Blue Yeti Blackout レビュー。ゲーム・実況におすすめな高音質コンデンサーマイク
友人との会話からゲーム録画・実況まで、あると嬉しい高性能マイク。マイクの品質差で声の聞こえ方が雲泥の差になります。
今まではヘッドセットを使用していたのですが、開放型のヘッドホンをしながら喋りたいと思い、「Blue Yeti BlackOut」を購入しました。
噂には聞いていましたが、とにかくデカイ!重厚感が半端じゃありません。それでいてちょっと丸みを帯びたフォルムが可愛さを醸し出しているのがニクイ。
そんな「Blue Yeti BlackOut」をレビューしていきます。
概要とスペック
「Blue Yeti」は Logicool の傘下である Blue Microphones が発売しているコンデンサーマイクです。今回紹介するのは「Blackout」というカラーモデル。
ちょっとお値段は張りますが、高品質コンデンサーマイクとしては破格のコスパを誇る素晴らしいマイク。
- 高品質な音で録音できる
- 品質:値段のコスパが抜群
- ケーブルをさすだけのプラグアンドプレイ
- 指向性を4種類から選べる
このような素晴らしいメリットがあります。ただし・・かなり大きくて重いとか、ミュートボタンが眩しいみたいな側面もありますので、この辺りのメリット・デメリット部分を考慮してから購入しましょう。
ちなみに当YouTubeチャンネルの音声はほぼこのマイクで吹き込んでいます。参考リンク。
カラー | ブラック / ホワイト / シルバー / グレー |
タイプ | コンデンサーマイク |
サイズ(スタンドあり) | 120 x 125 x 295 mm |
重さ | マイク: 550g / スタンド: 1kg |
サンプリングレート | 48 kHz |
ビットレート | 16-bit |
指向性 | 単一指向性、無指向性、双指向性、ステレオ |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
最大SPL | 120dB |
消費電力 | 5V 150mA |
接続 | ミニUSB to USB-A |
ソフトウェア | なし、プラグアンドプレイ |
同梱物
外箱。マイクの形と同じように縦長なボックスです。もうこの時点でかなりの大きさを感じることになります。
中の白い箱を取り出して蓋を開けると、USBケーブルや説明書が入っています。
さらにフタを外すとマイク本体が。型抜きされた発泡スチロールに綺麗に収まっています。
- マイク本体(スタンドつき)
- ミニUSBケーブル
- 説明書(多言語)
- 保証書
これで以上。
デザインと性能
箱にはこのようにマイクが逆さまで収納されています。ちょっとコンパクトになりますね。
マイクを正常の位置に戻すとこのようになります。よく見かけるあの可愛い「Blue Yeti Blackout」の登場。
とにかくこれデカくて重い。重厚感があります。本体の重さは550g、台座部分は1kgなのでなんと トータル1.5kgオーバー です。ただこれくらい重くないと倒れる心配もあるので、安定感があって良い。
この圧倒的なサイズ感。並べたのは「Ducky One 2 SF」キーボードです。
マイクの正面部分。「MUTE」ボタンと「VOLUME」ノブが付いています。
上の「MUTE」ボタンはプッシュ式になっています。ちょっと硬めの押し心地。単純にマイクのミュートオン・オフをワンタッチで操作可能です。
「Blue Yeti」では、マイクの底部分から出ているイヤホン端子を使って、マイクが拾っている音をモニターすることができます。「VOLUME」ノブはそのモニター音量調整です。
この網がマイク部分。本来はこれに風防をかぶせたり、ポップガードをつけるのが良いです。
こういう風防を最初は使っていたんですけど、今はポップガードのみ使ってます。
このようなポップガードはマイクが吹かれるのを防いでくれます。そこまで劇的な改善は期待できませんけど。
右サイドからの見た目。台座が面白い形をしていますね。前にスイングできるようになっているので、マイクの角度を自由に変えることができます。
マイクと台座を連結している左右のダイヤルで角度調整の硬さを変更できます。最初はゆるゆるになっていると思うので硬くしておかないとマイクがひっくり返ってしまうかもしれません。
左サイドからの見た目。特に変わったことはありません。
背面には主に「入力」に関するボタンがあります。
上の「GAIN」はマイク入力感度の調整。時計回りにダイアルを回すほど感度が高くなり、小さな音でも拾うようになります。
「PATTERN」は指向性の選択。マイクが周りの音をどのように拾うか、4種類の中から任意のものを選びます。
底面。左側はパソコンとマイクを繋げるミニUSB端子。右側はモニター用のイヤホンアウト。
ケーブルをさすだけでマイクが起動するプラグ・アンド・プレイで、面倒な設定は一切いりません。WinでもMacでも使えるので、汎用性・利便性がかなり高いです。
スタンドの底部分。スポンジのような弾力のある滑り止めらしきものが3つくっついています。マイクとスタンド自体が重いのもあり、ほどほど止まってくれます。
音質
「Blue Yeti Blackout」はUSBマイクとしては抜群の品質を誇り、正確に音を拾ってくれます。
オーディオマニアやプロを十分に納得させられるかは微妙として、ストリーマーや音に少し拘りたいセミプロにとっては最高な音質じゃないでしょうか。
安物マイクには出せないとても自然な音で録音されていると思います。
ゲイン・指向性をマイクでちゃんと調整することが大事。
指向性について
指向性とはマイクがどのように音を拾うかのこと。
「Blue Yeti Blackout」ではなんと4種類もの指向性をボタン1つで変更することができます。
指向性 | 内容 |
---|---|
単一指向性 | 正面部分の音を拾う |
無指向性 | 周り全ての音を拾う |
双方向性 | 正面と背面両方の音を拾う |
ステレオ | ステレオに音を拾う |
ゲームや実況でのおすすめは「単一指向性」。マイクの正面部分だけを拾うようになります。1人で話す場合はこれでOK。
Blue Yeti Blackout – 気になる点
- 大きくて重い
- ミュートボタンが眩しい
気になるのはこれくらいです。
大きくて重い
この写真を見ても分かる通り、相当な大きさです。小さい机にぎゅうぎゅうにキーボードやらマウスをのっけてる人にはかなり厳しい。
その場合は ショックマウント と マイクアーム を買って上手くスペースを使えば大丈夫。
または、最初から「Blue Yeti Nano」を買うという手もあります。Nano は Blue Yeti のコンパクト版です。
モデル | Blue Yeti | Blue Yeti Nano |
写真 | ||
指向性 | 単一指向性、無指向性 双指向性、ステレオ |
単一指向性、無指向性 |
サイズ | 120 x 125 x 295 mm | 109 x 96 x 211 mm |
重さ(本体+スタンド) | 1.55 kg | 630 g |
Nano の方が指向性が少なく、単一指向性と無指向性の2つのみとなっています。また、コンデンサーカプセルが1つ少ないなどの違いがあります。
最も多く使うのはこの2つの指向性ですし、他の指向性を使う予定がないなら Nano でも十分でしょう。
ミュートボタンが眩しい
「MUTE」ボタンなのですが、ミュートオフの時は常に点灯、ミュートオンは点滅します。
この赤いランプ、実は結構眩しくて存在感があります。ぱっと見てすぐにミュートの状態が分かるのは嬉しいのですが、やっぱり気になります。
解決方法として考えたのは2つ。
- マスキングテープを貼る
- スイッチ付きUSBハブを使う
1. 黒のマスキングテープを貼る
なぜ黒マスキングテープなのか。
- 光が透けてくれる
- 黒いボディに合う
つまり、白の Blue Yeti を買った場合は白のマスキングテープの方が良いです。
ガムテープのような厚みのあるものでカバーしてしまうとランプが全く見えなくなり、ミュートボタンとしての役割が微妙になります。また、ガムテープやビニールテープは長い間貼っておくとくっついて剥がれにくくなり、はがしあとが残ってしまうことも。
このように貼ってライトの眩しさをやわらげましょう。ただし今回買ったマスキングテープは結構濃い目だったのでかなり見えにくくなってしまいました。もうちょっと薄めのやつでもいいかも。
2. スイッチ付きUSBハブを使う
これは持ってないのでアイディアに留めています。
普段使っていない時でもライトが眩しいのが嫌。なので、使ってない時はスイッチをオフっちゃえ作戦。
これなら間違えてマイクをオンにしっぱなしだったというような心痛む事故も少なくなるかも・・?
まとめ:高品質で価格分の性能は保証されたマイク
「Blue Yeti Blackout」はコスパ抜群の高品質コンデンサーマイク。
オーディオマニアには物足りないかもしれませんがストリーミングやゲーム中の会話などに使おうと考えている方には最高なマイクです。
値段もそこまでバカ高いわけではないですし、安物を買ってからまた買い直すくらいなら最初からイイヤツいっておきましょう!