COUGAR BUNKER レビュー。吸着パッドの固定力が半端ないマウスバンジー
COUGAR から発売されているマウスバンジー「COUGAR BUNKER」のレビューをしていきます。
ゲーミング!って感じのメカっぽい見た目が独特で、吸着パッドを使ってテーブルに固定するタイプのマウスバンジーです。
なんかサソリのメカっぽい
使い心地は果たしてどうなのかチェックしていきます。
概要とスペック
「COUGAR BUNKER」はマウスケーブルを整理するためのマウスバンジー。マウスバンジーはケーブルの重さでマウスが引っ張られることを防いでくれるサポートアクセサリーのこと。
有線ゲーミングマウスを使うなら1つは必ず持っておきたいアイテムです
2008年発祥のドイツブランドのCOUGARは「ゲーミング!」っていうデザインを前面に押し出しているので、見た目で好き嫌いがかなり分かれる と思います。
性能的には結構良い部分もあって中々侮れない存在感を放っているのですが、ケーブルホルダー部分が全てゴムというのがネック で、人によっては使いにくいと感じるかもしれません。
カラー | 黒 / RGBバージョン |
サイズ | 68 x 68 x 117 mm |
固定方法 | 吸着パッド |
重量 | 85g |
同梱物
外箱。
マウスバンジーが入っているだけで、他には何も付属しません。
デザインと性能
「COUGAR BUNKER」のサイズは実測値で 68(ベース直径)x 117(高)mm です。
ゴムのケーブルホルダー部分が実は奥行き的に1番大きくなっていて、ケーブルをはめていない状態で 90mm くらい。
重量は実測値で 約83.9g です。マウスバンジーの中でもかなり軽い方ですね。この軽さだと自重ではガッチリ固定できないため、必然的にテーブルにくっつけるタイプになります。
正面からの見た目。表面は細かい凹凸のあるプラスチックな感じで ちょっと安っぽい ですね。
汚れはつきにくいのでそういった面では優秀です。
後ろからの見た目。「MADE IN CHINA」。これはステッカーなので綺麗にはがせます。
ケーブルホルダーにはバネが存在せず、全てゴムで出来ています。
強く弾いてもバネのようにうるさい金属音は全くしません。静かです。
背面側もしっかりケーブルをはめることができます。
ラバーケーブルをはめた様子。太めの編組ケーブルでもちゃんとはまりました。
ゴムなので、溝部分の両脇に力を入れて開くとすんなり入ります。
底面は「COUGAR BUNKER」の特徴である真空吸着パッド。
くっつく粘着質の素材なのですが、粘着力が半端じゃないです。真空吸着パッドの仕組みがなくても強く押し付けたら全く動かなくなります。
その代わりめちゃくちゃゴミが付きます。
これは真空吸着パッドで吸着させるためのレバー。これがオフの状態です。
パチンと下に押し込むと吸着します。レバーの上にはロゴが描かれています。
この吸着パッドをオンにすると 超絶固定 されます。
思い切り引っ張っても微動だにしないので、テスト続けたらケーブルの方が先に断線しそうです。
外す時にもかなり力が必要ですが、安定感という意味では最強レベル。ちなみに、はがした跡も綺麗でした。
使用感・注意点
「REALFORCE MOUSE」は若干細めのラバーケーブルです。問題なくフィット。
「Razer Viper Mini」の編組ケーブルもはめてみたところ、問題ありませんでした。ホールド感は結構あるので強めに引っ張っても外れません。
なんといっても真空吸着パッドの固定具合が鬼なので、ものすごい安定感があります。
ケーブルをホールドするゴムは押し込むとかなり曲がります。写真よりも曲げることが出来ます。
ところが、ここが ちょっと微妙な部分でもあります。
縦にはかなり柔軟に曲がるのですが、手前に引っ張った時に他のバネタイプのバンジーに比べると 硬くてテンションが強くかかります。遊びが少ないって感じ。
ケーブル長をギリギリにして少しバンジーが曲がるようなスタイルでゲームする人は 反動が強めなのでやめておいた方が吉 です。
逆にケーブルを長めにする人には全く問題ないです。
本マウスバンジーはバネが斜めに飛び出るタイプではありません。そのため奥側の高さが比較的あります。
モニターを低く配置している人などは影響があるかも しれません。
私は普段、モニターのすぐ下あたりからバンジーが飛び出すように設置しています。本来このマウスバンジーがある位置にはスピーカーがあるのですが、どかしている状態です。
ここまで書いて思ったけど、この吸着力ならスピーカーの上に乗せられるのでは・・?
というわけで試した結果がコレ。
普通にイケてます。やはりこの吸着力恐ろしい・・。スピーカー自体そこそこ重いので、ちょっとテンションかかったところで全然動きません。
しかも、やや高めの位置にあるのでゴムの部分も若干しなやかになります。一石二鳥。
このように半端ない吸着力を応用すれば、机のスペースが少なめでもなんとかなるかも。自分の机周りを見て知恵を絞ってみてください。
レビューまとめ
- 良いところ
-
- ゲーミング感の強い独特な見た目
- 真空吸着パッドの固定が凄い
- ケーブルはラバーでも編組でもOK
- ケーブルを長くして使う人におすすめ
- 値段は若干だけ安め
- イマイチなところ
-
- ケーブルを短くする人には向かない
- 奥の高さがあるのでスペース確保必須
- 粘着する底面がイヤならやめよう
「COUGAR BUNKER」はメカっぽい独特な見た目をしており、ゴムバンジーと超固定する真空吸着パッドが特徴です。テーブルへの吸着力がとにかくものすごいので、マウスバンジーが動くのがイヤな人にはぴったりかもしれません。
実は使い手を選ぶマウスバンジーでもあります。ちゃんと置き場所が確保できるか、ケーブルを長くして使うかどうか考えておきましょう。
ゴムバンジーは横方向の柔軟性が少ないため、ケーブルをギリギリまで短くして使う人には強い反動がかかってしまいます。
これらの問題をクリアできれば結構良いマウスバンジーです。
RGBに光るタイプもあります。ちょっと重くなっていますが、USBハブとしての機能も持ち合わせている優れものです。