【CoD:MW】グラフィック設定を調整してフレームレートをあげよう
「CoD:MW」では、レンダリングスケールやグラフィッククオリティを調整しないと、PCのパワー次第ではガクガクになってしまう可能性があります。
落とせる設定は低めに落として快適なゲームプレイにつなげたいところ。
- グラフィック設定の項目ごとにオフ・オン
- 映像に出る影響とフレームレート変動を記録
どの項目を低くすればフレームレートが上がるのか?
このように各項目で設定を確認し、フレームレートがどれだけ変わるのかまとめました。
グラフィックの違いも比較写真を出してあります。抑えられるところは抑える、高く設定しておきたい部分は残すなど、自分だけのグラフィック設定を見つけてフレームレートを最適化しましょう。
フレームレートの変動はあくまで私自身が記録したものであり、場所やシーンによっては変動しますのでその点ご了承下さい
グラフィック設定の調整
「CoD:MW」では比較的多めの設定項目が存在します。
グラフィック設定の項目を1つずつ見ていきましょう。
ディスプレイ設定
表示モード
「全画面」がフルスクリーンで、最もフレームレートを稼ぎやすいのでおすすめです。
モニターを複数使って全画面プレイしたい時は「全画面拡張ウィンドウ」を選択します。
ディスプレイモニター
ディスプレイが複数ある場合はここで任意のものを選択できます。
普通は特に触らないと思います。
ディスプレイアダプタ
搭載されているグラボが表示されます。ここも特に触らない。
リフレッシュレート
上限リフレッシュレートを設定可能です。
レンダリング解像度
100でネイティブ解像度と同じ解像度になるので、それ以下の数字だと解像度が低くなり映像がボヤケます。その代わりフレームレートが向上します。
どうしてもフレームレートが足りない場合は映像を犠牲にすることができる設定。
ディスプレイ解像度はモニターのネイティブ解像度を選択しておきましょう。
アスペクト比
アスペクト比の固定が可能。通常は「自動」でOK。
全てのフレームを同期(V-Sync)
「無効」推奨。
フレームレート制限(カスタム)
各メニュー画面などでのフレームレート上限を設定できます。
特に設定しなくても良いですし、メニュなどは240やら144もいらないので60に設定しても良いです。
NVIDIAハイライト
自動でオートクリップしてくれるNVIDIAハイライトを利用するかどうか。
これはお好みでOK。個人的には勝手にクリップが増えて容量を圧迫するので基本オフ。
SDRカラースペース
SDRのディスプレイガンマ設定。使用しているモニターに合わせて変更します。
2.2(sRGB)はモニター用、2.4(BT1886)はテレビ用。
細部とテクスチャ
テクスチャー解像度
超低と高では 3~5fps ほどの変動がありました。
地面のディテールや草木などが分かりやすく劣化しています。
プレイに影響を与えるレベルではないので、超低~低がフレームレートが稼げて良い と思います。
テクスチャフィルターの異方性
斜めから見た時のテクスチャ品質の設定。
正直違いがよく分からなかったのと、フレームレート的にほぼ影響しませんでした。
場所によっては映像に影響するかもしれないですが「低」推奨。
テクスチャ品質
パーティクルの品質に関する設定。
低だと解像度が悪くなるらしいのですが、あまり違いがわかりませんでした。爆発系のパーティクルは一瞬ですし、「低」で問題ない と思います。
FPSは1-2くらい向上 したようです。
弾丸の衝撃
銃弾の痕を残すかどうかの設定。
FPS的にはほぼ変わらないので残しておいた方が良いでしょう。
その方が臨場感が出ますし、敵から撃たれた時に方向の確認にも使えます。
テセレーション
一部シーンのジオメトリ量を変更。
違いがよく分からなかった・・特定の場所で効果が現れるのかもしれません。
FPS的には変わらなかったのですが、場所によっては影響が出るかもしれませんので「無効」推奨。
影と照明
シャドウマップ解像度
影の解像度を調整。高くすれば影がシャープになり高品質になります。
FPS的には低く設定することで 2 – 4くらい上昇 しました。
影の量によってはさらにFPSが変動すると考えられますので、「低」推奨。
スポットの影のキャッシュ
ビデオメモリを使ってスポットシャドウのレンダリング結果をキャッシュ。
オンにしておいた方がFPSに良い でしょう。
日陰のキャッシュ
ビデオメモリを使って日陰のレンダリング結果をキャッシュ。
オンにしておいた方がFPSに良い でしょう。
パーティクルライティング
パーティクルに対するライティングの品質設定。
C4爆発させてみたりもしたけれど、違いはよく分かりませんでした。
FPS的にも差異はほとんどない。爆発が多くなると影響を及ぼすと思われるので、「低」推奨。
アンビエントオクルージョン
奥行きを生む柔らかな影の設定。
動的(キャラクターや車)と静的(建物など)の2種類が存在し、両方をONにすることもできる。奥行きが深いところには濃い影が表示されて立体感が出ます。
「無効」にすると 4-5fps ほど稼げます。
スクリーンスペースリフレクション(SSR)
反射品質の設定。オブジェクトの地面反射などに関する設定です。
3 – 5fps 程度稼げる ので、「無効」推奨。
後処理効果
アンチエイリアス
輪郭のジャギー感をなくす設定。結構FPSに影響します。
無効にすると 6-7fps くらい上昇しますが、輪郭のジャギー感がかなり増してしまいます。
- 輪郭をきれいに保ちたいなら「Filmic SMAA T2X」
- とにかくFPSを稼ぎたいなら「無効」
途中に2段階設定がありますが、それらを選択するなら0か100か潔く選んだ方が効果あると思います。
被写界深度
手前や奥がボケる被写界深度に関する設定。
無効にすればFPSは場合によって 2fps ほど向上することも。
たまにピントが合わずに奥がボケ続けて敵が見えにいことがあるので、FPSとかそういう問題じゃなくて「無効」推奨。
フィルム密度
アンチエイリアスにおけるテンポラルブラーリングと画像安定度のバランスを調整。
いやなんのこっちゃ。スライダーで0~100まで設定できますが、違いはよく分からず。
FPS的にも変動はありませんでした。たぶん0でいいと思う。
ワールドモーションブラー
視点を動かした時、オブジェクトにブラーを適用するかどうか。
適用した方が臨場感はありますが、索敵的にネガティブ要素にしかならないので絶対に「無効」。
FPS的な変動はそこまでありませんでしたが、激戦になると影響してくると思われます。
ウェポンモーションブラー
ワールドモーションブラーと同じようなブラーを自分の武器に適用します。
リコイル時に銃にブラーがかかります。臨場感はありますが、視覚的にブラーがない方が他の部分に集中できるので「無効」推奨。
FPS的な変動はそこまでありませんでしたが、こちらも激戦になると影響してくると思われます。
フィルム粒子
フィルム調の粒子を適用する設定。
ほぼ違いが分からず。FPS的な変動もなし。
ただし粒子なんていらないので 0にしておきましょう。
設定のまとめ
ここまでに設定したグラフィック項目のまとめです。
設定項目 | 推奨設定 | FPS変動 |
---|---|---|
ディスプレイ設定 | ||
表示モード | 全画面 | |
ディスプレイモニター | 特になし | |
ディスプレイアダプタ | 特になし | |
リフレッシュレート | モニターにあわせて | |
レンダリング解像度 | 100 | |
アスペクト比 | 自動 | |
全てのフレームを同期(V-Sync) | 無効 | |
フレームレート制限(カスタム) | お好みで | |
NVIDIAハイライト | お好みで | |
SDRカラースペース | モニターにあわせて | |
細部とテクスチャ | ||
テクスチャー解像度 | 超低~低 | 3 – 5 fps |
テクスチャフィルター異方性 | 低 | ほぼなし |
テクスチャ品質 | 低 | 1 – 2 fps |
弾丸の衝撃 | 有効 | ほぼなし |
テセレーション | 無効 | ほぼなし |
影と照明 | ||
シャドウマップ解像度 | 低 | 2 – 4 fps |
スポットの影のキャッシュ | 有効 | 多少 |
日陰のキャッシュ | 有効 | 多少 |
パーティクルライティング | 低 | ほぼなし |
アンビエントオクルージョン | 無効 | 4 – 5 fps |
スクリーンスペースリフレクション | 無効 | 3 – 5 fps |
後処理効果 | ||
アンチエイリアス | 無効 | 6 – 7 fps |
被写界深度 | 無効 | 2 fps |
フィルム密度 | 0 | なし |
ワールドモーションブラー | 無効 | 数フレ |
ウェポンモーションブラー | 無効 | 数フレ |
フィルム粒子 | 0 | なし |
大きく影響するのは以下の項目でした。
- テクスチャー解像度
- シャドウマップ解像度
- アンビエントオクルージョン
- スクリーンスペースリフレクション
- アンチエイリアス
これらの設定を低めにすることでFPSをかせぐことができます。
今回の調べでは戦闘シーンなどを計測したわけではありません。
よって、激戦になるとパーティクル品質といったあまり大きな影響を及ぼしていなかった項目の負荷が大きくなる可能性もあります。
FPSが足りないなら 基本的に全ての設定を低めにしておくことがおすすめ です。
もし、どうやってもFPSが足りない場合は最終奥義:「レンダリング解像度」を落とせるところまで落としてプレイしましょう。