
G-Wolves Fenrir Pro / HTM Plus / HTX Ultra レビュー

G-Wolvesはここ数年、非常に高い頻度で新作マウスを投入し続けています。
今回紹介するのは、Fenrir Pro、HTM PLUS、HTX ULTRAの3機種です。
それぞれサイズも思想も大きく異なりますが、実際に触ってみると共通する設計方針も見えてきました。
それぞれの特徴を整理していきます。
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Fenrir Pro

20gという極端な軽量設計。
サイズと形状の割り切り
Fenrir Proのサイズは81.7 x 61.2 x 28.3mm。非常にコンパクトです。
つまみ持ちを明確に意識した形状。幅広い持ち方に対応するというよりも、つまみ持ち系統にのみ特化しています。
マウスのサイズは小ぶりですが、単純に「手が小さい人向け」というわけではありません。横幅はしっかり確保されているため、小さい手だと窮屈に感じる可能性もあります。標準的な手のサイズで、つまみ持ちを好むユーザーに適していると感じました。
20gの超軽量ボディ
重量はわずか20g。ハニカム構造による大胆な肉抜きが特徴的です。
特に後方は穴のサイズも大きく、軽量化を徹底しています。一方でサイドは比較的ソリッド寄りの設計で、わずかな凹凸がグリップ感を補っています。
軽量モデルでありながら剛性は十分で、実用上の不安は感じません。
クリック・ホイールの印象
マウスボタンはロープロファイル設計でストロークは浅め。クリックはかなり軽く、長時間使用でも疲労は少ないです。
ホイールは本体サイズに合わせて小ぶりですが、1ノッチあたりの開がやや大きく、わずかな違和感を覚えました。ここは好みが分かれるポイントでしょう。
FenrirシリーズにはProのほか、アシンメトリー形状のAsym、サイズ拡張型のMaxも展開されています。軽さを最優先するのであればProが最も分かりやすい選択肢です。
HTM PLUS

大型シェイプと異様な軽さ。
明確に大型寄りの設計
HTM PLUSは127 x 64 x 37mm。今回の3機種の中では最も大型です。
中央から後方にかけて大きく膨らむ形状で、手のひらへの接触面積が広い設計になっています。かぶせ持ちとの相性が良く、大きめのマウスを探しているユーザー向けと言えるでしょう。
私は18.5 x 10.5cmくらいの手の大きさですが、これは扱えないなと思うくらいデカいです。
大型なのに約35.5g
注目すべきは重量です。このサイズで約35.5gという数値は非常に軽量です。
今回触れた個体はテスト仕様で、ウルトラローセンサー構成。1.8mm厚のソールを採用し、耐久性を高める設計となっていました。
ネックとしては1.8mm厚のソールが一般的に流通していないこと。一般販売モデルは通常センサー仕様とのことなので、心配いりません。
応答速度と操作感
クリックは柔らかめ。XLAT計測ではSPDTオフ時で約280μsを記録しており、応答速度は非常に優秀です。
ただしサイズが大きいため、手のサイズによってはコントロールが難しく感じる可能性があります。明確に大型マウスを求めるユーザー向けのモデルです。
HTX ULTRA

最もバランスが取れた1台。
安定感のあるサイズと形状
HTX ULTRAのサイズは119.7 x 64.1 x 37.1mm。3種の中では最もオーソドックスなサイズ感です。
前方はロープロファイル寄り、後方の膨らみは適度で、極端なクセはありません。つかみ持ちとの相性が良好です。
持ち上げやすさと軽量性
サイド中央は逆ハの字の傾斜とくぼみがあり、自然と指が安定する設計です。
重量は約32.3g。軽量ながら剛性も十分です。
性能面の完成度
クリックは3種の中ではやや硬めですが、全体で見れば軽快な部類です。XLAT計測では約269μsを記録しており、応答速度も非常に優秀です。
ホイールのノッチ感もしっかりしており、総合的な完成度は高いと感じました。ゴルフボールテクスチャによるわずかな滑りやすさはありますが、性能面での不満はほとんどありません。
3種に共通する設計思想
思想は異なりますが、共通点は明確かなと思いました。
- 軽量化を徹底していること
- フロント寄りのセンサー配置
- ロープロファイル寄りのボタン設計
軽さを軸にしながら、サイズと形状で細分化していく戦略が見えてきます。
なお、USB2.0ポートではセンサートラッキングに乱れが発生しました。USB3.0ポートの使用を推奨します。問題が起きた場合はまずポート変更を試すのが無難でしょう。
結論|用途に合わせて選ぶ
- つまみ持ち特化ならFenrir Pro。
- 大型かぶせ持ちならHTM PLUS。
- 汎用性と完成度を求めるならHTX ULTRA。
個人的に1つ選ぶのであればHTX ULTRAです。極端なクセがなく、性能面でも非常にバランスが取れています。
軽量化とフロントセンサーを軸にしながら、ここまでバリエーションを展開できるのは驚異的です。手のサイズや持ち方の違いに対して、どこかしら刺さる選択肢を用意しているメーカーです。
今後もさらに尖ったモデルが出てくるのか、引き続き注目していきたいところです。












