RTX2080はどれがおすすめ?メーカーごとに比較してみた
そろそろグラフィックボードを更新したい・・。RTX2080にしようかと思ってるけど、どれがいいのか分からない!
RTX2080とひとえに言っても様々なメーカーから発売されており、その値段もバラバラ。
- 高ければ良いの?
- どれが性能良いの?
- ケースに入るかな?
- とにかくおすすめが知りたい
このような疑問に答えるために、メーカー品ごとに比較してみました。
メーカーによる性能の違い
同じRTX2080のグラボであればベース性能の差異はないと考えて大丈夫。
CUDAコア数 | 2944基 |
ビデオメモリー容量 | 8GB GDDR6 |
メモリバス | 256-bit |
メモリスピード | 14Gbps |
GPUベースクロック | 1515MHz |
対応バスインターフェース | PCI Express 3.0 x16 |
DirectX対応バージョン | 12 API |
OpenGL対応バージョン | 4.5 |
最大同時出力画面数 | 4 |
最大画面解像度 | 7680 x 4320 |
ではメーカーごとに何が違うのでしょうか?
- 値段
- 寸法
- 重さ
- 見た目
- ライティング
- ブーストクロック
- 冷却機能
- ポートの種類
- 補助電源
- 占有スロット数
- 消費電力
この辺りがメーカーごとに違っていますので、選ぶ基準として考えていくことになります。
この中でも重要になってくるのが
- 値段(いくらまで出せるのか)
- 寸法(ケースに入るのか)
- 占有スロット数(ケースに入るのか)
- 冷却機能(ファン数やヒートシンク)
この4つ。これに加えて、ライティングがどのように光るかが個人的な好みで分かれるところだと思います。
RTX2080のメーカー別比較表
今回おすすめとしてピックアップしたグラフィックボードの簡単な比較表です。上からおすすめ順に並べています。
メーカー | 寸法(mm) | 占有スロット | ブーストクロック | ポート | 補助電源 | ファン数 |
---|---|---|---|---|---|---|
ASUSROG STRIXO8G GAMING | 299.7 x 130.4 x 54.1 | 2.7 | 1890MHz | DisplayPort x2 HDMI x2 USB Type-C x1 | 8ピンx2 | 3 |
MSI GAMING X TRIO | 327 x 140 x 55.6 | 3 | 1860MHz | DisplayPort x3 HDMI x1 USB Type-C x1 | 8ピンx2 | 3 |
GIGABYTE Windforce | 280.4 x 116.5 x 40.2 | 2 | 1710MHz | DisplayPort x3 HDMI x1 USB Type-C x1 | 8ピンx1 6ピンx1 | 3 |
ZOTAC AMP Edition | 308 x 113 x 57 | 3 | 1830MHz | DisplayPort x3 HDMI x1 USB Type-C x1 | 8ピンx1 6ピンx1 | 3 |
MSI VENTUS V2 | 255 x 127 x 42 | 2 | 1710MHz | DisplayPort x3 HDMI x1 | 8ピンx1 6ピンx1 | 2 |
スロットを3つ占有するものが多いです。寸法を確認するのも大事ですが、占有スロットが足りているかもあわせて確認しておきたいところ。
補助電源に関しては、それぞれ6ピン-8ピン変換ケーブルがアクセサリとして付いてくるものが多いのであまり心配しないでも良いです。
トリプルディスプレイなど使っている人は端子の種類と数がちゃんと合っているかも確認しましょう。
おすすめのRTX2080
では、おすすめのグラフィックボードをランキング形式でそれぞれ紹介していきます。
1. ASUS ROG STRIX O8G
総合的に最もおすすめの2080
ブーストクロックが最も高いASUSのRTX2080。通常よりも大きいヒートシンクを搭載しており、グラボの温度を低く保ってくれます。温度が55℃以下になるとファンが自動で止まる機能つき。
IP5Xなので防塵です。ホコリをシャットアウトできるのは嬉しいですね。Aura Sync対応でRGBライティングをコントロール可能。ファンの横が光ります。
寸法はMSIより小さめで、占有スロットは2.7。
ASUSとMSIで迷っているなら、どちらを買っても損はないので直感で選んでも良い。このモデルはたまに値段が安くなります。
2. MSI GAMING X TRIO
最強の性能を求めるならコレ
スペック的に最強を誇るMSIのRTX2080。1位で紹介するASUSに負けているのはサイズ・OCクロック・たまに値段というだけで、全体的な性能はややこちらの方が上です。
大きめヒートシンク+トリプルファンで優れた冷却機能を持っています。60℃以下ではファンが止まるので軽めのゲームやアイドリング中は静か。
2080の中では最もサイズが大きいので、スペースが確保できることを確かめた上で購入しましょう。スロットも3つ占有します。
サイドのRGBライティングはMystic Lightを通じてカスタマイズ可能です。光で魅せるゲーミングPCを組みたいのなら第1候補。
3. GIGABYTE WIND FORCE
低予算ならコレ
とにかく安くて小さめなやつを頼む!というあなたには価格の安いギガバイト製WIND FORCE非OCモデルがおすすめ。
とにかく安い。MSIやASUSと比べると2万円程度安いです。
低価格なのにトリプルファン搭載。比較的コンパクトなサイズなので、スペースやエアフローも問題なし。占有スロットは今回紹介しているトリプルファンモデルの中では唯一の2スロット。
GPUクーラー側面のロゴのみRGBで光ります。色は調節可能。
クロックスピードは他社と比べて最も低い1710MHzですが、値段を考えるとコスパは上々。
4. ZOTAC AMP
お値段すこし抑えめな2080
高めなブーストクロックスピードと独自クーラーを採用したモデル。長さ308mm、3スロット占有なのでケースを選びます。
トリプルファンは手動で回転方向を調整可能。
光る部分はロゴのみなので、ピカピカゲーミングPCを組みたいならMSIやASUSを狙いましょう。
値段的にGIGABYTEほどの安さはありませんが、1万円〜安く手に入れるならおすすめのグラボです。
5. MSI VENTUS V2
デュアルファンでもパワフルな2080
これまで紹介したトリプルファン搭載型ではなく、デュアルファン搭載のRTX2080。その分、値段も安いし、長さもみじかめなので、スペースが確保できない人におすすめです。占有は2スロット。
冷却効率が高いトルクスファン2.0や熱伝導率の高いヒートパイプを搭載するなど、冷却機能は優れています。しかし、デュアルファンなのでトリプルファンよりも静音性は劣ります。
ポートからUSB Type-Cをなくしたことでコストダウンとなり、値段が安くなっています。3位のGIGABYTEとほとんど変わらないくらい。
まとめ
MSIとASUSはどちらを選んでも満足できそうですが、できるだけ安い価格で購入したいならGIGABYTEやVENTUSを選ぶことになるでしょう。
グラボの寸法・スロット数によってはGIGABYTEかVENTUSだけに候補が絞られる可能性も。寸法・スロット数が足りているのであれば、見た目・値段などを比較しながらどれを買うか選びましょう。