
Finalmouse Horizon レビュー

ありそうでなかった、ガラスをコア素材とした表面が布のハードマウスパッド Finalmouse Horizon のレビューです。
届いて少し使ってみた時は布とガラスの悪いところを総取りしたトンチキマウスパッドという印象があったんですけど、使っていると妙にクセになる感覚があって、実は自分がずっと欲しかったのはこんなマウスパッドじゃないか?とまで思い始めました。
本当は最初にショートでUnbox動画撮ってから長尺動画撮るつもりだったのですが、喉が痛くて声出ねえ…というのが長引きまして。そのうち撮るかも?
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Unboxing動画
スペック
スペック
基本仕様
カラー | Black |
サイズ | XL |
横幅 | 490mm |
縦 | 420mm |
厚み | 4mm |
表面 | STARKILLER |
底面 | ラバー |
エッジ | 丸め処理 |
スピード
スピード | Control Balance |
初動 | 軽め |
硬度 | 極めて硬い |
購入先
定価 | $129 |
販売先 | 公式サイト |
コード |
初期ロットは1,000枚ほどだったので一瞬で売り切れました。私よく買えたな…。次回のドロップを待つ必要がありますが、定期的に情報発信していますのでXをフォローしてくれたら。
所感

ガラスに布を張り付けるという、今までありそうでなかった斬新なマウスパッド。Finalmouseはこういった似たり寄ったりな製品じゃなく何かしらの新しいアイデアを形にしてくるのが面白い。すぐに「クローン」みたいなのが出てきそうな気はするけど。
中間層が極めて硬いため、ガラスパッドの一定のスピードを維持する性能を持ちつつも、布パッドのコントロール感ある滑走感。沈み込みとか必要ないぜって方にはとても良いかと。
しばらく使ってみたけど、布マウスパッドとはやはり一線を画す硬さでユニークなフィーリング。私は柔らかい布マウスパッドでも沈み込みで摩擦制御しない派なので、Z軸(沈み込み)による誤差がほぼ生まれないのが好きです。
かといって、ガラスパッドほど手首痛くならない気がする。私、手首痛くなって長時間使うと辛いんですよねガラス。Horizonの表面は薄い布がはりつけられているだけに、そのあたり優しいのかもしれない。このガラスの硬さを持ちつつも布表面のテクスチャーでマウス滑らせられるのは思っていたよりも良いです。
ただあくまで布なので。劣化していきます。どれくらいでボロボロになるか試してみようと思うくらいには長く使っていこうと思うので、いずれ追記するかも。

表面にはSTARKILLERという名前が付けられており、一般的な縦横の編み目ではなく、X状にななめに編まれています。縦横の滑り差は少ないです。
以前発売されていた同社のマグネシウム合金製のマウスがStarlightだったことを考えると含みのある名称ですね。
スピード感はバランス系。使いやすい速度だと思いますが、手触りのザラ感がヒエン系なのでちょっと痛いかもしれない。アームカバーを使うのも手です。
1000枚しか販売しておらず、今のところお試しレベルの開発品。すでに他の表面素材は考えられているようですが、プロやユーザーの反応を見て今後は販売する予定だとか。人気が出そうならたくさん作るし、あんまり受け入れられなかったらサッパリやめちゃうか少ない数出すか。

ガラスと布、両方のいいとこどりもあるけど、悪いとこどりもしている印象です。値段が高い割には布の表面は使用していくと劣化していきますし。クリーニングもちょっと面倒そう。
そして重い。まぁ重いのは別に持ち運びするわけじゃない私としてはどうでもいいんだけどね。大会に持っていくような方にはちょっと辛いかなと思ったり。
果たして129ドル(145円レートで18,000円ちょい)の価値があるのかというと、意外とWallhack SP-004なんかと似たような値段なので、存外悪くない。さらに今後マスプロダクションのボリュームが増えれば価格が下がる可能性はあると言っていた気がするので、さらに安くなったら普通の値段と考えて良さそうかな。
表面布だから耐久性はSP-004の方が上では?というとそれはそうなのかもしれないけど。
Finalmouse Horizon、極端に言うと、ただガラスに布はりつけただけじゃん!なんだけど、これ地味にいい。私は好き。
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