【2023】ゲーミングPCにベストなおすすめSSDを5つ紹介
SSDはゲームをする上でローディング時間を短縮し、快適なプレイを楽しむためにも近年では必須のパーツと言えます。
特にHDDから乗り換えると感動的な速度の違いを体感できるでしょう。
ゲーム用にSSDを換装したい・増設したいけど、どれを買ったらいいの?
ということで、SSDのメリットとゲーミングPCに最適なSSDを紹介していきます。
SSDのメリットについて
SSDはファイルの転送速度がHDDに比べて格段に速く、その速度は数倍にもなるとされ圧倒的な性能差を誇ります。
SSDの最大のメリットはOSやゲームの起動時間が大幅に短縮され、ストレスが軽減されることです。
以下でSSDとHDDを比較してみました。
HDDはディスクが回転するため音がしますが、SSDは動くパーツがないので静かでさらに消費電力も抑えられます。
逆にHDDのメリットはその値段の安さにあり、1TBのSSDと同程度で4TBほどの容量を手に入れられます。ただやっぱりそれくらいかな…。
昔々はSSDの値段は非常に高く、おいそれとポイポイ購入できるようなものではなかったのですが今ではかなり安価になっています。
BTOもほぼSSDが標準装備になってますし、HDDをメインドライブとしているPCがあったら最早それは地雷扱いでも良いです。
ゲームをプレイする上でのメリット
ゲームの起動時間や画面切り替わり時のローディング時間がHDDと比べると桁違いに速くなります。
例えばよくあるエルデンリングみたいな死にゲー。死ぬ度にローディングが遅かったら、ゲームをやる気自体失ってしまうかもしれません。
Apex LegendsとかもHDDの友人一人だけキャラ選択画面に参加してくるのが激遅だったりね。
FF14もそうですがレイドとかダンジョンに潜った時に自分だけ遅いと周りがスタートできなくて地味にストレスを与えてしまうのも心理的にキツイんです。
ローディングなんて無駄な時間は少しでも減らすに限ります!
ゲーミングPCに最適なSSDとは
SSDには大きく分けて通信規格の異なる2種類があります。
- SATA SSD
- NVMe SSD
SATA SSD
SATA SSDはほとんどの場合2.5インチフォームファクターで、7mmと薄め。
上記はSamsungのロングセラーSSD。最大転送速度は読み出し・書き出し共に約600MB/sを下回る程度です。
近年では速度が圧倒的に速いNVMe M.2が主流となり、2.5インチタイプは遅いイメージがありますが、増設に制限が少ないためM.2タイプよりも簡単に追加できるのが強みです。
NVMe SSD
NVMe M.2 SSDはSATAと比べてパフォーマンス性能が格上です。
上記はSeagateのGen4.0対応超高速NVMe M.2 SSD。
最大転送速度はなんと最高7,300MB/sを誇り、SamsungのSATAモデルと比べると理論値的には12倍以上も違うことになります。
特にSATAとくらべて値段的に大きく違うわけでもないため、最近のPCではNVMeにOSを入れて使うのが最もおすすめです。ただしBTOによってはまだまだSATAを使用しているところも多いのが実情。
マザーボードにあるM.2スロットが必要になるので、安い/古いマザーボードは対応していない可能性がありますし、スロットの数によって装着できる数が限られます。
NVMeにはGen3とGen4があり、Gen4の方が圧倒的に速度が上ですがマザーボードも対応していないとその性能を発揮できません。
確かGen3スロットにGen4入れてもGen3の性能しか出ないだけなので、今買うならGen4が良いはず。
買うなら1TB以上がおすすめ
500GBは1万円を切るため安価で人気ですが最新のゲームをインストールしていくとすぐに埋まってしまいます。
我が家のゲームライブラリを覗いてみたら、容量はこんなことになっていました。
ゲーム | 容量 (GB) |
---|---|
Apex Legends | 63.4 |
Cyberpunk 2077 | 71.7 |
モンハンライズ | 32.6 |
AoE IV | 38.1 |
Diablo II Resurrected | 28.9 |
VALORANT | 28.4 |
Overwatch 2 | 26.3 |
原神 | 27.5 |
Fortnite | 39.1 |
容量でか・・と思ったやつをいくつかピックアップ。
この9本をインストールするだけでもトータルで356GB必要ですし、500GBのSSDだと実際にスペースとして使用できるのは465GBかそれくらいなはずなので、この時点で100GBしか空きがなくなってしまいます。
残容量を気にしながらゲームをアンインストールするのは面倒です。特に積みゲーが多い方は未クリアのゲームがたまっていき、断捨離も中々できないと思うのでなおさら容量は死活問題でしょう。
PCに増設できるSSDの数は限られているため、今後のことを考えると1TB以上が後悔しないはず。
ゲーミングPCにおすすめのSSD5選
おすすめの内蔵SSDはNVMe M.2 Gen4タイプを3つ、増設用にSATA SSDを2つ紹介します。
1. Samsung 990 Pro
容量 | 1TB / 2TB |
フォームファクタ | M.2 2280 |
インターフェース | PCIe 4.0 x 4 / NVMe |
シーケンシャル読み込み | 最大7,450MB/s |
シーケンシャル書き込み | 最大6,900Mb/s |
TBW | 最大1,200 |
MTBF | 150万時間 |
保証期間 | 5年 |
Samsungの超高速Gen4 M.2 NVMe SSDで、980 Proのアップデート製品となります。
PCIe 4.0の理論値である8,000MB/sにかなり近づく7,450MB/sと、速度は超一級品。
容量の小さなモデルは用意されておらず1TBからとなりますが、予算があるならこれをメインにするのがおすすめ。
2. Seagate Firecuda 530
容量 | 500GB / 1TB / 2TB / 4TB |
フォームファクタ | M.2 2280 |
インターフェース | PCIe 4.0 x 4 / NVMe |
シーケンシャル読み込み | 最大7,300MB/s |
シーケンシャル書き込み | 最大6,900Mb/s |
TBW | 最大5,100 |
MTBF | 180万時間 |
保証期間 | 5年 |
総書込量であるTBWが桁違いに長寿命です。また平均故障間隔であるMTBFも他社製品とくらべて長く、耐久値が抜群に高いSSDです。
もちろん速度もGen4対応なので読み込み・書き込みともに爆速です。
今回紹介しているM.2 NVMeタイプの中では唯一500GBがあるのも注目点。
3. WD Black SN850X
容量 | 1TB / 2TB / 4TB |
フォームファクタ | M.2 2280 |
インターフェース | PCIe 4.0 x 4 / NVMe |
シーケンシャル読み込み | 最大7,300MB/s |
シーケンシャル書き込み | 最大6,300Mb/s |
TBW | 最大2,400 |
MTBF | |
保証期間 | 5年 |
トップクラスのパフォーマンスを誇るSN850Xですが、読み込み速度は速いものの書き込みが他社とくらべて少し劣ります。
またMTBFも公表されていないみたいなので判断材料が1つ減ってる感じ。
値段的には比較的安い方に入りますから、予算をなるべく抑えたい人におすすめ。
4. Samsung 860 EVO 1TB
容量 | 250GB / 500GB / 1TB / 2TB / 4TB |
フォームファクタ | 2.5インチ 7mm |
インターフェース | SATA 6Gbps / AHCI |
シーケンシャル読み込み | 最大560MB/s |
シーケンシャル書き込み | 最大530Mb/s |
TBW | 最大2,400 |
MTBF | 150万時間 |
保証期間 | 5年 |
ベストなSATA SSDは世界中で愛されているロングセラー商品の「Samsung 870 EVO」。
速度と値段のバランスが絶妙な一品です。速度はSATAの中ではトップレベルに速く、耐久性能も高め。
最強ブランドで安心のスペックを手に入れましょう。
ただしNVMeと比べても決して安いわけではないため、NVM2 M.2のスロットが埋まり切る、対応していないマザーボードを使っている場合はこちらにしましょう。
5. Crucial MX500 1TB
容量 | 250GB / 500GB / 1TB / 2TB / 4TB |
フォームファクタ | 2.5インチ 7mm |
インターフェース | SATA 6Gbps / AHCI |
シーケンシャル読み込み | 最大560MB/s |
シーケンシャル書き込み | 最大510Mb/s |
TBW | 最大700 |
MTBF | 180万時間 |
保証期間 | 5年 |
SSDとして安価な部類なのに、速度は速く、コスパが最高に良い「Crucial MX500」。
耐久性能はSamsung 860 EVOにかなり劣りますが、速度は同じように速いし、保証期間も5年間なのでコスパを追い求めるならコレ。
さいごに
SSDを使うメリット、そしてゲーミングPCにおすすめなSSDを5つ紹介しました。
容量は多ければ多いほど良いです。最新ゲームはすごい容量を食うので。