Finalmouseの「Ultralight 2」をパラコードケーブル化して無敵になる!
有線ゲーミングマウスをめちゃくちゃ快適にするケーブル改造、「パラコードケーブル化」。
なにそれ?という方は以前のパラコードケーブルについて解説した記事をご覧ください。
今回はFinalmouseの超軽量マウス「Ultralight 2 – Cape Town」のケーブルをパラコード化する方法を解説します。
それでは早速パラコード化していきましょう。
Ultralight 2 をパラコード化する方法を詳しく解説
「Ultralight 2 – Cape Town(長いので以下UL2)」の改造方法を初心者にも分かりやすく解説していきます。
今回使用するパラコードケーブルは「ParaCableMod」の「Tutti Frutti」です。
正直なことを言うと若干色は失敗したかなと思っています・・。
1. マウスフィートを取り外す
マウスの裏に貼り付けてあるマウスフィートを取り外します。
UL2 のネジは後方のマウスフィートの下にあります。2つのネジでハウジングを固定しているため、前方の2つのフィートは剥がさなくても問題ありません。
ヘアドライヤーを均等に当てて温めるとはがれやすくなります。熱を帯びすぎると良くないので、当てすぎないようにしましょう。
センサーは熱風が当たらないように指などで隠すとベスト。
十分に温めたら、ツメを使って 優しくマウスフィートを剥いでいきます。
カッターのようなシャープなものを使うと、再利用できなくなる可能性が高い。鋭利な切っ先でフィートの端を傷つけてしまいます。
本来は替えのマウスフィートを用意するのがベスト です。
現在、UL2のマウスフィートを手に入れるにはCorepadから発売されているものを購入するのが1番。
これを使えば、元のマウスフィートを再利用する必要もありません。
2. ネジを外してトップシェルを分離
マウスフィートがはがれたら、下に隠れていたネジを2本、精密ドライバーで外します。
ネジはかなり小さいので落としてなくさないように。
これでトップシェルの部分と、ベースの部分が外れるようになります。サイドにはりつけたインフィニティスキンはわざわざ外さなくも問題なし。
Model O-のように、リボンでトップとベースが繋がっているわけではないので パカッと外してOK。
ベース部分はこのようになっています。
3. ケーブルコネクタを外す
この白い部分がケーブルコネクタです。
ケーブルが基盤の下に隠れているので、外しやすいよう上画像のように逃しておきましょう。
コネクタは爪を使って引き上げていきますが、かなり硬い。かといって焦ると基盤をはめているベースのツメが折れる可能性があります。
そんな時はマイナス精密ドライバーを隙間にさしこんで、持ち上げるのを補助してあげると比較的簡単に外れます。
これで外れました。
もしパラコードケーブルを発注した時にマウスの種類を選択していれば、配線はこの既存ケーブルと同じようになっているでしょう。
「UL2」は左から 赤・黒・黄・緑・白 となっています。パラケーブルは4本配線なので1本少ないはずです。
下が私のパラケーブルですが、今回「G-wolves Hati」用に買ったので ピンアサインが違います。
このように別のマウスで注文しちゃったけどやっぱり他のにつけたい!となった場合は、ピンを入れ替える必要が出てきます。
ちょっと細かい作業ですが、やることは単純。
マイナスの小さい精密ドライバーを使って、このように白いツメをテコのように軽く持ち上げます。するとコードがスルっと抜けるようになります。
ツメがちゃんと持ち上がっていない状態で無理にコードを引っ張ると断線する可能性があります。持ち上がっていたら簡単に抜けます。
ピンが抜けたら、交換予定マウスのコネクタを確認しながらピンを入れ直していきましょう。
ピンをいれればスッと入ってそのまま引っかかるので、特別に何かする必要はありません。
4. パラコードケーブルの長さを合わせる
元々付いてきたマウスケーブルとパラコードケーブルを並べてみます。
マウスの中に入るケーブルの分はスリーブがないことが分かりますね。
このスリーブのない部分の長さを合わせましょう。
スリーブは切っても良いのですが、引っ張って寄せた方が簡単。寄せるだけなら後からでもここの長さは調整可能です。
一度スリーブの切断を試してみたのですが、非常に切りにくく間違えてケーブルの1本を切ってしまいました。なるべく カットしない方向でやることをおすすめ します。
5. ヒートシュリンクを固定
パラコードケーブルに付いてくる黒いヒートシュリンクを固定していきます。
今回は試しとして、先端にある1つを使ってケーブルをまとめてみました。
既存ケーブルの配線に使われているヒートシュリンクとは少し異なるようで、思ったよりヒートシュリンクが縮まらない ので結構焦りました。
場所が良かったのでギリギリハマりました。ぶっちゃけやらない方が良い です。
不必要なヒートシュリンクは切って捨ててしまいましょう。
で、ちゃんとやらなきゃいけないのはこちらのスリーブの端。
スリーブの端ギリギリまで寄せて、スリーブがほんの少し見えるくらいの状態で固定します。端ではスリーブが少し外側に開いているので、勝手に引っかかって止まるはず。
ライターで炙ると縮みます。炙りすぎると溶けるので注意!サーっとちょっとずつ炙りながら様子見します。0.5秒とかの世界。
色が少し変わったヒートシュリンクがスリーブに固定されました。わかりにくいですが焦げたような色になっています。とりあえずこれでOk。
次にクリアヒートシュリンクを黒ヒートシュリンクの上に重ねて付けます。先程、黒のヒートシュリンクを固定した際、少しだけスリーブの先端がはみ出ていましたよね。あのはみ出た部分をカバーしつつ、黒ヒートシュリンクの上で固めると良い感じです。
このクリアヒートシュリンクがケーブル出口でブッシュとして作用し、ケーブルを固定することになります。ParaCableModから送られてきたものは初めから絶妙な長さで完璧でした。
直径が広く作られているので、燃やすのが少し難しいクリアヒートシュリンクをすこしずつ炙っていきます。もはやクリアではなくなってしまいましたが、ブッシュ感はすごい。
やはりこれも炙りすぎるとフニャフニャするので、しっかり冷めるのを待ちましょう。
これで ヒートシュリンク系は完了 です。
6. パーツをはめていく
ここまで出来たら後は外した順序通りに組み立て直していくだけです。
まずはコネクタを基板に取り付けます。グッと押し込みましょう。ちゃんとハマる方向があるので要確認。
ケーブルの内部配線を行い、ブッシュを出口のスペース部分にひっかけます。ブッシュがしっかりはまるように注意です。
ブッシュ近くのケーブルは基盤の下に埋めた方が良いでしょう。
問題なさそうであればトップシェルをはめて、底面でネジを2つしめます。
ここで、マウスフィートを貼り付ける前に1度パソコンにつないで動作チェックを行いましょう。もし動かなかったらピンが間違っていたり、コネクタがしっかりささっていない可能性があります。
無事動いたらマウスフィートを貼っておしまい。貼る部分はあらかじめウェットティッシュやアルコール綿などで拭いておきましょうね。
これでパラコード化完了!
まとめ
「Finalmouse – Ultralight 2 Cape Town」で実際にパラコード化する部分を解説しました。
めちゃくちゃしなやかだし軽い。その上、色がとてもカラフルなので世界に1つだけのマイマウス感があって控えめに言っても最高です。
ケーブルが届くまでは少し時間がかかりますが、1本1500円とか、送料は500円とかその程度。2・3本オシャレな柄を買っておいて、改造してみるのがおすすめです!