Apple AirTag レビュー。物を失くしたくない人は買ってみよう
先日、外にご飯を食べに行ったらないわけですよ、大事な大事なスマホが。
家にきっとあるはず・・でもトイレで出したっけ?あのお店では・・
記憶を探っても確信が持てない中、ご飯の美味しさなど感じている余裕もなく。怖い、スマホ依存症。
スマホに関していえば「iPhoneを探す」で何とかなりますけど、じゃあ鍵とかカバンとかは・・?
と急に不安になり、この前発売した「Apple AirTag」を買ってみることにしましたので、レビューしてみます。
ちなみにスマホは家で無事鎮座していました。
概要
「Apple AirTag」はアプリで場所を検索したり、内蔵スピーカーで音を鳴らして発見を容易にする小さなコイン型のデバイス。
Bluetooth信号を送ってiCloudに暗号化された位置情報を送信することで探知が可能になります。
見た目もシンプルで耐水性能もあり。バッテリーは1年以上使えるという長持ち設計。
やや値段は高めな気もしますが1個あると使い勝手が良さそうです。
同梱物
外箱。ここに描かれているAirTagは実寸大です。
中にはAirTag本体と、保証の説明書などが入っています。
デザイン
銀色の滑らかな表面。iPhone背面のリンゴマークのように鏡面仕上げです。
反射像は歪むので、鏡としては使いにくいです
ちなみにリンゴマークは傷つきやすいので注意。
裏側は光沢のある白い碁石のようになっています。
サイズは 31.9 × 8mm です。
意外と厚みがあるので、財布などにポンと入れるのは微妙です。
漠然と、もうちょっと薄いかなと思ってたので残念
耐水性能はIP67で、水深1mで30分間耐えられるようです。
エアタグはキーホルダー前提の作りとなっているっぽくて、そのままだと使いにくいと思います。
純正のキーホルダーは革のものだと本体よりも高い値段がします。なんでケースの方が高いんだ・・。
私はこんなやつをAmazonで買いました。しっかりハマるし問題ないクオリティです。
多少の安物っぽさは否めないですけど。強く振ってもズレるようなことはありません。
取っ手がカラビナだったらもっと良かったかも。
セットアップしてみる
最初は電源が入らないようにタグみたいなものが挟まっているので、矢印の方向へグッと引き抜きます。
すると音が鳴って電源が入ります。
近くにiPhoneを持っていくとAirTagが認識されますので、「接続」をタップ。
AirTagの名称を設定できますので、好きなものを選びましょう。リストになければカスタム名をつけることも可能です。
自分のApple IDに紐付けようとするので、そのまま「続ける」をタップします。
これ近くにいるiPhone全部に表示されちゃうっぽいので、下手したら誰かに乗っ取られる可能性もありそうですね・・。
なるべく人がいないところで登録するのがおすすめです。
紐付けが完了するとマップに自分のAirTagが表示されます。「完了」を押せば設定終了。あっという間でした。
私は名称で「鍵」を選んだので鍵マークになっていますが、バックパックを選べばカバンになるなどアイコンが変わります。
アイコン表示だと分かりやすいですね!
Airtagの性能
AirTagの性能について見ていきます。
探すアプリで場所を探知
「探す」アプリを開くとマップ上に自分のAirTagがアイコンとして表示されます。
アイコンをタップするか、下のメニューを上にスワイプすると設定画面が出てきます。
設定項目はこれくらい。
音を鳴らすのも紛失モードにするのもこの画面からです。
経路を開くと、標準アプリのマップが開きます。このマップ見にくいからあんまり好きじゃないんですよね。
Googleマップも選択できたら最高なのになぁ
細かく方向を教えてくれる
iPhone11よりも上位の機種だと、AirTagの位置をかなり細かく検索できます。
精度はかなり正確で、すぐに場所を見つけられました。近づくと小刻みな振動も伝わり、ダウジングしているような感覚。
音は鳴らせない、でも場所が分からないという時には便利そうです。
音を鳴らして見つける
「探す」アプリで「サウンドを再生」というボタンをタップすると、AirTagを鳴らすことができます。
内蔵スピーカーの音量はほどほど大きめ。何かの下敷きになっている時とか見つけやすくていいですね。
紛失モードで探す
AirTag付きの荷物をなくしてしまった時は「紛失モード」をオンにできます。
位置情報が使用可能になったら通知がくること、メッセージを残して見つけた人が連絡をとれるようになるといった機能です。
メールアドレスまたは電話番号を入力しましょう。
電話よりメルアドの方が連絡のハードルは低そうですね。
このAirTagを拾った人が連絡をとれるようになります。
拾ってくれる人が善い人であることを祈るばかりですが、どうにもならないよりは大分マシな気がします。
プライバシーフィルター
位置情報や履歴がエアタグに保存されることはありません。
また、持ち主から離れた自分のものじゃないAirTagが荷物などに紛れ込んでいた場合、スマホで検知したり音を鳴らしたりして見つけられる設定になっています。
しかし、これは所有者の手元を離れて3日経った後のようです。その間に簡単に色々追跡できるわけですから、セキュリティ対策は甘いと言わざるを得ません。
ただこれは所有者へのデメリットとかじゃなくて、倫理的な使い方の問題なのでAppleが対策してくれるののを祈る他なさそうですけど。
レビューまとめ
- 良いところ
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- 小型なコインサイズ
- 見た目がおしゃれ
- 設定がとても簡単
- 音が鳴って見つけやすい
- 方向が細かく分かる
- なくした時の設定が分かりやすい
- イマイチなところ
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- やや割高感
- 意外と厚みがある
- キーホルダー前提の作り
- アプリ連携が標準のマップ
- セキュリティに不安が残る
以上「Apple AirTag」のレビューでした。
非常に便利なアイテムではあります。しかし、皆が善人であることを前提としているというか、本当に上手くいくのかな?って不安の残るシステムでもあります。
AirTag起動した瞬間にペアリングしちゃえば乗っ取れちゃいそうだとか、他人のAirTagが紛れていても見つけにくいこととか。
普通に自分が使う分には何の問題もなく便利なので是非活用すべきだと思いますが、セキュリティ対策はこれ以上ないくらいしっかりしてもらわないと困りますね。