドを曲げることでより高い俯瞰のところからライトをあてられるようになります。
ライトスタンドだけだと机の上までライトを持ってこれませんので、このアームがあるとないのでは大違い。ただし、ライト側がかなり重くなるので、これも反対側にカウンターウェイトや水入りペットボトルを使ってバランスをとる必要があります。
録音機材
音をいかに高品質に録れるかってじつは結構重要だったんだなぁと最近思います。ホワイトノイズをカットするのが難しいですね。
メインマイク
メインのマイクはBlue Yetiです。
超優秀なUSBマイクで、指向性を選べたり本体でゲインの調整ができるようになっていたりします。これで録音するとかなり綺麗な音が録れます。
PCに接続してAudacity経由で声を録音しています。私は基本的にはリアルタイムでなくアフレコです。
息を吐き出したときの吹かれを防止するポップフィルターはこれを使ってます。安いのに悪くない品質、安定のNEEWER。
マイクアーム
人気の鉄板マイクアーム。欲しいところでスッと止まってくれる非常に優秀な製品です。口元までマイクを自由に持っていけるので体勢を楽にとれるようになります。
適合荷重だけ幅が狭いので、Blue Yeti でもちゃんとショックマウントやポップフィルターもつけないと軽くてちょっとだけ跳ね上がってしまいます。
Blue Yetiに適合するショックマウント。
サブマイク
マウスやキーボードのASMRっぽいのを撮る時に使っているのがコレ。小さめで小回りがきくので、マウスの近くなんかに置きやすいですね。a7iiiのカメラマイクとDR-07Xの前で手をパチンと叩いてリップシンクしています。
基本的に握って使うことは難しいので、小さい音を撮る時にゴリラポッドに乗せて使うくらいです。
実はa7IIIに乗っけて使おうと思ってこれも買ったんですが、ホワイトノイズがひどすぎてお話にならないので全く使ってません。
もしかすると外で使ったらマシなのかな・・?これに関しては個人的には失敗したと思ってます。個体差もあるかもしれません。
編集機材
MacBookAir
編集は2020年発売のアップルシリコンMacbook Pro。以前は2019MacbookAirでずっと編集していたので、快適さが瀑上がりしました。
4Kでもサクサクレンダリング&書き出しです。優秀ですね。
動画用HDD
動画はとにかくめちゃくちゃ容量を食いますので、私のMBAの128GBなんか瞬コロ です。
なので容量がとにかくバカでかい外付けHDDを購入し、基本のソースデータなど全てここに保存するように設定しています。
まとめ
以上、当サイトが動画撮影に使っている撮影機材のツアーでした。今見ると結構多いですね、正直部屋が物で溢れててヤバいです。
そろそろ片付けるか広い部屋に引っ越さないと大変だ・・。
もし機材のこととかで何が質問があれば、TwitterでDMかメンションくれたら答えられると思います!
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