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ゲームギーク
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ゲーミングデバイスレビューをする「GameGeek」の管理人。トータルで180個くらいはレビューしてきました。レビューなどの依頼はお問い合わせかツイッターまで

NZXT Krakenが壊れたのでチューブぶった切った話

Krakenの修理方法

自らPCパーツを破壊する日が来るとは思っていなかったけれども、少しだけ面白い経験をしたのでNZXTでの修理依頼した話を書き残しておきます。

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事の発端

いつものように家に帰ってきてからパソコンをつけて、少しばかりキーボードの検証をしていたんです。

画面は眺めていなかったのですが、いきなりプツッという音と共にPCの照明が全て切れ、ディスプレイも真っ暗になりました。

今までブルースクリーンは度々ありましたが、いきなり電源が落ちるなんてことは初めてです。電源周りを触っていてアクシデント的にコンセントが緩んじゃうとかはあっても、何も触っていないのに落ちたことはありません。

何事かと思いつつも電源を再度つけてみると、わずか数秒ほどでシャットダウンしてしまう。どうやら何かしらのパーツが壊れてまともに動かなくなってしまったらしい。

数十分ほど待ってから電源ボタンを押すと、しばらくつく。でも1分も経たないうちに強制シャットダウン。さらにもう一度電源をつけると今度はわずか10秒ほどで落ちる。ダメ押しでもう1回つけると今度は数秒で。

これはたぶんCPUの熱暴走くさいなということで、クーラーがダメになったんだろうなという想定はしましたが、簡易水冷のNZXT Kraken 280は買ってまだ4ヶ月。

こんな早く壊れるはずがないと信じたかった。

でとBIOS画面でCPUの温度推移を見てみると起動して間もないのに90度へスカイロケット。徐々に100度に近づいていきます。

そこで、新たに購入した問題切り分け用の空冷Scythe 虎徹マーク3を取り付けてみると、電源が落ちない。

ということでKrakenお逝きになりました。グッバイ。

とりあえず保証は6年もあるしとりあえず修理依頼だ!

ちなみにNZXTの保証期間は公式サイトから確認できます。

ヨドバシカメラオンラインで買うと保証関係がだるい

今回のKraken 280はヨドバシカメラのオンラインストアで購入したものですが、箱には日本の代理店のステッカーが貼られていませんでした。

それでいてヨドバシオンラインでの購入製品はメーカー保証のみということなので、海外ブランドのものは直接海外に連絡しなければならないわけです。

できなくはないんですが、輸送にも時間かかるし、時差があるから返信されるの夜中だしで地味に面倒くさい。

もうヨドバシオンラインでPCパーツを買うことはないでしょう…。Amazonの方がまだマシかもしれない。後はTSUKUMOはこの前マザーボードの修理をお願いしましたが、ちゃんとサポート窓口が機能している印象です。

NZXTでサポート依頼するには

サポートサイトでアカウントを作るかGoogleアカウントなどでサインインし、リクエストを送信します。

最近ではchatGPTを使えば日本語を英語にすることは造作もないですし、英語で返答がきても日本語に翻訳するのが簡単ですから、特に怖気づかなくても良いと思います。電話がくることは滅多にないでしょう。

最初に連絡してから1~2日で連絡が返ってきました。

NZXTからの回答

修理依頼というか、Kraken 280壊れたかも~的なメールを送ったらまずこれらを確認してくれとのリストが返信されてきました。

内容は以下の通り。

簡易空冷チェック内容
  1. チューブから液体が流れているか耳を当てて確認。
  2. ポンプのケーブルがマザーボードのCPU_FANヘッダーに接続されているか。
  3. BIOSやCAMでポンプの回転数が表示されているか。
  4. すべてのケーブルが正しく接続されているか。
  5. Krakenがマザーボードにしっかり固定されていて、緩みがないか。
  6. ラジエーターのファンが作動しているか。
  7. ポンプヘッドを再度取り付け直し。
  8. マザーボードの別のUSB2ポートを試す。
  9. ポンプやラジエーターを取り外して、4〜5回軽く振る。

これら全て1つずつ確認しましたが該当せず。という旨連絡すると、次にまさかの返答が…。

ぶっ壊せ指令

アメリカ以外は送付状の発行や送ったりするのが手間なので、壊れたKrakenを完全に破壊してその証拠を見せれば新しいの送ってくれるとのこと。

  • 氏名
  • 日付
  • チケット番号

以上を書いた紙を見せ、それからチューブをぶった切って壊す様子を動画に撮影し、Google Driveなどにアップロードしてサポートチームが確認できれば良い。

SNに関してはs、ラジエーターに貼られているシリアルナンバーのステッカーも動画内で見せることを忘れないように。

ということで意気揚々と切り刻んでやりましたぜ…。

ふう。PCパーツ自ら破壊したの初めてかも。

それなりに太いものの、ハサミで簡単に切れる柔らかさです。切り口から液体が漏れ出てくる…。少しはねる可能性があるので直視しない方が良いかもしれません。

動画アップロード後

動画をアップロードしてリンクをシェアした後、少し連絡がありませんでしたが、5日後くらいに代品送ったよとサポートに返信がきました。

そしてさらに待つこと数字対…Fedexのヤマト運輸経由で届いたのが、このKraken 280。たぶん返品処理されたものを使い回してるっぽい。2024年の日付でWrong Item Purchasedって書かれてるし。

でも、中身は新品だったので特に問題なし。

恐る恐るPCに組み込んでみると…無事動きました。

簡易水冷も壊れる時は壊れるもんだなということで、今回長らく代替品として活躍してくれたScythe 虎徹マーク3くんは大事にしまってPCの不調に遭遇した時に切り分けパーツとして活用しようと思います。

自作PCって切り分け用の安いパーツを手元に置いておくの結構重要ですね。

今回のことでいうと、ネジやマウント系の細かいメタルパーツは全て手元に残ったため、予備品として活躍しそうなのは地味に嬉しい。

NZXTは返信もそれなりに速かったし、対応する人が入れ替わってもちゃんと状況が引き継がれていたので特にストレスを感じることはありませんでした。ただやっぱ日本で直せるならそれがベストなんだよな…。

Krakenの修理方法

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