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Endgame Gear MPC 450 CORDURA レビュー。摩耗に強い高性能マウスパッド
![endgame-mpc-cordura-013](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/09/endgame-mpc-cordura-013.jpg)
Endgame Gearから発売されているゲーミングマウスパッド「MPC 450 CORDURA」をレビューしていきます。
タップできるもくじ
概要
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XM1といったマウスで有名なドイツのブランドEndgame Gearから発売されたゲーミングマウスパッド「MPC 450 CORDURA」。
元々海外では2020年に発売されていたみたいですが、2021年についに日本でも正式に発売となりました。
滑りは高速なスピードタイプで、滑走速度で考えるとかなりハードパッドよりになっています。
同梱物
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450だと丸められていないのでマウスパッドの実測サイズとなる外箱。これより大きいマウスパッドサイズはさすがに丸められてくるんじゃないかなと思います。
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右上にはCORDURA Fabricの印字。
米インビスタ社が保有するCORDURA(コーデュラ)という強靭な合成繊維を使っています。これはミリタリー製品にも使われる耐摩耗・撥水性を備えた丈夫な素材です。
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一切丸められていない完全フラットな梱包。
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巻きグセは当然ありません。箱から取り出したらいきなり前線で活躍できます。
デザイン
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今回紹介するのはブルーのXLサイズ。濃い青色に黄色いスティッチが映えます。
本製品には2色のカラー展開と3つのサイズで、全6パターン存在します。
サイズ | 寸法 |
---|---|
450 | 450 x 400 x 3 mm |
890 | 890 x 450 x 3 mm |
1200 | 1200 x 600 x 3 mm |
それぞれ厚みは3mmで統一されています。
450はいわゆるL〜XLサイズ相当で、FPSプレイヤーにも向いている大きめなサイズです。890はキーボードまで乗せられるデスクマットクラス、1200はほぼ机を覆ってしまうような巨大なサイズです。
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触った感じは普通の布製パッドとは一線を画します。ザラザラしているのですが、非常に硬い触り心地です。
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右上にはEndgame Gearのロゴ。黄色で目立ちます。ブラック版だとロゴも黒になっていてステルス仕様です。
初期ロットではロゴが大きくて滑りを邪魔するといった残念ポイントがあったようですが、現在ではコンパクトになって改善されています。ただしこのロゴ部分にマウスが引っかかるとスピードダウンします。
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裏面にはCORDURA Fabricのタグ。ミリタリークラスの強い繊維使ってマウスパッド作ろうぜ!ってなんかロマンがあっていいですよね。
1つら気になる点として、表からこのタグ部分を触るとモコッと盛り上がっているんですよね。もしマウスパッド全面を使いこなすなら気になる可能性はあります。
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その場合タグは切っちゃえばOK
ちょっともったいない気もしますけどね・・。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/09/endgame-mpc-cordura-010.jpg)
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厚みは3mmとよくあるマウスパッドと同じですが、かなり硬くて弾性力強めって感じです。
無理に折り曲げようものなら痕が残ります。ソフトとハードの中間って印象。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/09/endgame-mpc-cordura-014.jpg)
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中間層は非常に硬く、ほとんど沈みません。なのでマウスを滑らせた時、力を入れようが入れまいが滑りは一定の速度を維持します。
その代わりクッション性に乏しく、マイクロコントロールはがしにくくなっています。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/09/endgame-mpc-cordura-009.jpg)
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エッジはスティッチ処理されています。一部ほつれや毛羽立ちが見られましたのがやや残念ですが、大きな問題ではありません。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/09/endgame-mpc-cordura-015.jpg)
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裏面は天然ゴムの滑り止め。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/09/endgame-mpc-cordura-016.jpg)
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細かい模様が刻まれています。
木材の机で試したところ、防滑性は十分。強く揺すっても動きませんでした。これは最初からピッシリフラットになっていることも理由として挙げられるでしょう。
使用感
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表面の見た目はデニムって感じです。触ると織り目が硬いのでザラザラしているのですが、同時にツルツルとした感触もあります。
完全にスピードタイプ。初動も軽いしマウスはハードパッドを使っているかのように滑ります。先にも言いましたが、ソフトとハードの中間って感じですね。ややハードよりの滑り。
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かなり滑るのでじゃじゃ馬感がすごい!
また中間フォームはガチガチに硬いので力を込めても全然沈みません。一定のスピード感を保ちやすいですが、マウスに力を入れて滑りを遅くするみたいな微調整ができません。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/09/endgame-mpc-cordura-018.jpg)
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マクロレンズで人間の目では見えないレベルまで拡大してみました。やっぱり普通の素材とは全然違いますね。極細のハリガネがびっしりときめ細かく敷き詰められているようです。
隙間のない織り目。不規則な織り方ではなくその密度は圧倒的に高いです。
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/09/endgame-mpc-cordura-017.jpg)
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かなり耐久性は高いです。CORDURAファブリックの強み。
ただしコーデュラの特性上か、汚れは結構目立ちやすいんですよね。
静摩擦と動摩擦をチェック
「静摩擦」は静止した状態からマウスが動き出すのに必要な力を計測します。最初の滑り出しもそうですが、この値は低い方が微細なコントロールはしやすいです。
「動摩擦」はマウスの滑走を維持するために必要な力となります。この値は低い方がマウスが素早く滑ります。
注意事項
静摩擦
静摩擦の測り方
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結果は 47.4g でした。
ソフトタイプのマウスパッドの中ではかなり軽く動く方で、当サイトの計測では紫電改よりも軽いです。
初動の滑り出しはかなり速いですが、そのぶんストッピングが難しめ。
ちょっとした力でスーッと動かせるのでトラッキングが重要なゲームでは使いやすいかもしれません。
動摩擦
動摩擦の測り方
結果、0.9秒となりました。
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ソフト系の中では最も速く、ハード系マウスパッドに次ぐスピード感です。
このスピードが速いほどマウスを滑らせるのに力がいりません。
静摩擦・動摩擦ともにぶっちぎりのスピードタイプという結果になりましたので、フリックする人は使いこなすのが大変かもしれません。
撥水性能についてチェック
コーデュラ素材は撥水性に優れています。
マウスパッドに水を垂らして、3分経つまでの経過を撮影しました。
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![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/09/endgame-mpc-cordura-024.jpg)
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![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/12/endgame-mpc-cordura-025.jpg)
![](https://ggjpn.com/wp-content/uploads/2021/12/endgame-mpc-cordura-025.jpg)
一番左は水を垂らした直後、1分後、そして3分後となっています。
3分たってもほとんど水は吸われておらず、驚異的な撥水性能であることが分かります。タオルなどで拭き取った後に乾くのも速いです。
完全防水ではありませんが、湿気には強く優秀です。
レビューまとめ
- 良いところ
-
- 丸まってこない梱包でフラット
- デニムのような面白い見た目
- 非常に頑丈なCORDURA Fabric
- 3つから選べる大きめなサイズ
- 超スピードタイプ
- 中間層が硬くスピード感を維持しやすい
- 撥水性もあって湿気には強い
- 耐久性もかなり高そう
- 防滑性は強め
- イマイチなところ
-
- ストッピングが難しい
- スティッチはややほつれている
- CORDURAのタグが表に干渉
以上「Endgame Gear MPC 450 CORDURA」のレビューでした。
マウスパッドに撥水性や引き裂き耐性のあるCORDURA Fabricを採用するという面白い試み。使った感じではめちゃくちゃスピードタイプに寄ったハイブリッドパッドって感じで、コントロール系が好きな人はスルーした方が良いです。
よくハイブリッドマウスパッドって言葉は使われるんですが、このマウスパッドは中間層と表面の硬さから本当にハイブリッドって感じがしっくりくるなと思います。
スピード系が好きならぜひ使ってみてほしいです。
このマウスパッドをおすすめする方
- 超スピードタイプのマウスパッドが欲しい
- 湿気に影響されない素材が良い
- ブルーのデニムのような見た目が気に入った
- 中間フォームは硬いのが好き
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