BenQ ZOWIE マウスのホイールMODガイド
BenQ ZOWIEのホイールはノッチ感がガリガリと極めて強く、また1スクロールの間隔も広いことで独特な操作感です。
以前のZOWIEマウスは1回転16ノッチと非常に間隔が広く、ゲームではいいけど日常のPC作業に支障をきたすことで有名でした。
ブラウジングのスクロールが遅すぎて発狂します
最近発売されているアップデートモデルの「C」シリーズでは16から24ノッチへと変更され、以前よりもまだ使いやすくなりました。
しかしガリガリと強いフィードバックとうるさい音は健在。
実はこのホイール、分解さえできれば特殊な工具など必要なく、かんたんに改造できるので紹介していきます。
ただしノッチ感皆無になるので、それは嫌…って人はすいません。
改造するのはZA13-C
今回改造していくのは「ZA13-C」です。
このマウスめちゃくちゃ優秀なんですが、やっぱりホイールはZOWIE仕様でうるさいのが気になってたんですよね。
ということでホイールさえ静かになれば余裕でGOD Tierだろってことでね、改造していきます。
準備するもの
基本的に家にあるもので事足ります。
- ドライヤー
- 精密ドライバー
分解さえできれば手作業でパーツを外したりつけたりするだけなのでこれだけ。
もし精密ドライバーがないなら家に1セットあっても絶対困らないので安いやつ買っておきましょう。
ホイール改造ガイド
手元に道具が揃ったらさっそくやっていきます。
マウスシェルを分解する
後方のマウスフィートだけを外します。
ノリを熱で溶かすためにドライヤーで10秒(適当)ほど熱します。
そしたら切り欠き部分からはがしていくだけ。
先端だけ鋭利なもので浮かせてから手ではがすのがいいかもしれませんが、自分の場合暖めたつもりだったけど結構はがれにくくて結局予備使うことになっちゃいました。
ZOWIEマウスは予備のマウスフィートついてくるので、失敗したら潔く貼り替えるのが平和。
マウスフィートがはがれるとネジ穴が出現します。
精密ドライバーで外してあげましょう。ネジはなくさないように。
マウス先端くらいに爪があるので、前方向にやや力を入れてスライドさせ、その後浮かせるとシェルが外れます。
これで分離完了。トップシェルはそのへんにポイッと置いておきます。
ホイールを分解する
ホイールを分解していきます。
こんな感じではまっているので、少し強めにつまんで上に引き抜いてあげます。
これで外れました。
さらにホイールをホルダーから外していきます。これも同じ要領でプラスチックを曲げながら外していきます。
分離完了。
ホイールの内部パーツはこのようになっています。
ZOWIEホイールがガリガリ言う仕組み
ベアリングボールの下にスプリングがはいっており、ボールをホイール側面に押し付けています。
このベアリングボールが隙間にはまるため、回転とともにガチガチと鳴るわけです。
なのでこのボールをとっぱらってあげるとノッチ感がなくなります。
ホイールのノッチをなくす
ベアリングボールを取り除き、スプリングだけにします。
スプリングは外しても外さなくても特に影響ないので、なくしたくなければ入れっぱが良いかと思います。
ホイールにはめて元の通りに戻していきます。
注意点として、必ずこの方向に戻してください。
大きな隙間が下、Bという文字が上になります。
この状態にしないとホイール回転を検知しなくなります。
はめてあげれば完了。
この状態になったら一度ケーブルを接続してホイールが動作するかチェックしてください。
ケーブルはこのように基盤の下に入れ込もうとするとスペースが足りずにトップシェルがはまりません。
なので、上手く基盤の上におさめるようにしてください。シェルを戻してネジをしめてマウスフィートを貼ったら完了。
これでノッチがなくスルスルとホイールが回転するようになりました。
フリースピンモードにするには
フリースピン(っぽく)したい場合は中の黒いプラスチックパーツを丸ごと取り除きます。
この状態ではめてあげると高速で回転するようになります。軽量化にもなる。
ホイールのタクタイル感を弱める
ノッチ感がまったくなくなっちゃうのはちょっと…という場合には、スプリングの反発力を弱めるしかありません。
スプリングを外してしまうとボールが穴の中に落ちてしまうため、スプリングの長さを短くするしかありません。
しかし、既存のスプリングを切ろうとするとドツボにハマり失敗する可能性が高いのであまりおすすめしません。
というか私は最終的にボールがスプリングと共に奥深くにハマっちゃって取り出せなくなりました。ノッチ感なくてもいいんでまぁ許せるんですが。
さいごに
以上!
もっといい方法あったら教えてください。