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ゲーミングデバイスレビューをする「GameGeek」の管理人。トータルで180個くらいはレビューしてきました。レビューなどの依頼はお問い合わせかツイッターまで

D-GLOW 烬・ジン レビュー

dglow-jin-25

D-GLOWから発売されているマウスパッド烬(ジン)をレビューしていきます。

本製品はレビュー用サンプルをご提供いただきました

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概要

D-GLOWはハードパッドや布パッドを複数販売する中国のマウスパッドメーカーです。

烬(ジン)はバランスタイプに属するマウスパッド。これ名前どういう意味だろうと思ったらもえのこりとか焼け跡とかってことらしい。赤色カラーとマッチする意味でした。

ジンで変換しても中々候補に出てこないし、Amazonなどでジンと検索しても引っかかりません。D-GLOWで検索すれば良いのですが、ちょっと損してるとこあるような。

パッケージ

ハード系マウスパッドが梱包されてそうな勢いの硬めなボックスに入っています。

中央に描かれてるこの恐竜みたいなキャラクター、なんかツボる。このデザインのマウスパッド出してほしい。

緩衝材で動かないようにきっちりパッキングされているフラットパッケージで、巻グセは皆無です。

購入先

本製品はDevice Armouryが代理店を担当。AmazonPCワンズパソコンショップ アークなどで購入可能です。

D-GLOW
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デザイン

写真で見ると真っ赤に見えますが、実際肉眼ではもうちょっと焦げ茶色寄りの落ち着いたカラー。よく見ると小さい黒い斑点が見えるのですが、普通にデザインの一部です。注意書きに初期不良ではありませんって書いてあったので問い合わせがあったのかな。

左上にはタグが縫い付けられています。ここにタグがあるのが気になったら縫い目をほどいて外してしまうことができそうです。

横から見ると分かるのですがタグは下方向までぐるっと半周しており、少しだけですが浮いてしまいます。特にパフォーマンスに影響ないと思いますが、気になる方は外してみるのも良いかと。

サイズ

ワンサイズ展開で、490x420x4mmとなっています。メジャーで実測値を測ってみましたがほぼ同等でした。

このサイズはArtisanでいうとXL相当です。

ステッチ

ステッチの縫い目は非常に細やかで均一。どこを見てもほつれなどはなく、とてもクオリティが高いです。写真だと分かりにくいですが、パッド表面よりもビビッドな色をしています。

マウスパッド表面と高さを比べるとほぼ同程度。パッド表面より低くはなさそうですが、マウスがステッチを越えて飛び出るようにスワイプしても違和感はなく、優秀です。

中間層

中間層は弾力があり、沈み込みでマウスをコントロールするというよりも一定のスピード感を得やすい硬さ。クッション性としてはほどほど良いです。

中間層の硬度を安物デュロメーターで測ってみましたが、硬度は27でした。

Artisanで例えるとXSOFT:13、SOFT:24、MID:44(雷電/零で計測)となります。SOFTよりも硬いけどMIDよりは大分柔らかいという位置づけです。

マウスパッドの中央と四隅の5点付近で硬度が変わるか試してみましたが、左上が31程度と少し硬く、他はほとんどバランスがとれて27~28あたりでした。

底面素材

ほどほどグリップ力のあるベース。

拡大してみると一見ポロンベースのように見えます。高密度ポリウレタンを採用していると書いてあるのでつまりはそういうことかと。

特段机に張り付くほどの吸着力はなく、引っ張れば動きます。しかしゲームプレイ中にズレるようなことはなく安定した防滑性を誇ります。

表面素材

横方向に流れる一般的な布系の見た目をしています。編み目は少し細かくて、大体この編み目は触り心地がザラザラしていることが多いのですが、烬は滑らかで引っかかりを感じにくいです。

このタイプは一般的に縦横の滑り差が多少なりとありますが、本マウスパッドでも縦方向の方がやや遅いです。

折り目をつけると表面と中間層がぴったりくっついていないようで、シワができます。

特にゲームプレイに問題を起こすことはないと思いますが、収納時に逆巻したり折れた状態で長時間放置しておくとマズイことになる可能性があるので注意してください。

使用感

D-GLOW 烬の初動は普通からちょい重め、滑りはコントロール寄りのバランスタイプです。中間層は硬くもなく柔らかくもなく、ほどよい弾力で一定のスピードを保ちやすくなっています。

乾いている状態ではスルスルとマウスが動いて引きずり感は少ないです。しかし汗が表面についたり湿気が高くなると若干ですが手に張り付くなどやや鈍化する傾向にあります。湿り気が多少感じられることも。

コントロールバランスでいうとVAXEE PA、ZOWIE G-SR-SE Rouge、SteelSeries QcK+などが挙げられますが、いずれも同等くらいのスピード感かそれよりもほんの少しだけ速いかなという印象。

計測結果によると静摩擦係数が高いため、ストッピングが効いていて止めやすさがあります。これはタクティカルFPSなどに向いているということです。

何より他の同等スピードの布系パッドと比べてスムーズな滑り心地が気に入りました。表面のきめ細かさが決めてのようです。

大体の場合はそうなのですが、点ソールであるeSports Tiger ICEの汎用型を使うと滑走速度が速く感じます。

それ以上大きい横長系のものだと摩擦感が増加していき、コントロールがしやすくなります。ガラスソールはかなり鈍化する傾向で、引きずり感がかなり強くなります。

センサーとの相性

現行センサーのいくつかでカーソル飛びなどがないかMouseTesterで確認しました。

センサー結果マウス
PMW 3360ZOWIE ZA13-C
PMW 3389Xtrfy MZ1
PAW 3335HyperX Pulsefire Haste
PAW 3370ZOWIE EC3-CW
PAW 3395VAXEE Zygen NP-01S Wireless
Hero 25KLogicool G Pro X Superlight
Razer Focus Pro 30KRazer DeathAdder V3 Pro

いずれも問題なく動作します。

耐水性と湿気の影響

マウスパッドの上に水を垂らして耐水性について確かめていきます。

ほとんど耐水性はなく、落ちてからすぐに染み込んでいきます。

表面的にはやや滑りが鈍化するかなと思いましたが大きな変化ではありませんでした。

アームカバー

VANCERとCW-Xアームカバーで試したところ、特に引っかかりはなく使用可能でした。

素肌だと汗をかいたら少し引っかかるため、アームカバーありの方がスムーズにマウス操作ができます。

価格について

価格は税込み5,980円で、Amazonで買えばフラットパッケージなのに送料もかかりません。高すぎず安すぎず、中間あたりの値段設定ではないでしょうか。

ただしArtisanよりは若干お高め。

レビューまとめ

D-GLOW 烬
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • ややコントロール寄りのバランスタイプ
  • スムーズな表面
  • 防滑性はほどほど
  • 表面と同等くらいの高さのステッチ
  • 反発力のある少し硬めな中間層
  • 暗めの赤と黒の斑点デザイン
  • ロゴタグは取り外し可能
  • 値段は普通くらい
  • フラットパッケージで巻グセなし
デメリット
  • ロゴタグはつけっぱだと少し浮く

以上D-GLOW 烬のレビューでした。

スムーズな表面とほどよい弾力の中間層で、コントロールバランスタイプのマウスパッドの新たな選択肢となります。特にコントロールタイプにありがちな表面の毛羽立ち感が好きではないなら滑らかな触り心地が気にいるでしょう。

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