
GALLERIA ZA9C-R39 レビュー。RTX3090搭載のハイエンドBTOPC

ドスパラから発売されているデスクトップゲーミングPC「GALLERIA ZA9C-R39」。
新たな最高峰グラフィックボードである RTX 3090 を搭載した ハイエンドゲーミングPC です。4Kでゲームをする人にはおすすめのモデルですね。性能は最高峰ですが値段も最高峰・・!

デザインや機能性をチェックしながら、ベンチマークテストで性能についても確認していきます
タップできるもくじ
概要とスペック
ハイエンドゲーミングPC「GALLERIA ZA9C-R39
特徴
- Core i9-10850K 搭載
- 最高峰グラボ RTX 3090 搭載
- SSDは高速なNVMe M.2 1TB
- 拡張性が高く、光るミドルタワー
- グラボは半端ないが値段も半端ない
- この値段ならメモリは32GBほしい
GALLERIAシリーズでもトップクラスの性能を持った本機ならどんなゲームでも超快適に遊ぶことができます。むしろこれで遊べなかったら何で遊べるんだっていうレベルです。
値段も最高峰に高いのですが、グラボに思いっきり持っていかれているのでメモリが16GBなどちょっと心許ない部分があります。メモリやSSDは自分で増設した方が安いので、後で考えるのもありですね。
予算があるならおすすめの構成です。
チップセット | Z490 |
CPU | Core i9-10850K |
グラボ | RTX 3090 |
メモリ | 16GB (DDR4-2666) |
SSD | 1TB NVMe SSD |
HDD | なし |
光学ドライブ | なし |
電源 | 850W GOLD |
ケース | SKケース(ATX) |
サイズ | 220 x 440 x 480 mm |
重量 | 約14kg |
無線LAN | なし(カスタマイズ可能) |
LAN | ギガビットLANポート |
ファン | 14cm 静音FAN |
値段 | 373,978円 |
デザイン


「GALLERIA ZA9C-R39


ケースは最近刷新されたミドルタワーにあたるSKケースで、広い内部構造と高い冷却効果があります。サイズは 220 x 440 x 480 mm で、重さは 約14kg。


電源を入れると光るフロントパネルの縁。ほんのり光って上品です。


GALLERIAのロゴ。上は光学ドライブを搭載したときに使用するスペースかと思われます。


フロントパネル上部にあるインターフェース。パネルに傾斜がついており、使い勝手が良いです。
- 電源
- リセット
- USB3.2-A x 4
- オーディオ入出力
高速なUSB3.2が4ポート用意されていますが、SDカードリーダーがなくなりました。


パワーがオンになると電源ボタンはこのように青く光ります。


正面から見て左サイドのパネルは中が透けて見えるアクリル部分があります。フロント側には青いメッシュの通風口。


正面から見て右サイドにはアクリルパネルがありません。


リアパネル。


リアパネルの上部。左はマザーボードのインターフェース。右側は140mmのリアファン。


- PS/2
- USB3.2 Gen2 x 2
- USB3.2 Gen1 x 2
- USB2.0 x 2
- HDMI
- ディスプレイポート
- LAN
- 音声
USBがそこそこ豊富です。フロントパネルにも4つあるので、これだけあればそうそう困ることはないでしょう。欲を言えば Type-C が欲しいですね。
ちなみに、ディスプレイポートやHDMIは 間違ってもここに接続してはいけません。せっかく積んでいるグラボが意味無くなります。


- DisplayPort 1.4a x 3
- HDMI 2.1 x 1
グラフィックボードからの出力端子。モニターへはここから接続します。ここから繋がないとグラボが全く意味ないので注意です。
ディスプレイポートが3つあるので、トリプルディスプレイやVR接続なんかも視野に入れられます。


リア最下部は電源ユニット。ここに電源ケーブルを接続します。
ゲーミングPCにはここの電源スイッチもあるので、接続してフロントパネルの電源入れたけど 動かない!壊れてる?! と思ったら、ここのスイッチがオンになっているか確認しましょう。



恥ずかしながら私はこの経験ありです・・


底面の四隅にはエアインテークを活用するためのインシュレーター足。


動かないように固定してくれるノンスリップラバーが先端についています。


フィルターは着脱可能です。


厚みがあるトップパネル。力を入れて押し込むと歪むので、あまりに重いものを載せるのはやめておいた方が良いでしょう。
内部構造をチェック


サイドパネルを止めているネジが片側2つずつあります。基本、ドライバーを使わなくても 指で緩めることができる のでとても便利。
思いっきり締めてあると指では無理なので、一応ドライバーも用意しておきましょう。


ケース内部。以前のKTケースと比べるとフロントパネル側がかなりスッキリして余裕が生まれています。
RTX3090が重すぎるため、サポートステイが追加されています。


CPUファンは「Scythe 無限五 リビジョンB」と思われます。


そのすぐ右隣には4つのメモリスロット。DDR4-2666の8GBが2枚ざしで16GB。
32GBにしたいなら8GBをさらに2枚買って差し込めばOK。カスタマイズだと相場より2割増しくらいになりますので、自分で買って増設した方が良い です。


グラフィックボードは「PALIT RTX 3090 GamingPro」が搭載されています。トリプルファン仕様。


グラボが重すぎるため、サポートステイでがっちり固定されています。


SSDはヒートシンクなし。「Phison PS5012-E12」で、爆速かつ1TBなので十分な性能。


電源は850Wのゴールドで、プラグインタイプです。


正面から見て右サイドのパネルを開けて中を見てみます。




電源のすぐ上には2.5/3.5共用シャドウベイが2つ。


そのすぐ上には2.5インチのベイで、SSDなどを搭載可能です。
温度変化
FF14のベンチマークを行った時の温度変化です。


CPUの温度は最高で73℃をマークしました。


グラフィックボードの温度は最高で74℃で問題ありません。もともとのRTX3090の最大温度は93℃なので、トリプルファンの冷却効果が優秀ですね。
消費電力
RTX3090は消費電力もモンスター級なことで知られていますので、実際に計測してみました。
確認できた最も高い数値を記録しています。
状態 | 電力 |
---|---|
アイドル | 60W |
FF15ベンチマーク | 507W |
性能とゲームベンチマーク


ゲーミングPCとして最も気になるゲームのベンチマークスコアについて見ていきます。スコアが高ければ高いほどfpsも高くなり、ヌルヌルと動いて快適なゲームプレイが楽しめます。
「GALLERIA ZA9C-R39
ベンチ(4K) | スコア / 平均fps |
---|---|
CINEBENCH R20 | 6076pt |
Time Spy(2K) | 17738 |
Steam VR | 11(非常に高い) |
VALORANT | 316fps |
Apex Legends | 136fps |
LoL | 231fps |
Overwatch | 241fps |
Fortnite | 107fps |
R6S | 190fps |
CoD:MW | 113fps |
Borderlands 3 | 75fps |
Control | 58fps |
SEKIRO | 60fps |
Mortal Shell | 84fps |
Jedi Fallen Order | 90fps |
アサクリオデッセイ | 77fps |
The Division 2 | 73fps |
FF XIV | 16131 |
FF XV | 8213 |
ここでリストにしている数値はいずれも当サイトの実測値です。ベンチマークは環境や計測方法によっても変化があるので参考程度にしてください
SSD


NVMeなので読み込み・書き込みともにかなり高速です。
まとめ
- 良いところ
-
- Core i9-10850K + RTX 3090
- 爆速なNVMe M.2 SSD 1TB
- 拡張性が高く光るミドルタワー
- 冷却性能の高い内部設計
- かなり豊富なUSBの端子数
- けっこう静か
- イマイチなところ
-
- メモリは16GB
- 手に入るか微妙
- カスタマイズはコスパが良くない
とにかく最強をくれ・・!そんなあなたにはグラボ性能メガ盛りの「GALLERIA ZA9C-R39
化け物クラスのグラボを積んでいますが、値段も化け物級。この値段なのにメモリ16GB?っていう謎はありますが、ここまできたら32GBでも64GBでもいくとこまでいっちゃえって感じです。
ゲーミングPCはゲームのみならず様々なパソコン作業が高速化・効率化されますので、テレワークにも向いています。